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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

花の香の霧?

2013-11-30 21:20:07 | その他
「こんにちわァ~、テディちゃでス!
 みえまスかッ、このしゅわしゅわァがッ!」
「がるる!ぐるっるるる!」(←訳:虎です!モヤってます!)

 こんにちは、ネーさです。
 11月最後の週末となった今日は、
 読書タイム!……ではなく、
 読書にも役立ちそうな或る機器のお話ですよ~♪

「それッてェ~」
「ぐる!」(←訳:これ!)

  


  はい! 超音波アロマディフューザー!


 画像が少々暗く、モヤって見えるのは
 超音波によるミストが発生しているためなんです(どうか御容赦下さい)。
 ↑上の画像では、ライトOFF状態ですが、
 ライトをONにすると、

  

 ↑こうなりま~す♪

「きらぴかッ♪♪」
「がるがるるぐるる!」(←訳:他の色にもなるよ!)

 冬が来て、乾燥が進むここ関東地方……
 我が家には加湿機能付き空気清浄器があるんですけど、
 デスクやPC周りをスポット的に加湿したいなぁと思いまして
 小型のアロマディフューザーを購入してみました。

「なかなかァ、よいィでス!」
「ぐぅるぐぅるがるる!」(←訳:しゅわしゅわミスト!)

 ええ、ミスト効果には満足しております♪
 ただね、改善してほしい箇所があってね……

  

「これでスッ!」
「がるるぅ!」(←訳:これかぁ!)

 アダプターが、重い~!大きい~!!

「どッしりィ~!」
「ぐっるる!」(←訳:ずっしり!)

 でも、
 お目々がドライアイ気味でヒリヒリするわ!
 という活字マニアさんには、
 おすすめですよ、超音波ディフューザー♪

「おはだのォ、かんそうよぼうゥにもォ~」
「ぐるぐるっ?」(←訳:効くかなっ?)

  

 ちなみに、アロマオイルは
 『無印良品』さんの
 《エッセンシャルオイル・スウィートオレンジ》がおすすめです♪
 柑橘系でありながらリラックスできる甘い香り!

「ではァ、みなさまッ、
 かおりィとォ、みすとにィつつまれてェ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:穏やかな休日を!)



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見よや、科学の刃!

2013-11-29 21:43:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うゥ~むッ、どッちィだッ?」
「がるる!ぐっるるるっ?」(←訳:虎です!どっちなのっ?)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、試合のゴングが鳴り、いえ、
 読書タイムの幕が切って落とされました!
 こちらを、どうぞ~!

  



 
     ―― 空想科学読本 14 名キャラ対決!どっちがすごい!? ――



 実況中継と解説は、あっと失礼、著者は柳田理科雄さん、2013年10月に発行されました。
 拙ブログにてたびたび御紹介しております、
 空想科学研究所の主任研究員・柳田さんによる
 常識も非常識も科学で解決しちゃう《空想科学読本》シリーズの
 最新刊です~♪

「おひさしびりィでスゥ、やなぎださんッ!」
「ぐるるがるる?」(←訳:今度は対決編?)

 作品の垣根を超えた対決。

 誰しも、夢見たことはあるでしょう。
 ムチャだ!有り得ない!
 とは分かっていても、
 もしも……

 ウルトラマンと仮面ライダー、
 戦ったらどっちが勝つの?

 
 『スターウォーズ』のライトセーバーと
 『ガンダム』のビームサーベル、
 そっくりだけど、
 強力なのはどっち?

「うむむむむゥ~??」
「がるるるる~??」

 素朴な、しかし真剣に考え始めると底なしの疑問の海を、
 科学の刃(やいば)を高く掲げた柳田さんは
 一刀両断すべく挑みます。

 ガンダムとエヴァンゲリオンが、
 もし戦ったら?
 勝者はどっち?

「ええッ? どッ、どうしようッ?」
「がるがっるぅるるー!」(←訳:てか戦っちゃダメー!)

 ゴルゴ13と次元大介、
 射撃の腕前が上なのは?

「えええェ~?? う~んとッ??」
「ぐるるぅがるるっる!」(←訳:較べちゃダメだって!)

 『こち亀』の中川家と
 『ケロロ』西澤家、
 お金持ちなのはどっちよ?

