ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

病院訪問ボランティア総会~梅雨明けの墨田川

2017-07-24 12:17:38 | 乳がん…その後
170722.sat.



病院訪問ボランティアの年に一度の総会。

活動報告、各々の活動の感想、提案等の後、
聖路加国際病院ブレストセンター喜多久美子医師の講演を聞く。

先日亡くなった日野原先生からいただいた
「慈しみの心に満ちたブレストセンターを一同の協力で育てていこう」
という言葉が冒頭で示された。

医師、看護師はもちろん、
心療内科医やチャプレン、ボランティア含め多くのサポートを擁する
ブレストセンターのチーム体制から、患者各々に適した治療方針の決め方、
再発とその治療、そして遺伝子とBRCA(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群)まで、
非常にわかりやすいお話だった。

最近、全摘出にもかかわらず放射線治療をする患者さんが増えてきた理由がようやくわかった。
45歳以下でリンパ節転移が1~3個あった場合に適用されるようだが、
16年前の私だったら放射線もやってたってこと?
ホルモン療法も今は10年が有効というエビデンスが出ているし(私は5年間服用)、
乳房再建も保険適用になったため、温存手術が減って再建手術が増えているとか、
治療法がさらに変わってきていることを実感する。

オンコタイプdxは再発リスク、化学療法の有無に役立つが、まだ40~45万円かかる等、
選択肢が増えた反面、いま当事者であったら、悩むだろうなあ、とも。

 

終了後、リバーサイドでがん友iさんと、とりとめもない会話をしながらコーヒーブレイク。
北関東の大雨のせいだろうか。この日の隅田川は晴天にも関わらず黒々として水量も多い。
時折大きくうねった波が押し寄せてきて、海が近いことを感じる。



その後、銀座で暑気払い女子焼肉でパワーチャージ?(笑)

カルガモ・オオタカ🐦

2017-07-24 12:13:33 | 暮らしあれこれ
170718.tue.

昼過ぎ、杉並界隈もすごい豪雨だったようで、ニュースを見てびっくりです。

本日、病院ボランティアに行っていたら見舞われていたかも。
日野原先生、105歳で大往生ですね。合掌。
病院の様子、どんなだったでしょうかね。

 

雨上がり後、善福寺川緑地を少し散歩する。
雨上がりの花は湯上りのようにさっぱり美しい。
地面からはむっとする湿った匂い。
頭上からは、わんわんわんと蝉の声。
これで梅雨明けでしょう、さすがに。

 

護岸がすっぽり隠れるほど濁った水がどうどうと流れていて、
ちょっと異質な風景。
そこへ水面すれすれに大きく羽根を広げた鳥が、、、オオタカ!?!
最近よく見かけられているらしく、
昨日も近所に住む友人から写真が送られてきた。
さすがに巣まではわからず、残念?と思った矢先、
向こうから来ました来ました!カルガモの親子のお散歩でーす??
カワイイ!



いいや、オオタカじゃなくても(笑)

ちなみに今日から5日間、
二十四節気の『小暑』の末候【鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす】。
鷹の幼鳥が飛び方を覚える時期だそうで、ではさっき見た鷹は?
ほぼ茶褐色の上面しか見なかったからなあ。
川幅との比較で考えると成鳥にしては小型だったように思えるのですが。



友人が撮ったオオタカです。
見たいなあ~~。

今年のピール仕事

2017-07-24 12:10:09 | 美味いただく
170708.sat.



河内晩柑ピール2017、ようやく第一弾完成!

  

思い立ったときにえいやっ!と作らないとですね。
っつーか、先月から何度も思い立っていたのに、
時間と気力が足りず、結局皮をダメにして、、、の繰り返しでした。

美味しい~~~(^^♪


後日、蜂蜜バージョンを作ったのですが、ちょっと目を離したすきに焦げちゃって・・・
無事なところはおいしいのですけど、やっぱり色がよくないの。
栄養は絶対ことの方がいいと思うんですけどね。。。(;^_^A

残像と実存主義

2017-07-24 12:08:07 | 美を巡る
170.630.fri.



冒頭、草原を転げおりる教師と学生たち。
笑い声と、緑とカラフルな洋服のコントラスト。
なんとも長閑かで平和な光景が一転、
キャンバスに向かう画家の部屋がいきなり赤く染まる。
窓を開けると、スターリンがプリントされた赤い垂れ幕が街じゅうを覆おうとしていた。

生涯、ポーランドの自由を願ってやまず、
社会主義体制への抵抗を作品に投影させてきたアンジェイ・ワイダ監督の遺作。
実在したポーランドの画家であり美術教師だったストゥシェミンスキの晩年を描いた佳作です。

「残像とは、ものを見たときに目の中に残る色。人は認識したものしか見ていない」

老美術教師の視覚理論がなぜソ連からの標的とされたのか。
残像は見た当人のものであり、何者にも侵されるものではない。
人の心の中まで支配しようとした当局にとって、
彼の理論は危険思想であったのだろうか。

自身の眼裏に残ったものは、
どのようなものであれ己の認識した色であり形である。
そんなことを考えながら、ふと思い浮かんだのは、
少し前に国立新美術館で見たジャコメッティ。



彼の、自分が見たものを見たように表現する、という考え方。
あの細長い塑像は彼が見た妻であり友人であった。

 

リアリティとは違う実存主義に基づいたその造形、その考え方の面白さに改めて、
いえ、すっかり魅了されてしまっていたのですが、
それが「残像」の鑑賞後に再び脳裏を過るとはね。
我ながら、ふふふ、の発見でした。

眼裏に残りし色の仄暗く針金のやうな像を結べり

従妹逝く

2017-07-07 03:50:14 | 暮らしあれこれ
170704.tue.

いつも
こんな景色を見ながら
叔母の住む町へ急いだものだ。
今日は
あの子を見送りに行く。

しょっちゅう会っていたわけではない。
事情があって、会う機会の少なかった子だ。
でも、私の小さな従妹。
物静かで、にっこり笑っていた顔しか
思い出せない。
幸薄い、可哀想な子だった、と
親戚の者たちは口にするけれど、
私もつい一瞬そう思ったけれど、
そうだろうか。
あの子にはあの子の幸せがあって
精一杯人生を楽しんでいたに違いない。

泣き出しそうな雲り空だよ、あやちゃん。
ゆっくり空へ上がっていってね。
叔父さんが、きっと、天国で待ってる。


散髪

2017-07-01 03:41:09 | 暮らしあれこれ
170526-tue.



2ヶ月半ぶりに散髪。
今回はかなりのベリィショートですぞ(^_-)-☆)
夏ですから。
ホンダさんは左側をかなりしつこく攻めてきました(笑)



目黒川沿いも、すっかり趣を変えています。

i  

新国立美術館の静寂とテラスの風が心地よい。
クサマやミュシャの狂乱ぶりが嘘のような静けさです。



パン屑をついばみに来る人慣れした雀や鳩も可愛いではないの。

 

おーっと、、、目の前にスズメくんが!



さて、ジャコメッティを見てこよう。