私は新卒で入った会社にずっと勤めています。来年、勤続30年だそうです。10年ごとにもらえる2週間のリフレッシュ休暇は、一度目はスペイン旅行に行き、二度目は大空さんの退団公演に通うのに使いました(笑)。三度目は去年の春に取ってニューヨーク旅行を…と計画していたのですが、この事態で中止しました。いつ取れるのかな、いつ海外に出かけられるようになるのかな…
それはともかく、そんなわけで主に50代の社員に向けて開催されている社のライフプラン・セミナーなるものにもぼちぼち参加したい、とずっと思ってはいたのですが、去年も今年もリモート開催にもかかわらず会議やら遠征やらで参加できず、今年はやっと資料だけもらって、生保や労基にくわしい我が親友に解説してもらいました。ちなみにこのライフプラン・セミナーとは要するに、定年退職後の年金とか再就職について説明をしてくれるものです。そして我が親友は私とは別の会社にお勤めですが、それこそ出会った高校生のころから早期退職する人生プランを語っていましたし、来年春の退職をついに決め、着々と支度しているところのようです。さすがです。あ、なので?もちろん?お互い独身です。そういえば今の若い人はもう「寿退社」という言葉の意味がつかめないと聞きましたが、本当なのでしょうか。いいことでもあるようだけれど、どちらかというと結婚してもふたりとも働かないと食べていけない時代になってきているから、というせいですよね…それはちょっと、残念です。
それはともかく、私は仕事自体は嫌いではないので定年まできっちり勤めるつもりでいましたし、今年80になった父親も来年喜寿を迎える母親も今も元気でピンピンしていて「家にただいても暇だから」という理由で週3のパートやシルバー・ボランティアみたいなのに元気に出かけている姿を見ているので、自分も呆けても困るし定年後も何かしらの仕事はしようかねえ…くらいにうっすら考えていました。が、今回の親友からのレクチャーで、いろいろと視界が開けました。これはそれを自分のアタマで整理しがてら書きつけたいだけの日記です。
まず、弊社の定年は満61歳の誕生日の前日、なんだそうです。だから私はあと9年、というか8年半ですね。今は国民年金の受給開始年の引き上げに合わせて満65歳の定年に引き上げる企業が多いようですが、というか法律でそうするよう仕向けられている…のかな? なのでちゃんとした会社や大企業はそうなっていくのでしょう。が、弊社は知名度のわりには実は上場もしていないし社長は世襲というごく小さなワンマン会社なので、どうやら定年を引き上げる気はないようです。組合(強いんだコレが! ありがたいことですねえ)もどうやら求めていかない方向性のようですしね。私も働かなくていいなら働きたくなんかないので、これは歓迎です。
で、定年を引き上げないなら、公的年金を受け取り出すまでの無収入期間を作らせないために再就職の斡旋をする義務が企業には課せられている…のかな? それで、弊社には似たような仕事をする関連会社がいくつかあるのですが、定年になったおじさまたちがそこへ片付いていくのはそういうことなのだな、と理解しました。けれどみんながみんなそうしているようでもないようだし、再就職もすごく狭き門なのかなあ、ならまた就活しなきゃいけないのかなあ、それはかったるいなあ…とかもうっすら感じていました。でもこれも、希望者がいれば必ずどこかに片付けなければならない義務が会社にはあるんだそうですね。つまり弊社に定年後に再就職している人があまりいないようなのは、そもそも希望者が少ないからだろう、と親友は解説してくれたのでした。つまり貯金で遊んで暮らしているか、会社の斡旋には頼らず全然違うところに再就職しているのだろう、ということです。関連会社で似たような仕事をするのにお給料は半減とはけしからん、とかかつて部下だった後輩に指図されるのがたまらん、とかの理由は、確かにありそうです。でも親友が言うには、企業年金なんかのサポートがしっかりしているから働かなくてもすむ、ということなのではないの?とのこと。それで、改めて資料の表とかを見て、よくよく考えてみたのでした。
