ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

Kちゃん、安らかに。。。

2017-12-13 22:22:26 | 乳がん…その後
171210.mon.



14年前に一緒に病院ボランティアを始めたKちゃんが亡くなった。

患者会の説明会の日、抗がん剤を終えて、
リカちゃんウィッグを付けて着物で行った私に、
「自分と違って、こんな明るそうな人と友達になりたい」と
声をかけてくれたのがKちゃんだった。
誕生日が1日違いの同じ年で、すぐに仲良くなった。

再発転移したと聞いた時は、クリスマスを控えた今頃の季節だった。
彼女の白すぎる顔とぐっと細くなった二の腕に、
これは大変なことになったと思った日から8年。
自分が病気になった8年半前よりさらに老いた両親にこれ以上心配かけたくない、と
涙を落としたしっかり者のKちゃんは、それからも治療しながらフルタイムで仕事を続け、
自分のことで大変ななか、いつも友達のことを気にかけてくれた。

ここ数年はメールのやりとりになっていたが、
再発転移しても自分に合う治療法を選んで
QOLを保つ生き方のできる素晴らしい友人として、彼女は私の誇りだった。
そして、ボランティアで患者さんに勇気を与える一例として
語らせてもらってもいたのだ。

もう一度、会いたかった。
そのうち時間ができたらね、なんて言ってないで、
すぐに会いに行けばよかった。

 

本日、ボランティア勉強会が終わった後、
チャペルに寄った。
天国のKちゃんと話すために。
クリスマス、もうすぐだよ、Kちゃん。。。

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