テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

 ♪ミニチュア雛道具の世界♪

2015-02-28 21:32:56 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 くひゃあァ! もうゥ~さんがつゥ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!明日から3月!)

 こんにちは、ネーさです。
 桃色のモモのお花があちこちで目立つ今週末は、
 展覧会情報も桃の節句絡みで、さあ、どうぞ~♪

  



             ―― 花のお江戸の雛飾り ――



 静岡県三島市の佐野美術館にて、
 会期は2015年2月21日~4月5日(木曜休館)、
 『極小美の世界』と副題が付されています。

「おひなさまァでスかァ~♪」
「ぐるるがる~♪」(←訳:お内裏さま~♪)

 さかのぼれば、
 もと江戸八丁堀の与力、仁杉(ひとすぎ)家に伝わるものだった、という
 内裏雛と雛道具は、
 明治に入って転々と所有者が変わり、
 アメリカのコレクターの所蔵品となっていましたが、
 近年、日本に買い戻されました。

  

「おかえりィなさァいッ♪」
「ぐるるるがるる!」(←訳:小さくて可愛い!)

 雛人形さんの高さは、10㎝。
 雅楽の楽器類、
 太刀や小刀と刀掛け、
 蒔絵箱入りの百人一首、
 少女たちの遊び道具である貝合わせと貝桶のセット、
 炉や袱紗などの茶道具も、
 驚異のミニチュアサイズ!

  

「あッぱれぇ、しょくにんさんッ!」
「がるぐる!」(←訳:見事です!)

 雛道具としてはとても珍しい、
 《櫓(やぐら)時計》も、
 この展覧会では展示されています。

 しかも!
 この時計、飾りモノじゃないんですって!
 ゼンマイ仕掛けで、実際に動く!
 音も鳴る!

 
「これはァ、もうゥ!」
「ぐるるがーるるるる!」(←訳:究極のドールハウス!)

 なので、ドールハウスマニアさんは、
 ぜひ三島へ。
 遠いわ~…三島には行けないわ~…という方々は、
 佐野美術館HPを訪問してみてくださいね~♪
 出展作品の画像、ミュージアムショップ情報なども、充実しています!
 





   ついでに、今回はオマケ画像も春モードで。
   
   「こッ、これはァ??」
   「がるっ?」(←訳:何だっ?)
   
   アタマが春?になっちゃいそうな、
   ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』日本版!
   演劇分野は私ネーさの守備範囲ではないのですが、
   好きなんです~出演者のおひとり・ムロツヨシさん!
   という次第で、御紹介です。
   東京公演は3月1日まで、
   その後、大阪、福岡でも公演が予定されていますよ。
   「みんなァ、へんてこォ!」
   「ぐるるがる!」(←訳:そこがいい!)

   では皆さま、ヘンテコな歌など口遊みつつ、穏やかな週末を。



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オマージュふたたび!少年探偵!

2015-02-27 21:28:55 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでッス!
 くはッ! とッぷうゥ~ッ!」
「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!超強風だぁ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 晩冬の、いえ早春のこの突風は、
 もしや、世間でいま話題となっている彼奴の仕業なのでしょうか?
 帝都の平和な眠りを破る胡乱な影の正体は……
 さあ、本日の読書タイム、開幕です~♪

  



               ―― 少年探偵 ――



 著者は小路幸也さん、2015年1月に発行されました。
 『みんなの少年探偵団』と副題、というか、
 シリーズ題名が付されています。

「しょうねんたんていィ、といえばァ~」
「ぐるがる!」(←訳:あの少年!)

 先日ご紹介しましたアンソロジー作品『みんなの少年探偵団』では、
 万城目学さん、湊かなえさん、向井湘吾さん、藤谷治さん、
 そして、この御本の著者・小路幸也さんが、
 と~っても楽しそうに
 江戸川乱歩さんの名作《少年探偵団》に捧ぐパスティーシュ作品を
 著していましたね。

 あ、パスティーシュじゃなくてオマージュ作品というべきかしら?