確かに、国民年金や厚生年金の受給は65歳から、もっと言えば私が実際にその歳になるころにはさらに開始年齢が引き上げられているかもしれないわけですが、弊社には企業年金というものがあって、これは定年退職したら75歳まで15年間きっちり出て、それ以降も7割になるものの終身出る、のだそうです。ちゃんと知らなかったよ! ありがたや! そりゃ今給料から天引かれているものが戻ってくるだけなのかもしれませんが、終身というのは心強い。というか公的年金も終身なんですね、知らなかった…なんとなくどこかで期限があって、それ以上は長生きしても何もない、とかなのかと思ってどんより心配していました。そこを自力でどうにかさせるために2000万円貯めろとか言われていたのかと思ってた…そうではなくて、一応、最低限、終身、国民の面倒を見てくれる気はあるんですねこの国。イヤそりゃこの年金システムはいつか破綻するものなのかもしれませんが、ある限りは利用したいですよねだってその分の保険料も税金も私きちんと納めてきましたもんね? そういえば母親も、もう納めた分はもらい終えた計算で、それ以上をもらっていることになる…と言っていた気がしましたが、長生きできているからこその御利益?ですし、そういう制度なんだからそれでいいんだと思うんです。当初の計算どおり子供が増えていなくて下の世代の負担が大きいとかなんとかは、政府が対処すべき問題でしょう。今の政策のままだと子供なんか増えるわきゃないとは思いますけれどね。
まあそんなわけで、定年退職しても公的年金受給開始までの4年間がまったく無収入ではなく企業年金がそれなりに入ってきて、マンションのローンはそれこそ社内融資の返済を今お給料からしているのですが定年まで働くことできっちり完済できる計算になっているし(銀行の方のローンは購入10年後に繰り上げ返済して終えています)、となるとあとはマンションの管理費・修繕積立金、電気ガス水道NHK新聞ネット回線代などの生活費、税金や保険料は払っていかなくちゃいけないわけですが、必要な支出はそれだけと言えばそれだけなワケです。今手取りが少ないのは利率のいい会社の財形貯蓄をしていてそれも天引かれているからで、要するに私には貯金という名の小金があるのです。お金は墓場までは持って行けないのだし、定年後はこれを使っていけばいいだけなのでは? 一番若いのは今なんだから、まだまだ観劇も行きたいし外食もしたいし海外旅行だって身体がしんどくなる前にまだまだあちこち行きたいし、働いている暇なんかないんじゃね?と思い至りました。
そもそもは、自分にはちょっとワーカホリック気味なところがあるから会社に行かなくなったらやることがなくなって呆けそう…みたいなことを心配していたのですが、部署の異動もあってここ10年くらいで私の中で働き方改革はだいぶなされました。仕事中心で夜昼ない、みたいな生活はもうしていません。だから年に150回も観劇できたりしているんだし、仕事を辞めても趣味は続くんだから、呆けてる暇なんてありませんよね。
そしてもっと時間ができるなら、健康のためにジムに週2くらいで通ってちゃんと筋トレとかしたいし、ずっと再開したいと思っているソシアルダンスのお教室通いもちゃんとやりたい。ウォーキングもしたい、これも健康のためでもあるけれど単にわりと好きなんです。外食も好きだけど自炊もしないわけではないので、家にいることが多くなるならもっとちゃんと料理もしたい。本や漫画ももっともっと読みたい、読めていないものがたくさんありすぎます。なので図書館や漫喫にも通いたい。もし社会とのつながりとか運動のために労働を、というのなら、雇ってもらえるかどうかはともかくとして町の本屋さんで働きたいくらいです。今住んでいる町の書店がどんどんつぶれていて心当たりがないのがアレですが、チャリで行ける距離まで範囲を広げればまだあるでしょう。関連会社で今までと似たような業務に就くより、そういう仕事の方がよっぽどしたい。
私は今でも飛行機12時間とかを苦にしない身体の頑丈さを誇っていますが(あと時差呆けをしたことがない。頑丈というより単に鈍感なんだと思います)、それでもだんだんしんどくなるんでしょうから、元気なうちにまだまだあちこち行きたいです。それこそコロナでリモート観光だのなんだのちょっと流行りましたが、やはり現地に行ってナンボじゃないですか。それはこの間の全ツ沖縄遠征で久々に旅行らしい旅行をして、いっそう感じました。再就職でもパートでも、働いてしまったら長いお休みはなかなか取りづらそうです。となるとますます働いている暇なんかないんじゃね?と考えるようになりました。
身体が利くうちに貯金を切り崩してでもたくさん遊び歩いて、そのうちに公的年金ももらえるようになって、やがてさすがにちょっと衰えてきておとなしくなれて(笑)、支出も控えめになり、貯金がなくなっても年金だけでつましく暮らす形に落ちついていけるようになる…のではないでしょうか。イヤ理想的すぎる、甘いと言われればそれまでなのかもしれませんが、でも方向性として、指針として、アリですよね?
