駒子の備忘録

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2013年観劇総括その2/宝塚編

2013年12月30日 | 日記
 フォロワーさんと絡むのが楽しくて、遠征に同行してくれる友達もできて、すっかり腰が軽くなった気がします。贔屓のトップ時代より観劇回数が増えているとか、普通に考えたら尋常じゃないですね(^^;)。
 でもいいの、楽しかったから。濃い一年でした。

 まずは1月博多座『銀英伝』からですかね。カイちゃんのオーベルシュタインとあっきーのロイエンタールを楽しみにいそいそと出かけました。
 2月の中日、雪組新トップコンビのブレお披露目は、『若き日の唄は忘れじ』再演に自分でもびっくりするくらい爆泣きしたのが思い出深いです。ショーもすごく楽しかったなあ。
 月、雪の『ベルばら』は…脚本的には本当に苦行でした…でもチエテル特出回が観られたのは行幸でした。初めて納得できる「今宵一夜」が観られた!と思いました。萌えたなあ。しかし宙までの我慢と思っていたら次の花までも…つらいわ…
 4月の台湾公演、遠征しました! チエちゃんがテレサ・テンを歌い出したときの客席のどよめき、忘れません。震えました。カテコまで本当に熱くて、現地の人が喜んでいるのがわかって、誇らしくって、鼻高々になりました。
 宙全ツは地方に行って観たのが楽しかったです。『うたかたの恋』はやはり名作だなあ、と感動しました。三年ぶりの星『ロミジュリ』再演も素晴らしかった。
 バウでは『春雷』が意外に良くて、『第二章』は意外に私はダメでした。『New Wave!-花-』なんかは今までの私だったら若手、ショー、バウのみなんてとスルーしていたと思うんですけれど、日帰りダブルしました。べーちゃん可愛かったなああ。
 久々に生で観た『風共』が『ベルばら』なんかより全然良かったのは儲け物のようでした。月の梅芸も楽しみ。
 そしてなんと言っても『月雲の皇子』ですかね…!
 でも、総じてショーがやっぱりもっと観たかったです。お芝居の作家ももっとショーを作ればいいのになあ。

 お茶会にもたくさんまぜていただいて、楽しかったです。
 抽選に当たって行ったまぁ様のブリドリ・イベントもすっごい楽しかった。
 私は今まで、なんとなく、舞台を降りた生徒さんたちは所詮はお若いもの知らずのお嬢さんにしかすぎない、というような考えを捨てきれないでいたのですが、全然そんなことはないんだな、とやっとわかってきました。
 役に扮していなくても、台本がなくても、プロのエンターテイナーとしての訓練が十分できているスターなんだ、ということもあるし、しっかりみっちり純粋培養された彼女たちは素でいい子で、練れた人あたりのいい人間にきちんと育っていて素晴らしい。対する者を明るくハッピーにさせるパワーを持っている、ということが痛感できたのです。
 内部の競争は激しくていろいろあるだろうけれど、でもやっぱり協力し合わないとひとつの舞台は作り上げられないし、だからやっぱり仲良くがんばる、ということができている、すごい人たちなんだと思います。仕事でやっているとか、そういうんじゃないの。存在そのものが善きものになっていくのですよ。そういう意味でまさしくフェアリーなのですねえ。そら好きになるよね、応援したくなるよね。
 20年も何観てきたんだという感じなのですが、おそらく今年が一番観劇回数が多かったと思うし(きちんと数えているここ四年では最多でした。それ以前も記録はあるけど数えていないので…)、特別だった贔屓が卒業したからこそわりとフラットに全体をやっと見られて、生徒さんたちをあまねく愛でられるようにもなったのだと思います。
 いやあ、楽しい一年だったなあ。来年も懲りずに通いまくりたいです。

 大空さんに関してはOG枠ということでここで語りますが、年賀状が届いて嬉しい!というところから始まって、エイベックス所属と女優デビュー作発表、新FC発足、秋の舞台とお茶会まで、駆け抜けさせていただきました。
 日舞はよくわからないなりに楽しかったけれど、やはり『唐版 滝の白糸』が素晴らしかったと思います。
 演目自体も、大空さん主演でなくても私が行きそうなものだったけれど、思いのほかハマれて楽しかったです。次の作品もまたいいセレクトで、楽しみです!
 どうか来年も、素晴らしい舞台にたくさん出会えますように…!!


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