「どんどんッ、のめりこんじゃうゥ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:少年探偵団の世界!)

 そこで、さらに一歩進めて。

 『みんなの少年探偵団』は短編作品を集めたものでしたが、
 ここはひとつ、ゴージャスに!
 長編にしちゃいましょう、『少年探偵団』を!

「あらたなァ、しょうねんたんていだんッ、たんじょうゥ!」
「ぐるる!」(←訳:平成版だ!)

 昭和の、江戸川乱歩さん版《聖典》に敬意を表しつつ、
 平成の風合いもほどよく取り入れて
 著者・小路さんは
 少年探偵=小林少年の創出に挑みます。

 時代は、太平洋戦争が終わった後の日本、なのか、
 それともパラレルワールドの日本なのか、
 ひとにぎりの“持つ者”つまり貴族や財閥といった富裕層と
 “持たざる者”庶民がせめぎあい、共存する世界――

 平等ではないけれど、
 それなりに平穏だったその世界を
 打ち砕こうと企む者がいます。

「かいじんッ、でスゥ!」
「がるるるっ!」(←訳:二十面相っ!)

 新聞の一面を騒がせる怪人二十面相の暴挙に、
 心を傷めているのは……

 怪人のおそろしい犯罪の被害者、ではなく、
 ひとりの少年でした。

 彼は或る決意と遺書を胸に
 東京駅のホームに立ちます。

 
 もうすぐ、汽車がホームにすべり込んでくる。
 その車輪の下へ――

「わわッ、いけませんッ!!」
「ぐるがるるー!」(←訳:誰か止めてー!)

 危機一髪の瞬間、
 少年の襟をつかむ手が……?!?

 さて、ここから先はネタバレ禁!なので書けませんよ。
 でもね、
 むか~し『少年探偵団』を読んだオトナさんも
 これから『少年探偵団』を知るチビっ子さんたちも
 エキサイトすること確実の冒険が始まります!

「まきめさんはァ?」
「がるるる?」(←訳:湊さんは?)

 とめどなく続きを、いえ、
 新作を読みたくなる《みんなの少年探偵団》シリーズ、
 (万城目さんも長編を書くのかしら?)
 ぜひ手に取ってみてくださいな~♪
 


 
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 ― 平安オルフェウス翁 ―

2015-02-26 21:49:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふゥ~ッ、ほんだなァとのォ、たたかいィはァ~…」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!果てしないです!)

 こんにちは、ネーさです。
 先日購入した『ホイッスラー展』図録(厚い・大型・重い)の
 収納場所の困り切っているのですけど、
 ここらでちょこっと現実逃避!
 読書タイムにいたしましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



             ―― 陰陽師 蛍火ノ巻 ――



 著者は夢枕獏さん、2014年11月に発行されました。
 御本巻末の『あとがき』によれば、

  ―― 清明と博雅の物語を書き続けて、そろそろ三〇年近くになる ――

 と、著者・夢枕さんが感慨をもって述懐する、
 めでたくも長寿な《陰陽師》シリーズの最新単行本です。

「さんじゅうゥねんッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:人気のあかしだね!)

 平安京の護り手・清明さんと、
 清明さんの親友であり笛の名手である博雅さん。

 
 この『蛍火ノ巻』でも、
 もちろん、おふたりは主役の貫録で
 読み手を魅了してくれますが、
 今回に限って?でしょうか、
 在京ふたり組以上の存在感を放っているのは、
 蘆屋道満(あしや・どうまん)さんです。

「ふァ~、あのォおじちゃんッ、でスねッ!」
「がるぐるぐる!」(←訳:髪はボサボサ!)
「まッしろォおひげッ!」

 2014年1月に刊行された『陰陽師 蒼猴(そうこう)ノ巻』では、
 『蒼猴』すなわち青猿さんという存在が、
 敵役(かたきやく)として
 とても印象的でした。

 この御本では、
 《陰陽師》シリーズ全体の敵役/脇役であるはずの道満さん、
 ときに主役を張ります!