そのために、40歳になったときに突然決意して終の棲家購入に走ったわけですし、一応コツコツ貯金もしてきたわけです。もちろん大病などせず、ある程度健康でいられること、が条件なのかもしれませんが、その健康のために適度な運動をするためにも、老後は働いている場合じゃない気がするのです。
もちろん、この先親が長患いなどしたらまたお金がかかるのかもしれませんし、無事に見送るまでは油断できないのかもしれません。その後は、弟もまた結婚せず実家暮らしで働いているのですが、彼もまた定年退職して年金暮らしになり、最終的には姉弟で老老介護になるのかもしれません。実家も今の私のマンションも売って、ふたりでまたどこかに移る…というようなことも考えなければならないのかもしれない。でも高級特養ホームに入って悠々自適…みたいな贅沢プランでなければ、まあまあ健康でなるべく自力ですまそうと思えば、かかるお金ってたかがしれているというか、それこそそれを最低限フォローできるだけの金額が支給されるべきなのが年金というものなんだと思うのです。足りないなら貯金から補填するんだけれど、残す子孫がいるわけでもないし、綺麗に使い切って終わるつもりなら今の貯金額で十分なのでは…?とも考えるのです。
実際、天引きで貯金しているからこそ口座に入る給与が少なくてクレカの引き落としでちょいちょいマイナスになることがある…というのが、今の私の残念な経済状況です。実際私は何にどれくらいお金を使っているのだ?と去年くらいから大物に関してはお小遣い帳をつけ始めたんですよね。あと、今年の分はちょうど通帳2冊でまとまったので、いろいろ計算してみました。そうしたら…まあザルに生きているとは思っていましたが、まあそらマイナスになるよなという結論でしたね。
ちなみに今年の本代は約10万円、化粧品代は18万円でした。本は少ない方だと思います、全然読めていないし…通勤電車内で文庫本、長風呂の供にハードカバーを読んでいますが、1000円の本を100冊ってことですもんね。今の本ってもっと高いし、だからもっと読めていないんだなあ…しょぼん。化粧品については、コロナ以降ファンデーションや口紅という化粧はしなくなったので、化粧水に美容液、ナイトクリームだけですが、私は20代からSK-Ⅱ利用者なので、まあ高いよね…でもシワもシミも少ない方だと思っているので、効果があるのだと信じています。ちなみにいわゆる遠征費、つまりチケット代は別にして新幹線とか飛行機とかホテル代ですが、これは…合算してみたら本当に…高かった…驚きですよ……(笑)そして今年は観劇回数が158回(数え始めた2010年以降なんと最多となりました…何故??)でしたので、チケット代は仮に1回1万円としても…うふふ(笑)。あとは私の贅沢は鞄道楽と外食ですが、これは今年はそんなになかったはず…ただし両親にiPhoneを買ってあげるというデカい出費がありました。あとはエステの回数券とかね…ああザルだわ……
でも、今の自分はだいたいこれくらいの出費で生きているんだ、そしてこれくらいの貯金もできているんだ、と把握できて、よかったです。給与に関しては、いつも明細の手取額だけ見て少ないなあとしょぼんとすることだけしかしてきませんでしたが、カタい財形貯蓄の天引きを設定した過去の自分を褒めたいです。あと、残業三昧の若い頃に稼いで使わなくてただ預けてあるだけの定期預金とかね…てか昔の郵貯の利率とかからするとホント笑うよね今……
ま、今のペースで退職後の4年を遊び歩いたら企業年金があっても貯金がすぐ半減しそう、とか公的年金が出るようになってもさてどうだろう…という計算は、ざっと雑にできて一応心の支えにできたところで、この先もあまり悲観も楽観もしすぎることなく、まずは元気に楽しく健康に生きていきたいな、と思うなどした年末なのでした。
いつも読みに来てくださるみなさま、検索でたどりついてくださったみなさま、今年も一年お世話になりました。来年も引き続きまったりよろしくお願いいたします。良き新年をお迎えくださいませ!
