テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

鳥を、どこまでも鳥を。

2017-08-31 22:22:48 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふむむゥ! みじかいィなつゥ、でしたでスゥ~…!」
「がるる!ぐるるるるるがっるる!」(←訳:虎です!ヘンテコな夏だったね!)

 こんにちは、ネーさです。
 日照時間が少な過ぎた夏が終わろうとしていますが、
 8月最後の読書タイムは、
 さあ、元気よく、
 啖呵をきってメンチも切って、
 こちらの御本で〆ましょう~♪
   
  



   ―― 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。――



 著者は川上和人(かわかみ・かずと)さん、2017年4月に発行されました。
 この題名って、どうなのかしら?
 私たち、喧嘩を売られてるのかしらね?

「けんかァ、じょうとうゥ!!」
「ぐるるるぅる!」(←訳:買いましょう!)

 そうね、売られた喧嘩を買う、んじゃなくて、
 面白そうな御本をガッツリ読破するのは
 活字マニアの心意気!

 で、私たちに喧嘩を売ったその御方というのは――

 農学博士にして、
 国立研究開発法人森林総合研究所主任研究員であり、
 『鳥が好きだと思うなよ。』と粋がってみせながら、
 実は、鳥を愛してやまない川上和人さん。

「のうがくゥはかせさんッ、でスけどッ」
「がるるっるぐるる!」(←訳:鳥博士って読んで!)

 御本の冒頭は、著者・川上さんの嘆きから始まります。

 世に鳥類学者の数は少ない。

 そもそも鳥類というのが、
 昆虫や哺乳類、魚類などに比べると
 人間社会への影響度は低く、
 注目されていないのだ。

 しかし、ああ、だが、しかし。

 多くの人間は鳥類を憎からず思っている♪♪

「まァ、そうゥかもねッ♪」
「ぐるがぅるるる~」(←訳:嫌いじゃないよ~)

 では、皆に好かれているはずなのに
 何故か少数派の鳥類学者さんは
 どのような研究を日々ひっそりと行っているのか?

「ふァいッ! おしえてェくださいィ!」
「がるぐるるるがる?」(←訳:忍者みたいに潜伏?)
 
 私は寒がりで冬はフィールドに出ない。

 と口では言いながら、川上さん、行動派さんです。

 第一章『鳥類学者には、絶海の孤島がよく似合う』では、
 いまも噴火治まらぬ日本最南端の島、
 西之島の現状を観測すべく、小笠原諸島へ。

「かざんッ、なのでス!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:こわいよぅ!)

 第二章でも『絶海の孤島で死にそうになる』やら、
 第四章『鳥類学者、かく考えり』では
 クマに相対したときの死んだフリについて考察したり、
 第五章『鳥類学者、何をか恐れん』では
 吸血生物に思いを馳せたり、と
 うわははは♪
 鳥類学者さんの生活って、
 けっこうアグレッシブ!

「それにィ~…」
「がるるる!」(←訳:笑えるし!)

 真面目な調査も、
 深刻な確認も、
 ちょっと苦手な学会での発表も、
 著者・川上さんは楽しく!明るく!笑いの粉を
 これでもか~っと振りかけて
 私たち鳥類シロウトのテーブルへ届けてくれました。

 9月という荒波を上手に乗りこなす知恵を、
 さあ、
 この風味豊か&滋養満点な御本からいただきましょう♪
 全活字マニア諸氏におすすめの一冊です、
 ぜひ~!

 
 
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~ 10代の彼らは ~

2017-08-30 22:08:16 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ぶえるたァ、さいかいィ~♪」
「がるる!ぐるるがる??」(←訳:虎です!うわあ雷雲??)

 こんにちは、ネーさです。
 休息日を経て再開されたブエルタ・ア・エスパーニャ2017、
 第10ステージはブエルタらしくない荒天となりました。
 大雨?雷?気温の低下も?
 そんな中を走り抜いた選手さんたちに拍手を送りながら、
 さあ、本日も読書……はサボることにして、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  



      ―― 世界の巨匠たちが子どもだった頃 ――



 栃木県小山市の小山市立車屋美術館にて、
 会期は2017年7月1日~9月3日(毎月曜と第四金曜は休館)、
 『巨匠は子どものとき、どんな絵を描いていた?』と副題が付されています。

 近年、夏休み時期になるとこういった
 “若き日の巨匠”をテーマにした展覧会が
 開催されてることが多いんですけれど、
 テディちゃ、虎くん、どぅお?
 
