Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

垂れ流し・・・

2009-03-19 00:24:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

全国的にそうであるのかも知れませんが、春の彼岸の時期に入り、気温の上昇がはっきりと感じられる様になりました。
日中の最高気温も平年より早く、気になる桜の開花も早めになりそうです。ただ、夜の花見酒の騒ぎだけは、程々に願いたい所です。

さて、酒席にて必ずお世話になるのがトイレ。ですから今回記事は、本当は拙ブログ「トイレの雑記帳」に記すべきであるのかも知れませんが、生憎現在JRの格安乗車券「青春18きっぷ」に関する連載を行っている為、こちらに記す事とします。

今回の問題は、そのJR駅のトイレについて。首都圏の某駅のトイレの下水が、長い間何の処理もされる事なく、川に流されていた模様。
しかも、関係部署が今から2年も前に事態を掴んでいながら、何らの対処もしていなかった様です。我国にて最も上下水道が整備されていなければならない首都圏にての問題だけに、大変遺憾であります。

ここからは思い出話になりますが、JRの前身、旧日本国有鉄道の在来線列車のトイレは、東海道新幹線の開業以前は、その全てが下水をそのまま車外に捨てる、所謂「垂れ流し」式でありました。
地上の処理設備を必要とせず、処理コストは低く抑えられる反面、列車通過時には沿線に下水が飛散する事となって衛生面、そして環境面でのマイナス面は大きかったですね。
さすがに新幹線のオーバー200km/Hの高速になると、下水処理は不可避となって、編成の半分の車両に備わるトイレには、床下に下水槽が設けられて車両基地帰投後に汲み取り作業が行われていた様です。この装置は改良と小型化が施されて、今ではほぼ全ての鉄道車両や長距離バスなどに採用され、環境衛生面への良き貢献ともなっています。想えば、こうした「下の世界」の改善でも、新幹線は先駆者であった訳ですね。

話を駅のトイレに戻します。苦笑
それにしても、何年もの間、未処理の下水がそのまま川に捨てられていたとは改めて遺憾の一言であります。
問題の鉄道会社はつい先日、日本海側の水力発電にての水利に関する不正が発覚して、取水権を停止されたばかり。度重なる不祥事には、やはり大切な心がけが「垂れ流し」にされて監査監督する機能が不全を来している様に思われてなりません。
こうした所から、安全に関わる大事故やトラブルに繋がる可能性だって捨て切れないと思います。

容易な事では利用客や株主、そして日々真剣に業務に取り組む関係各位の信頼を回復できそうにないのは分かりますが、こうした不心得を二度と通さない為にも、周囲の目に見えるやり方で、確固とした取り組みへの姿勢を示して頂きたい所です。*(注意)*
コメント
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