それはともかく、そんなわけで主に50代の社員に向けて開催されている社のライフプラン・セミナーなるものにもぼちぼち参加したい、とずっと思ってはいたのですが、去年も今年もリモート開催にもかかわらず会議やら遠征やらで参加できず、今年はやっと資料だけもらって、生保や労基にくわしい我が親友に解説してもらいました。ちなみにこのライフプラン・セミナーとは要するに、定年退職後の年金とか再就職について説明をしてくれるものです。そして我が親友は私とは別の会社にお勤めですが、それこそ出会った高校生のころから早期退職する人生プランを語っていましたし、来年春の退職をついに決め、着々と支度しているところのようです。さすがです。あ、なので?もちろん?お互い独身です。そういえば今の若い人はもう「寿退社」という言葉の意味がつかめないと聞きましたが、本当なのでしょうか。いいことでもあるようだけれど、どちらかというと結婚してもふたりとも働かないと食べていけない時代になってきているから、というせいですよね…それはちょっと、残念です。
それはともかく、私は仕事自体は嫌いではないので定年まできっちり勤めるつもりでいましたし、今年80になった父親も来年喜寿を迎える母親も今も元気でピンピンしていて「家にただいても暇だから」という理由で週3のパートやシルバー・ボランティアみたいなのに元気に出かけている姿を見ているので、自分も呆けても困るし定年後も何かしらの仕事はしようかねえ…くらいにうっすら考えていました。が、今回の親友からのレクチャーで、いろいろと視界が開けました。これはそれを自分のアタマで整理しがてら書きつけたいだけの日記です。
まず、弊社の定年は満61歳の誕生日の前日、なんだそうです。だから私はあと9年、というか8年半ですね。今は国民年金の受給開始年の引き上げに合わせて満65歳の定年に引き上げる企業が多いようですが、というか法律でそうするよう仕向けられている…のかな? なのでちゃんとした会社や大企業はそうなっていくのでしょう。が、弊社は知名度のわりには実は上場もしていないし社長は世襲というごく小さなワンマン会社なので、どうやら定年を引き上げる気はないようです。組合(強いんだコレが! ありがたいことですねえ)もどうやら求めていかない方向性のようですしね。私も働かなくていいなら働きたくなんかないので、これは歓迎です。
で、定年を引き上げないなら、公的年金を受け取り出すまでの無収入期間を作らせないために再就職の斡旋をする義務が企業には課せられている…のかな? それで、弊社には似たような仕事をする関連会社がいくつかあるのですが、定年になったおじさまたちがそこへ片付いていくのはそういうことなのだな、と理解しました。けれどみんながみんなそうしているようでもないようだし、再就職もすごく狭き門なのかなあ、ならまた就活しなきゃいけないのかなあ、それはかったるいなあ…とかもうっすら感じていました。でもこれも、希望者がいれば必ずどこかに片付けなければならない義務が会社にはあるんだそうですね。つまり弊社に定年後に再就職している人があまりいないようなのは、そもそも希望者が少ないからだろう、と親友は解説してくれたのでした。つまり貯金で遊んで暮らしているか、会社の斡旋には頼らず全然違うところに再就職しているのだろう、ということです。関連会社で似たような仕事をするのにお給料は半減とはけしからん、とかかつて部下だった後輩に指図されるのがたまらん、とかの理由は、確かにありそうです。でも親友が言うには、企業年金なんかのサポートがしっかりしているから働かなくてもすむ、ということなのではないの?とのこと。それで、改めて資料の表とかを見て、よくよく考えてみたのでした。