「おじちゃんッ、しんしゅつゥきぼつゥ!」
「ぐっるがっるぐる!」(←訳:あっちこっち出張!)

 夜も更けた深山で、
 道満さんがその機略を発する物語、
 『山神の贄(にえ)』……

 ギリシャ神話のオルフェウス譚を
 斜(はす)から眺めたような、
 道満さんの別の顔がひょっこり覗く短編作品は、
 あるいは、
 一宵の夢、なのかもしれません。

「やるねッ、おじちゃんッ!」
「がるる!」(←訳:渋いよ!)

 『筏往生(いかだおうじょう)』、
 『産養の磐(うぶやしねのいわ)』でも、
 道満さんは独走、いえ、独奏状態?
 
 いいなあ、
 日本史の“はぐれ者”道満さんを主人公にした大長編伝奇ロマンを
 読んでみたいなあ~♪と、
 思ってしまう《陰陽師》シリーズファンの方々も
 ひとりふたりじゃない、でしょうね。

「たぶん~ッ!」
「ぐるがるっ!」(←訳:大勢いるっ!)

 次巻の清明さんは・博雅さんは・
 そして道満さんは……と、
 一段と楽しみな《陰陽師》、
 全活字マニアの皆さまに、おすすめです♪



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《!!!》の記念館!

2015-02-25 21:45:58 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みもざのォ~きいろッ♪」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!桃のモモ色!)

 こんにちは、ネーさです。
 ミモザ、アネモネ、スイートピーにモモ……と
 お花屋さんはそりゃもうカラフルな春!
 本日の、読書ならぬ展覧会情報は、
 春休みにはさぞや賑わうんだろうな~♪という
 こちらのミュージアムを御紹介したしましょう♪♪

 ちょっとロゴが小さくて読みにくいかもしれませんが、
 パンフレットの文字には

  


 
         ―― 安藤百福発明記念館 ――


「あんどうゥさんッ??」
「ぐるぅ?」(←訳:発明ぃ?)

 えへん、またの名を、

  


       ―― CUPNOODLES MUSEUM (カップヌードルミュージアム)――


「おおォ~ッ♪」
「がるる~!」(←訳:あれか~!)

  

 はい、↑コレでございます。

 名称《カップヌードルミュージアム》、
 より正式には《安藤百福発明記念館》。

 安藤百福(あんどう・ももふく)さんとは……

  

 こちらの御方↑ですよ。
 日清食品創業者さんであり、
 1958年、世界初のインスタントラーメン“チキンラーメン”を発明、
 1971年には世界初のカップめん“カップヌードル”を発明した
 日本の《発明王》!

「このひとがァ、いんすたんとらーめんのォ~…」
「ぐるるる!」(←訳:お父さん!)

 館内には、
 ヒストリーキューブ、
 百福シアター、
 百福の研究小屋、
 安藤百福ヒストリー、
 などの展示の他に、

  

 ↑自分好みのオリジナルカップヌードルを製作できちゃう
 マイカップヌードルファクトリー……

「わああッ! ちょうせんしたいィ~!」
「がるるる!」(←訳:作りたい!)

  

 ↑チキンラーメンの製造工程を体験できる
 チキンラーメンファクトリー……

  

 ↑安藤百福さんが、めんのルーツを探る旅《麺ロード》で出会った
 8ヵ国のめんを味わえるフードアトラクション、
 NOODLES BAZAAR ワールド麺ロードが
 麺好きな食いしん坊さんたちを
 大喜びされてくれます♪

「ふぁんたすちッくゥ~!」
「ぐるがーるー!」(←訳:お腹グーグー!)