「むむむゥ! これはァ、やぱりィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:チカラあるよね!)

  

 この展覧会では、
 1985年に子どものための本格的な美術館として開館した
 おかざき世界子ども美術博物館(愛知県)が所蔵する
 世界の有名美術家さんたちが
 10代に描いた260点ものコレクションの中から
 厳選された53点の作品を紹介しています。

「かおぶれェ、ごうかァでス!」
「がるぐるる!」(←訳:贅沢なんだ!)

 出品作家さんは、
 クロード・モネさん、エドヴァルド・ムンクさん、
 トゥールーズ・ロートレックさん、
 パブロ・ピカソさん、パウル・クレーさん、
 エゴン・シーレさん、
 高村光太郎さん、青木繁さん、安井曾太郎さん、
 岸田劉生さん、伊東深水さん、東郷青児さん、
 平山郁夫さん、横尾忠則さん他……

 さり気な~く目立っているのは、
 上の画像の中央左寄りの、
 ピカソさんのデッサンかしら?

  

「こどもォ、というよりィもォ~」
「ぐるるるっるがる!」(←訳:青年時代って感じ!)

 作品を描いた当時、
 ピカソさんは当時14歳……
 ロートレックさんは17歳……
 ムンクさんは18歳で、
 エゴン・シーレさんは16歳、
 岸田劉生さんは16歳でした……

 ここから、ぐいぐいぐいと、
 葉を繁らせ、花を咲かせ、
 丈をいっそう高く伸ばしてゆく画家さんたち。

「みあげるほどのォ、たかさにッ」
「がるぐるるる!」(←訳:実をつけよう!)

 御紹介が遅れてしまいましたので、
 展覧会の会期はあとわずか、
 今週末の日曜日までの開催となりますが、
 美術館の最寄駅は
 JR宇都宮線の『間々田駅』、
 西口から徒歩5分です。

 アート好きさんは、
 栃木県の小山市へ、ぜひ、お出掛けを♪
 



    さて、8月ラストのオマケ画像も、ここで!
   
    『ロッテ』さんの
    《ドリームカカオチョコレート55%》が、
    予想外の美味しさで!
    「ぱくぱくゥいけちゃうゥ!」
    「ぐるるるがぅるるぐる!」(←訳:カカオ度ちょうど良し!)
    チョコ系のお菓子が美味しく思えるのは、
    夏が終わるから、なのでしょうか……。
   
    
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波、また波と。

2017-08-29 22:11:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 えッ? もうゥ~しんがッきィ??」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!早いねえ!)

 こんにちは、ネーさです。
 地域によっては既に先週から新学期開始!
 という小学校もあるんですってね。
 お盆休み中に働いていた方々は、
 これからが夏休み!ということもあるでしょうか。
 そんな遅めの夏休みの読書タイムには、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



            ―― 漂流 ――



 著者は角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)さん、2016年8月発行されました。
 新田次郎文学賞受賞作『雪男は向こうからやって来た』や
 講談社ノンフィクション賞を受賞した『アグルーカの行方』などから、
 著者・角幡さんのイメージは――

「やまおとこォさんッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:雪山と雪原を踏破!)

 そうなのよね、
 うんと厚着して、重たい荷物を背負って、
 雪の野原を、ヒマラヤの斜面を、一歩ずつ進んでゆく、
 山男さん――

 だとばかり思っていましたら、
 この御本で角幡さんが向かったのは海、
 それも太陽の光が照りつける、
 南の国の海、なのでした。

「なぜまたァ、みなみのォ~うみィ??」
「がっるるる?」(←訳:きっかけは?)

 1994年、3月のこと。
 37日もの長い漂流の果て、
 救出され、
 故郷に戻ってきたひとりの日本人男性がいました。

 奇跡の生還!とメディアは騒ぎ、
 大ニュースとなったのです。

 角幡さんは新聞社のデータベースで
 そのニュース――
 《第一保栄丸漂流》の記事を読み、
 取材を思い立ちました。

 もう20年近く前のことだけれど、
 話を聞きたい。
 漂流した漁船の船長さん自身から
 詳しい話をうかがおう!

「れんらくさきをォ、しらべだしてェ~」
「ぐるぐる!」(←訳:電話電話!)

 緊張しながら、
 船長さんの自宅へ電話をした角幡さんは
 驚くべき事実を知ります。

 奇跡の生還を遂げた船長さんは、
 いま、ふたたび《漂流》の中に在る――
 10年前、海に出たきり、
 行方不明になっているという事実を。

「ええええェ~ッ??」
「がるるるぐるる?」(←訳:どうしてそんな?)

