テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2022!新春特別企画 《6つの宝物》 その①

2021-12-31 22:07:28 | ♪2022!新春特別企画♪

御無沙汰しておりました、

皆さま、年に一度のパラレルクマ・ワールドへ、ようこそ!

今回も、ベーカー街221Bの下宿から、

名探偵テディちゃムズが……あらっ?

ここはベーカー街じゃありませんね?

えーと、この通りは……ロンドンのケンジントン&チェルシー地区、

ブロンプトン・ロードでしょうか。

 

「しィ~ッ! しずかにィ!」

「がるるぐる!」(←訳:行列中だよ!)

  

 おお、失礼いたしました。

 あのぅ、それはそうとして、行列って何ですか。

 

「これェだよゥ!」

 

 ロンドンが、いえ、英国が誇る名探偵、

 テディちゃムズは一枚の紙片を取り出しました。

 名門百貨店『クマロッズ』の紋章入り用紙に

 大きな活字で広告文が印刷されています。

 

 《新春特別セール!》

 《限定!ハチミツワイン&銘品ハチミツ詰め合わせ!》

 《感謝の特価!先着39名に整理券を23時より配布》

 

 なぁるほど、ハチミツのワインですか。

 それでこうして、大晦日の寒風も厭わず、

 『クマロッズ』百貨店前に列を作っている訳ですね。

 あ! 整理券の配布が始まりましたよ。

  

 お待たせしました!と

『クマロッズ』百貨店の制服を着た係員さんが、

 ハチミツワイン欲しさに目を輝かせながらも、

 お行儀よく並ぶクマたちに整理券を手渡してゆきます。

 

「やあ! やっと手に入れたぞ!

 これで特製の熱々ハチミツワインをぐびっと……ん?

 どうしたんだいテディちゃムズ?

 お腹でも痛いのかい?」

「大丈夫?」(←訳:ぐるる?)

 

 名探偵テディちゃムズの盟友、

 ユキノジョン・H・ワトソン博士と

 友人の虎くんは訊ねます。

 数分前からテディちゃムズの顔色が良くありません。

 モフモフの眉間にもモフ皺が寄っています。

 お昼にスモークサーモンのサンドイッチを食べ過ぎたのかしら。

  

「ちッ、ちがうッてばァ!」

 

 慌てて否定する名探偵テディちゃムズ、

 周囲を気にしてか、ヒソヒソ声で、

 

「たいへんなことをォ、はッけんしちゃッたぞッ!

 これからァ、だいじけんがァ、おきるゥ……!」

 

 大事件、ですって?

 ああ、もうすぐ新年だというのに、

 名探偵テディちゃムズと友人たちは

 またしても事件の渦に巻き込まれてしまうのでしょうか。

 

 

  (次回へ、続く!)

 

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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【FINAL】

2021-12-30 23:23:52 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ことしもォ~おおづめェなのでスゥ!」

「がるる!ぐるるがるぐるる!」(←訳:虎です!新しい年の足音が!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 はい、2021年の《BEST BOOK》探しも

 本日が最終回となりました。

 ええもう、スパッと行っちゃいましょう!

 私ネーさが選ぶBESTの中のBEST、

 【総合】部門の王者は、

 ↓こちらです!!

  

 

    ―― 宮崎駿とジブリ美術館 ――

 

 編集はスタジオジブリの皆さん、

 2021年1月に発行されました。

 『美術館をつくるイメージボード、スケッチ集』

 そして

 『企画展示をつくる 2001年~2020年の軌跡』

 の2巻で構成される

 “ジブリ美術館の舞台裏”を描いた大作には、

 宮崎駿さんの水彩画が満載!です。

 

「ととろォにィ~すすわたりィ!」

「ぐるっるるるるる!」(←訳:ロボット兵くんも!)

 

 表紙をめくれば、

 宮崎さんが描く

 水彩画の素晴らしさとともに、

 ”物語る”ことの素晴らしさも

 確実に伝わってきます。

 アート好きな方々だけではなく、

 紙の書物を愛する活字マニアさんは、

 ぜひとも、一読を!  

  

  

 加えて↓こちらは!

 米国ロサンゼルス市に新設された

 『アカデミー映画博物館』のオープニング企画展

 『HAYAO MIYAZAKI』の公式図録です。 

  

「わわッ! えいごッ!」

「がるぐるぅ~…」(←訳:英語だねぇ~…)

 

 全ページ英語ではありますが、

 図版を眺めるだけでも至福のひとときを過ごせます♪

 宮崎駿さんのファンの方々は、

 ぜひ~!