 このパンフレットをいただいたのは、
 先日ご紹介した横浜美術館のエントランスコーナーでした。
 TVや雑誌、ネットでは
 テーマパークのように説明されてることも多いようですが、
 安藤百福発明記念館は、れっきとしたミュージアム、なんですよ。

 記念館の所在地は、
 横浜美術館からやや離れた横浜市中区新港、
 みなとみらい地区です。

 休館日は火曜(祝日の場合は翌日が休館)と年末年始、
 入館料は¥500(消費税込)
 高校生以下は入館無料ですが、
 チキンラーメンファクトリーは
 事前の予約と別途料金が必要となります
 (小学生¥300、中学生¥500、いずれも税込)。
 ワールド麺ロードは、1食[ハーフサイズ]¥300(税込)
 と、お値段が設定されていますよ。

「いちばんッ、ちかいィ~えきはァ~」
「がるるるぐる?」(←訳:馬車道駅かな?)

 記念館は、
 みなとみらい線の《みなとみらい》駅、
 もしくは《馬車道駅》駅から徒歩で約8分、ですね。
 皆さま、春休みのお出掛けに、いかがですか~♪




   では、今回はオマケ画像もヨコハマ関連で!
   
   横浜美術館のインフォメーションで入手しました♪
   『ホイッスラー展ジュニアガイド』は
   NHKさん制作の隠れた力作?
   「てんらんかいィはァ、にちようびィまでッ!」
   「ぐるる~!」(←訳:急いで~!)
   ホイッスラー展は3月1日が最終日ですので、お見逃しなく♪
  


  
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レンガと波音。

2015-02-24 21:32:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うんッ、テディちゃもォ、ほしいィぞッ!」
「がるる!ぐるがるるー!」(←訳:虎です!記念スイカー!)

 こんにちは、ネーさです。
 記念スイカ騒動で大きな注目を集めた場所、といえば東京駅。
 本日の読書タイムは、
 その東京駅を解析する新書本を、どうぞ~♪

  



 
            ―― 東京駅《100年のナゾ》を歩く ――



 著者は田村圭介(たむら・けいすけ)さん、2014年12月に発行されました。
 『図で愉しむ《迷宮》の魅力』と副題が付されています。

「あかれんがァ、でスねッ♪」
「ぐるるがる~!」(←訳:100周年~!)

 1914年(大正3年)12月20日に開業、
 2014年にはめでたく100歳の誕生日を迎えた東京駅。
 住所もなんだかめでたいわ♪
 東京都千代田区丸の内一丁目!

「えきしゃもォ、ふくげんッかんりょうゥ!」
「がるるぐるーがっる!」(←訳:内側もパワーアップ!)

 きれいにおめかしして、
 首都の顔の名に恥じぬ存在となった東京駅には、
 山あり谷あり、
 紆余曲折の歴史があっただろうなぁ~…と
 想像できますよね。

 江戸以前の時代、
 丸の内一帯は海に面した美しい松原であったそうです。
 現在、東京駅のあるあたりは、
 海の中か、波打ち際か……

「どッぷ~んッ!」
「ぐるがる!」(←訳:潮の香り!)

 そんな場所が、
 お江戸の時代に埋め立てられ、
 明治政府の政策で民間に払い下げとなり
 (土地の買い手はなんと三菱財閥二代目・岩崎弥太郎さん!)、
 少しずつ“駅の地”へと
 変貌してゆく様子を
 著者・田村さんは悠々と綴ってゆきます。

 歴史好きさんは経緯をよく御存知でしょう、
 明治初期、
 荒涼たる原っぱ(その名も三菱ヶ原!)に、
 辰野金吾さん設計の駅舎が現出し、
 多くの鉄道路線が通じるようになって、
 そして、戦争の空襲被害が……。

「たいへんなァめにィ、あッたのでスゥ!」
「がるぐる~!」(←訳:でも復活~!)

 復活までの長い道のりを想うと、
 広ぉ~い東京駅内で迷子になるのも
 怖くなくなりますね。

 地下の京葉線ホームでは、
 ああ、ここはン百年前は完全に海面下だったんだなあ、
 このあたりでは波の音が聴こえてきそう、
 華やかなショッピングモールはさながら竜宮城……

 
「いまじねーしょんッ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:湧く沸くぅ!)