 どうして?
 なぜそんなことに?

 ノンフィクション作家としての好奇心よりも、
 何かに背を押されるようにして、
 角幡さんは船長さん御夫妻の家がある沖縄へ向かいました。

 いったい、船長さんは……

 いや、そもそもの始めから訊ねてみよう。

 37日もの漂流の、それよりも前。
 船長さんが漁師になったわけは?
 船長さんの生地は?
 船長さんは……どんなひとだった?

「ぎもんがァ、やまづみィでス!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:解けない疑問が!)

 そしてまた、
 角幡さんは知ります。
 
 船長さんと同じように、
 漂流から救助され、
 或いは自力で帰還したものの、
 再び海に出ては行方不明になってしまった漁師さんが
 一人や二人ではないことを。

 なぜ、彼らは。
 なぜ、海へ。

「りくちがァ、みえないィ~!」
「がるるぐるるる!」(←訳:無線が通じない!)

 船長さんを追って追って、
 行方不明者たちを飲み込んだ海――自然の不思議を追いかけて、
 そして、角幡さんの思いが行き着いたのは。

 海に生きるとは、
 こういうことなのか……?

「さみしいィ?」
「ぐるる?」(←訳:悲しい?)

 南の海のため息のような、
 こころ波立つ重厚なノンフィクション作品を、
 夏の終わりに、皆さま、ぜひ!

 
 
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~ それは、活字マニアの理想郷 ~

2017-08-28 22:13:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、おねぼうさんッ!」
「がるる!ぐるるるがるるる!」(←訳:虎です!休養の日だからね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ2017は第9ステージを終え、
 今日は休息日となっているので、
 選手さんたちは朝寝坊してることでしょう。
 日本の私たちは熱中症を警戒し続けながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



          ―― あるかしら書店 ――



 著者はヨシタケシンスケさん、2017年6月に発行されました。
 前回記事で御紹介しました《ざんねんないきもの事典》シリーズ同様、
 ジュニア向けとして発行されたにも拘わらず、
 オトナの心もくすぐって人気炸裂!な絵本……
 たぶん絵本……絵本作品だと思うんですけれど……。

「あんまりィ、きにィしないでェ~」
「ぐるるぅるる!」(←訳:読んじゃおう!)

 そうね!
 では活字マニアの皆さん、
 しっかりついてきてくださいね。
 目的地は、ちょっと向こうのその向こう、
 町のはずれの一角の、
 《あるかしら書店》さんですよ~!

「ちッさィ!」
「がるるるるる!」(←訳:目立たないし!)

 特別に大看板を出している訳でもない
 《あるかしら書店》さんですが、
 
  ―― 本の本、あります ――

 と、扉に札が掛けられているお店には、
 ひっきりなしにお客さんが訪れます。

 で、やって来たお客さんが、
 お店のおじさんに、先ず訊いてみるのは……

  〇〇についての本ってあるかしら?

「あどばいすゥ、していただきィましょうッ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:おじさんは専門家!)

 このね、
 本を探しにくるお客さんの問いと、
 お店のおじさんの答えがまた、
 両方ともクセ者だわ!

 “ちょっとめずらしい本ってあるかしら?”
 
 このあたりは、まだ初級編ね。

 “本にまつわる仕事のの本って、あるかしら?”

 ここよ!
 このあたりから、直球にカーブが混じり始めるわよ!

「おッ! へんかきゅうゥ、きましたでス!」
「がるるぐる!」(←訳:しかも速球!)

 “本にまつわる名所の本って、あるかしら?”

「おじさんのォ、こたえはァ~…」
「ぐるる!」(←訳:魔球だ!)

 お客さまへの答えのひとつというのが。

 或る大金持ちさんが建てた
 《水中図書館》のものがたり。

 背の高い図書館を作り、
 古今東西の本を集めた自分のコレクションを
 全フロアにぎっしり詰めこんだお金持ちさん、
 詰め終えた後には
 すべての階段とはしごを外してしまいました。

 え? そんなことしたら
 上のフロアの本を読みに行けないじゃん!
 と思うのですけれど……

 さすがはお金持ち、
 非常に変わった“読む手段”を講じてありました。

 その様子を、著者・ヨシタケさんは
 シュールかつ幻惑的な美しさをもって描き切ります。
 
 これが書物の宿命なのだとしたら、
 ふうぅ~、なんとも儚く、もの悲しいような……。

「もッとォ、へんてこなァおといあわせもォ~」
「がるるる!」(←訳:あります!)

