蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

今週土曜日は七夕祭り~。

2007年07月26日 18時13分03秒 | event
梅雨が明けましたね。暑い・・・、この変わりよう、大変です。
蔵の中もジメジメ、どことなくカビ臭い感じから早急に脱出を図るべく、扉・窓開放、棒摺りでゴシゴシ、すぐ乾くので洗い物も楽しいぜ~という今日この頃です。そして本日は仕込蔵の巨大タンクを一気に洗い直しました。う~ん、気持ちよかばい。

ところでお知らせがございます。
今週末、28日(土)は「七夕祭り in 中心商店街」が開催されます。旭日酒造の店の前では、お酒&酒器等の販売をするつもりです。この機会に是非お立ちよりくださいませ。夏の夜のいい雰囲気が楽しめますよ。昨年は嫁さんは浴衣姿(私は作務衣)でがんばりましたが、さて今年は・・・。(写真は昨年の様子)

詳しくはこちらをどうぞ↓
http://izumoshou.exblog.jp/

温泉津に行ってきました。

2007年07月23日 18時22分09秒 | Weblog
先週末は土日とお休み。会社や自宅の掃除などをしてややのんびりと。そして日曜日は車で温泉津へ行ってまいりました。
この日も快晴とはいかず、霧雨が一日中降っている状態でした。温泉津に向かう国道9号線は他府県ナンバーの車で何やら混雑。そうか、石見銀山かな?出雲市のお隣、大田市がいま話題の石見銀山遺跡のある町なのです。そしてその先の温泉津町も港からその銀を運び出したとかで、観光ルートの一部なのです。どことなく観光客が増えているような気はしました。
温泉津町はその名のとおり温泉がありまして、なかなか風情のある旧家、町並みが残っています。規模は小さいですがいい雰囲気です。この度の訪問はイベントで古民家を借りようと思ってその下見&打ち合わせでした(写真)。出雲にもこういう場所があったらいいのになあ・・・と思いつつ。イベントの中身は?って? 詳細はおいおいと・・・お楽しみに。

P.S なぜか広島のブーマスターさんご一行と遭遇。あの人のTシャツはやっぱりSHだった・・・(笑)

フランス エヴィアンからの留学生 来蔵

2007年07月17日 20時19分07秒 | 日本酒
早いものです。あれから一年。
今年も出雲市にフランス エヴィアン市から留学生が来ました。ホームステイで短い間ではありますが、日本の文化、出雲の文化を体験して勉強して帰るわけです。
そして今年も旭日酒造に蔵見学に来て頂きました。私はあいかわらずフランス語は「ボンジュール」ぐらいですが、通訳をしてくれる大学生の方に全てを委ねました(笑) そうはいっても日本酒造りは日本語で説明しても難しい・・・、どれくらい理解してくれたかは???ですが、いい思い出になってくれると嬉しいですね。

結局伝えられたのは「ワインはブドウで作りますよね~、日本酒はお米から出来るんですよ~」ということぐらい?。麹とか酵母とか言われると、とたんに分かりづらいだろうし、きき酒ができない(高校生だから)のでこれまた残念。
大人になったら日本酒飲んでくれよ~との思いを込めて、いいお兄さんをしたつもり・・・だめか?

酒粕 掘り出し中。

2007年07月13日 20時17分25秒 | 日本酒
梅雨ですね。毎日雨でじめじめ、よく考えてみるとかなり特殊な季節です。
そしてこの頃、木造&古い建物である酒蔵は、どうしても雨漏り&カビ等に悩まされます。(うちだけじゃないよね?) しかし、この時期をきちんと清掃等やって乗り切るのも日本文化だと思うわけです(ちょっとおおげさか)
そしてこの時期は酒粕を販売する時でもあります。冬に搾ったお酒の後粕はタンクに詰められています。空気に触れないようきっちり目張りをして、その中で少しづつ熟成して(柔らかくなって)います。そしてこの時期、掘り出され、漬物等に使用する粕として世に出るわけです。粕漬け・・・、魚や野菜などいろいろありますが、私は結構好きです。酒も美味しいし、搾った後の粕も利用価値十分!(最近は粕の量も減っているらしいが)、&精米後の米粉はお菓子や家畜の肥料になるし、「酒造りに捨てるとこなし」ですよ。今日は環境に配慮したことが決め手となった石見銀山が世界遺産登録になった記念として(全く関係ない?)環境に優しい酒造りのお話でした。それではまた~。