「……あゥ~?」
「……がるる?」

 赤コーナー、波動砲!
 青コーナー、かめかめ波!
 破壊力の強さが優ってるのはどっちだ?

「…………。」
「ぐる!」(←訳:パス!)

 一見、これはないでしょう、という疑問にも
 柳田さんはあくまで真剣に、大真面目で取組みます。
 その結果、導き出された勝敗の行方に
 活字マニアの皆さまは大笑い?
 それとも、
 再試合を!
 と要求するのでしょうか?

 数々の《どっちがすごい!?》対決中、
 私ネーさが拝見したいのは

 スヌーピーと
 アンパンマンのチーズ、
 賢いワンコはどっちだ?

 ですね。
 だって、エヴァとガンダムがリアルで激突しちゃうと、
 観客側にも危険が迫りそうでしょ?

「にげようッ!」
「がるぐるるぅ!」(←訳:危険過ぎるぅ!)

 悪夢のような夢の対決、32編。
 週末の読書タイムに、おすすめです~♪



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立ち並ぶ……《家》?

2013-11-28 21:20:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まゆにィ、つばッ!」
「がるる!ぐるぐるがるぅ!」(←訳:虎です!豚が空を飛ぶぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、本日の読書タイムは、
 眉に唾したくなる、
 豚さんが空を飛んじゃうくらい有り得ない、
 思わずそう言いたくなる写真集を御紹介いたしますよ♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― 世界のおもしろい家 ――



 2013年9月に発行されました(発行者は澤井聖一さん、発行所は㈱エクスナレッジさん)。
 『World's Houses with fantstic ideas』と英語題名が、
 『世界中から集めた楽しく愉快に暮らせる家69』と日本語副題が付されています。
 活字マニアの皆さま、いかがです?
 御本の、この表紙!

「いちごだァ!!」
「ぐるぐる!」(←訳:苺の家だ!)
「もういッけんはァ~…」
「がるがるっ?」(←訳:点々模様っ?)

 奇想の建築家といえば、
 筆頭格はA・ガウディさんでしょうけれど、
 世の中には、ガウディさんがやるならオレだって!あたしも!
 という方々が存在するのかしら?
 そして、そういった方々の数だけ、
 スットンキョーな建物も誕生する……?

 御本の表紙を飾っているのは、
 写真上部が米国ノースカロライナ州エラーブのアイスクリームショップさん、
 下側の点々(ダルメシアン犬?)模様は
 英国南東部イースト・サセックスの民家さんです。

 どちらも、合成や、PCで加工したものじゃありません。
 実在してまーす!

「ほッ、ほんものォ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:これが生活の場!)

 写真の中には、
 アート作品として作られたもの、
 オフィス、
 かつては家として使用していたけど現在は観光施設、
 などの建物もありますが、
 大半は現役の住居だそうですから、驚きです!

 よくこんなもの作ったわねえ~?
 っていうか、
 こんなとこに住むの?
 住めるの?

 ページを捲るたびに、ツッコミを入れたくなる、
 奇妙奇天烈なお家たち。

「かたむいてるゥ!」
「がるるる!」(←訳:逆さまだ!)
「つりーはうすゥ?」
「ぐるぐるぅ?」(←訳:タコツボぉ?)

 オーストラリアでは、巨木の幹に赤いドアと煙突。
 米国では、7階建てサイズのバスケットケース。
 熊本は阿蘇の、ドーム型ワンルーム。

 おや?
 どこかで見たようなお家が出てきましたよ?
 これは……
 あの超有名なSF映画に登場した主人公の家ですね!

「ひゃあァッ!!」
「がっるるぅぐるっるるる!」(←訳:セットじゃなかったんだ!)

 超有名なSF映画とは何か、
 敢えてここには記しません。
 皆さま、本文62ページへ、
 自力で辿り着いてくださ~い!

「たずねてィみたいねッ、ここッ!」
「ぐるるるがるるる!」」(←訳:住んだら面白そう!)

 題名の通り、
 おもしろい!楽しく愉快!な建築写真集、
 寒さで丸く小さくなりがちな背も
 この写真たちを目にすれば
 思わずシャキッ!ぴん!とするかもしれませんよ♪♪

 楽しさこの上ない御本を、ぜひ!


 
 
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脱帽!小津さんのウルトラモダン♪

2013-11-27 21:20:56 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かぜェちゅういほうゥ~はつれいィ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!皆さま御用心!)