 また別のお客さんの、

 “あの。なんか、本そのものについての本ってあるかしら?”には、

 ございます。と、お店のおじさんは請け合います。

 おじさんによる、
 本トリビアは圧巻そのもの?で、
 とりわけ『本が好きな人々』図一覧は、
 まさしく、

 “本あるある”!

 心当たり有り過ぎな活字マニアさんは、
 きっと一人や二人じゃ、いえ、
 百人千人どころじゃないはずですよ!

「ぷッひゃッひゃッ♪」
「ぐるがるっ♪」

 “あるかしら?”が秘めているのは、
 本屋さんで、
 探し求めていた本と出逢うとき、
 出逢った瞬間の、
 お腹の底から湧いてくる嬉しさ、喜び。

 何にも替え難い至福の読書体験を、
 《あるかしら書店》さん店頭で、
 皆さまも、ぜひ♪
 

 
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ざんねん!な素晴らしさ。

2017-08-27 22:09:02 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いそげやァ、いそげッ!」
「がるる!ぐるるがるるるー!」(←訳:虎です!宿題を片付けろー!)

 こんにちは、ネーさです。
 8月も残り少なくなりましたね。
 本日の読書タイムでは、
 夏休みの宿題にお悩みのチビっ子諸氏に、
 もう宿題済んじゃったも~んと鼻高々の方々にも、
 おすすめの一冊を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪
 
  



        ―― 続ざんねんないきもの事典 ――



 監修は今泉忠明さん、文は丸山貴史さん、
 絵は下間文恵さん・フクイサチヨさん・ミューズワークさん、
 2017年6月に発行されました。
 『おもしろい!進化のふしぎ』と副題が付されています。
 
 既に大評判&ベストセラーとなっている
 『ざんねんないきもの事典』の続編ですね!

「ぷふふッ!わらッちゃうゥのでス!」
「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:生物たちの意外な素顔!)

 生きものたちの“ざんねんな一面”をクローズアップし、
 その衝撃が子どもたちから大人にまで広まって
 出版社さんの予想を超えるヒット作となった
 正編『ざんねんないきもの事典』。

 こちらの続編では、
 なおも明かされる新“ざんねんな一面”知識とともに、
 あらためて、
 《進化》についての理解も促されます。

「ざんねんなァ、しんかッ??」
「がるぐるがるぅ~…!」(←訳:それ心配だなぁ~…!)

 御本の内容は、

 第1章『ざんねんな進化のお話』
 第2章『ざんねんなこだわり』
 第3章『ざんねんな体』
 第4章『ざんねんな生き方』
 第5章『ざんねんな能力』

 の5章から構成されていますが、
 第一章は殆どが《進化》を中心とした文章で、
 これが、本当に考えさせられるんですね……
 《進化》とは何なのか?
 
 “たまたま生き残る”のが進化?
 弱くても、生き残れる!

 そして、
 これから、どうなる?
 私たち地球に生きるいきものは、
 どこへ向かってゆくのか?

「うむむむゥ! しんかのォ、みらいィ?」
「ぐるるるがる!」(←訳:ボクらの未来!)

 第2章以降は、
 《ざんねんないきもの事典》シリーズの目玉といえる、
 生き物たちの残念な、
 いやいや、見方によってはまことに天晴れな、
 生き物たちの“生き方実践法”が綴られています。

 いわく――

  ウミガメはいつも泣いている。

  プテラノドンの翼は破れやすい。

  ウミイグアナはくしゃみをすると塩が出る。

「ふぁァ? そうなのッ??」
「がる???」(←訳:塩が???)

 私ネーさが個人的にがっくり来たのは、

  ステゴザウルスの脳みそはたこ焼きサイズ。

 って……たこ焼きぃ?
 ええ、まあね、
 聞いたことはありましたよ、
 恐竜の脳みそは小さい、
 けれど腰のあたりに副脳があって、
 その副脳で動きをコントロールしていたという説もあって、
 脳の大小はあまり重要じゃないとか。

 でもね、それにしてもね、
 全長9メートルの大型恐竜の脳がたこ焼き……
 重さにすると30グラムほど……
 それって……ミニミニじゃないの……

「ちなみにィ、にんげんはァ~」
「ぐるるるるがるぐるるるるがるる!」(←訳:成人男性の脳は約1400グラム!)