 明治に始まり未来へとつなげられてゆく
 壮大なプロジェクトの物語。

 鉄道ファンさん&建築ファンさんは必読です。
 東京駅周辺に通勤している御方も、ぜひ♪
 


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~ オオカミ男の想い出 ~

2015-02-23 21:47:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うわわッ、こわッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!表紙が強面!)

 こんにちは、ネーさです。
 文庫本の表紙で、こちらを睨みつけている?のは、
 オオカミ、それとも人狼?
 とすれば、この御本はホラーもしくはSF……ってことはなく、
 一級品のエッセイ作品なんですよ。
 さあ、本日の読書タイムは、名手さんの名品を、どうぞ~♪

  



              ―― ポーカー・フェース ――



 著者は沢木耕太郎さん、単行本は2011年に、画像の文庫版は2014年5月に発行されました。
 JTB紀行文学賞を受賞した『深夜特急』3部作、
 司馬遼太郎賞受賞の『キャパの十字架』他で知られる
 ノンフィクション作家・沢木さんは
 名エッセイストでもあります。

 この御本は『バーボン・ストリート』『チェーン・スモーキング』に続く
 沢木さんの第三作目のエッセイ集……なんですけど、
 『あとがき』によれば、
 『ポーカー・フェース』にするか
 『ポーカー・フェイス』にするか、で
 悩んだのだとか。

「ささいなァちがいィッ?」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:大きな違いかも!)

 小さな出来事、
 ささやかな連想、
 そして回想。

 そうだ、初めて旅先で置き引きに遭ったのは
 あの国でのことだった――
 
 これまで、旅先での盗難とは
 まったく縁がなかったのに。
 バスターミナルで、
 バックパックを持っていかれてしまったんだよなぁ……

「わきゃゥ! それはァかなしいィ~!」
「がるぐるるぅ~…」(←訳:落ち込むよォ~…)

 旅慣れた方々でもドキドキしてしまうアクシデント、ですよね。
 御本冒頭に近いこの部分で、

 それで? どうしたんだ?
 旅は中断?
 ショックから立ち直って再開?

 と、思わず前のめりになっちゃった人は、
 ええ、もう沢木さんのエッセイのトリコです。

「どうなッたのでスかァ??」
「ぐるるがる?」(←訳:荷物と旅は?)

 荷物紛失事件は
 ちょっとビックリな結末を迎えます。
 さすがの沢木さんも苦笑い、なオチとは……。

 旅の思い出は、
 靴磨きの老人との出会い、
 さらに神田のお寿司屋さんと、
 お寿司屋さんの大将さんとの会話へと
 あちらに飛び、
 こちらに舞い戻り。

「いッけんッ、みゃくらくがァ、なさそうでェ~」
「がるるぐるる!」(←訳:そこが楽しい!)

 13編のエッセイが収録されていますが、
 あとがき、そして、文庫版あとがきも
 余韻深く、
 表紙のオオカミさんの画を
 あらためて見直すことになります。

 画家・小島武さんへの、
 片想いにも似た追慕。

「おおかみおとこさんのォ、ひょうしィにはァ~…」
「ぐるるがるるぐっるるる!」(←訳:こんな背景があったんだ!)

 読み手の気持ちをそらさない、というのでしょうか。
 巧みな語りのリズムに、
 エッセイ好きさんは陶酔必至!
 ぜひ、一読を♪
 

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“今日”の一冊。

2015-02-22 21:44:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 にゃあァ! にゃあァにゃあァにゃあァ~!」
「がるる!ぐるるがるるる1」(←訳:虎です!今日はネコの日!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、今日2月22日はネコの日ですね。
 ならば、読書タイムもニャンコの御本で!
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



               ―― ねこの秘密 ――



 著者は山根明弘(やまね・あきひろ)さん、2014年9月に発行されました。
 動物の生態学と集団遺伝学を専門とする動物学者・理学博士の著者による
 “ねこの生き方”の秘密とは……

「ふッふッふッ♪ にゃんこはァ~いつだッてェ~」
「ぐるがるる!」(←訳:秘密だらけ!)

