ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

駒ヶ根で・・

2014-12-31 13:23:51 | 暮らしあれこれ
141231.wed.
おはようございます。
きれいな茜雲です。

.

夕べは82才の父の勇退記念で
両親、弟一家と共に駒ヶ根のホテルで
ゆっくり過ごしました。

残雪を踏んで朝風呂へ。


名刹光前寺へお参り。
霊犬早太郎も雪をかぶって寒そう~。



今夜は家でのんびり年越しです。

イブは講談で (^^;;

2014-12-25 20:49:14 | 暮らしあれこれ
141224.wed.



なんたって、クリスマスイブには講談ですよ。
暮れの鈴本、琴調六夜。
五代目寶井馬琴没後三十年追慕公演、第四夜です。
前座のつる子ちゃんの落語からしっかり聞くのであります。
座席占有率はは3割程度?
いいじゃないの。
こんなにゆったり座れて、呼吸も楽。(笑)

一龍斎貞鏡さんの歯切れのいい講談。
女性講談師、最近よく聞きますが、
耳に心地よくてよいですねえ。
一之輔師匠、扇辰師匠、一朝師匠共にマクラは口を合わせたように
「会場の仏教徒の皆さん、ようこそ。
イブにねえ、ここに来てるなんて淋しいねえ」
ほっといてください。
わざわざこの日を選んで来たんだから。

ジャグリングも漫才もすごく可笑しくて、
クスクス笑いからすぐにゲラゲラ大笑い。
恒例の紙切りの正楽さんのお上手なこと!
体を揺すりながら、喋りながら
どうして即興で聖歌隊やら羽根つきやらが出来上がるのか不思議。
ほんとお見事!

宝井琴柳師匠の講談、堀部安兵衛の後は、いよいよ琴調師匠です。
先日、日本橋亭で初めて聞いて、その声に惚れ込んだのですが、
今日も馬琴師匠の十八番「幡随院長兵衛」を朗々と。
「人は一代、名は末代の幡随院長兵衛・・・」
町奴の頭領の姿がぐぐーっと立ち上がるごとく、話に引き込まれるのでありました。



実は馬琴師匠は、大先輩の歌友である柳瀬丈子さんのご尊父。
琴調師匠はそのお弟子さんという間柄。
先日の日本橋亭の後の酒席で柳瀬さん(彼にとってはお嬢様)の前で、
大きな体をすっかりかしこまらせた琴調師匠のお姿が可愛かったことも
思い出しました。

上野の居酒屋でクリスマスイブを過ごすのも
なかなかオツなものでございましたよ。

宴のあと

2014-12-25 20:42:33 | 帽子の小部屋
141223.tue.



(もう一昨日になりますが)
「クリスマスのお・も・て・な・し」展、
終了しました。
お越しいただいた皆様、
応援してくださった皆様、
どうもありがとうございました。
ギャラリーオーナー、隊長のとまつさんはじめ
よい仲間に恵まれた楽しい一週間でした。
展示品を外し、搬出作業を終えて、
皆で写真撮影して解散。

<聖樹木街を照らせどいつだつて宴のあとは少しさみしい>



帰りついでに、今年で最後という
MIKIMOTOのクリスマスツリーを見る。
案外普通のイルミネーションだったけど、
それがいいのかも。
白銀ベースの上品な銀座の街に
馴染んでましたよ。

「クリスマスのお・も・て・な・し展」のご案内

2014-12-16 12:30:41 | 帽子の小部屋
「クリスマスのお・も・て・な・し展」のご案内

12/18(木)~23(火)、京橋のギャルリー・コパンダールにて
「クリスマスのおもてなし展」がございます。
絵画、イラスト、写真、キルト、アクセサリー、編み物、鉄アート 等々
さまざまな作品の展覧会&即売会です。

私は「Q.U.U. 冬の帽子&コサージュ&カチューシャ」を出品予定。
ただいま鋭意制作中です~(かなり焦り気味・・(笑))
在廊予定は 18(~14:00)、20、21、23日。

お忙しい時期とは存じますが、ご都合がつきましたら、お運びくださいませ。
クリスマスの素敵なプレゼントが見つかりますよ~。

●会期 2014.12.18(木)~12.23(火) 
●会場 ギャルリー・コパンダール
     11:00~18:00(会期中無休、最終日は17:00まで)
http://copaindart.com/(ギャルリー・コパンダールHP)

