ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

恐竜の国のソースカツどん!

2018-10-31 01:56:12 | 美味いただく
181023.tue.

昨夜の麹町歌会の後、恒例の立ちの呑み屋のシメは福井の「圓」。



昼間、青山の望洋楼でランチをいただいたもので、
私の中では(勝手に)その流れです(^_^;)



この方がお出迎え♬
さすが恐竜王国・福井。



ソースかつ丼が福井の名物とは知らず。ソースかつ丼といえば、
信州駒ヶ根、上州草津でしょ?と思ってたけど、
かの福井が誇る五木ひろしさんも太鼓判!?とか。
上品なお味でした。

キャベツがご飯の上(カツの下)にないのが福井バージョン。

アートに囲まれて一献

2018-10-31 01:52:15 | 美を巡る

181018.tue.



根津のギャラリーリブレで開催中のさとうしのぶさんの「偲」展へ。
版画、蜜?画、陶作品等々、しのぶさんの自由度炸裂??
いつ見ても楽しい!可愛くてパワフルでちょっとシュール。

   


19時からここは日本酒BARしづくに変身します。



近所の居酒屋で腹ごしらえした後は、舞い戻って食後酒を少々(^^)
マスターもお元気そうで何よりでした。

 


この日、妹さんのはるかさんの書の作品が展示されている
都美術館に行かれなくて残念!



ごめんね、はるかさん?

おちびさんの狂言会 いまむかし

2018-10-21 02:35:33 | 美を巡る
181012.fri.



おとうふ狂言の茂山家が大好きで、追っかけをしていた時期があった。
12日、高校の同期生M女史に誘われて、国立能楽堂へ。
茂山忠三郎狂言会。
重心の置き方と腹からの発声に毎度感服する。
そして、能は必ず一度は眠くなるが、
狂言はやっぱり可笑しくて、
今日もクスッ、クスッという忍び笑いがあちらこちらから。

忠三郎さんのご子息、4歳の良倫君の初舞台は「以呂波」。
なんてカワイイの! 難しい台詞を朗々と。
「た、て、い、た、に、み、ず、の、ご、と、く、に、、、」なんて意
味わかってんのかなーなんて、大人は余計な詮索 (^^;;

親バカと言われようが、自分の4歳の時より明らかに才能がある、と忠三郎さん。
うんうん、納得。滑舌もいいし、将来が楽しみです。

野村萬斎さんのご子息裕基君の初舞台「靭猿」の可愛い子猿を見たのは16年も前で、
いまやお父さんの背を抜いているのが不思議で仕方がない。

なんだか他所の子どもを見て、その成長を見守るなんて、
そんな年になってしまったんですかねえ(^_^;)



ピンクリボンとあけぼの会

2018-10-21 02:26:33 | 乳がん…その後
181014.sun.

 

「あけぼの会・創立40周年記念大会2018」。
会長のワット隆子さんの勇退記念大会でもあります。
比類ないリーダシップで、
全国の乳がん患者たちを勇気付けてこられたワットさんのために、
有楽町朝日マリオンは703名で満杯。

手術をした2001年、17年前から10年ほど続けて、この大会に参加していた。
どんどん進歩する治療法や患者の意識の変化など
生で感じられた場所だった。
あの頃、いつも一緒に聴きに来ていたKちゃんは、今はいない。
3人でおしゃべりに花を咲かせて、笑ったり泣いたりしたSさんと、
今日は久しぶりに会えて、一気にあの日に戻った気がした。
たしかにあの日、一緒に治療に立ち向かっていた私たちが、ここにいたのだ。

15年前から続けている病院訪問ボランティアは
このあけぼの会から独立したものなので、余計に感慨深い。
帰りがけ、当時のコーディネーターのTさんともおしゃべりしながら
なんだかここにいるメンバーたちとの長いつきあいが
いつのまにかなくてはならない生活の一部になっていることに気付いて驚く。



