ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

天色~井上清造展

2013-12-06 13:50:45 | 美を巡る
131123.sat.-3.


友禅作家・井上清造先生のキモノ展「天色」。
三条ちおん舎の前、はためく暖簾をくぐり、
京都町屋造りの奥へ進むと、
それはきらびやかな世界が広がっていました。



衣桁にかけられたお着物には、龍や鳳凰から、
宇宙創生にアトランティスといった
壮大なテーマが展開されています。
それもそのはず、井上先生は、
高島礼子・高知東生ご夫妻の婚礼衣装や
白石加代子さんの一連の舞台衣装、
長山洋子さんら芸能人からの注文が相次ぐ
キモノデザイナーでもあります。

ひゃー、そんなん一般人にはとても着られまへんわ~・・・となるところ、
ハートや水玉のモチーフや無地のぼかし、
多色使いでもペールトーンで統一感を出すなど、
意外や意外、私たちでも着こなせそうな
井上マジック!
きゃあきゃあ言いながら試着タイム🎶



奥の間では、シルバージュエリーデザイナーの
森本盾二氏の花器が鎮座しています。
池坊清月先生の活けた花と
双方引きたて合うコラボレーション。
平安神宮に納められた「平和」のオブジェ、
私が注文するきっかけとなった帯留など、
彼のブランドshui Worldが凝縮されて。

翌日は、井上先生自ら凰笙を演奏される
ショータイムありと、
五感すべてを刺激される展覧会でした。



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