ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

世田美で、静かな夏の午後

2016-07-30 20:38:22 | 美を巡る
160727.thu.

 

世田美特製100%グレープフルーツジュースを、
今年初めて、ワンワンワンワンとと降り注ぐ蝉の声を聞きながら。



「アルバレス・ブラボ写真展ーメキシコ、静かなる光と時」

昨日の世田谷美術館は、
夏休み講座の中学生の姿がみえるくらいで、静かな午後。

100歳まで長生きした写真家のモノクロームの作品は、
静かに鑑賞者を待っているようだった。
何気ないショットに構図、それに付けたタイトルが絶妙。
その組み合わせの妙に、ついついしばし眺めこんでしまうのでした。

 

アンドレ・ブルトン、トロツキーらとの関わりには驚いた。
100年生きた、ってそういうことなんだな。

窓の向こうは・・・?

2016-07-30 20:34:39 | 美を巡る
160725.mon.



昨日のランチはパクチーセット。
サラダは言うに及ばず、パクチースムージー、パクチーフリット、
なんとか豚のグリルもパクチーソース。んふふ、美味。
もっとも、この日一緒のyさんの飛騨の家の庭には、
こんもりパクチー畑があるそうで。羨ましい~~

 

さて、ギャラリー絵夢「佐藤みき」展へ。

みきさんの絵は、窓から外を覗いてみたら・・・、のファンタジー。
微妙な色の配色は、見る人それぞれをある郷愁に誘い込む。
ネコやエゾリスが空を飛び、私たちをさらに窓の向こうに呼び込む。

 


近所に住んでいるのに、会うのは5、6年ぶり。
なのにいきなり「この間の美しの湯でね」なんて話を始める我々に
あっけに取られる?(笑)yさん。
彼女は偶然にもみきさんとfb友達で、
この展覧会に合わせて飛騨からやってきたという、
またまた不思議なご縁。

週刊文春の林真理子エッセイ「今夜も思い出し笑い」の懐かしいカット
も展示されている。
歴代のカットの中で、私はこれが一番だと思う。(笑)



最近は『月の満ち欠け絵本』が大ヒットしているみきさんです。

飛び出す!フィレンツエの街

2016-07-30 20:30:23 | 美を巡る
160723.sat.



ドナテッロのなよなよしたダヴィデ像、案外好きなんです。
可憐な少女が被るような帽子は鉄兜だと聞いて驚いたのは20年前。
ヴェロッキオのダヴィデ像のカードと並べて、今も飾っている。



3D&4Kの美術ドキュメンタリー、至極の芸術の旅。
映画「フィレンツェ メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館」を
シネスイッチ銀座で鑑賞。

上空から迫るサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ、
アルノ川を舐めるようにして近づくポンテ・ヴェッキオ、
目の前に現れるバルジェッロ博物館の彫刻群ら、
リアルを通り越してゾクゾクする映像が次から次へと。
実際に見られる角度ではないから、なおさら。

実際にといえば、アングルはともかく
ほぼ現地で見ているものばかりだから、余計に感動がよみがえるわけで。
フィレンツェに1週間滞在して、
美術館やら教会やら小さな工房やらをあちこち歩き回った
夢のような毎日はもうふた昔も前のこと。
ルネサンスから何百年経っても変わらない景観の
揺るぎなき美の街だからこその、この映像です。
スルーしがちな他の美術館の収蔵品もしっかり押さえてあって、見応え十分。
美しい。素晴らしい。

でも、平面である名画まで3Dにするってどうなの?(笑)飛
び出す「ひわの聖母」も神々しい、ですけどね。。。
途中で3D眼鏡を外してみたけど、当然ぼやけたラファエロの絵。
隣のMさんも同じことやってたって(笑)

それにしても、3D眼鏡、溜まる一方。持参しなさい、ってσ(^_^;)

■サン・ジョヴァンニ礼拝堂の「天国の扉」のレリーフ、
ギベルティとブルネッレスキのコンペのエピソードも興味深い。
(映画では触れてなかったけど)


■ミケランジェロのダヴィデ像のお尻も、美しい~(^^♪

40年なんて・・・

2016-07-26 13:38:40 | 暮らしあれこれ
LaLa(ララ)40周年原画展、7/23から開催中。(8月2日まで)
会場は、池袋西武の西武ギャラリー。



“ビューティフルな少女まんが雑誌”として、
革新的な作品を発表してきた、ララの作家の皆さんの
圧倒的な、美と躍動感のあるイラストを堪能できる場所。

萩尾望都、山岸凉子、竹宮惠子先生から、成田美名子、清水玲子(敬称略)など、
40年に渡る数多くの原画が展示されているそうです。
見にいかなくっちゃ。
懐かしくて泣いちゃうかも?(*ノωノ)
この綺羅星のような漫画家さんたちの、眩しく耀ける生原画を扱って
仕事をしていたのはもう30年も前なのですよ。

40年なんて、あっという間だ。
40年前といえば、私は15歳。
よもや、その後この会社に入社することになろうとは、
誰が予想したでありましょうか?(笑)

それにしても、最近、1980年代カルチャーが
やたらブームになっていませんか?
まさに学生時代からOL時代を、
80年代ど真ん中に過ごしてきた我々からすると、
懐かしいやら恥かしいやら、、、なんとも不思議な気持ち。
ふり返れば、いい時代だったなあと思えるのも幸せなのかもね。

今年も、転ぶ。

2016-07-26 13:37:39 | 暮らしあれこれ
160723.sat.