 

 

 さあ、ここからは【オマケ】編です。

 2021年、私ネーさが個人的に

 感謝を捧げたいのは↓こちらの作品!

  

  

  

  

 

 NHKの大河ドラマ『青天を衝け』は、

 幕末~明治期への認識を

 改めるきっかけになりました。

 薩長目線ではなく、

 徳川目線でもなく、

 市民の目線で維新を見る――

 この時代の出来事を

 今後も勉強しなくては!

 

「とォいうわけでェ~らいねんもッ!」

「ぐるるるがるるるるる!」(←訳:よろしくお願いします)

 

 次回からは

 新春特別企画を(またも!)お送りいたします。

 忙しい年末年始の合間、

 おヒマな時間がありましたら、

 覗きに来てくださいね~♪

 

 

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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【その5】

2021-12-29 23:26:28 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふゥ! あッちもォ~こッちもォ~」

「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!混雑~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 体力&気力なしには達成不可能な

 年末のお買い物からヨロヨロと帰宅したら、

 さあ、《BEST BOOK》探しの第5回ですよ。

 本日は【国内】ジャンルの作品を、

 先ずは↓こちらから、どうぞ~♪ 

  

 

    ―― アンブレイカブル ――

 

 著者は柳広司さん、

 20世紀前半――“国家の繁栄“という美名の下、

 戦争へ戦争へと傾きゆく社会が

 圧し潰し、踏みにじるのは

 『敗れざる者たち(アンブレイカブル)』。

 4つの短篇から成る連作スパイミステリは

 深く心に残ります……!

 

「くらやみのォ、なかでもォ~…」

「ぐるがる!」(←訳:光を求めて!)

 

 さて、20世紀から

 ちょちょっと時間を遡ってみると……。

  

 

     ―― 遠巷説百物語 ――

 

 著者は京極夏彦さん、

 はい! あの人気シリーズが復活しました!

 『遠野物語』の舞台である遠野の地に

 壮大な化かし合い&騙し合いが仕掛けられる?

 

「つうかいィ?」

「がるぐる~!」(←訳:奇々怪々~!)

 

 おっと、21世紀のお話も忘れちゃいけませんよね。

  

 

    ―― 民王 シベリアの陰謀 ――

 

 著者は池井戸潤さん、

 エンタに徹した快作といえば、これ!でしょう。

 つらいことも、悲しいことも、

 笑いに包んで蹴り飛ばせ~!

 

「げんきィ、でるのでスよゥ!」

「ぐるがるるる~!」(←訳:続編希望です~!)

 

 そして、

 時代を超越しちゃってる大物さんは。

  

 

   ―― シェイクスピア・カバーズ ――

 

 著者はイッセー尾形さん、

 劇聖シェイクスピアさんの名作を題材に

 俳優・イッセー尾形さんが

 10篇の物語を妄想、いえ、創造しました♪

 

「たのしィ~さしえもォ!」

「がるるるるぐるがる!」(←訳:尾形さんの作品です!)

 

 と、4作品に絞ってお届けしました

 【国内】ジャンルの《BEST BOOK》、

 未読の御方は冬休みの読書リストに

 加えてみてくださいな。

 

 次回はいよいよ!

 《BEST BOOK》探しのオオトリとなる

 【総合編】をお送りいたします。

 お付き合いくださいね~♫

 

 

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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【その4】

2021-12-28 22:35:01 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 なんだかァ~そわそわッ!」

「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!年の瀬だもん!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2021年も残り僅か……というところに、

 gooブログさんの書式設定に突然の変更があったりして

 そわそわに加えてバタバタしちゃってるんですけど、

 さあ、《BEST BOOK》探しの第4回です!

 本日は【海外】ジャンルの作品を、さあ、どうぞ~♪

  

 

    ―― 北極探検隊の謎を追って ――

 

 著者はベア・ウースマさん、

 『人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊は

  なぜ生還できなかったのか』

 と副題が付されたノンフィクション作品です。

 

「みすてりあすゥでスゥ!」

「ぐるがるぐるる!」(←訳:でも事実なんだ!)

 

 1897年、スウェーデンの地から

 3人の冒険家さんたちが北極点へと旅立ちました。

 装備も食糧も充分に足りていた……のに、

 彼らは帰って来ませんでした。

 

「なぜッ?」

「がるるぐるる?」(←訳:どこにミスが?)

 

 15年に渡ったという調査と研究を経ての力作に拍手を!

