ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

200回も・・・

2015-11-26 12:53:06 | 歌を詠む
151124.tue.

本日、東京麹町倶楽部五行歌会の200回記念歌会でした。
題詠は「二百」。
凝りに凝った作品がずらりと並んで壮観でしたよ(*^^*)

いかにもという挨拶歌は好きではないですが
やっぱりうまいなあ、麹町の歌人たちは。

  目の前を
  通り過ぎて行った
  人々の笑顔を
  思いだしている
  麹町二百回  (Oさん)

調べてみたら、私は2008年4月第110回から
参加しているらしい。
ということは、今夜で70回ですか。。。
五行歌デビューもこのときだから
もう、といおうか、
まだ、といおうか、いつの間にか7年が経っているわけですね。

ひと月に一度、ここでしか会わない方のほうが多い。
そしてここでは、笑っている顔しか見ない。
鬼籍に入られた方も何人か・・・。
大好きだったIさんも、Fさんも、本当に、笑顔しか思い出せない。

麹町倶楽部という惑星を軸に、
自由気ままな衛星たちが
好き勝手な軌道で、
とりあえずひと月という周期で回っているみたいな
不思議な宇宙空間です。

  歌に酔い
  酒に酔い
  喜びも悲しみも
  200回
  麹町倶楽部の夜 (Kさん)

歌を作って、集まって、選歌して、批評し合って、最後は飲む!
それだけで、200回。これって案外すごいこと。

  二百の自由詠と
  二百の題詠を作り
  二百回の飲み会を
  やってきたけど
  まだ飽きない (Tさん)

結局、こういうことなんでしょうね。(笑)
いい仲間ありき、のこの世界。

そして、二次会はいつもの天重。
銀杏おいし~🎶
玉こんにゃくも~🎶

 


帰り道、有志4人で、これもいつもの立ち飲み屋でもう一杯。
福島の自然酒・金寳です。
ふっくら甘くて美味!!

 

  柑橘水!

満月まであと2日。
煌々と照るお月様とおしゃべりしながら帰ってきたんだ~🎶

あ、私の200の歌はこれです。

  二百まで数えたら
  のぼせちゃたよ
  ほらね
  おばあちゃんの手
  いっぱいしわしわ

よりよい未来を次の世代に引き継ぐために

2015-11-24 03:26:25 | 暮らしあれこれ
151120.fri.



日本出版クラブにて
「“世界こどもの日”記念フォーラム・子どもたちの未来のために」トークイベント。

―― 私たちは「安保法制」を認めません。
   私たちは「立憲主義」と「民主主義」を取り戻すまで活動を続けます。――

第1部 スピーチ
高畑勲氏(アニメーション映画監督)
「安保関連法に反対するママの会」
「SEALDs」

第2部 リレートーク(五十音順)
あさのあつこ氏(作家)
 伊勢英子氏(絵本作家)
 那須正幹氏(作家)
 長谷川義史氏(絵本作家)
 村上康成氏(絵本作家)
 柳田邦男氏(評論家)

知り合いの絵本作家さんたちがスピーカーで出られるということで
夕刻、神楽坂まで足を運んだ。
飯田橋の駅ビルはもうクリスマスイルミネーション。

出版関係者だけではなさそうな顔ぶれ。300名弱ほどか。

■高畑さんは1935年生まれ。
近日、藤田嗣治の映画が公開されることに触れて、
「戦争協力者として追われたのは彼だけではない。皆が戦争を煽ったのだ。
まどみちおも戦争詩を書いていた。
生前、それを公表して謝罪したではないか」
だれでも戦争協力者になりうる怖さを、静かに語る。

■安保関連法に反対するママの会代表の方、
「誰の子供も殺させない」。
ご主人の理解が得られていないということで、匿名でのスピーチ。
身に迫った切実な問題として、育児、家事をしながら
母親にできることを続けたい、と訴える。

■シールズの20歳の女子学生。
「本当に止める!」
戦争に進むこの国を、
憲法を変えて独裁をしようとするこの国を、本当に止める。
自分の代で止まらなくても、思いを伝えて生きていきます。
諦めずに伝え続けていきます。
この国が立憲主義を取り戻すまで。
世界中の戦争が本当に止めるまで。
止めるまで言い続けます。

「よりよい未来を次の世代に引き継ぐこと」
そのひとつの願いのために
壇上にあがった彼女たちにエールを贈りたい。


「安保関連法に反対するママの会」代表の方、
「SEALDs」山田さんのスピーチはここから
http://kodomotachinomirai.blogspot.jp/

■那須正幹氏は山口県防府市より。
氏のライフワーク「ずっこけ三人組」シリーズをこのたび終了するとのこと。
主人公たちも50代になり、60代になり、その先の世界が見えない。
この3人こそが平和民主主義の申し子であった。
この国は一体どこへ行こうとしているのか?