確かに、国民年金や厚生年金の受給は65歳から、もっと言えば私が実際にその歳になるころにはさらに開始年齢が引き上げられているかもしれないわけですが、弊社には企業年金というものがあって、これは定年退職したら75歳まで15年間きっちり出て、それ以降も7割になるものの終身出る、のだそうです。ちゃんと知らなかったよ! ありがたや! そりゃ今給料から天引かれているものが戻ってくるだけなのかもしれませんが、終身というのは心強い。というか公的年金も終身なんですね、知らなかった…なんとなくどこかで期限があって、それ以上は長生きしても何もない、とかなのかと思ってどんより心配していました。そこを自力でどうにかさせるために2000万円貯めろとか言われていたのかと思ってた…そうではなくて、一応、最低限、終身、国民の面倒を見てくれる気はあるんですねこの国。イヤそりゃこの年金システムはいつか破綻するものなのかもしれませんが、ある限りは利用したいですよねだってその分の保険料も税金も私きちんと納めてきましたもんね? そういえば母親も、もう納めた分はもらい終えた計算で、それ以上をもらっていることになる…と言っていた気がしましたが、長生きできているからこその御利益?ですし、そういう制度なんだからそれでいいんだと思うんです。当初の計算どおり子供が増えていなくて下の世代の負担が大きいとかなんとかは、政府が対処すべき問題でしょう。今の政策のままだと子供なんか増えるわきゃないとは思いますけれどね。
まあそんなわけで、定年退職しても公的年金受給開始までの4年間がまったく無収入ではなく企業年金がそれなりに入ってきて、マンションのローンはそれこそ社内融資の返済を今お給料からしているのですが定年まで働くことできっちり完済できる計算になっているし(銀行の方のローンは購入10年後に繰り上げ返済して終えています)、となるとあとはマンションの管理費・修繕積立金、電気ガス水道NHK新聞ネット回線代などの生活費、税金や保険料は払っていかなくちゃいけないわけですが、必要な支出はそれだけと言えばそれだけなワケです。今手取りが少ないのは利率のいい会社の財形貯蓄をしていてそれも天引かれているからで、要するに私には貯金という名の小金があるのです。お金は墓場までは持って行けないのだし、定年後はこれを使っていけばいいだけなのでは? 一番若いのは今なんだから、まだまだ観劇も行きたいし外食もしたいし海外旅行だって身体がしんどくなる前にまだまだあちこち行きたいし、働いている暇なんかないんじゃね?と思い至りました。
そもそもは、自分にはちょっとワーカホリック気味なところがあるから会社に行かなくなったらやることがなくなって呆けそう…みたいなことを心配していたのですが、部署の異動もあってここ10年くらいで私の中で働き方改革はだいぶなされました。仕事中心で夜昼ない、みたいな生活はもうしていません。だから年に150回も観劇できたりしているんだし、仕事を辞めても趣味は続くんだから、呆けてる暇なんてありませんよね。
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私は今でも飛行機12時間とかを苦にしない身体の頑丈さを誇っていますが(あと時差呆けをしたことがない。頑丈というより単に鈍感なんだと思います)、それでもだんだんしんどくなるんでしょうから、元気なうちにまだまだあちこち行きたいです。それこそコロナでリモート観光だのなんだのちょっと流行りましたが、やはり現地に行ってナンボじゃないですか。それはこの間の全ツ沖縄遠征で久々に旅行らしい旅行をして、いっそう感じました。再就職でもパートでも、働いてしまったら長いお休みはなかなか取りづらそうです。となるとますます働いている暇なんかないんじゃね?と考えるようになりました。
身体が利くうちに貯金を切り崩してでもたくさん遊び歩いて、そのうちに公的年金ももらえるようになって、やがてさすがにちょっと衰えてきておとなしくなれて(笑)、支出も控えめになり、貯金がなくなっても年金だけでつましく暮らす形に落ちついていけるようになる…のではないでしょうか。イヤ理想的すぎる、甘いと言われればそれまでなのかもしれませんが、でも方向性として、指針として、アリですよね?