 そうねえ、
 ネコの祖先であるらしいリビアヤマネコと
 人間が付き合い始めたのは
 およそ9500年前の頃、だそうです。

 その証拠が発見されたのは
 キプロス島の、新石器時代の遺跡から。

 生後8ヶ月と推定される仔ネコと
 人間が一緒に、同じ方向に頭を向けて埋葬されていた、んですって。

「ふァ?? えじぷとッ、じゃないィのォ?」
「ぐるるるる!」(←訳:キプロス島!)

 ネコとの共生(家畜化)は、
 それよりもっと昔に遡るとみられます。

 おそらくは、9000年~一万年前、
 メソポタミア周辺で農耕と定住を開始したヒトのかたわらに、
 ヤマネコたちが居た……

 以来、長い長い時を経て、ヤマネコは
 現在の私たちが知るネコへと
 変化してゆきました。

 人間が、ヤマネコの野生の牙を抜いてしまったんですね。
 イノシシ→豚、
 オーロックス→牛、
 ヤケイ→鶏、
 オオカミ→イヌ、と同様に。

「でもォ、ほんとゥはァ!」
「がるっるぐるるる!」(←訳:変わってないんだ!)

 他の動物と違い、
 ネコは一万年前と体の形・大きさがあまり変わっていない。
 なぜ、そうなったのだろう?
 実は家畜化されていない、のか?

 ネコだらけのネコの島で、
 かつて7年間をフィールドワークに費やした著者・山根さんは
 ネコに関する私たちの生かじりな知識や常識を
 くるんと引っくり返してくれます。

「みけねこのォ、ひみつゥ!」
「ぐるるがるるぐぅるる!」(←訳:ネコはグルメじゃない!)
「はながァ、ききまス!」
「がるぐる!」(←訳:聴力優秀!)

 ネコ。
 昔から日本人の生活や文化、芸術に深く関わってきたネコたちと
 これからも共存してゆくには
 どうすべきか。

 ネコを、ネコと暮らす生き方を愛する動物学者さんの、
 硬軟とりまぜたテーマ&語りが
 とても楽しい一冊です。

「ねこのひがァ、すぎてもッ」
「ぐるるるがるる!」(←訳:読んでねネコ本!)

 ネコ好きさん、いえ、動物好きさんに、いえいえ、
 全活字マニアさんに、おすすめです♪




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ちょこっとハマへ。

2015-02-21 21:39:23 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 さあ!今日はちょこっとお出掛けの一日ですよ♪
 どこへ?かというと……   

  

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ふァいッ! わきゃッたでスゥ! ここはァ~…」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!横浜だー!)

  

 はい、やって来ましたよ、横浜みなとみらい地区の、
 横浜美術館へ♪

 上の画像は、横浜美術館前の広場にて、パチリ。
 現在開催されているのは、
 以前にも御紹介しましたように、

  


         ―― ホイッスラー 展 ――


 
 会期は3月1日まで(木曜休館)ですからね、
 やっぱり観ておかないと!

「こんざつゥしてまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:土曜日だもん!)

 盛況の横浜美術館開館25周年を記念する企画展、
 ジェイムズ・マクニール・ホイッスラーさんの展覧会では、
 意外な発見がありました。

 展覧会の一番人気、
 ポストカードが売り切れてしまうほど大好評なのは、
 ↑上↓下の画像の、
 『白のシンフォニー №2 小さなホワイト・ガール』。

  

「おきれいィでスゥ♪」
「がるるるぐる!」(←訳:いいよねこれ!)