 こんにちは、ネーさです。
 そろそろ風邪が流行り出したみたいですね。
 マスク・手洗い・うがいを励行しつつ、
 さあ、本日は読書からちょいっと寄り道してのアート情報を、どうぞ~!

  



 
            ―― 小津安二郎の図像学 ――



 東京都中央区京橋の東京国立近代美術館フィルムセンター展示室(7階)にて、
 会期は2013年12月12日~3月30日(月曜日および12/28~1/6は休室)、
 『永遠のウルトラモダン』と副題が付されています。

「ふァいッ! こちらがァ、おずさんでスゥ!」

  

 日本映画界の巨匠・小津安二郎さん(1903~1963)――
 今年2013年は生誕110年、没後50年。
 この展覧会では、記念すべき年に
 《小津作品を読み解く新たな視点》が提示されます。

 絵画・デザイン・文字・色彩などに関連した、
 小津監督の美意識や表現力を示すのは、
 例えば、自作の絵画やスケッチ、
 それに……

  

 小津監督、絵画コレクターでもあったようです。
 映画『秋日和』作中で使われたのは、

「ぐるるるぐるるがる!」(←訳:東山魁夷さんの画だ!)

  

 もっとビックリさせられたのは、書籍デザイン!
 小津監督、
 『山中貞夫シナリオ集(1940年刊)』の
 装丁のお仕事もしておられたのです!

「えいがァだけじゃァ~なかッたッ!」
「がるるぐる!」(←訳:マルチ才人!)

 この展覧会は、料金大人一名¥200!とカジュアルな設定です♪
 小津さんの映画が大好き!というマニアさん、
 映画ファンの方々におすすめの展覧会ですよ。
 フィルムセンターでは企画上映も行われているので、
 そちらもぜひ!


  「むッ? むむッ! ネーさッ、ネーさッ!」
  「ぐるるがるるぐるる~!」(←訳:食欲をそそる香りが~!)
  
   は~い!今日12月27日は『酉の市』の、三の酉でしたね!
  
  
   綿あめ屋さんでは、
   チョッパーくん、ルフィくん、それに……キノコ一族も人気らしゅうございますね♪
  「ではァ、にんげんもォ、きのこもォ、みんなでェ、いッしょにィ!」
  「がるがるるる~!」(←訳:商売繁盛祈願~!)



  
 
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やってくれるね、新・うさぎのピーターくん!

2013-11-26 21:30:07 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 まずはお詫びを――昨日11月25日は
 文章が不完全なまま記事を投稿してしまい、まことに失礼いたしました。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァいッ! ネーさはァ、はてしなくゥ~まぬけでスッ!」
「がるる!ぐるるっるぅるがる!」(←訳:虎です!やんなっちゃうです!)

 申し訳ありません、
 今後は二度と同じことのないよう努めます……と胸に誓って、
 さあ、本日も読書タイム!
 今回は、こちらの絵本を、どうぞ~!

  



 
       ―― ピーターラビット クリスマスのおはなし ――



 文はエマ・トンプソンさん、絵はエレノア・テイラーさん、
 原著は2013年に、画像の日本語版は2013年11月に発行されました。
 英原題は『THE Christmas TALE OF PETER RABBIT』、
 《 Inspired by the original tales of BEATRIX POTTER 》と
 表紙に記されているように、
 この御本は『ピータラビット』の著者・ベアトリクス・ポターさんをリスペクトしつつ
 制作刊行された新版『うさぎのピーター』の物語です。

「むむゥ! にてるけどォ~」
「ぐるがぅるる!」(←訳:本物じゃない!)

 本物ではありませんが、
 さりとて偽物とは言い切れませんよ。
 ちゃあんと出版社さんの許可は取ってあります……っていうより、
 出版社さん主導で、この御本は生まれたらしいのね。

 いまや100歳を超えた、世界一有名なうさぎ・ピーターくん。

 ピーターくんの新作の語り手は
 女優としても有名なエマ・トンプソンさんです。

 エマさんによれば、
 クリスマスが近付いてくると、
 どうにもそわそわが止まらないんですって、うさぎたちは。

「きよしィこのよるゥ!」
「がるぐるるる!」(←訳:聖夜だものね!)

