マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

甲州路の春(その3 紅富士)

2012年04月21日 | 

 旅の二日目の宿は「山中湖マウント富士」。”宿泊して富士山が見えなければ宿泊代は頂きません”との伝説のある宿です。高台に建つ、このホテルからの富士山の眺望に自信があるのでしょう。以前宿泊した時にこの伝説の真贋をフロントで尋ねた事がありました。答えて曰く「今はやっておりません」と。かっては伝説を実施していたようです。


 4月15日(日)の朝5時過ぎ、何気なしにカーテンを開けると、昨夜来の雨は上がり、くっきりと富士が見えます。頂上付近は赤く染まり始め、紅富士になる事が予想され、ベランダに出てシャッターチャンスを待ちました。撮影した写真を眺めると、富士山はそれほど紅(くれない)には見えませんでしたが、太陽がすっかり昇ったときの真っ白の富士(写真 その1)と比べるとその違いが一目瞭然。紅富士(写真 その2)が撮影されていました。(右上の写真が写真1)



           (写真2:紅富士)


 紅富士と対照して赤富士があります。冬に雪化粧した富士山が朝日を浴びて紅に染まる状態を紅富士と呼ぶのに対し、赤富士とは雪が全く消えた晩秋から初冬にかけて、早朝に富士山が朝日に赤く染まる状態を言います。昨年11月に宿泊したときにダイヤモンド富士にはお目に掛かれましたが、翌朝は曇りで、赤富士は見られませんでした。

 さて10時過ぎ、宿を後に河口湖畔にある人形の館「与勇輝」館(2012年1月11日のブログに登場)に立ち寄り帰京の途に着きました。