ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

ギャラリー国立で「三人展~陶器・扇・帽子」開催中です。

2021-07-28 02:25:46 | 帽子の小部屋
210727.tue.

ようやく小人が出てきて、なんとか間に合いました(^^ゞ


26日月曜日から「ギャラリー国立」にて、陶器・扇・帽子の立体作品の「三人展」に参加しています。
夏の帽子の展示即売会は、2016年の個展以来。久しぶりにドキドキです。
コロナ感染予防対策を万全にしてお待ちしております。
夏の帽子を被りにお立ち寄りいただければ嬉しいです。

◾️会期:2021年7月26日(月)〜8月1日(日) 
     13〜18時(最終日は17時まで・会期中休みなし)
◾️場所:ギャラリー国立 
    〒186-0004 東京都国立市中1-9-18 NTC高橋ビル(TEL 042-574-1211)
http://www.gallery-kunitachi.com/schedule.html


 




初日から、東京在住のふるさと周りの方々が来場くださって
(なんたってオーナーの朝子さんは高校どころか小中学校の先輩!でもあるので)、
おしゃべりに花が咲いています。

舞踊用の華麗な扇、
軽やかな織部二彩の小皿に、見た目より軽くて使いやすそうな黒釉の器たち、
そして夏らしくカラフルな帽子に囲まれた空間。
楽しい時間を過ごしにいらしてください。

※私は28日(水)以外は在廊予定です。
 

深い海の底で蓮はゆらぐ。永遠に。

2021-05-15 23:16:04 | 暮らしあれこれ
210513.thr.



つねちゃんの深海の魚の絵、好きだったな、
地球の裏側にまで繋がっていそうな不思議な蓮の一連も。
つねちゃんの詠む五行歌は、いつだって絵画的だった。
そりゃあ画家だもの。でも、それだけではない。音があった。
それはひとの声であったり、ビルを抜ける風の音であったり、
草原の命のささやきであったりした。



日本酒と旨い肴に目がなくて、個展の打ち上げには自ら仕入れた美酒が並んだ。
先月、久しぶりのリアル歌会は欠席だったが、
「つねちゃんキッチン」からお手製の土佐文旦のマーマレードが届いていた。
その甘酸っぱさがたまらなく美味しくて、すぐにメールをした。
返事がないけど届いてるよね、読んでないかな?そろそろ手紙を書こうか、
と思っていた矢先の、突然の訃報。

今月1日頃?、ご家族は入院、海外暮らし、と誰もいない家で
椅子に座ったまま逝ってしまった。

  

毎年5月には国立新美術館で太平洋美術会の展覧会があって、
歌友有志で観に行って、六本木のレストランでワイン、というのが常だったが、
去年は中止。今年は展示をしても、一般客は行けないことに決まったようだ。
そのことを知ったかどうかのタイミングだったようです。
数年前に大病をしてすっかりスマートになって、
個性的なおしゃれにますます磨きがかかったチャーミングな洋画家でした。
川崎常子さん、つねちゃん、空の上でも深海の魚の絵を描くんでしょう? 
個展の案内が空から降ってきそうです。合掌。

  

さよなら、「雪国」

2021-05-15 23:07:41 | 暮らしあれこれ
210512.wed.



雪の下で春を待つみどりの命。井山計一さんが、カクテル「雪国」に託した思いだ。
2年前の4月10日夜、差し出されたグラスは、その店を始めた時にダースで揃えて、
今たったひとつ残っているものだと93歳のバーテンダーは言った。



ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」が話題になり、
雑誌の取材で出かけた酒田市のバー ケルン。

日本人が作ったスタンダードカクテルとして有名になった「雪国」を求めて、
全国からカクテル巡礼と呼ばれる人々が引きも切らず訪れていた。

 
昭和34年全国バーテンダーコンクール創作カクテルの部で第一位を受賞した時の雑誌や、
自ら作詞をした庄内歌謡集のCDなど、嬉しそうに見せてくれた井山さんのにっこりとしたお顔が蘇る。
カウンター背の自作の川柳は毎日書きかえておられた。
この日は 10日前に発表された新元号と亡き母のお名前(梅)を合わせた句。
自然体で、器用な方なのだ。
戦中戦後、たくさんの偶然に命を救われて、北の地で我が道を生き通された。

 

「足腰が立たなくなったら車椅子に乗ってカクテルを作りますよ」
そう言われた時の目は真剣だった。
95歳。老衰だという。空の上でもきっとバーテンダーの正装で、
カクテルシェーカーを振られるのだろうな。
合掌。