 たこ焼きではなく、
 お好み焼きサイズの脳だったら
 恐竜たちが滅亡することもなかった、のかしら?
 いえ、デリバリーピザのLLサイズでも、やはり
 運命に逆らうことは出来なかったのか――

「もしもッ?のせかいィ!」
「がるるる!」(←訳:解けぬ謎!)

 身近な動物たちの、
 ざんねんな素顔に大笑いしたり、呆気にとられたり。

 いろいろな意味でショックな
 未知なる世界を、
 どうか大人な活字マニアさんも
 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪
 
 
 
 
 
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~ 遠大なる《影》の宇宙を ~

2017-08-26 22:06:46 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わほゥ? すぺいんにィもォ、いしだたみィ??」
「がるる!ぐるるー!」(←訳:虎です!レアだー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・アーエスパーニャ2017の第7ステージは
 世界遺産に指定される城塞都市クエンカがゴール地点!
 クエンカ市内の石畳の舗装に選手さんたちは悪戦苦闘……
 ケガしないでねー!と声援を送りながら、
 さあ、本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  



       ―― ウィリアム・ブレイクと神の世界 ――



 群馬県高崎市の高崎市美術館にて、
 会期は2017年7月8日~8月31日(月曜休館)、
 『郡山市立美術館所蔵ローダー・コレクションの版画作品を中心に』
 と副題が付されています。

 えーと、そのぅ、
 陽光目映い夏休みだというのに、
 ちょっと地味……いや、地味にも程があるんじゃない?
 と思わないこともないのですが、
 御紹介しちゃいましょう、
 英国の詩人にして
 画家・銅版画家ウィリアム・ブレイクさん(1757~1827)の
 展覧会が開催中です!

「くゥ! くらいィ!」
「ぐーるがる!」(←訳:ダークだね!)
 
  

 そうねえ、この展覧会では、
 ブレイクさんが影響を受けた画家さんの作品、
 逆に、
 ブレイクさんの影響を受けた作家さんが制作した作品なども
 展示されているんですけど。

 ジョン・マーティンさんの作品は
 ミルトンさんの『失楽園』をテーマとするもの、
 デューラーさんの作品は『楽園追放』を描き……と、
 どれもやっぱり、
 明るくなりようもない主題なのよねえ。

「でもォ、そのくらさがッ!」
「がるるる!」(←訳:影響力大!)
 
  

 神話的な世界を描くブレイクさんの作品は、
 21世紀の現代にも遠大な“影”を落としています。

 小説、映画、評論、
 さらにはマンガにまで。

 この展覧会では、
 ブレイクさんの『ヨブ記』挿絵、
 ダンテさん著『神曲』のための連作、
 また、
 マンガや映画などに登場する
 現代に描かれた新しい神々の姿も
 併せて展示されます。

 なので、
 アート好きさんだけでなく、
 SFやファンタジー好きな活字マニアさん、
 古典詩大好きな硬派さんにも
 おすすめの企画展ですよ~♪

「きかんはァ、こんげつゥいっぱいィ!」
「ぐるるるがるっるぅる!」(←訳:もうすぐ終わっちゃう!)

 8月31日までの展示ですから、
 うわぁ~もう夏休みもラストコーナーじゃん!と
 焦る心をなだめつつ、
 皆さま、ぜひ、お出掛けを。

 
 

   では、ここで残暑対策オマケ画像も。
   
   『森永』さんの
   《ピノ シーズンアソート》には、
   期間限定のお味《ラ・フランス》《ミルクティー》入り!
   「うゥッ、やめられないィ!」
   「がるるるる!」(←訳:止まらない!)
   8月最後の週末を
   宿題のラストスパート、
   遊びのラストスパートに励む皆さま、
   頑張りすぎて熱中症にならないよう注意して、
   どうか、穏やかな休日を♪
   
   
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― 《ジロ》を走る ―

2017-08-25 22:13:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 ♪るるゥ~♪なつのォ~ちちゅうゥかいィ~♪」
「がるる!ぐるるがるっる!」(←訳:虎です!今日も熱かった!)

 こんにちは、ネーさです。
 熱闘つづく2017ブエルタ・ア・エスパーニャ、
 現地時間24日に行われた第6ステージも
 “逃げ”あり“落車”あり、
 果敢な“山岳アタック”あり、と賑やかでした♪
 え?何言ってるのか分からない、ですって?
 そんな御方は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!
 
