ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

観世音寺参詣

2013-05-31 01:15:21 | 美を巡る
130526.sun.

<都府楼はわずかに瓦の色をみる観世音寺はただ鐘の声をきく>
菅原道真

早起きをして、太宰府へ。
知らない町を歩くのは
いつだってドキドキワクワク。
地図を頼りに、900年前、
平安時代後期に作られたという町並みを行く。

  
 

五条という地名に歴史を感じつつ、
聖五月の眩しい緑、庭先の色とりどりの花に
目を奪われながら、歩くこと20分。
観世音寺に着きました。
天平18(746)年、天智天皇が、
母斉明天皇の冥福を祈るために創建した寺と聞けば、
歴史年表が頭の中でぐるぐると回ります。

 
 

緑広がる静かな通りのさらに奥、
かつての繁栄を忍ばせるその一帯の、
のどかさとも違う、不思議な広がり。
なんと清々しい気持ちにさせてくれる
場所なのでしょう。

 

国宝である梵鐘は、京都妙心寺の鐘とともに
日本最古のものだとか。
道真公が詠んだほどのその鐘の音は
奈良の時代、太宰府の地に
どのように響いたのでしょうね。

宝物殿におわしますたくさんの仏様たちは、
平成〜鎌倉期の木彫で、すべて重文指定。
四方ぐるりと見渡せる空間で、
私一人だけで、
こんなに間近で対面できるなんて、
なんだかもったいないようです。

 
 


天上から見下ろすがごとくの
十一面観世音菩薩像、馬頭観世音菩薩像、
不空羂索観世音菩薩像の3体は
5メートルもある大きな仏様。
160センチとはいえ、
迫力の兜跋毘沙門天立像の
その足元を支える地天と呼ばれる女神と二鬼から目が離せません。
地蔵菩薩半跏像は、ご出張中で会えなくて残念~!

 

境内に出れば、楠の大木は苔むして、
葉漏れ陽がゆらゆらと樹肌を撫でています。
それを眩しく眺めながら、
一日中ここにいてもいいなあ、と
ついつい思ってしまったことでした。

この後、大通りに戻って、
九州国立博物館へ向かいます。



離陸遅延の代償は?

2013-05-26 22:14:13 | 美味いただく
130526.sun.

ひゃー ((((;゜Д゜)))))))
離陸予定時刻17:25を過ぎて
1時間経っても飛ばないと思ったら、
計器類の不具合で、さらにこれから1時間は整備に時間がかかるとのこと。
最後の最後で参りました? …>_

本日のランチは、九州博物館で
大ベトナム展にちなんだメニュー、
「鶏肉のフォー 海老飾り」を。



食べ物には恵まれたんですけどね。
嗚呼・・・



美味しい博多!

2013-05-26 01:12:26 | 美味いただく
130525.sat. 博多

暑くて濃い~~博多の一日。

昼は、2年ぶりに会ったS嬢&
1歳になったばかりの愛息クンと一緒に、
鉄鍋餃子に博多ラーメン。



歌会のあと、夜は、
新鮮なお刺身、博多の郷土料理.・胡麻鯖、
意外とさっぱり!もつ鍋、鯵の塩焼き、
蕎麦サラダ、蓮根のすり身挟み揚げ・・・等々。





博多の美味に感謝。
それ以上に、女性歌人の皆様の
パワーと艶っぽさに参りました~。


今月、二度目の帰省

2013-05-25 09:18:36 | 暮らしあれこれ
130522-23


伯父を送るため、
期せずして今月二度目の帰省。
わずか二週間で、南信州の緑はより濃く、
庭の花も様変わり。

一人静、一輪草、鈴蘭、満天星ら
白い花はひっそりと終わって、
都忘れが一面に。
石楠花や八重の鉄線が庭を彩っていました。
母の日の紫陽花は、毎日水をたくさん吸って
元気いっぱい。





もはや冠婚葬祭でしか会うことのなくなった
叔父叔母従姉妹たち。
懐かしい顔に会えば、心も和みます。



帰りのバスの窓から、
よりはっきりと見えるようになった
雪形を確認して、なんだか安心したりして・・・
田舎に帰って、エネルギー充填できる
年齢になったということですかね。

というわけで、今から博多へ。

雨の日の散髪

2013-05-20 17:25:16 | 歌を詠む
130520.mon.

<頭上よりピアノ曲降る白き部屋で髪を切らるる月曜日 雨>

.
ホンダさんは今日も
毛先が柔らかい雨脚のような
アシンメトリーなべリィショートに
仕上げてくれました。
(中目黒にて)

.

明後日、伯父の葬儀で
急遽信州へ帰省することに。
このヘアスタイルはちょっと浮くかも?

枇杷の楽しみ

2013-05-18 22:22:22 | 美味いただく


長崎のMさんから、先日
茂木枇杷をいただきました。
美味しく頂戴した後に
いつももったいないな~と思うのが
大きな種!

そこで、今年も仕込みましたよ。
ビワの種酒!



2010年6月14日に仕込んだもの、
ほらこんなにいい色になりました。
甘くて美味しい!
ロックで飲んだり、炭酸水で割ったり、
最近の寝る前のお楽しみ~♬

そもそも「大薬王樹」と呼ばれるほど
民間療薬としていろいろに用いられている枇杷。
咳止め、胃腸炎、皮膚炎、リウマチ、がん予防等々。
ビワの葉は貼ってもよし、
乾燥させてお茶にして飲んでもよし。
煮詰めたエキスは入浴剤にも。
とにかく、根から木のてっぺんまで
ぜーんぶ薬用なのだとか。
なら、成分が凝縮されている種を
使わないテはない。
というわけで、
氷砂糖と一緒にホワイトリカーに漬けて
待つこと半年。

そうそう、古い珈琲豆を同じように漬けたら、
美味しい珈琲リキュールができてました~。