粕堀&粕詰めは全部手作業。これはなかなか大変で~す。体中、今、粕の匂いで・・・

浴衣はいいよね♪

2007年07月10日 20時20分45秒 | event
土曜日(7日)、島根県きき酒競技会一般の部 in 出雲 のあと、夫婦で松江に呑みにいきました。日ごろからお世話になっている居酒屋S屋さんで、「浴衣を着て発泡日本酒でスパーク(仮称)」なるイベントがありまして、お邪魔してきました。
じつは私、浴衣を着るのは初めて。女性の浴衣姿は、花火等で目にして「いいな♪」と単純に思っておりましたが、職業柄?日本酒というどっぷり和の世界に入ったこともあり、この機会をきっかけにチャレンジしてみました。そしてひとこと・・・

「浴衣はいいね~」

いま若い女子の間でちょっと流行ってるそうですが、これは見直すべきですね。いつも行く居酒屋が異なる空間、いつも呑むお酒がより旨く感じられますよ。もちろん注目度もUPですが、浴衣はこの気軽さ&季節限定感がいいんですよね。自信を持ってみなさんにお奨めします。

酒の会はというと、おなじみの顔も多く、色々としゃべる、呑む、写真撮る(撮り過ぎか?)で大賑わい。色々なお酒も呑めて大満足でした。また浴衣着てどっかでかけてやろうかな、と思うぐらい気持ちいい時間を過ごしました。夏はこれから、みなさんもいかがですか。(写真は嫁さんの浴衣姿です)

島根県きき酒競技会 一般の部 in 出雲

2007年07月09日 18時41分41秒 | event
一昨日の土曜日(7日)、一般の方を対象に島根県きき酒競技会が出雲で開催されました。私はスタッフとして裏方のお手伝いをしてきました。
以前ブログでも紹介しましたが(蔵っ子妻が優勝したあの大会)、私たち酒造関係者の大会とルールは全く一緒。一般の方は6点(6品)をマッチングさせるというものでしたが、毎年チャレンジされている常連さんも含め、かなりの真剣勝負の雰囲気でした。意外に女性の参加も多くてびっくりしましたが。
そして優勝者決定!なんと全問正解!しかも去年に続き2連覇!(やっぱりいるんだよなあ、センスある人・・・)

このようなイベントに積極的に参加する一般の方が、日本酒のすそ野を広げてくれるんだよな、いつまでも楽しんでやってもらえるといいなあ、と思いつつ、会を後にしました。優勝者と準優勝者の2名は、今度全国大会(東京)に行けるそうです。昨年は全国で団体優勝したそうですから、是非(地味な?)「島根県」のイメージアップも兼ねて頑張って欲しいものです。

島根の地酒を呑んでみらこい!

2007年07月03日 20時09分45秒 | Weblog
先週の日曜日、「島根の地酒を呑んでみらこい!」と言うテーマで、松江市の某蕎麦屋さんでイベントを開催しました。(みらこい、は出雲方言ですね) 主催したのは「酌楽人(くらびと)」というグループ・・・怪しい・・・。自分が代表を務めているのだ(ますます怪しい?)

いままでも各市各町の観光協会等の仕事で酒を販売してくる、それもよし、酒造組合の関係で、酒の会をやる、それもよし、親しい酒販店さんのお招きで、酒の会に参加する・・・、いろいろと自分の蔵の酒をPRする、販売してくる、宣伝してみる。それはそれでいいことだ、しかし・・・。

このたびのイベントは、私たち若い杜氏および蔵人が主となり、自分たちのやりたいこと、伝えたいことを曲げずに、ストレート勝負する会なのでした。日本酒に対する誤解、偏見、良く知らないが故に興味が無い、など。自分たちがもっと分かりやすく、親しみやすく説明し、門戸を広げることで、日本酒(島根の地酒)のファンを増やそうと思う。おかげさまでいいメンバーに恵まれている。いつまでできるか分からないが、続けて行きたいなあ、と素直に思う。

地元の新聞にも昨日(意外に大きく)載っていた。良い反響があればいいなあ。