  



         ―― 僕のジロ・デ・イタリア ――



 著者は山本元喜(やまもと・げんき)さん、2017年7月に発行されました。
 『Giro d'Italia』と伊語題名が付されています。

 そう――『ジロ・デ・イタリア』こと『ジロ』。
 
 この御本は、
 2016年の『ジロ・デ・イタリア』に出場した著者・山本さんの
 ガチすぎる&リアルすぎる参戦の記録なのです。

「すッごいィのでスよゥ!」
「ぐるるるがるるるぐるる!」(←訳:あの場にいられるなんて!)

 自転車競技には
 ロードレースという種目があります。

 そのロードレースの中で、最も有名なのが
 フランスの夏の風物詩といえる
 《ツール・ド・フランス》。

 そして、《ツール・ド・フランス》ほど有名ではないけれど、
 《ジロ・デ・イタリア》と
 《ブエルタ・ア・エスパーニャ》も
 同種のロードレース競技なんですね。

「あすりーとのォ、あこがれッ!」
「がるぐるぅ!」(←訳:野望だよぅ!)

 5月にイタリアで開催される《ジロ》、
 7月半ばからはフランスで《ツール》、
 8月後半にはスペインで《ブエルタ》。

 《グランツール》と称されるこれら3レースに参加することは、
 プロのレーサーにとっては、
 男子一生の大仕事!!であると言えるのですが、
 これが、なかなか難しいんです。

「じつりょくゥ!」
「ぐる!」(←訳:幸運!)

 そうね、その両方が必要だわ。
 世界トップクラスのレーサーと競るには、
 まずプロサイクリングチームに籍を置き、
 サイクリングチーム内での熾烈な競争に打ち勝って
 《ツール》や《ジロ》のメンバーに抜擢されなければ。

 はっきり言っちゃうけど、
 プロチームと契約を結ぶのさえ、
 日本人には簡単なことじゃないわ……超難関なのよ!

「でもォ、やるしかないィでスゥ!」
「がるぐるるがるる!」(←訳:この好機を逃すな!)

 2016年、5月6日。
 オランダでの第1ステージは
 個人タイムトライアル――

 イタリアのチームNIPPOの一員として、
 著者・山本さんの
 初めてのグランツール、
 初めての《ジロ》がここから始まります!

「がんばッてェ!」
「ぐるがる~!」(←訳:脚を使え~!)

 《ジロ》の最中も書き続けたブログ記事をもとに
 よりレースの内容を詳しく、
 より臨場感たっぷりに描かれたこの御本、
 スポーツノンフィクション好きな方々におすすめです。
 それに、
 
  《グランツール》の裏側を見てみたい……
  選手さんたちの心の動きを覗いてみたい……

 と、チラっとでも考えた経験がある自転車競技好きさんは、
 ぜひ、一読を♪
 

 
 
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旅また旅、そして旅。

2017-08-24 22:21:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 なつはァ、おつけものッ!」
「がるる!ぐるぐる!」(←訳:虎です!ポリポリ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ぬか漬けつくりに挑戦したり、
 お店で買ってみたり、と漬物三昧の夏です♪
 今日も糠床にニンジンくんを送り込んだ後は、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!
 
  



         ―― 人情ヨーロッパ ――



 著者はたかのてるこさん、2016年10月に発行されました。
 『人生、ゆるして、ゆるされて』と副題が付されたこの御本は
 著者・たかのさんが踏破した
 《21カ国をめぐる鉄道旅》の
 《中欧&東欧編》を記したものです、が。

 こんなにも“元気のかたまり!”みたいな旅人さんが、
 世の中にはいるのねえ……。

「よーろッぱのォ、ひとたちもォ~」
「ぐっるる!」(←訳:びっくり!)

 ホテルの予約をしない、ていうよりそもそも、
 今夜どこの町に泊まるかも決めず。
 鉄道に揺られ、
 バスに揺られ、
 初対面の人と臆せず話して、
 メニューも読めないレストランで料理を注文して、
 美味し~い!ありがとう!

 って、理想の旅だけれど、
 なかなか出来ないわあ……。

「それをォ、やッちゃうゥのがァ~」
「がるるぐる!」(←訳:たかのさんッ!)

 天真爛漫、天衣無縫なトラベルジャーナリスト・たかのさん、
 悩みひとつない楽天家さんなのだろうなぁ~と
 思う御方もいるかもしれませんが。

 実は、この旅に出発する前には
 いろいろとあったのです。

 18年勤めた会社を失意のうちに辞め、
 一大決心をしてフリーになるも、
 食べてゆける保障はない。
 悲観的になる言葉を
 投げつけられることも少なくない。
 けれど。

 後悔したまんま、
 自分らしく生きられないまま死ぬのはイヤだ!