■あさのあつこさんは岡山県美作市より。
児童書と一般書を書くことで、
児童書には書き手の責任が問われるということがわかった。
最近9人目の孫が生まれ、94歳の義父が亡くなった。
亡くなる前に聞いた言葉は
「戦争を知らん人間が政治をするのはきょーてい(怖い)」
責任のとれる作品を書くという戦いを、これからも続ける。

■長谷川善史氏は大阪から。
不幸な時代です。
僕は安倍晋三が総理をしている国に、
橋下徹が大阪市長をしている市に住んでいる。最悪だ。
3.11、6.23という日を忘れてはいけない。
そのために絵本の緊急出版もした。
祖父母からそのまた祖父母から延々とつながってきた命を
つないでいかなくてはいけない。

■伊勢英子さんは、時々、浜田山で一人で立っているという。
「安倍政治を許さない」というプラカードを持って。
自分がこうしたい、という意思表示をするにはこれしかない。
公園や林で木の実を拾うのが好き。
それをポケットに入れていつも触っている。
人間が生きる方法は、植物の中にあると思う。
東北震災後、飯館村に出向いて授業をしているが、
子どもの発想力に驚かされる。
最初365人いた子どもは、いま153人。
実際に見て、知ったことを伝えていきたい。

■村上康成さんは還暦になって、最近お孫さんができたという。
(え?あの時のお嬢さんがお母さんに?と密かな驚き(笑))
海と山と川が大好きで、国内外で釣り三昧。
生き物は殺して食べて、殺されて食べられて、その循環で生きている。
人間は殺しておしまい。そんな道理はないでしょう。
自然界から学ぶことは多い。美しい自然に畏怖、畏敬をもっている。
そんな自然を未来に伝えなければいけない。
3か月の孫のきれいな瞳に、世界中の子どもの澄んだ瞳に映る自然を守る。

■柳田邦男さんが伝えたいことは3つ。
1 子どもの理解…ストレスや世代間伝達のトラウマの影響が大きい
2 いのちのとらえ方~人称性
3 安倍首相の政治道徳

人間の命には、一人称、二人称、三人称、無人称がある。
無人称とは人間を人間として見ないこと。
これは戦争の中で普遍化する。ホロコースト、原爆投下など。
人間の本性とは恐ろしい。それが集団虐殺。

「私たちは、アメリカの言う通りに○○します」
ありえない、しかし現実となりそうな条文を9箇条読み上げて、
場内の失笑を誘う。

柳田氏のおすすめ絵本。
『やめて!』(デイヴィット・マクフェイル著・絵/柳田邦男 翻訳))
Noという一言が世界を変える。静かに「暴力反対」を訴える絵本です。

創作和食

2015-11-19 04:18:14 | 美味いただく
151117.tue.

今週もシモキタで女子飲み。
わかりにくい場所にあったけど(ちょっと迷った)、
初めてだったけど、
予約もしないで行ったけど、
アタリ!でした。



お任せ五品は、ワインにも日本酒にも合う創作和食。



二品目、あ、ポテトサラダね。と思ったら、
なんと!マツタケのアイスクリーム添え有機野菜の煮浸しでした。
なななんと! 美味じゃありませんか??



琥珀エビスの後は、相方は若波を常温で。
私は滋賀の酒、松の司を熱燗で。



〆のご飯はヒジキとゴルゴンゾーラのリゾットと低温調理された鴨を、
たまり醤油でいただきました。



おぬし、やるのう、、、的(笑)十分満足な夜でございましたよ。

これ、ほしい。(笑)

ニキのパワーでパワーアップ(⌒∇⌒)

2015-11-17 02:37:02 | 美を巡る
151116.mon.-2

苦いグァテマラ・ピーベリーを買った気分で、乃木坂まで。
ニキ・ド・サンファルの展覧会。

 

前情報の期待を裏切らないパワースポットでした。



射撃絵画から感じられる破壊と再生。
一見不気味な女の造形からも、
溌剌としたカラフルな女の造形からも滲み出る
アンビバレンツな要素は彼女の作品には不可欠だ。
強さと弱さ。ザワザワとした不安、そしてスコンと抜けた明るさ。
だからこそ惹きつけられる。

 

