160406.wed.
今年2度目の鬼の撹乱。
前日、公園で長くおしゃべりして、カラダ冷やしちゃったかな?
花粉症の鼻水くしゃみが風邪のそれに変わってきた頃には
ときすでに遅し・・・(涙)
少し熱が下がって楽になりましたが・・・
無理無茶しないで、なんて他人に言ってる場合じゃないですね。
昼間、戸塚で、調香一筋60年という人生の大先輩のお話を伺って、
圧倒されました。(知恵熱はそのせいかも?(笑))
御年85歳。飯田中学(旧制中学ですね。現県立飯田高校)の先輩です。
長くフランスで調香の修業を積まれて、
いまは個人でアートパフューマリーを経営していらっしゃいます。
テーブルの上に用意してくださった有名な香水の箱や瓶。
レディー・ガガと名付けられた香水の色と香りにびっくり。
シュッと吹き付けると、黒い液体が!?(笑)
予想に反して甘い香りでした。
(が、この時すでに背筋ゾクゾク、鼻が詰まり始めていたので、あてにあらないけど)
ミツコやコティの珍しい香水瓶にもワクワクします。
香りだけじゃない、これも総合芸術ですね。
K氏、いまでも新しい香りや珍しいものには目がないご様子。
蘭引(らんびき)という江戸時代に作られた蒸留器を前に、話が止まりません。(笑)
これをある骨董市でを見つけたときは、
奥さんを放ってまっしぐらに買いに走ったのだとか。
電車の中でも、
「失礼ですが、つけていらっしゃるのは○○ですか?」と
突然、ご婦人に声をかけることもあるそうな。
未だ現役、K氏の小さなラボは夢のファクトリー。
無数の小瓶が壁いっぱいに並べられ、
分銅計や五玉の算盤などもごく自然に置かれています。
意欲があれば何でもできる、いつまででもやれる、
とおっしゃった時の一瞬の目の輝き。
こういう発見が嬉しいんだなあ。