白い龍

頑張ったご褒美にベイブレードを買ってあげる約束をしていたので、夕刻おもちゃ屋さんに行ってみると、無い無い無い、先週の時点では山積みになっていたベイブレードが一個も見当たりません。
店員さんの背後から「ベイブレードはありませんか？」と龍之助が尋ねると、「すみません、今週入らなかったので来週は入ると思うのですが・・・」との返答に、かなり落胆した表情。そして、間髪いれず「だってぇ～、ぼくはお楽しみにしてたんだよぉぉぉ～～」と半べそ状態に。

「今日はもう暗いから明日他のお店を探そうよ」とママが言うのですが、買う気満々だった状態からズドーンと落とされて、その感情をコントロールしきれず、やり場の無い"怒り"をママにぶつけてきました。
「その気持ち解るけど、お店に無いものは買えないよ」と穏やかになだめていたのも束の間。「ママは買わないって言ってるんじゃなくて、物が無いから買えないの。買わないって言ってるんじゃないよ！」「それはそうだけど、でもぼくは今日ベイブレードを買いたいんだよ」と狭い交差点でヒートアップするママと涙目の子供。

しばらく路上で口論が続きましたが、最終的には、
明日売っているお店を探し、そのお店にも無かったら買えるまで別のお店を探すこと。
を条件に渋々合意を得て帰宅。

「買えるまで」と条件を付けられたので、目星をつけたお店に電話確認。

ママ「ベイブレードの在庫ありますか？」
店員「ありますよ、型番を教えて頂ければ確認しますが」
ママ「型番？ですか？」
店員「60種類ぐらい出ているので」
ママ「そんなにもあるの!?・・・」（困惑して龍之助に受話器を渡す）
龍之助「えっと～、白い龍が描いてあるのはありますか？」
店員「型番がわかれば調べられますが・・・」（子供相手でも同じ口調をキープ）
ママ「在庫があるようなので、明日伺います。何時から営業されていますか？」
店員「10時開店です」

ということで、白い龍が描かれたベイブレードがあると初めて知り、龍之助が寝た後ネットで調べてみると、この二つがそれっぽい。しかも、気になる"左回転"の表示。
　
左回転のベイブレードは右回転とは異なる専用の器具がブレード自体とは別に必要とのこと。
左回転、どうなんでしょう？？？
明日は無事に購入できるのでしょうか？？？