能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

粟谷明生の能楽鑑賞ワンポイントアドバイス (*喜多流としての見解です)

2013-09-18 11:06:06 | 能はこうなの、と明生風に能の紹介
『葛城』について まずはあらすじから、   出羽国、羽黒山の山伏一行(ワキ・ワキ連)が、参詣のため訪れた大和国、葛城山で大雪に降られ途方に暮れていると、里女(前シテ)が現れ声を掛ける。山伏達に同情した里女は、自分の庵室で休むよう山伏達に勧める。庵室の内に入り、葛城山に縁あるシモトを火にくべることを機縁として、当地に関する古歌について話すうちに、女は、実は自分は昔、岩橋を架けなかったために蔦葛で縛 . . . 本文を読む