私の主治医中村先生をはじめとした
第一線の乳腺外科医、腫瘍内科医6名による講演。
得意分野の講演を聞けるなんて、なんと贅沢な。

◆岩田広治先生
(愛知県がんセンター中央病院・副院長・乳腺外科部長)
「新しい治療法の開発」
─臨床試験には患者さんの協力が不可欠です─

◆大野真司先生
(がん研有明病院・副院長・乳腺センター長)
「未来を拓く」
─ ICT 時代の乳がん医療─

◆勝俣範之先生
(日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科教授・部長)
「再発しても希望を持って生きる」
─がんとうまく付き合っていくには?─

◆清水千佳子先生
(国立国際医療研究センター病院・乳腺センター・乳腺腫瘍内科科長)
「サバイバーシップを科学する」
─新しい医療の創出─

◆戸井雅和先生
(京都大学大学院医学研究科・外科学講座・乳腺外科教授)
「トランスレーショナル研究」
─がんと宿主の特性を理解する─

◆中村清吾先生(昭和大学病院・乳腺外科教授
「乳がんの予防はどこまで可能か」
─遺伝性乳がんのことなど─

 

最後は、ワットさんのスピーチ、全国各県の代表、新会長・副会長の紹介、
客席にいらっしゃる関係者らのミニスピーチ。
会場は、ワットさんへの感謝の横断幕が次々と掲げられて、
なんとも賑やかな最後の大会となりました。

 写真はあけぼの会HPより


今回のテーマは、「日本女性と乳がん─私たちは何を変えたか、そして未来!」

私が乳がんになった2001年はまだ30人にひとりが罹患するものだったのに
2018年現在の乳がん患者は約9万人、11人にひとりという確率になっている。
この患者会が何を変えてきたか?といえば、
患者が声をあげるようになった、ということだろうと思う。
ひとりで泣いているのではなく、手を取り合い、病気のことを学び、社会に対して発言をする。
そうした社会を作ってきたのだという自負は、この会場にいる皆が持っていたにちがいない。

全国にそんなコミュニティを作ってくれたワット会長には
やはり感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。


空前の松茸祭りです(^^♪

2018-10-11 01:55:48 | 美味いただく
そんなわけで、御岳山から帰って来たこの日の夕食は、
持っていって食べなかったお稲荷さん。
我が家はいま松茸長者なので(笑)、焼く!蒸す!お吸い物に!
山仲間の Iさんからもらった零余子。
無人販売所で100円で買ってきた青唐辛子。
フリーズドライの御嶽汁!具沢山で、酒粕入りでした!

  

そして、本日10月10日、64年前は東京オリンピックの開会式!
松茸ご飯を炊きました~~(^^♪

 

 


雨の御岳山

2018-10-11 01:35:32 | 旅する
181008.sat.

土曜日、天気がパッとしないせいか、
ホリデー快速おくたま3号は空いていた。
まあ曇りでちょうどいいかもと思っていたら、
なななんと!御嶽駅はまさかの雨。

バスとケーブルカーで上まで行き、御嶽神社にお詣りして、
そこから往復5時間かけて東京都で一番高い山大岳山1266mに登る予定だったのだけれど、
なんと〜(涙)晴れ女、敗れたり〜( ; ; )

photo by Archimedes

一本バスを遅らせるも、全くやむ気配のない小糠雨。
仕方ないので山頂まで行って、本殿と奥の院にお参りすることにする。
レインコートを持参してこなかったA氏は、
参道の土産物屋で一杯やりながらお留守番。

    

こんな日に1000m近いお山に来ることなど滅多になく
(高尾山で雹に降られたことはあったけど)、
でも予想に反して、とても素晴らしかった!
まるで水墨画の世界と見紛うほどの静かな空間。

     

濡れててらてら光る狛犬の肌の凛々しいこと。

     

秋明菊、秋海棠、猪独活(花の可憐さに似つかわしくない漢字!)、
釣花、蔦紅葉、釣船草、杜鵑草、水引等々、
山を彩る植物を見るだけで心が和む。

   

御岳神社へ向かう石段のところどころに、
鬼がのぞいてます〜閉じ込められてるのかな?