    東京都中央区京橋2-7-5 京二小林ビル1F
    ℡ 03-3538-1611

    ■交通アクセス
     地下鉄銀座線『京橋駅』 6番出口より徒歩2分
     地下鉄浅草線『宝町駅』 A6出口より徒歩3分
     JR『東京駅』八重洲南口より徒歩10分


こちらからも昨年の様子などご覧いただけます。
http://www.yukotomatsu.com/ (とまつゆうこさんHP)



ハズム カタチ

2014-12-09 22:49:43 | 美を巡る
141205.fri.
古い コト モノ
新しい コト モノ
渦巻きあって
ふたたびの ハズムカタチへ



染織家 石丸みどりさんの作品が
木の匂いに包まれて、
今にも動きだしそうでした。



咲く前の桜の静かで力強い紅、
咲いた後の落ち着いた紅。
染め出す時期で出る色が違うこと。
デニムの裂き織りの伸びやかさ。
コチニールのまるで話しかけてくるような彩り。



天然素材に草木染めは一見控え目だけれど、
実は自然のパワーに満ちている。
強い強い主張があります。

拘って展示されているマフラー、ストール、
バッグ、コサージュ、帯に着物達。
蕗や蓬や藍に梅、梔子、玉葱、赤紫蘇など
染料の元との出合いから始まった
みどりさんの紡いだ物語、それが今回の
ハズム カタチ。

暖かくなったら、中伊豆の機織りカフェまで
でかけてみましょうか。
http://hataori-cafe-wakatta-dian.blogspot.jp/2014/11/dian.html?m=1
そこで生まれる私のハズム カタチは
どんなでしょうか。



神楽坂は光鱗亭でのこの展覧会は7日で終了。
ご案内するのが遅くてごめんなさい。

この日はご主人正広さんが帰省中とのことで、
名物佐世保バーガーが食べられず残念無念!…>_<…

これを聞くと、師走・・・

2014-12-08 23:23:00 | 暮らしあれこれ
141203.wed.
.

毎年恒例のお江戸日本橋亭女流講談。
神田きらりさんと織音さん、お二人の息のあった漫談、
もとい(笑)ご挨拶で始まりました。

前座のこなぎさん「扇の的」。
ご存知、那須与一の話だが、
数年前に聞いた野村万作丈の「那須与一語」は
それは感動ものだった、と思い出す。
こんな可愛らしいお嬢さんの声での平家物語も初々しい。

織音さんは相変わらず涼やかなよく通る声で
「水戸黄門 南部家の再興」を。
黄門様といえば水戸光圀公なるぞ、でありますが、
実は中納言の位を皆黄門と呼ぶのだそうで、
位(役職名)が固有名詞になってしまった最も有名な例ですね。
黄門様、助さん、格さん、由美かおるを連れて~はTVの中のお話。
実は僧の身なりをした俳諧師?一人を
連れての旅だったそうな。
世直し人助けとはいえ、ある意味、
黄門様もお節介よね(笑)

仲入りを挟んで、きらりさん。
待ってました!男前っ!!!
てな感じで、相変わらずのきりりとした姿で登場です。
職業を隠して付き合っていた男性に
高座の最中に振られるという涙の告白。
「鉄砲のお熊」は江戸時代の女相撲のお話。
女力士大関お熊と幼馴染の人気女形 夢二郎との純愛が泣かせます。
と思ったら、泣かせる前に「時間が5分超過しておりますので、続きはまた来年!」
トリに大御所が控えているので、厳しいのねー。

宝井琴調師匠の「討たれ清右衛門」は
席亭である山口氏のオリジナル。
これまたなんとも味のあるいいお声ではないですか。
ざっくり言えば間違えた仇討ちの話で予想はつくのだが、
聞かせる話術ってすごいな~と思いながら
聞き入ってしまいました。

二次会は、 琴調さん達を交えて鍋をつついて。
これを聞くと師走だな~、、、なんてね。

古川散歩

2014-12-08 00:17:09 | 旅する
(前項より)
そんな飛騨の匠のプライドを見つつ、
町を散策すると時間の経つのを忘れてしまう。

古川の二大酒造の軒先には青々しい杉玉が吊るされて、
新酒の季節を知らせています。



赤い和蝋燭の看板は町並みのアクセント。



白壁土蔵街に沿って流れる瀬戸川。
黄落の下で鯉が泳いでいないのが
淋しかったけど、今回は工事中故、残念。



屋台蔵はそうした町並みに静かに、
堂々と佇んでいる。



写真でしか見たたことのない華麗なが屋台が
この中に眠っていると思うと、
古川祭の起こし太皷を、来年こそ
見に来たいと思うのでした。