 以上の事実を鑑みるに、
 ホイッスラーさんて人物画&肖像画家さんなのね、って
 思いがちなんですけど。

 この御方、たぶん本質は
 風景画家さんだわ!

 風景、特に水辺が好き!
 山や森はあんまりシュミじゃなくて、
 浜辺・港湾・川沿いが好き!
 テムズ川岸の桟橋、船宿が好き!
 とりわけ橋が!
 それも橋脚がだぁ~い好きっ!

「はッ、はしげたァ??」
「がるぐるるっ!」(←訳:建築マニアっ!)

 スケッチで銅版画で水彩で油彩画で、
 執拗なまでに描いているんです、橋と橋脚を。
 広重さんの浮世絵に影響されたこともあるのでしょうけど、
 どうもそれだけじゃないような気がします。

「まさかのッ?」
「ぐるる?」(←訳:橋萌え?)

 ホイッスラーさんの橋への執着ぶり、
 ファンの方々がぜひ御自身の眼で確認を♪

  

 ↑上の画像は、美術館を出て、
 JR桜木町へ向かう途中でパチリ。
 いかにもヨコハマみなとみらい、な夕景でした。





   では、オマケ画像もヨコハマっぽく♪
   
   『味覚糖』さんの
   《横濱アイスクリンキャンディ》は
   FMヨコハマのヘヴィリスナーさんなら御存知ですね、
   開局30周年記念公式キャンディ!
   「これがァうわさのォ!」
   「がるるぐるるる!」(←訳:アイスクリン飴!)

   京急ストア&元町ユニオンさんのみで限定販売中の
   美味しいアイスクリンキャンディ、
   各店で完売続出ですので
   見かけたらラッキー!
   即刻お買い上げを~♪♪




   
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いのちの、つきぬ不思議。

2015-02-20 22:29:09 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 しゅうまつはァ、まらそんッ?」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!東京マラソンだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 22日の日曜日は東京マラソンの開催日、だとか。
 年に一度のマラソン日和!になるといいですね♪
 では、選手さんたちがスタートラインにつくまでの暫しの間、
 準備運動とともに読書も、どうぞ~!

  



         ―― 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2 ――



 著者は小長谷正明(こながや・まさあき)さん、2015年1月に発行されました。
 えーと、申し訳ないことに『ファイル1』は読んでいないのですけれど、
 いきなり『2』なんですけど……

「じけんッ、なのでスゥ~!」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:被害者は偉人さん?)

 著者・小長谷さんは医学博士であり、
 専門は神経内科、
 独立行政法人機構鈴鹿病院長さんでもある
 現役の医学者さんです。
 
 それに、どうやら相当な歴史マニアさんのようですね。

「とするとォ~…」
「がるるる?」(←訳:必然的に?)

 ええ、必然的に、考えてしまうのでしょうか。

 偉人さんたちの無念の最期、
 あるいは、
 歴史や伝説にひそむ謎の、医学的な解釈を。

「にほんしィとかァ?」
「ぐるるがる?」(←訳:世界史とか?)

 奇跡、と呼ばれる事象。
 中世の貴族たちの受難。
 禁酒法の時代、冷戦時代、
 はたまた現代の報道からも、
 医学探偵さんは事件の匂いを嗅ぎつけるのでした。

 ……でも、ホントのこと言っちゃいますと、
 私ネーさ、けっこうショックだったんですけど。
 まさか、あの御方の病気が……

「ふァ? どうしたでスかッ?」
「がるるるっ?」(←訳:何ですかっ?)

 米国の作家・科学評論家として知られる
 アイザック・アシモフさん。

 アシモフさんが亡くなった原因は
 心臓の病気だと聞いていたのですが、
 実際は、心臓手術の折に
 輸血によってHIVに感染していた?

「びッくりィでス!」
「ぐるがる~…」(←訳:衝撃だよ~…)

 さらにまた、当時の輸血感染をめぐる誤解や過誤が
 衝撃に拍車をかけます。

 ああ、こんな悲劇がアシモフさんの
 身に起こっていたとは……。

「なんだかァ、むしょうにィ!」
「がるるるる!」(←訳:怒りたくなる!)