 いつも以上に落ち着きをなくしているピーターくんは、
 えへん、昨日の私ネーさのようにミスって、
 えー、つまり台所でのおふざけが過ぎて、
 お母さんに用事を言いつけられました。

   おばさんのところにいって
   ミンスパイに使うあぶらみを貰ってきてちょうだい、と。

 おばさんの家へ、森の中を歩くピーターくんが出会ったのは……

「あはァ! あれはァ、いとこのォ!」
「ぐるるぅるるがる!」(←訳:ベンジャミンくん!)

 いとこ同士の、
 どちらもイタズラ者の、
 ピーターくんとベンジャミンくん。

 言いつけられた用事を放り出して遊んでいた二匹(二人?)は、
 後でしっかり叱られましたけど、
 ええ、でもね、遊んでばかりじゃなくて……

 クリスマスに向けて、
 ピーターくんとベンジャミンくんは
 或る極秘作戦を練っているんです!

「ごくひィ??」
「がるる?」(←訳:秘密の?)

 それがどのような作戦なのか、
 残念ですが、ここで明かすことは出来ません。
 ネタばれになっちゃいますからね。

 ただひとつ、言えるのは……

 爆笑ですっ!

「ええェッ??」
「ぐるる?」(←訳:大笑い?)

 文章のすべて――
 語りのリズム、文字の字体、ページ構成、それらすべてを駆使して
 エマ・トンプソンさんは
 ユーモア煌めく物語を著しました。

 英国らしい、この笑い、このセンス!
 コメディも見事にこなす名優さんならではの
 ストーリーテリングです♪♪

「なにをォしたのッ、ぴーたーくんッ?」
「がるがっるるぐるるぅるるがる!」(←訳:何をやったのベンジャミンくん!)

 モンティ・パイソン再結成の報に欣喜雀躍した英国好きな活字マニアさんに、
 クリスマスに贈る絵本を探している方々に、
 そしてベアトリクス・ポターさんの絵本を愛する御方に、
 激おすすめの一冊ですよ。

 さあ皆さま、笑いと盛大な拍手を、ピーターくんとベンジャミンくんに!

 
「しィ~ッ!
 ひみつのさくせんはァ~」
「ぐるがるぅぐるるる!」(←訳:バラしちゃだめです!)



 
 

 
 
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ややこしい理屈は抜きに♪

2013-11-25 21:38:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むゥ! おおかぜェ、おおあめッ!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!荒天ですぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日には回復するそうですが、ひどい風ですね。
 安全な屋内に退避したら、さあ、読書タイム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
                ―― 幻視の系譜 ――



 編者は東雅夫さん、2013年10月に発行されました。
 アンソロジー《日本幻想文学大全》全三冊のうち、
 以前に御紹介しました『幻妖の水脈』に続き、
 2番目に刊行されたこの御本には
 『visionaries』と別題が附されています。

「こッ、このォ、ふんいきィはァ~…!」
「ぐるがるる~??」(←訳:また怖い話~??)

 そうね~、ちょこっとシュールな
 金井田英津子さんによる御本の装画から漂うのは
 怖~い小説作品の気配がぞわぞわっと……

 なのですけれど、いえいえ、
 きゃあああああ~!って絶叫しちゃうような
 恐怖と戦慄とは、またちょっと違う《幻視》の名作コレクションが
 この御本、なんです。

「こッ、こわくゥないィ~…??」
「がっるるる~!」(←訳:ホッとした~!)

 なんたって、御本冒頭に収録されているのが

  観阿弥さん原作・世阿弥さん改作、野上豊一郎さん編訳『松風』

 つまり、謡曲――能の脚本です!
 これはそんじょそこらのアンソロジーじゃあないぞ、って
 分かっちゃいますね。

 さらに、
 泉鏡花さんの『化鳥』、
 小川未明さんの『牛女』、
 萩原朔太郎さんの『猫町』……という目次を見れば、
 編者・東さんの編纂方針が伝わってきますね。

 《幻視》――幻想文学作家・中井英夫さんが
 ことのほか思い入れ深く用いていた言葉を指針に
 東さんは幻想文学の名作を収集したのでした。

「げんそうゥ~ぶんがくゥ~…」
「ぐるるる~…」(←訳:難しそう~…)

 なんか幻想文学って難しそうだなぁ~と逡巡してしまう御方は、
 御本の中盤、
 305ページを開いてみてくださいな。
 そこにあるのは、

  宮沢賢治さん著『ひかりの素足』

「わおゥ! けんじさんッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:ここに賢治さんが!)