 そして、↓こちらも!

  

  

   ―― エラリー・クイーン捜索の秘密 ――

 

 著者はジョゼフ・グッドリッチさん、

 『往復書簡19471950年』と副題が付されています。

 推理小説作家エラリー・クイーンさん――

 その実像は、フレドリック・ダネイさんと

 マンフレッド・リーさんという

 従兄弟同士の“合作“であったことは有名ですが、

 はたして、二人が作品を織り上げていった方法とは?

 

「ながァ~くゥ、ひみつゥだッたのでスよゥ!」

「ぐるるるがるぅるるる!」(←訳:火花散るドキュメント!)

 

 ノンフィクション2作品に続いて、

 ここからはフィクション作品の御紹介ですよ。  

  

 

    ―― クイーンズ・ギャンビット ――

 

 著者はウォルター・テヴィスさん、

 1983年に発表された原著が

 ネットフィリックスでNetflixでドラマ化されたのを機に

 新たな脚光を浴びました!

 孤児院で育った少女ベスが

 チェスの才能を開花させてゆく過程の見事なこと!

 

「ほれぼれェなのでス!」

「がるるぐぅるるるる!」(←訳:目指せチャンピオン!)

 

 短編作品がお好きなら、おすすめは↓こちら!

  

 

      ―― 時間の王 ――

 

 著者は宝樹さん、

 不意の事故をきっかけに

 人生のあらゆる瞬間に意識を移すことが

 できるようになった《俺》が求めるものは……

 表題作品『時間の王』は必読ですよ。 

 

「そしてェ~…」

「ぐるる~…」(←訳:そして~…)

 

 はい!【海外作品】ジャンルのBEST BOOKは↓こちらで!  

  

  

      ―― クララとお日さま ――

 

 著者はカズオ・イシグロさん、

 もはや説明の必要はありますまい、

 ノーベル文学賞受賞後の第一作は、

 SFであり、おとぎ話でもあるような、

 AIロボットと少女の物語です。

 

「とおいィ~みらいィ?」

「がるるるぐるる?」(←訳:近未来の白昼夢?)

 

 どの作品にも拍手と感謝を送りつつ、

 次回のBEST BOOK探しは【国内作品】ジャンルで!

 おヒマなときでいいんです、

 お付き合いくださいね~♪

 

 

 

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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【その3】

2021-12-27 22:40:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さささッ、さッむゥ~いィッ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!最強寒波だよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 記録的な寒波の襲来に
 指先がシモヤケになりかけていますが、
 2021年《BEST BOOK》探しは
 熱~く続行いたします♪
 本日は【ノンフィクション】ジャンルの、
 ↓こちらの御本から、どうぞ~!

  


    ―― 猫が30歳まで生きる日 ――


 著者は宮崎徹さん、
 『治せなかった病気に打ち克つタンパク質《AIM》の発見』
 と副題が付されています。

「にゃんこたちをォ、すくおうッ!」
「ぐるるがるぐるるぅー!」(←訳:腎臓病からレスキュー!)

 猫たちを病魔から守るため。
 それは即ち、ヒトの、
 他の生きものたちにとっても
 福音と成り得るのでしょうか?

 生命の不思議を探る宮崎さんの研究に
 今後も注目です!
 
 対して、↓こちらは……
 

  

 
      ―― 犬神家の戸籍 ――


 著者は遠藤正敬さん、
 『《血》と《家》の近代日本』と副題が付されています。

 横溝正史さん著『犬神家の一族』を題材に、
 掘り起こしてゆくのは、
 日本の《家族》というカタチ……。

「きんだいちィさんにィ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:読んで欲しいかも!)

 『犬神家』といえば映画、
 映画といえば……はい!
 ↓こちらも!
 
  


     ―― 歌舞伎役者 市川雷蔵 ――


 著者は大島幸久さん、
 《眠狂四郎》シリーズで知られる映画スター
 市川雷蔵さん――
 この御本では、映画界でスターになる前の、
 歌舞伎役者としての半生に焦点が当てられています。

 将来有望とされながら、
 端役しか与えられなかった雷蔵さんの、
 苦悩と、孤独と……。

「おしまれェまスゥ!」
「ぐるるるるがるるぐるるっる!」(←訳:雷蔵さんの舞台を見たかった!)
 