そのために、40歳になったときに突然決意して終の棲家購入に走ったわけですし、一応コツコツ貯金もしてきたわけです。もちろん大病などせず、ある程度健康でいられること、が条件なのかもしれませんが、その健康のために適度な運動をするためにも、老後は働いている場合じゃない気がするのです。
もちろん、この先親が長患いなどしたらまたお金がかかるのかもしれませんし、無事に見送るまでは油断できないのかもしれません。その後は、弟もまた結婚せず実家暮らしで働いているのですが、彼もまた定年退職して年金暮らしになり、最終的には姉弟で老老介護になるのかもしれません。実家も今の私のマンションも売って、ふたりでまたどこかに移る…というようなことも考えなければならないのかもしれない。でも高級特養ホームに入って悠々自適…みたいな贅沢プランでなければ、まあまあ健康でなるべく自力ですまそうと思えば、かかるお金ってたかがしれているというか、それこそそれを最低限フォローできるだけの金額が支給されるべきなのが年金というものなんだと思うのです。足りないなら貯金から補填するんだけれど、残す子孫がいるわけでもないし、綺麗に使い切って終わるつもりなら今の貯金額で十分なのでは…?とも考えるのです。
実際、天引きで貯金しているからこそ口座に入る給与が少なくてクレカの引き落としでちょいちょいマイナスになることがある…というのが、今の私の残念な経済状況です。実際私は何にどれくらいお金を使っているのだ?と去年くらいから大物に関してはお小遣い帳をつけ始めたんですよね。あと、今年の分はちょうど通帳2冊でまとまったので、いろいろ計算してみました。そうしたら…まあザルに生きているとは思っていましたが、まあそらマイナスになるよなという結論でしたね。
ちなみに今年の本代は約10万円、化粧品代は18万円でした。本は少ない方だと思います、全然読めていないし…通勤電車内で文庫本、長風呂の供にハードカバーを読んでいますが、1000円の本を100冊ってことですもんね。今の本ってもっと高いし、だからもっと読めていないんだなあ…しょぼん。化粧品については、コロナ以降ファンデーションや口紅という化粧はしなくなったので、化粧水に美容液、ナイトクリームだけですが、私は20代からSK-Ⅱ利用者なので、まあ高いよね…でもシワもシミも少ない方だと思っているので、効果があるのだと信じています。ちなみにいわゆる遠征費、つまりチケット代は別にして新幹線とか飛行機とかホテル代ですが、これは…合算してみたら本当に…高かった…驚きですよ……(笑)そして今年は観劇回数が158回(数え始めた2010年以降なんと最多となりました…何故??)でしたので、チケット代は仮に1回1万円としても…うふふ(笑)。あとは私の贅沢は鞄道楽と外食ですが、これは今年はそんなになかったはず…ただし両親にiPhoneを買ってあげるというデカい出費がありました。あとはエステの回数券とかね…ああザルだわ……
でも、今の自分はだいたいこれくらいの出費で生きているんだ、そしてこれくらいの貯金もできているんだ、と把握できて、よかったです。給与に関しては、いつも明細の手取額だけ見て少ないなあとしょぼんとすることだけしかしてきませんでしたが、カタい財形貯蓄の天引きを設定した過去の自分を褒めたいです。あと、残業三昧の若い頃に稼いで使わなくてただ預けてあるだけの定期預金とかね…てか昔の郵貯の利率とかからするとホント笑うよね今……
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いつも読みに来てくださるみなさま、検索でたどりついてくださったみなさま、今年も一年お世話になりました。来年も引き続きまったりよろしくお願いいたします。良き新年をお迎えくださいませ!