空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

戦争をしない選択は不可能なのか

2017年11月06日 18時04分41秒 | 思考試行

そんなはずはない。人間同士殺し合うことは、どう考えても、おかしい。自分の家族がころされても復讐することは、できない。法律に基づいて、罰する以外に方法はない。リンチをするわけにはいかない。もし、リンチが可能ならば、世の中の秩序は相当乱れて、収拾がつかなくなることだろう。

だが、国と国との争いでは殺人も罪とはならない。生身の人間の命が、国家の名のもとに、奪われ、戦場で費消される。そして、有力者、富者、権力者の子弟は戦争へ行くことはない。昔、貴族は戦場の先頭にたったというが、それは、例外だから、そんな話がでてくるのではないだろうか。

戦前の日本の場合は、国家の名のもと、国民にモノを言わせず、戦争を遂行してきた。弾圧が強行された。共産党はひどい弾圧を受けた。今だに、その後遺症はある。特別の存在として、別扱いをする政治評論家もいる。タレントもいる。戦争に反対すれば、こうなるという象徴になった。

戦争に突っ込むときは、その前に、国民の手足を縛るだろう。アメリカのようなシステムにならないと思う。今は、アメリカは徴兵制ではない。日本の場合は、強制するために、徴兵制をいれてくるだろう。となれば、戦争反対の共産党を非合法へ追い込むことも考えられる。

選挙は小選挙区のみにして、教育で、宣伝で、反共を正面に打ち出し、あらゆる場面で、民主勢力にイジメを敢行する。抵抗すれば、難癖をつけて、逮捕拘禁、あとは、非合法だ。

本当に民主的な政治形態は、日本で生まれるだろうか。民意を尊重する気風が、国にみちみちていないとそうはならない。勝手にはならない。そうしようという国民の意識が必要だ。