リタイヤ親父の暇つぶし

ぼけ防止に日常のこと、趣味の燻製、スキーを書いています

肉汁の生成量と湯煎条件の関係

2015年07月11日 | 燻製
肉汁の生成量は湯煎の温度と時間の関数である。温度と時間の範囲を殺菌の最小限の範囲まで広げるとともに温度60℃~65℃まで広げて実験することにした。

ピンクと緑色に囲まれた領域(①~④)でデータを採ることにした。

豚ロースの赤身だけ切り出して1個づづ真空パックして湯煎します。湯煎前後の重量を測定して重量差/元の重量を肉汁量(%)とします。テストには丸3日かかりました。

実験結果です。肉汁の生成量は温度よりも湯煎時間の影響の方が大きいようです。温度と時間のの2つの要因の大きさを重回帰分析で検証してみた。


やはり湯煎時間の要因が大きいことが判明した。
湯煎時間について
肉汁の生成からみると湯煎時間は180分(3時間)を超えないようにするのがよい。殺菌と肉汁生成を考慮すると

上の図で黄色の領域を湯煎の条件にするのが良いと考えます。

テスト中にロースハムの湯煎を行いました。62℃×5時間+中心が62℃に達する時間(5時間)合計10時間の湯煎です。

この条件では2回目で一応満足しています。次回は62℃×3時間でやってみます。

コメントを投稿