 そして、↓こちらの御本は
 2020年の11月後半に発行されたため、
 2021年の作品としてカウントさせていただきました。

  

 
       ―― 国道16号線 ――


 著者は柳瀬博一さん、
 『《日本》を創った道』と副題が付されています。
 首都圏をぐるりと囲む
 全長330キロの環状道路が、
 中世から近代・現代に至るまでの
 《日本》の基盤となった……という、
 “地勢“文明論には驚かされましたね。

「でもォ~おもしろいィのでス!」
「がるるるぐるるがる!」(←訳:さらなる展開に期待!)

 さあ、では、
 【ノンフィクション】ジャンルのラストは、
 《愛》に満ちた↓こちらの作品で!

  


    ―― そこに工場がある限り ――


 著者は小川洋子さん、
 工場を、
 工場から生まれるものたちに注がれる
 小川さんの《工場愛》は、
 どこか切なく、
 限りなくあたたかい……。

「ものづくりッてェ~」
「ぐるがる!」(←訳:大切です!)

 ふぅ~…
 取り急ぎ【ノンフィクション】を駆け抜けての次回は、
 【海外作品】にGO!ですよ。
 の~んびりお付き合い下さいね~♫
 
 


   
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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【その2】

2021-12-26 22:29:40 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、ぞッこうゥなのでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!BBを探せ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 2021年の《BEST BOOK》を探す年末恒例企画、
 本日は【コミック&絵本】ジャンルから
 これだ!な作品を探してみましたよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♫
 
  
  
 

   ―― ひらばのひと 1&2 ――


 著者は久世番子さん、講談監修は神田伯山さん、
 講談師さんたちの世界を描く異色作は、
 ぐぅーんと奥深い!

 ええ、今年は迷いました。
 『怪獣8号』かっこいいぜ!
 『女の園の星②』、爆笑したわ!
 『パリピ孔明』も楽しかった!……のですが、
 私ネーさのイチ推しは、
 『ひらばのひと』!

 とりわけ、第2巻の中の
 『大高源吾』の素晴らしさよ!
 
 世に名高い《忠臣蔵》とは
 いったいどのような物語なのか、
 怖くなるほど鮮やかに切り取ってみせる一作は、
 全活字マニアさんにおすすめですよ。

「こうだんしィさんにィ~!」
「ぐるるがるっるるるるる!」(←訳:今こそスポットライトを!)

 異色といえば、
 ↓こちらの作品も、超異色作だわね。
 
  


      ―― ゴルゴ CAMP ――


 原作はさいとう・たかをさん、
 著者は深山雪男さん、佐々木正孝さん、
 雑誌『BE-PAL』と
 稀代のスナイパー・ゴルゴ13が
 タッグを組んでアウトドアサバイバル術を伝授!?!

「いきのびるゥためにィ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:ゴルゴさんに学べ!)

 腹筋が攣っちゃうくらい
 笑いながら学んだああとは、
 さあ、↓こちら!
 
  

 
  ―― ドン・ウッサ グッスリだいぼうけん! ――


 著者はキューライスさん、
 バンドデシネ的な表現がキラキラっと光る絵本は、
 アニメーションの風合いも有って、
 キューライスさんの真骨頂です。

「おやぶんッ、かわいいィ~!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:子分たちも可愛い!)

 そして、↓こちらも!

  
  

 
   ―― 貼りまわれ!こいぬ ①&② ――


 著者は うかうか さん、
 ひたすら犬のシールを貼りまくる
 こいぬちゃんのシュールでパンク?な毎日……
 これはSFなのかしら?
 それとも純文学?

「そのォこたえェはァ~…」
「がるるるぐる!」(←訳:犬のみぞ知る!)
 
 ワンコに続いては、↓こちらの小動物系も!

  
  
  


    ―― PUI PUI モルカー ――


 著者は見里朝希さん、
 パペットアニメとして2月に放送開始されるや、
 瞬時に人気沸騰!
 DVDやブルーレイに、絵本に、
 フィギュア、ミニカー、アパレル、文具……と、
 いまも日本を席捲するモルカーたち。
 私ネーさもひとめ惚れしましたよ。

「いつかァ、しんさくゥ!」
「ぐるるるる~!」(←訳:見てみたい~!)