 よーし!
 会社員時代にはあり得なかった2ヵ月の長旅に出て
 今までの常識や固定観念なんて捨ててやるー!

「ぽいッとォ!」
「ぐるる!」(←訳:脱皮だ!)

 まずは、敢えて超苦手エリアのヨーロッパへ行こう。
 苦手意識を克服するために。
 欧州21ヶ国を、
 一ヵ国ごとに1テーマ(1ミッション)を自分に課し、
 鉄道で巡るのだ!

「むゥ~んッ! ぼうけんでスゥ!」
「がぅるるるぐる!」(←訳:チャレンジです!)

 心を解き放った勇者・たかのさんに
 旅の神様は微笑んでくれたのか、
 あっちへ行ってもこっちへ行っても
 個性強烈なキャラさんがたかのさんを迎え入れ、
 歌に踊りにと誘ってくれます。

 旅の楽しさ、
 楽しいからこそ際立つ、
 人それぞれの持つ過去、
 土地が持つ過去。

 そうして、たかのさんが辿り着いた境地は――

「ゆいいつゥむにのォ♪」
「ぐるる!」(←訳:ゆるし!)

 毎日のようにテロのニュースが報じられる今、
 たかのさんがしたような旅を
 私たちも出来るのでしょうか。
 
 そんな嘆きへの答えともいうべき或る国歌が、
 本文150ページに紹介されています。
 
 自分の国だけではなく、
 世界の平和を祈る
 スロベニアの国歌《乾杯の歌》。

 その歌詞の意味を噛みしめつつ、
 どうか皆さま、ぜひ、一読を!
 

  
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知力で、500年超え!

2017-08-23 22:03:09 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すぺいんはァ、あちちィ~!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!南へGO!)

 こんにちは、ネーさです。
 抜けるような青空の下、ブエルタ・ア・エスパーニャは
 ピレネー山脈から最高気温38℃のカタルーニャ州へ!
 日本の私たちも水分の補給を忘れないようにしながら、
 さあ、本日は読書をサボって、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  



  ―― 没後500年記念 レオナルド・ダ・ヴィンチ 展 ――



 神奈川県横浜市のそごう美術館にて、
 会期は2017年8月2日~10月15日(休館日は9月11日)、
 『天才の《手》から生まれた未来への夢』と副題が付されています。

「えェ~? ごひゃくゥねんッ??」
「ぐるるるがるるるー!」(←訳:そんなになるんだー!)
 
  

 没後500年……文字にすれば一行だけれど、
 すごい数字よね!
 たっぷり5世紀分、
 1000年の半分よ!

 そんなに長い時間を
 “巨匠”として人類の歴史上に君臨してきた
 レオナルド・ダ・ヴィンチさん(1452~1519)、
 絵画作品の他に、
 膨大な量の《手稿》を遺しました。

「ろんぶんッ、とかッ」
「がるるぐるる!」(←訳:メモや設計図!)

  

 多くは散逸してしまい、
 現存しているのはごく一部に過ぎないといわれる《手稿》は
 英国王室、ロンドンやパリの博物館、
 ビル・ゲイツさん他が所有していて、
 その中には↑↓こんな有名なスケッチ図も!

「せんしゃッ!」
「ぐーるるぅるる!」(←訳:オートジャイロ!)

  

 この展覧会では、
 《手稿》のファクシミリ版と、
 その複製手稿をもとに制作された《ロボット騎士》《自動車》
 《グライダー》《戦車》《艦載砲》など
 60余点の大型模型が展示されます。

 展覧会の会期は
 前期が8月2日~9月10日
 後期が9月12日~10月15日の2期構成となり、
 展示品の一部が入れ替わります。
 
 また、
 前期には小中学生さん優先のジュニアルームやワークショップ、
 後期にはルネッサンス時代の復元楽器展示と
 演奏が行われるそうですよ。

 中世の楽器――ヴァージナルって、
 名前は聞いたことありますが、実物は見たことないわ。
 どんな音がするのかしら?

「きいてみたァ~いィ!」
「がるるぐぅるる!」(←訳:貴重なチャンス!)

 アート好きさん、
 レオナルドさんの大ファンの方々は
 美術館HPで演奏会の詳細なスケジュールをご確認の上、
 ぜひ、お出掛けを♪
 


   
   ではここで、残暑と闘う日のオマケ画像も!
   
