まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

霜の朝

2012年12月02日 | めぐ
今朝家から外に出ると、寒いっ。木蓮の落ち葉が庭の一角を埋め尽くしています。
川原にゆくと、草は霜でおおわれて、霜柱も立っています。


めぐちゃんは不思議そうに、さかんににおいをかいていました。

数日前札幌の外れに住む小学校の同級生からのメールによれば、すっかり雪景色だという。
「明治以来2番目に遅い11月18日の初雪は予想を違え根雪となる公算大です
そこで無積雪期間は閉店している餌台を開店しました」。

同級生のメールを読んで、急に思い出し、探し出したベラルーシのオメリュシクという人の「自然のエチュード」から一篇だけ引用しますね。

昔話から出てきた夕べ

 半月厳寒がつづいた。雪のない、裸の地面は凍結し、窪地や溝、水たまりは氷でおおわれ、
通れなかった秋の泥濘(ぬかるみ)は窪みで凍りついた。原っぱの草は霜で一面真っ白になって、
下を向いている。顔と手が凍てつく。
 今日は朝から空気がやわらかでやさしい。一日中靄がかかっていた。ところが夕方近く、
遠い森の上で夕陽が顔をくもらせたと思ったら、黄昏時はじめはおずおずとひとひらづつ、
それからどんどん雪片が舞いはじめた。なんと大きな六角模様!
 三十分たつと庭も白くなって、窓はすっかり青色になった。雪片を通して見える村の灯りは、
まるでなんだか忘れられてしまった古い昔話の挿絵のようだ。
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