 2022年はモルカーくんたちの、
 講談師さんや、
 こいぬちゃんの物語の新作に
 出会えるでしょうか。
 期待しながら本屋さんに通いましょう♪

 さて、次回の【その3】は、
 ノンフィクション作品のBEST BOOKを探します。
 気長にお付き合いくださいな。
 

 
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2021年の《BEST BOOK》を探そう!【その1】 ~

2021-12-25 23:36:43 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァいッ! まいとしィ~こうれいィ!」
「がるる!ぐるるがるる~!」(←訳:虎です!今年もやるよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 サンタさんの橇の鈴の音が
 ゆっくり遠のいていったなら……はい!
 2021年の読書タイムを締めくくる
 《BEST BOOK》探しを始めましょう。
 第1回の本日は【アート】ジャンルから、さあ、どうぞ~♪

  
  


   ―― 海野弘さん監修 《366日》シリーズ ――


 今年もやっぱり!なのは、
 海野弘さん監修による《366日》シリーズです。
 『366日風景画をめぐる旅』
 『366日絵の中の部屋をめぐる旅』
 『366日物語のある絵画』
 『366日絵画でめぐるファッション史』
 の4作品が刊行されていますよ。

「どれもォ、おすすめェなのでスゥ!」
「ぐるがる!」(←訳:観る喜び!)

 続いては、↓こちら!

  


     ―― 美貌のひと 2 ――


 著者は2021年も大活躍の中野京子さん、
 2022年には『怖い絵』が
 尾上松也さん主演で舞台化される!といいますから、
 ワクワクさせられますね♪

「あううッ? ぶたいかァ??」
「がっるるぐる!」(←訳:ヒットの予感!)

 次は、美女つながりで、↓こちらを!

  


     ―― 名画のドレス ――


 著者は内村理奈さん、
 服飾事典として、
 またアート評論書としても、
 読み応え見応えずっしりの“ドレスの教科書“は、
 図版も充実!
 
「ふァ~…すごいィおようふくゥ~…」
「ぐるがるるぅ~…」(←訳:夢の世界だぁ~…)

 夢の世界……といえば、↓こちらも!
 
  


    ―― みみをすますように ――


 絵本作家・酒井駒子さんの
 初となる本格的な個展『みみをすますように』開催に合わせ、
 刊行された画集です。
 酒井さんのファンの方々は必見ですよ。
 
「てんらんかいィ、たのしかッたでス!」
「がっるぐるるるるっる…!」(←訳:ずっと見ていたかった…!)

 次回の【その2】では、
 コミック作品&絵本作品の
 BEST BOOKを探しますよ。
 どうかお付き合いくださいね~♪
 

 
 


  

  
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~ HAPPY HOLIDAY ~

2021-12-24 22:00:08 | おまつり
  
  

  WOW!

  
 
  ↑……18!

  

  ↑……19!

  

  ↑……20!

  

  ↑……21!

  

  ↑……22!

  

  ↑……23!

  

  ↑……24!!

  

   HAPPY HOLIDAY~♪♫
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~ ひそかな反抗? ~

2021-12-23 23:22:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わほッ♪ はやくもォ~はつばいちゅゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!行列もあり!)

 こんにちは、ネーさです。
 駅ビルのイベントスペースには
 ケーキを販売するブースが並んでいますね。
 流れるクリスマスソングを聴きながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 犬神家の戸籍 ――



 著者は遠藤政敬(えんどう・まさたか)さん、
 2021年10月に発行されました。
 『《血》と《家》の近代日本』
 と副題が付されています。

「むむむッ! きんだいちィさんッ!」
「ぐるーるるるがる!」(←訳:シリーズ中の名作!)

 今秋、BSプレミアムのドラマ
 『獄門島』を見たことがきっかけとなり、
 横溝正史さんの作品再読に
 ハマる羽目になった私ネーさですが、
 まさに、グッドタイミング!

 『犬神家の一族』の歴史背景を
 主題とするこの御本が刊行されるとは!

「いぬがみィいちぞくのォ、ひみつゥ!」
「がっるぅるぐるる!」(←訳:探っちゃうのです!)

 犬神佐兵衛さんが
 信州の地に築いた犬神財閥。

 横溝さんが描く物語は、
 佐兵衛さんが遺した巨額の財産を、
 いえ、財産の受益者をめぐる
 複雑な事件です。

 そう、複雑。
 何がどう複雑かというと、
 佐兵衛さんの《家》の、
 家系図というか相関図というか、
 人間関係が
 エラいこっちゃ!
 になっていて。

「おおぜいィ~だしィ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:入り組んでるし!)

 系図を見ながら読まないと
 ストーリーについて行けない、
 といっても過言ではないカオスなミステリの
 中心にいるのは。

 謎の人物・佐兵衛翁。

「しょうたいィ、ふめいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:来歴も不明!)

