テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 童話世界の《スター旅日記》 ~

2023-01-31 21:41:16 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ♪るるゥ~♪うそをォついたらァ~♪」

「がるる!ぐるるるがる~♪」(←訳:虎です!伸びるよ鼻が~♪)

 

 こんにちは、ネーさです。

 嘘をつく度、お鼻がヒューン!と。

 物理の法則に反してドヒューン!と。

 はい、本日の読書タイムは、

 不思議な鼻の持ち主が登場する

 こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

  ―― 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。 ――

 

 

 著者は青柳碧人(あおやぎ・あいと)さん、

 2022年10月に発行されました。

 『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』に続く

 《赤ずきん》シリーズの第2作です。

 

「あかずきんさんッ、たいへんッでスよゥ!」

「ぐるるるるるぅ~!」(←訳:巻き込まれたぁ~!)

 

 赤い頭巾がよく似合う、

 彼女の名は……

 本名かどうかの問題はちょっと横に措いといて、

 《赤ずきん》ちゃん。

 

 今回、童話界のスーパースターというべき

 大人気を誇る彼女の前に

 新たなスター候補が現われました。

 

「ふァ~…それがァ、うわさのォ」

「がるるる~!」(←訳:ピノキオ~!)

 

 いや、しかし。

 ピノキオくんを

 赤ずきんちゃんのライバルと見立てることは、

 いささか無理があるかもしれません。

 

 ピノキオくん、相当な”天然”っぷりです。

 いえ、ぷりじゃなくて、

 本当の本当に天然なのでしょうか。

 

 怪しい出来事に遭遇しても

 どうしたらいいか分からない?

 身に危険が迫っているというのに、

 あたふたするばかり?

 

「そんなァときはァ~あかずきんちゃんッ!」

「ぐるる~!」(←訳:助けて~!)

 

 ピノキオくんに、

 次々と降りかかるトラブルの火の粉。

 

 冷静でクレバーな女の子・赤ずきんちゃん、

 実は優しい心根の子ですから、

 見て見ぬふりが出来ません。

 たとえ、

 火の粉が赤ずきんちゃんの上に飛んでこようとも。

 

 そうして、新たな旅が始まりました。

 ドジで天然おバカな木偶人形を、

 人間の男の子に変える魔法を

 見つけるための旅が……。

 

「かしこいィ~あかずきんちゃんッ!」

「がるるぐるがるるぐる!」(←訳:推理力なら童話界随一!)

 

 人間の子どもになりたい――

 ピノキオくんのその思いは、叶うのか。

 トラブルの根を断つことは、出来るのか。

 

 『白雪姫』や『三匹の子豚』

 『ハーメルンの笛吹き男』他、

 名作童話を本歌取り?した

 赤ずきんちゃんの冒険譚は、

 ミステリ好きな方々におすすめですよ。

 本屋さんで図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

コメント
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