Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

杜撰の代償

2019-08-04 21:05:47 | 社会・経済

全く「見た事か!」の一言だ。前回拙記事で疑問を呈し 国民的批判も多く寄せられた当地の美術催事「あいちトリエンナーレ」中「表現の不自由展」が昨日を以て公開中止された。芸術美術の範疇で語れるとはいえない内容の「作品?」多数。なかんずく、大韓民国・ソウル特別市の我国大使館前に設置の「慰安婦像」との酷似が指摘された「平和の少女像」は多くの不興を招き、更に昭和天皇のご遺影に着火した様な画像に至っては、個人の尊厳を踏みにじるレベルの内容と見なされても仕方がないものがあった様だ。ある程度は予想された事態だが、拙者は観覧を考えなくて良かったと心得ている次第。

この「大いなる不興」を招いた事につき、津田大介監督以下主催陣も一定の責任を感じている様で 誠実な対応を求めたいは当然だが、それに引き替え実行委員長・大村愛知県知事の逃避的態度は許せない。河村名古屋市長からも要請のあった 中止の経緯について明らかにしないばかりか、行政の芸術への介入が 日本国憲法第 21条が禁じる「検閲」該当を理由に踏み込みを避けようとしている様なのだ。全く国民市民の「知る権利」に誠実に応える姿勢がなく、又 公立施設での催しについての公的資金の流れについても説明は不足のままだ。文化庁よりの助成金につき 中央への申請で当該展示が行われる説明がなかったらしいが、大村知事は事前に知り得る立場だったらしい。だとすれば 愛知県から国への当然の報告が上げられていなかった事になり、その方からも 大村知事の杜撰と怠慢が指弾されなければならない。

確かに、津田監督の方向性は 今回催事の監督就任以前から左傾した所が大きくあるとされ、それは愛知県側の人選時に熟慮されるべきものだったろう。作家・百田尚樹さんの某公立大講演が妨害で中止となった時も 津田監督は妨害側擁護の見解に与したとされ、又 若手音楽人複数の 我国を愛する歌詞などに対し、不当とも言えるクレームをつけた履歴もある様だ。だから今回の展示にしても、民営の施設で行えば拙的には黙っている所だが、事が公立の場となれば完全アウト!河村名古屋市長の指摘にもあった様に「少女像」の展示が秋までの催事期間中に亘って続く様な事あれば、我国側が公にその様な事象を認めた事になってしまうからだ。そうなれば、今 非常に難しい局面にある対韓初め 外交関係でも大きく国益を損ねる深刻な事態に陥りかねないのである。

事前にこの様な展示を知っていた大村愛知県知事は、認めればこの様な不利益を招く事を知り得たはずだ。同時に、第一報を受けたその段階で、直ぐに所轄の文化庁と安倍内閣宛て 速やかに報告すべきだったはずだ。菅内閣官房長官の 当該展示物が明記されていなかったとの見解は、愛知県から当然国宛てに行われるべき報告がされていなかった事を意味する。津田主催陣の芳しからぬ開催姿勢もさる事ながら、許認可を扱った愛知県側の杜撰極まる姿勢が厳しく問われるべき。又 会見に臨んだ折の「京都アニメーション事件に似た攻撃に出る」との脅迫メッセージが着いた事を易々と述べた事も問題だ。同事件、多数の犠牲各位への弔意もまだ十分に表されず 又、火傷治療中の容疑者取り調べや事件解明もまだ途上。もう少し、遠巻きの表現を使う意思はなかったのか。そうした所にも、長年のヘドロの様な性善説にドップリと浸かり切った杜撰な審査対応が透けて見える想いがするものだ。

改めて「表現の不自由展」中止は当然と心得る。その上で、津田主催陣と それ以上に責任重い大村知事がどう対応するか?我々は引き続き注視したく思う。大村知事の進退が問われても良いレベルと拙者などは思うが。拙邪推も入りはするが、或いは津田主催陣は こうした展示中止に至る事態を一定は予測していた可能性もあるのではと心得る。その上で、もしそうなれば(現実のものとなったが) 県政側による「事実上の検閲」が行われた事を、衆目にアピールする「印象戦術」があったのかも知れない。それを受ける様に発出された日本ペンクラブの 展示中止批判声明も安直なものだ。こうした護憲原理勢力や左派容共勢力が、百田尚樹さんら保守側の講演行事や自衛隊の展示催事への諸々の妨害行動を窘めでもした事があったろうか。「否」である。今回の「表現の不自由展」中止問題への向き合いは、こうした事実も含めて考える必要があると思うがどうか。今回画像は、拙練習撮影の場でもある JR名古屋駅西方の街の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3542.html


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