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●科学技術ニュース●両備システムズとパナソニック コネクト、多要素認証ソリューションで共創を開始

2024-05-15 09:52:30 |    情報工学
 両備システムズとパナソニック コネクトは、多要素認証システムと認証テクノロジーを連携したソリューションで共創を開始する。

 その先駆けとして、両備システムズの多要素認証ソリューション「ARCACLAVIS(アルカクラビス)」シリーズのひとつである「ARCACLAVIS Ways」にパナソニック コネクトの世界最高水準の顔認証技術を搭載した新バージョンを、2024年6月1日より提供する。

 まずは、140万ライセンス以上の販売実績を持ち、独自開発の「まばたき検知」機能などを兼ね備えた、両備システムズの多要素認証ソリューション「ARCACLAVIS」に、厳格な本人認証が求められる空港の出入国ゲートや、医療機関などに約11万9千台採用されている顔認証付きカードリーダー(マイナンバーカード対応)など様々な現場で活用されているパナソニック コネクトの世界最高水準の顔認証技術を、PCログオン時の生体認証として組み込む。

 これを契機に、両社は教育や医療など様々な業界のデジタル化における多様なセキュリティ課題に向け、新たなソリューションを共創していく。

 子供たちの個人情報を取り扱う校務支援システムに繋がる校務用のPCや、患者の詳細な個人情報を管理する医療情報システムに繋がるPCでは、より厳格な情報の取り扱いが要求される。

 従来のID・パスワードでの本人確認では、これらの貸し借りや漏洩等でなりすましによる不正アクセスのリスクがあった。

 今回、両備システムズ独自の「まばたき検知」によるなりすまし防止に対応した「ARCACLAVIS」にパナソニック コネクトの顔認証技術を活用することで、PC内蔵カメラでの顔認証によるスムーズかつ厳格な本人確認を実現する。

 この顔認証技術はマスク着用の他、眼鏡の着用や顔の角度、経年変化にも対応する。

 今後は、パナソニック コネクトのテクノロジーと両備システムズの多要素認証ツール「ARCACLAVIS」および同製品と親和性が高い医療向けのセキュリティサービスパッケージ「Ryobi-MediSec」などを活用し、医療分野に向けてセキュリティソリューションを展開する。

 併せて民間企業、自治体、教育機関など、医療分野に限らず厳格な本人確認や利便性の向上が求められる市場に対しても、両社の高い技術力と豊富なラインアップで最適なソリューションを提供し、両社は2030年度にセキュリティ事業の売上20億円を目指す。<パナソニック>
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