ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

031:SF(コバライチ*キコ)

2010-02-28 17:49:42 | 題詠2010
十代を夢中にさせし「ウルフガイ」SF作家平井和正
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赤と黒

2010-02-27 18:00:09 | きものがたり


100226.thr.-2
本日は春一番が吹いたらしいが、
2月も終わりなので、縞に雪輪模様の結城紬。
唐長の柄行きの帯と長羽織をセットで。
名づけて「赤と黒」。(そのまんまやん・笑)
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茂山家狂言でひと笑い

2010-02-27 17:55:37 | 美を巡る
100225.thu.
狂言「千作千之丞の会」を観に、国立能楽堂へ。

茂山家を観るのは二年ぶりくらいかも。
あの頃は落語と組むといっては追いかけ、
オペラとコラボするといっては観にいき、
もちろん普通の狂言にも通い、と
当時は結構はまっていたのだったが、最近ちょっとご無沙汰でした。
まあ、しかし、会場内は空席もあり、全体に熱が冷めた?感が漂う感じ…。
東京だからか? 2日目だからか?

本日の番組は、以下の通り。
「福の神」
神社の参詣人の前に福の神が現れて、いきなりお酒を所望する。
茂山七五三(しめ)さんが面をつけているので、
なんだかそれだけでも可笑しいのでした。
人間としての正しい道を説き、
自分への供物もたっぷりするように説いて
笑いながら去っていく福の神。
なんとも朗らかで明るい新年らしい一番。

「二人袴」
妻の実家へ挨拶に行くのに兄に付き添っていってもらうほど
精神的にとっても幼い聟(むこ)に逸平さん。(なんだかピッタリ…笑)
兄が舅の家の外で待っているのを見つかり、二人で家に迎えられるが
長袴は1枚しかない。
取り合ううちに2枚に裂けてしまう。
それをそれぞれ前に当てて入るも、酒を注がれ、
果ては舞え、それも(当然)立って舞え、といわれ大弱りの二人。
この兄弟の演技がもう可笑しくて、わかっていてもゲラゲラ笑っちゃいました。

「武悪」
人間国宝・千作さん、山本東次郎さん、千之丞さんが
後見とともに登場。
90歳の千作さん、すいぶん足元がおぼつかないが、大丈夫かしら?
以前よりひとまわり小さくなられたような…。
舞台中央に3人が並んですわり、まず主人と太郎冠者の掛け合いから。
さすが、千作さま。
声の通りといい、厚みといい素晴らしいこと!
さきほどの心配を吹っ飛ばしてくれました。

太郎冠者に始末をさせたたとばかり思っていた、
できの悪い奉公人・武悪にばったり出くわした主人一行。
幽霊のふりをする武悪に振り回される主人を
千作さんが泣いたり喜んだり怖がったり、と緩急つけて演じる。
…が、お三方、最後までそこに座りっぱなし。
普通は、ちゃんと動き回るよねえ?……と思っているうちに
終わってしまった。

立ち上がるやいきなりよろける千作さん。
そこを後見がしっかと支え、そろりそろりと退場します。
なるほど、これは新手の狂言だったんですねー。(笑)
お見事でした。
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明るい農村

2010-02-27 05:48:49 | きものがたり


100223.tue.
五行歌麹町歌会。
紺・濃緑ベースの郡上紬に日本刺繍を施した紬の八寸名古屋。
暗闇の中でも針に糸が通せると言われた名人、
故・箸尾百亭工房作の「明るい農村」(勝手に命名)。
夫婦が仲良く水車を踏んでいるほのぼのとした
現代ではもう見られない場面です。
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030:秤(コバライチ*キコ)

2010-02-27 04:01:05 | 題詠2010
お互ひの気持ちを秤にかけてみて同じにるやふ分銅を足す
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五行歌・麹町歌会2月

2010-02-26 02:52:11 | 歌を詠む
100223.tue.-2
ボランティアの後、
銀座・奥野ビルの静鹿ギャラリーで本日から始まった
「ショーの後のショーハット展」へ。
帽子のあらい先生に会ってから、五行歌麹町歌会へ向かう。

<自由詠>
てのひらで
受けとめる前に
消えてしまう
そんな淡雪のような
恋もあった

   表現が「付き」すぎかなあ、と思いながらも
   一気に仕上げてしまった歌。
   初恋の歌のようだが、「淡雪」の前に「そんな」を入れたがために、
   実はどろどろした恋をにおわせる、
   と評してくださった方がいたが、
   なるほど~(笑)。ふふっ、ノーコメント。

<題詠・雪>
てぶくろを
買いにゆきたい
子狐の
小さいてのひらに
雪が 舞う

   新見南吉の絵本の世界です。
   この季節、必ず思い出すシーンですね。
   次席。
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半透明の月を仰ぐ

2010-02-26 02:48:53 | 乳がん…その後
100223.tue.-1
「ハグしてください」
別れ際、Hさんが突然言った。
ハグされることで元気をもらいたいのだ、と。
2回抱き合って、「元気になってね」と。

乳がんが再発して手術を終えたばかりのHさんは、明るかった。
最初の手術のときは
「切ったら終わり。抗がん剤もしたし、もう平気」
痛みらしい痛みも経験することなく、
さほど深刻にならなかったのだ、と。
しかし、1年後、今回の再発はさすがにショックで、
今度こそ食生活から何から何まで改善して
生まれかわりたい。
患者会にも入ってちゃんと病気と向き合いたい、と
語ってくれるうちに、
彼女の目からみるみる涙があふれてくる。
思わず私も涙目に…。

