最近は、「EBM(根拠に基づいた医療)」が普及して、さまざまな「ガイドライン」が
診療に使われていますが…
今年になって改訂されたガイドラインがいくつかありますが、
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」も新しくなりました。
新しいデータの採用や、脂質異常症や糖尿病、慢性腎臓病(CKD)などの知見も加えて
改訂されています。
動脈硬化は、血圧を上げるだけでなく、「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの動脈硬化性疾患を
引き起こします。
ただ、ガイドラインは詳細に書かれているますが、目の前の患者さんにどのように活用するか?
医学的な技量が問われると思います。
ガイドラインはある程度の目安であって、患者さんひとりひとりは違う要素が絡まり合っています。
だから、その患者さんをどのように評価してどのように治療していくか!
また、一歩進んだ診断や治療も加えて、ガイドラインよりの先の治療も目指せればと思います。
ガイドラインよりも新しいデータも出て来ているので、次の改訂前に患者さんの治療に取り入れるのも
専門医として必要なことだと思っています。
「動脈硬化の克服」 簡単なことではありませんが、わがクリニックにとっては
大きな目標なので、患者さんと二人三脚で頑張りたい