 
・・・・・


昼間は喫茶店、夜はバーに。
奥様がご存命中は奥様が、今はご長男が喫茶部門を担当されているようでした。

 
奥様がまた素晴らしく献身的な女性で、ずっと感謝していらした様子が思い出されます。
お母さまの決めた方だったようですが、当時ダンス教師だった井山さんの技術についていけず、
パートナーとしては落第。でもそのおかげで井山さんはバーテンダーの道へ。
無鉄砲のようで、親思いで愛妻家の人生。素晴らしい大往生ですね。


ウォッカ、ホワイトキュラソー、ライムジュースというシンプルな材料だからこそ、
スタンダードカクテルとして定着した。それにミントチェリー。
オーソドックスな材料だからどこでも飲めるというのが、
スタンダードカクテルの条件です。やっぱりご本人作は格別でした。
周囲の雪を模したのがお砂糖という意外性もまた雪国の雪国たるものなのでしょう。
白砂糖は砕いて粉にしてつける。なぜ砂糖か、理由を聞きそびれてしまった(__;) 
ライムジュースにしたのは、
当時、生のライムが山形にはなかったからだと仰ってました。

散髪・フルーツサンド・講談・岩波カフェ

2021-02-15 11:26:17 | 暮らしあれこれ
2021.02.12.fri.

 

今日は中目黒で髪切って(4か月ぶりのベリィショート!)、
ダイワスーパーのフルーツサンド買って(昼時は相変わらずの行列。

 

行列といえば、ミスドのピエール・マルコリーニコラボフェア、高井戸店で50人ほど並んでた)、
そのあと、神保町らくごカフェで琴調さんの講談聞いて、
岩波で本3冊買って、カフェでひと休み🎶 
アンバタートーストと四六判珈琲、美味。


昨日2月11日は、琴調さんが寳井馬琴師匠のお家へ初めて伺った日なのだとか。
時は昭和49年、肥後熊本から鈍行で二十数時間かけてお江戸に上京したのだそうだ。
お土産に晩白柚を2つ手にして。
その五代目馬琴師匠の文京区千駄木の邸宅
(バッキンガム宮殿もとい馬琴ガムと呼んだとか呼ばないとか?)は、
長谷川町子さん所有の土地を方角がいいからと頼み込んで譲り受けたそうな。

その家に住んでいたお嬢さんが、いま私が所属する歌会の大先輩。
御年85にして元アナウンサーの美声で朗読してくださる素敵な女性なのだ。
昨日も歌会でうっとりとそのお声に聞き惚れました。

というのは余談ですが、久しぶりの講談、面白かった〜🎶
 

一席目は「間垣平九郎と度度平」の珍妙なお話。
これと言って盛り上がるわけではないのだが、なんか可笑しい。

途中で琴調さん「これ、師匠の最後の席でやった話ですわ。
わたしも引退の時はこれにしよう!」なんて言い出したりして。

中入り後は、大石内蔵助の介錯をした細川藩の足軽、小田小右衛門の話。
切腹前に身分を聞かれた小田が、
足軽に介錯されるのは気の毒だと自分の身分を偽って伝えてしまう。
良心の呵責から、内職をして金を貯め、年に一度その身分の格好をして
大石の墓参をしていたのがばれて謹慎処分に。
その後、その身分に召し抱えられるという人情噺。

昔は5、6人聞きに来てくれれば御の字だったが、
こんなコロナ禍の真っ昼間、大勢のお越し
(といってもらくごカフェだから30人弱?)をありがとうございました、と。

27日の江戸日本橋亭での独演会は50人限定なんだとか
(あいにくzoomMTGで行かれないのだが)。誰が見ても赤字です。
オンライン歌舞伎とかオンラインミュージカルとか出回ってはきたけれど、
やっぱり舞台ってそういうものではないでしょう。
演者にとったら、本当に大変な世の中です。

針供養

2021-02-15 11:23:06 | 暮らしあれこれ
2021.02.08.mon.

2月8日は針供養の日。
祖母が和裁士だったので、
この日はお豆腐に曲がった縫い針や待ち針を刺していたのを思い出す。
今の私はそんな針をプラケースに入れたまま
「さて、どーしたものか」と眺めているだけだけど^^;

聞けば、友人のお母様曰く
「布地と違って、針が楽に通るから楽をさせてお礼の代わりにするの」
だそうです。
改めて、いい風習ですね。
残していきたい日本の行事のひとつです。

京都では12月8日に行うので、歳末風景とのことですが
関東では立春開けでもあるし、春を待つイメージかな。

 

虎屋の寒紅梅。この季節の生菓子です。
「今日はもうこの2つで最後なんです」
店に入って眺め始めた途端に背後からこの声。
うっかり、買っちゃったわよ(笑)

「均等に五弁の花びらに整えるのって、ベテランの職人さんでも難しいんです」
って。
しっとり美味でした。