ランチをとった宿坊は山香荘。
アンティーク食器を扱っている宿なので、
それ目当てに随分前に来たことがあった。
が、浅田次郎氏の母上のご実家ということは知らなかったわ。

  photo by Archimedes

結局、お蕎麦&日本酒で2時間ばかりまったりして帰ってきました。
とほほ。それでも13000歩。

 

そうそう、この日、うっかり充電しっぱなしでスマホ不携帯(;^_^A
S女史に借りて写真を獲りました。

秋の雨の夜の朗読会~自由学園にて

2018-10-09 03:16:17 | 暮らしあれこれ
181005.fri.

 

秋の雨。
フランク・ロイド・ライト建築による自由学園は、霧雨に柔らかい輪郭を見せていた。

 

詩の絵本『クローとわたし』の著者による朗読会。
明日館のチャペルのようなホールの高い天井に、
原陽子さんの温かい澄んだ声が吸い込まれていく。
永井泰子さんのパステルで描かれた原画も10点ほどイーゼルに掛けられて、
観客のように見守っている。
いや、8月に急逝された泰子さんの魂か。
この日のために作曲されたというピアノ曲もまた、
天上から降って来るように響いて、
ほんのひととき、私達は仔犬のクローと小さな女の子の日々を静かに辿った。

  

自分の仔犬を守れなかった辛い思い出に蓋をしていた陽子さんは、
そして、今の自分に向き合えた、と。
執筆療法という言葉があるが、書くという作業はやはり効果があるのだ。

  

企画・編集・出版されたFさんは、私が編集者になりたての35年前、
編集部に出入りされていたフリー編集者で、最も身近にいた先輩。
女性がほとんどいない職場で、どれだけ相談に乗ってもらったか。
ここ20年近くはたまの電話と手紙のやり取りくらいだったので、
久しぶりに会えてとても嬉しくて!

「お互い飽きもせず、よくやっているわよね」と、
聞き慣れた落ち着いたアルトの声に、
あっという間に新米編集者だった頃に戻った気がした。

  

同窓会誌『稲穂』15号できました!

2018-10-02 03:08:44 | ふるさとまわり
180929.sat.



在京飯田高校同窓会誌『稲穂(トウスイ)』第15号、完成です!
本日、11/10(土)の在京同窓会案内とともに、
幹事学年、役員、編集委員ら38名の手で約4000部封入&発送作業でした。

     

いい汗かいたね(^_^;)
去年、同年生らと同じことをしたことを思い出した。
居円の今頃は、在京同窓会の準備のため
幹事学年としていよいよ結束力を固めつつあった時期だ。



表紙作品はガラスの本のオブジェ。
同学年のガラス作家・木下良輔氏作。
彼の生まれ故郷である大鹿村の土で成形した型から生まれた
「ムーンライブラリー(月の図書館)」。

在京飯田高校同窓会誌『稲穂』の宣伝をもう少ししますね。
装丁も題字も執筆も編集も全部同窓生の手で、
運営も協賛広告金で賄っています。
多才多彩な先輩後輩諸氏に感謝!

 

「今の時代に一番必要なのは、
 自分の生き様があって、
 周りのひとのために何が出来るのか!
 (中略)まっすぐに生きて、
 感動をいっぱい語り合える同窓会誌にすることが夢であります」

2004年10月1日、第1号の発刊にあたっての平田達 元・同窓会長のお言葉ですが、
15年経った今年も、この理念のもと編集委員一同ボランティアで作ってきました。



編集に関わって3年経ったけれど、
年々、同窓生という宝箱に吸い寄せられていく感じ。

南信州は伊那谷という山間の地に育って、同じ空気を吸ってきた、
しかもたまさか同じ高校で3年間を過ごしたという共通項だけなのに。
平田先生がおっしゃる
「感動を分かち合うことから生まれる文化」を
少しでも『稲穂』が担えれば、、、いいなと思うこの頃。