多くを語らなくても分かり合える友人がたくさんできるのが
患者会のメリット。
そこから同じ病の友のための訪問ボランティアチームが作られ、
私も毎月こうして出かけているわけなのだ。

この日はもう一人希望者がいて、そのTさんの病室へ向かう。
同席されたご主人は私たちが話すのを静かに聞いていらしたが
「奥様が不自由な間が、洗濯とかを覚えるいいチャンスですよ」と
声をかけると、はにかむように頷かれた。

今回は二人とも同世代だったこともあり、
最近暴走気味の私生活(笑)を引き締めないといけないなあ、なんて
反省いたしました。

レポートを書いてから、院内の空中庭園を少し散歩。
風もなく、空が高い。
半透明の半月を仰ぐと、なぜだか胸がきゅんとする。
一瞬、時が止まった感じ。
その後は、旧チャペルへ。
外壁改装のため、光が遮られていて、ステンドグラスには
いつもの透明な美しさはない。どんよりした雰囲気。
ロマネスク時代はこんな感じだったのかしら?
これはこれで神との対話も深いものだったのでは、なんて思いながら
いつものお祈りをした。
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やっぱり鰤しゃぶ!

2010-02-26 00:59:58 | 美味いただく
23:20 from モバツイッター
100225.thu.
国立能楽堂で 茂山家の狂言を見て ひとしきり笑った後は 富山料理五万石で 鰤しゃぶを満喫です。
野菜と一緒にいただくと なお美味しい!
鰤しゃぶを食べたくて、仕事がらみも含めて過去4度、氷見を訪れている私。
が、獲れたての新鮮な鰤しかしゃぶしゃぶにはできない、と
地元では1度しか食べたことがなかった鰤しゃぶが
東京のこの店ではいつでもいただけるんですと。
女将に聞けば、「そのぶん、地元の人が食べられないんです」と。
骨まで食べられる鰤大根に、梅肉入りとろろがけ氷見うどん、美味でした。



http://f.hatena.ne.jp/twitter4/20100225232035
by quu75 on Twitter
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029:利用(コバライチ*キコ)

2010-02-25 14:45:11 | 題詠2010
君になら利用されてもいいといふひとはなかなか現れぬなり 
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元気が出る着物

2010-02-25 14:41:50 | きものがたり
100221.sun.
毎年恒例の、東京織物ナントカ協会の「着物パーティー」に
赤坂プリンスホテルへ。
着物を着る機会を増やすということで
観劇や花火大会など、なにかしらのイベントのご案内を
年に数回いただく。

私が仲良くしていだいている荻窪の呉服屋さん仲間は
年齢的には母親世代の方々ばかり。
ふた周りは当然、三回りも年上の方もいる、
とってもお元気で素敵な女性ばかりだ。
そんな正統派のおば様たちのなかで、私だけいつも
色足袋・柄半襟の変わった(?笑)コーディネートをしていくので、
皆様たちからは楽しみにされいるのです。
「いつも刺激になるわ~」なんて言われて調子に乗っている私だが、
刺激になるのはこちらです、本当は。
皆さま、マジでお金持ちの方々ばかり、しかもセンスもいいので
そこらへんの呉服屋さんでは見られないような
作家ものの見事な、そして珍しいお着物や帯を見せてもらえるわけ。
毎度、眼福、眼福。目の保養です。
もちろん、いろんな人生経験も聞かせてもらえるし。

今回は、病気で退職された元店長もいらしゃるということで
皆も楽しみにして集まりました。
こうなると、なんだかみんなお友達みたいな関係。
この不況の風が吹きすさぶ中、店を閉じた呉服屋さんも多いと聞くが、
どっこい、この開場のこの華やかさといったら、もう別世界。
私? 私は昔の着物で出ています、よ。

本日は、今年2度目の黄八丈に干支の袋帯。
黄八丈の作家である東京都指定無形文化財技術保持者・山下八百子さんは
残念ながら昨年末に89歳で他界されているので追悼の意も込めて。



病気になった年に、分不相応な値段を考えずに入手したこのお着物は、
私の元気のもと。
そう、一目ぼれしたのでした。
この着物が着たい! 早く病気を治そう、そう思ってお支払いもコツコツと…(笑)
8年経ったいま、当時よりなんだかこの黄色が落ち着いてきたような…。
黄色は八丈刈安、茶色はマダミ、黒は椎で染め出す草木染ゆえか。
これも、一見、黒と黄色の派手な格子に見えるが
実は濃淡の茶が混じった複雑な色合いになっていて、
あらためて織り手の凄さを感じるのはこういうときだ。

東京芸大生のお琴演奏、演歌歌手の登場、
素人ファッションショー、大抽選会、といつも通りの進行で無事修了。

その後はSさんと日本橋高島屋の「加賀手まり&刺繍」展を見て
他愛のないおしゃべりをさんざんして別れる。
これも元気のもと!



そうそう、このモモンガコート(と勝手に命名)が好評です。
野蚕のっざっくりとした素朴さがgood。
かつ、軽くて暖かくて扱いがラクチン。

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