朝から、病院ボランティアの年に一度の総会。

そして、築地のすしざんまいで懇親会。

その後、銀座で「ウフィツィ美術館」のドキュメンタリー映画鑑賞。



銀座珈琲店で夜のパンケーキをいただいて、
充実の一日を終えようとしたのが甘かった。

高井戸から帰宅中、信号が点滅する前に渡ろうと走り出したら、
勢い余ってつんのめり、横断歩道にたどり着く前に転倒!!!
思いっきり右膝打撲&流血((((;゚Д゚)))))))

夕方、銀座4丁目の交差点の点滅信号を見て走りかけたMさんを
制止したのは私なのに・・・。
なぜに自分のこととなると、こーねるの?
門限があるわけでない、家人はとっくに寝てるはずだし。

毎夏、必ず転んで膝を擦りむくって、どーなの、わたし???
学習能力なさすぎでしょ (;^_^A とほほ(涙)

夢じゃなかった。痛いです。

ただいま、我が身の自然治癒力を頼りに、傷バッドで治療中。

西麻布の夜はほっこり

2016-07-26 13:36:38 | 美味いただく
160719.tue.

書友の美晴さんが切り盛りする西麻布のお店「えん」へ、
書の師・一川先生と行ってきました。



8人入ればいっぱいになるこじんまりとした、
カウンターにお惣菜がずらりと並べられた温かいお店。

 

土鍋でほかほかのごはんを炊いていただいて、
締めは薬膳カレー。
生姜がたっぷり効いたスパイシーなお味。美味でした。

あ。「野ゆず」という日本酒ベースの柚子酒もいただいたけど、
いくらでもいけそうでコワイ。(笑)

美晴さん、ごちそうさまでした!

ゴーゴーヘブン!

2016-07-18 21:57:46 | 暮らしあれこれ
160711.mon.



シアターコクーンにて上演中の
松尾スズキ書き下ろし最新作「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」、
面白い!
3時間10分という長時間を感じさせないほどのテンポよいセリフにダンス、
そして意外にマッチする義太夫(G太夫?)節と邦楽演奏。

内戦の続く架空のアジアの国で流行る少年売春。
人質となった先輩を助けに乗り込むベストセラー作家と
日本に残された妻の関係を描きつつ、
ここそこに社会風刺がちらちら。
それもすぐに、圧倒的な笑いにかき消されるんですけどね。


阿部サダヲがいつになく真面目な役。
でも面白い。
寺島しのぶは妻の本音と行動の矛盾を堂々と演じてカッコいい。
とにかくキレイな岡田将生は微妙な心理をにじませながらの体当たり演技。
金時さんは制御不能な弾けっぷりで、出てくるだけで可笑しいの。
吹越満のヤギは、ヤギは、、、怪しげでコミカルで不思議な存在。
最初から小道具としてのヤギの存在感はあるが、
ラストシーンのヤギの集団の哀しさが後をひく。
まだまだ出演者一人ひとり書こうと思えば書けるのだけど、このへんで。

「ちかえもん」の松尾スズキも大好きだけど、舞台もやっぱりいいですねえ。
いやあ、ほんと面白かったです。

鎌倉散歩

2016-07-12 14:55:11 | 美を巡る
160706.wed.



江ノ電に乗って、長谷駅の小さなギャラリーへ。
書家の甘雨ちゃんと生徒さん達の展覧会です。

  

 

伸びやかで繊細な筆致が和紙やアクリル、陶器での上で踊る。
生徒さん達も、甘雨師匠の指導の元で
のびのびと個性を伸ばしている様子が見て取れる。
こじんまりした居心地のいい空間でした。



お向かいのギャラリーは、
永谷園のあさげのパッケージイラストでお馴染み、
貼り絵作家内田正泰先生の個人ギャラリー。
お孫さんだというお嬢さんが、おっとりと説明をしてくれるのも、
作風とあいまってほのぼのといい感じ。

鎌倉に戻って、ランチ。
それぞれ違ったものをたのんで、それぞれちょいと味見を。

 ナントカ(失念!)芋の冷たいスープ 

その後、SWANYで布を物色。
あああ、やっぱり、、、はまってしまったわσ(^_^;)

 


夜は国立演芸場で講談かぶら矢会。
二次会は琴調師匠、琴龍師匠らかぶら矢会の皆さんと
池林坊で一杯というか数杯。(笑)

暑い、濃い~~い一日でした。

感謝を込めて💛👒💛

2016-07-03 00:40:25 | 帽子の小部屋
すっかり御礼とご報告が遅くなりましたが、
4年ぶり、5度目の「Q.U.U.帽子展2016」を
無事に終えることができました。

あいにく、梅雨のさえないお天気の中でしたが、
会場内は毎日、からっと夏晴れのような笑い声に満ちていました。
お運びいただいた皆様、応援してくださった皆様のおかげです。
本当にどうもありがとうございました。

会期中、毎晩、友人たちと語らい、飲み、
それでも疲れ知らずだった私、
宇宙人かも?? と我ながら怪しんでもおりましたが、
やっぱり人間でした。一昨日から発熱し、倒れておりました(´;ω;`) 
が、ご安心ください。復活しました\(^o^)/

かぶって楽しい、笑顔になれる帽子を、
風の吹くまま、これからも作り続けます。

猛暑と梅雨の入り混じった日が続きます。
皆さま、どうぞ御身おいといくださいますよう。

まずは、深い深い感謝を込めてお礼まで。