 前回記事で御紹介しましたのは、
 健康のための最新情報・ココナッツオイルを取り上げた御本でしたが、
 対して、
 この御本では、最新の医学知識で明らかにされた
 生命の不思議や哀しい最後が描かれています。

 私ネーさが感じたように、
 少なからぬ衝撃をおぼえる方々もおられるかもしれません。

 
「でもォ、すどおりィできないィ!」
「ぐるるる!」(←訳:知らねば!)

 題名だけからでは
 エンタな軽い読み物に見えますが、
 その内側はけっこうヘヴィで真面目な御本です。
 けれど、チャレンジする価値は大いにあり!
 ぜひ、一読くださいね!

 
 
 

 
 
 
 
 
 
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椰子の実ひとつ。

2015-02-19 21:38:36 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 祝!ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝トーナメント本格突入っ!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うッちーおにいさんッ、どんまいィ!」
「がるる!ぐるるぅがるる!」(←訳:虎です!強いなぁレアル!)

 私ネーさは伊のユヴェントスを応援しております。
 FORZA JUVE!!(ごめんね香川くん……)
 決勝はどんなカードになるのかしらと今からワクワクしつつ、
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~♪

  



        ―― 今すぐ使いたいココナッツオイル ――



 著者は荻野みどり さん、2014年11月に発行されました。
 『免疫力・脂肪燃焼・美髪・美肌…話題の油のすべて』と副題が付されています。

 さあ、フィクションでもノンフィクション作品でもなく、
 旅本でもグルメ本でもない、
 強いて言うなら“健康料理”系とも呼ぶべきジャンルの御本が来ました!

「いまァ、ひょうばんのォ!」
「ぐるるっるがるる!」(←訳:ココナッツオイル)

 ココナッツオイル。
 なんか身体にいいらしい……
 でも、どこがどう良いんでしょ?
 何に効くの?
 そもそもどうやって採取/作るの?
 と、ずっと疑問に思っていました。

 その《?》が、ここで解けましたよ。

 
 ココヤシの実を収穫→
 実を割って胚乳を削り取る→
 フレーク状になった胚乳を圧搾→
 採集したココナッツミルクを→
 発酵分離させ→
 濾過してボトリング。

「そしたらァ、できたでス!」
「がるるぐる!」(←訳:手仕事だね!)

 機械による抽出法ではなく、
 昔ながらの発酵分離法で作られたココナッツオイルを
 著者・荻野さんは推奨しています。

 そうして完成したココナッツオイルは、
 酸化しにくく、
 身体に蓄積しにくく、
 基礎代謝をアップさせる。

 脳を活性化し、
 廊下を促進する活性酸素を除去し、
 感染症予防など
 さまざまな効果が!

「まほうゥでスかッ?」
「ぐるるる?」(←訳:ミラクル?)

 美容に良いという噂が先行してるようですが、
 それだけじゃないのね。
 むしろ、美容云々は二次的な効果と考えるべきでしょうか。

 身体に何を取り入れるか、
 真摯に考えてみる。

 この御本は、そういった
 “考える作業”を促してくれる一冊、でもあります。

「たべることはァ~…」
「がるるぐる?」(←訳:生きること?)

 ココナッツオイルの食べ方、
 ココナッツオイルを使ったお料理のレシピ、
 お店で選ぶ時に役立つラベルの見方も、
 ちゃあんと掲載されています。

 本屋さんへ行くと、
 ついつい小説へ一目散、
 コミックコーナーで新刊を探し、
 雑誌を立ち読み……しちゃう活字マニアさんも、
 たまには、こういう御本はいかがでしょうか。

「たべたくゥなりまスゥ、ここなッつおいるゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:すぐにでも!)

 ココヤシの原産地へも思いを馳せながら、
 ぜひ、一読を♪
 




 
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