 佐兵衛さんは実質的に
 “捨て子“であったと
 著者・遠藤さんは推定します。

 どの家にも属さない、
 《戸籍》を持たぬ存在として
 登場した佐兵衛さんが、
 成長し、
 富豪となって、
 《家族》を形成してゆく――

 それは、
 美しい物語になる可能性も
 充分にあったはずなのに、
 なぜ、
 惨劇へと変わってしまったのか。

「かなしいィのでスゥ~…」
「ぐるる~…」(←訳:切ない~…)

 近現代の日本社会を
 静かに支配する
 《戸籍》。

 佐兵衛翁は、ひそかに、
 《戸籍》というIDシステムへの反抗を、
 いえ、反逆を企んでいたのでしょうか。

「しょうたいィ~だけでなくゥ!」
「がるるぐる?」(←訳:真意も不明?)

 《戸籍》に視点を据えて、
 眺め直してみる
 『犬神家の一族』。

 佐兵衛翁の物語に留まらず、
 犬神家の本拠となった
 信州地域の特産や
 明治の生糸産業についての記述もあり、
 ノンフィクション好きな活字マニアさんにも
 おすすめですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫

 
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~ ずっと、そこに。 ~

2021-12-22 23:27:47 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かぼちゃをォ、ぱくりッ!」
「がるる!gるるるがるる!」(←訳:虎です!ゆず湯にドボン!)

 こんにちは、ネーさです。
 カボチャのお料理、ゆず湯、と
 冬至のイベントを満喫したら、
 さあ、気分を変えて読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 猫と生きる。 ――



 著者は猫沢エミさん、
 画像の復刻版は2021年9月に、
 底本である単行本は2013年に発行されました。
 『LA VIE AVEC UN CHAT』
 と仏語題名が付されています。

「にゃんことォ、いきるゥ……!」
「ぐっるがるる!」(←訳:ずっと一緒に!)

 猫と生きる。

 書いてみれば、
 たった5文字で済んでしまうことです、が。
 これを成し遂げられるひとは、
 いったい何人いるのでしょうか。

 著者・猫沢エミさんが
 《その子》と出会い、
 猫と生きる人生を決意したのは、
 1996年5月初旬、
 雨のそぼ降るどんよりと暗い日、でした。

「……ないてるゥ!」
「がるぐる!」(←訳:声がする!)

 ゴミ捨て場に積まれた袋のひとつから、
 声がする。
 みゅー、という、
 かわいい鳴き声が聞こえてくる。

 すぐさま駆け寄り、
 袋を取り上げたエミさんは
 愕然とします。

 袋の口は、
 細い紐を使って
 ぐるぐる巻きに縛られていた、んです。

「ゆるさんッ!」
「ぐるるる!」(←訳:許さない!)

 仔猫を救出し、
 ゴミまみれの身体を洗ってあげれば、
 ああ、気持ち良さそうに、
 ぐーんと伸びをする……。

 その瞬間、
 エミさんの心に湧きあがった思いは。

 この子を幸せにする。

「うんうんッ!」
「がるるるる!」(←訳:そうしよう!)

 名前は、ピキ。
 
 一匹で拾われたから、ピキ、
 と命名されたピキちゃんは、
 エミさんとともに
 平穏な生活を……じゃなくて。

 けっこう波乱万丈!な
 ニャンコライフを送る運命だったようで。

「ぱぱぱッ、ぱすぽォーとォ!」
「ぐるる!」(←訳:飛行機!)

 ミュージシャンであるエミさん、
 とある事情から日本を脱出?し、
 パリへ行くことになりました。
 
 ええ、パリに行く、と言っても
 観光旅行とは違います。
 腰を据えての、
 長期滞在!なんですね。

 で、ピキちゃんも一緒に、と。

「だッてェ~!」
「がるるるるるる!」(←訳:離れられないよ!)

 現在では、
 ニャンコやワンコとの空の旅も
 そう珍しくはありません。

 けれど、エミさんが渡仏したのは
 2002年の秋でした。

 ひとりと一匹の、空の旅。
 旅のはて、パリの街で
 私たちは
 何を見つけられるだろうか――

「いッしょならァ~」
「ぐっるがるる!」(←訳:きっと大丈夫!)

 ピキちゃんに続いて、
 ピガちゃん、ユピちゃん、
 そしてイオちゃん。

 どこどこまでも、
 猫とともに。

 著者・猫沢さんの半生記であり、
 愛する猫たちとの冒険記でもある一冊を、
 皆さま、ぜひ♪
 
 
 
コメント
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