うーん、いい空間でした。

検査結果OK!グァテマラ・ピーベリーな気分

2015-11-17 02:35:25 | 乳がん…その後
151116.mon.-1



「14年だねー。大丈夫。
コレステロールがちょっと高いくらいかな。
また一年後に見てみましょう」
Dr.ナカムラの優しい声♥
先々週の検査結果、オーライでした。

あとは、とりとめのないはなしを30分ほどひとしきり。
先生のお祖父さまと私の祖父先生が同じ鍼灸医だったこと、
昔の浅草を水彩で書かれたお祖父さまの絵日記が出てきたこと、
先生自身が本の朗読の効用を体験されて、
最近は乳がん以外の依頼も増えてきたこと、などなどなどなど。
「じゃあ先生、来年、私が本を書いたら、推薦文書いてね!」
(って、これ、一年前にも言ったんだっけ(^^;; )とかもね、
どさくさに紛れて。(笑)
こんな和やかな診察室って、いいなあ。  

 

駅に向かう途中で、試飲したのより、ちょっと苦目の珈琲豆を購入。
グァテマラ・ピーベリー。
そんな気分だったので。


素晴らしき「描きテツ」

2015-11-13 12:37:24 | 美を巡る
151111.wed.
京王プラザホテルで個展開催中の棚町宣弘さんに会いに行く。

 

ロビーの壁面を埋める大作から、スケッチ風な小作品まで、
相変わらず自由自在な筆致が頼もしい。
なにより、彼の人柄そのままのように温かいのがいい。
風景も人物も、乗物に至ってはなおさら愛を感じます。



「描きテツ」というのだそうだ(笑)。
鉄道マニアの日本画家。

 

しばし、懐かしい日本の原風景の中に佇むひとときです。
11月19日まで。

新豊島区庁舎では常時、池袋を描いた彼の作品がみられます。

不思議なご縁で、、、金工展

2015-11-11 13:39:43 | 美を巡る
151110.tue.

日暮れて小雨降るなか、板橋駅初上陸。
瑞玉ギャラリー、田中千絵さんの金工展へ。

 

静かな店内に、ふつふつと呼吸をしているような作品群がずらり。

 

匙や香合、酒器といった小品から、
薬缶や花器、風炉先(と思ったら違うらしかったけど(笑))、
壁掛けのオブジェまで、・・・好みだわ〜🎶



アクセサリー作家の浅野式子さんも来られて、
そのまま3人で近所のブラッスリーへ。

偶然、それぞれが知り合いだとわかったのがつい先々月。
しかししかし、ずーっと昔から知ってたみたいなこのノリはなに!?(笑)
前世からの引力か?

事の発端は、
9月に銀座であった式子さんの個展に千恵さんが行って、
芳名帳で私の名を見て驚いて連絡をくれたということから。

かように、千絵さんと式子さんは同業同志だから当然としても。
式子さんと私は、私が銀座奥野ビルで2005年に帽子展をしたとき、
隣のギャラリーでアクセサリー展をしておられて、
そこで初めて彼女作のペンダントを購入したのがご縁で仲良しに。
千絵さんと私は、今年の春、N兄に連れられて行った加島ギャラリーでの個展で
出会ったばかり。そのときはあまり話もできなかったけど、
なんだか引き合うものがあって・・・。
3つずつ年は違うんだけど、関係ないよね、もう。

「なんかずーっと前から知っているひとみたい」

って、千絵さんから言われたけど、これってキーワード。
ときどきこんなこと言われたり、私もそう思ったりするひとがいる。
そういう出会いが、このごろ妙に多いような?
それなりに長く生きてきたせいか?(笑)

さてさて、飛び込みで入ったブラッスリーモリのお料理も絶品でした。
洋風なめろうとか、こんにゃくとポテトのゴルゴンゾーラソースとか、
意表をつきつつ,お味は本格的。
板橋、侮り難し。

書の三山展

2015-11-09 00:00:26 | 美を巡る
151105.thu-2  


「―墨山 節山静山―南信州飯田 書の三山展」
アートギャラリー道玄坂にて。
8日(日)18時まで。

 

飯田高校の大大大先輩の書道家、
高田墨山先生、田中節山先生、一澤静山先生、お三方の展覧会です。
伸びやかで力強い筆跡に圧倒されました。
画聖・菱田春草を生んだ山間の故郷の空気を、
渋谷のど真ん中で感じるひととき。

 


そして、今宵(11月8日)、時空を超えた?(笑)同窓会。
三山先生おそろいで、他には85歳をはじめとした飯田の諸先輩方。
弁護士、税理士、実業家、ジャーナリスト、アーティスト、、20余名、
まだまだ現役、いやはやすごいパワースポット!?となってましたよ、
道玄坂LION。
でもね、懐かしいやわらか~い飯田弁が飛び交って、
なんともいえない楽しい空間でした。