Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日中防衛交流も、一方では必要かもだが

2024-05-16 21:36:13 | 国際・政治
今日と明日、中国大陸は 対ウクライナ交戦中の、プーチン露大統領を招いて両国首脳会談の席などを持つ様だ。我国を含む欧米初め西側陣営の 対露制裁への対抗の意味もあろう。

中共政府・習 近平(しー・じんぴん)指導部は 表向きは対露軍事援助を行っていない由だが、今日の報道などでは 軍事転用の利く資材などを輸出している疑いはある様に伝えていた。事実なら、やはり我国は両国に対し 一定でも身構える必要があるのではないか。

先般、神奈川・横須賀基地にて待機中の新型自衛艦が不当な無人機・ドローンによる写真撮影に遭った自衛隊の保安態勢が問われる事とも相成ったが、その画像が上げられた中国大陸の国防を担う 同国人民解放軍幹部との交流が再開されたとの報に接した。一方で 日中間の緊迫要因を平和的に取り除かんとする意図もありはするのだろうが、無限に認めて良いものでもあるまい。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「日中佐官級交流事業、5年ぶりに中国軍代表団が来日 防衛省や基地を視察へ」

自衛隊と中国人民解放軍(以下、中国軍と略記の場合有)による「日中佐官級交流事業」が 5/14~ 20の日程で 日本で開催されている。中国側からは(同軍)少将を団長に 佐官級中堅幹部 20人が来日し、5/16には東京都内で歓迎会が開かれた。

中国軍代表団の来日は、2019=令和元年以来 5年ぶり。期間中、防衛省や航空自衛隊・小牧基地(愛知県小牧市)、海上自衛隊・舞鶴基地(京都府舞鶴市)などを視察し、日中防衛関係者の信頼醸成を図る。

交流事業は、民間団体の 笹川平和財団の主催で 2001=平成 13年から実施している。日本政府による 2012= 同24年の尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化をきっかけに一時中断したが 2018=同 30年に再開。新型コロナ・ウィルス禍で再び対面での開催を見合わせていたが、昨年 7月に 自衛隊代表団が 4年ぶりに訪中した。

当初 中国側も 9月に来日を予定していたが、見送られた。東京電力・福島第 1原発処理水の海洋放出に対する 中国側の反発が影響したとみられる。

歓迎会のあいさつで、(中国)中央軍事委員会・国際軍事合作弁公室の 帳 保群副主任(少将)は「交流事業は (中・日)両国の安全保障関係を改善させるために かけがえのない存在だ。建設的で安定的な 中日関係の土台を打ち固めたい」と語った。防衛省の 西野洋志・国際政策課長は「来日を歓迎する。日本の文化や社会への理解も深めてほしい」と述べた。(引用ここまで)

初めに 防衛安保のプロたる自衛隊幹部の方々が関与の行事につき、機密保持などの所は遺漏なき上での交流だろう事は信じたいが、何しろ中国大陸は 我国とも沖縄・尖閣にて島嶼や海域などで摩擦を生じてもいる。

そうである以上、改めて前述交流に臨む幹部自衛官各位にも そうした所は改めての留意の上、必要な防衛機密保持には尽力を願いたい所だ。又 先頃決まった 我国と英・伊両国が関与の次期戦闘機共同開発や、末尾リンクの 日米連携による新型ミサイル開発も、中露両国の脅威がある故だろう。

復習にもなるが、防衛安保の基本は「対話と抑止」だといわれる。日中両国の防衛幹部交流は、平時からの交流を持つ事による 大規模有事(台湾危機)に対する、備える良い機会にも思われる。そうした一定の意志疎通も、いざという場合の抑止にはなり得るが、やはり本丸は我国自身の防衛努力だろう。

その意味からも、此度の交流行事も「ただのお祭り」レベルで終わらせてはならないという事だろう。今回画像も振り返り恐縮。当地南郊、内田橋近くで目撃の、東海道・山陽新幹線を東上の人気試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。以下に 関連記事をリンク致します。「産経新聞 5/15付。次回は 5/21以降に掲載予定です」
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