   『ハーゲンダッツ』さんの
   《期間限定 メープルカスタードクッキー》は……
   あら?
   「こッてりィ?」
   「ぐる?」(←訳:濃厚?)
   これは、さっぱり系じゃなくて
   どっしり甘い系のアイスクリームなのね。
   午後のおやつよりも、
   夕食後のデザート向きの美味しさでした♪
   
   
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挑戦?《歴史料理》!

2017-08-22 22:12:56 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ちかづくゥ~あきィ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!秋といえば食欲!)

 こんにちは、ネーさです。
 8月後半の残暑を乗り越えたら、そこには食欲の秋が。
 本日の読書タイムは、
 食への好奇心を一段と刺激するレシピ本を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!
 
  



             ―― 歴メシ! ――



 著者は遠藤雅司(えんどう・まさし)さん、2017年8月に発行されました。
 『世界の歴史料理をおいしく食べる』と副題が付されています。

「れきめしィ……それはッ!」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:歴史の中のごはん?)

 著者・遠藤さんは、
 歴史料理の研究家さんであり、
 世界中の様々な時代の料理と音楽を現代に届けるプロジェクト
 《音食紀行(おんしょくきこう)》の主宰者でもあります。
 
 そして、イベントなどの場で
 プロジェクト《音食紀行》が提供するのは、
 歴史的な文献から再現したお料理なんですって♪

「ほわわッ? そんなことォ、できるのでスかッ?」
「がるるるるる!」(←訳:難しそうだよ!)

 確かに、
 “完璧な再現”には気絶しそうなお金と時間がかかりますが、
 遠藤さんが目指すのは、

 かんたんでおいしい再現料理――

   手軽でおいしく、
   それぞれの時代を想像し、
   楽しんでもらえるような料理

 なのです。
 
「ふむふむゥ、おいしィのならッ♪」
「ぐるるがるる~♪」(←訳:歴メシ大歓迎~♪)

 この御本には、収録順に

  《ギルガメシュの計らい》=古代メソポタミア

  《ソクラテスの腹ごしらえ》=古代ギリシャ

  《カエサルの祝宴》=古代ローマ

  《リチャード3世の愉しみ》=中世イングランド(15世紀)

  《レオナルド・ダ・ヴィンチの厨房》=ルネサンス期イタリア(16世紀)

  《マリー・アントワネットの日常》=フランス・ブルボン朝(18世紀)

  《ユーゴーのごちそう会》=フランス・ナポレオン時代(19世紀)

  《ビスマルクの遺言》=プロイセン王国&ドイツ帝国(19世紀後半)

 と、八つの時代の歴メシレシピが掲載されています。
 これらの中で、日本人の嗜好に最も合致しそうなのは……

 カエサルさんの古代ローマと、
 マリー・アントワネットさんのお料理でしょうかしら。

「いがいにィ、じみィ!」
「がるぐぅるるるるがる!」(←訳:派手じゃないんだよね!)

 古代ローマなんて、
 物凄くエキゾチックな食材が出てくるのかなぁと
 不安をおぼえつつ覗いてみれば。

 あら? 古代ローマ風チキンサラダ?
 豆のスープ庶民風や
 大麦のリゾット?

 マリー・アントワネットさんの方は、
 ヒラメのホワイトソースがけに、
 牛とキャベツのトマト煮込み?
 マグロのマリネと、
 レモン風味のマドレーヌ?

「いけそうゥじゃんッ!」
「ぐるがぅる!」(←訳:普通じゃん!)

 ヴィクトル・ユーゴーさんの章のお料理は
 ビストロのメニューで見かけそうですし、
 ビスマルクさんとこの
 ザワークラウトの白ワイン煮込みって、
 ほぼ現代のドイツのお料理よね。

 そうかぁ、『レ・ミセラブル』の時代、
 『ハイジ』の時代の食卓には
 こういうお料理が乗っていたのね……。

「ちょッとォ、しんみりィ~…」
「がるるるぐるるる……」(←訳:ほんのり懐かしい……)

 それぞれの時代ごとの特長、背景や、
 料理を生み出した料理人さんへのリスペクトも
 遠藤さんは記しておられます。

 巻末の『おわりに』では、
 食べてくれる人への感謝の想いも。

「うんうんッ! たべものにもォ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:尽きぬ感謝を!)

 歴史好きさん&歴史小説好きさんに、
 食べ歩きも自分で料理するのが得意な御方にも
 激おすすめのこの御本、
 明日は何を作ろうかとお悩み中の方々も
 せひ、一読を。

 (私ネーさ、マグロのマリネに挑みたいで~す♪) 
 
 

 
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