 “冬の童話”とも讃えるべき、
 美しい短編作品を一読すれば、
 小難しい定義は二の次にして
 収録作全部を読みつくしたくなることでしょう。
 どれもホントに面白い!

 でも、私ネーさが特におすすめしたいのは
 中井英夫さん著『地下街』。
 これもひとつの、《幻視》の語り――

「なんだかァ、みすてりあすゥ!」
「ぐる~っるるる!」(←訳:じわ~っと来る!)

 名匠による名作品の数々、
 雰囲気に惑わされず、
 ぜひ、楽しく気軽に、一読を!
 

 

  
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ついついヒイキしちゃうのは……?

2013-11-24 21:24:21 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日は大相撲九州場所の千秋楽でしたが、
 八王子市夢美術館にて開催の『ムットーニワールド からくりシアターⅢ』も最終日でした……。

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ひかりのォからくりまじゅつしィ、むッとーにさんッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるる!」(←訳:虎です!上演会最高でした!)

 光と音楽のからくりシアターの余韻を引きずりつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



 
            ―― 名軍師ありて、名将あり ――



 著者は小和田哲男さん、2013年10月に発行されました。
 『NHK知るを楽しむ 歴史に好奇心 2009年1月~戦国名軍師列伝』に加筆し、
 あらためて刊行されたのがこの御本です。

 では、ここで!
 クイズですよ、テディちゃ、虎くん!
 NHKで、軍師、といえば――

「ふァいッ!
 たいがァどらまァ、でス!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:来年の大河だよね!)

 ええ、そうらしいのよね。
 2014年1月から放送される大河ドラマは、
 『軍師官兵衛』!
 主演は岡田准一さん!

 ムットーニさんが光の魔術師だとしたら、
 軍師官兵衛こと黒田官兵衛さん(1546~1604)は、
 《軍略》と《戦略》の魔術師、ともいえましょうか。

 この御本では、
 黒田官兵衛さんをはじめ、

   太原雪斎さん(今川家に仕える)、
   山本勘助さん(武田家に仕える)、
   立花道雪さん(豊後国の大友家に仕える)、
   竹中半兵衛さん(豊臣家に仕える)、
   山中鹿之助さん(尼子家に仕える)、
   片倉小十郎さん(伊達家に仕える)、
   直江兼続さん(上杉家に仕える)

 と、いわゆる戦国時代の軍師さんたちの
 業績(戦果)と略伝が紹介されています。

「なおえかねつぐさんッ、しッてるでスゥ~!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:勘助さんも有名人!)

 歴史マニアさん&歴女さんにとっては、
 基本で初級、かもしれませんが、
 歴史解説の名手・小和田さんの筆は
 無駄なく、
 また大袈裟さもなく、
 実に的確に軍師たちの肖像を組み上げてゆきます。

 彼らが何を為したか、
 そして反対に、
 何を成し得なかったか……。

「むむゥ! ゆうしゅうなァ、ぐんしさんもォ~…」
「ぐーるぅるるがぅるるるる~…」(←訳:パーフェクトじゃないんだ~…)

 岡田准一さん演じる官兵衛さんは、
 はたしてどんな軍師なのでしょうか?
 機智のかたまり?
 鉄人?
 激情派か冷静派か?

 私ネーさ、官兵衛さんのライバルといわれた竹中半兵衛さんが好きなのですが、
 TVドラマの中でふたりは――

「けんかァばッかりィ?」
「がるるぐるぅ?」(←訳:仲良しかなぁ?)

 戦国時代マニア以外の方々にも楽しめる、
 好感度大な歴史読本です。
 ぜひ、自分のごひいき軍師さんを見つけてくださいね!



 

 
 
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美女と、赤いクマ。

2013-11-23 21:31:29 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 ……せーのっ!

 祝! モンティ・パイソン再結成!
 何をやらかしてくれるのか、今から楽しみです♪♪

「こォ~んにちわゥ、テディちゃでス!
 さんじゅうねんッぶりィ、だねッ!」
「がるる!ぐるるぅーるがるる~!」(←訳:虎です!早くショーを観たい~!)

 さらなる朗報を待ちながら、
 さあ、連休只中の今日は読書……をサボってのアート情報をお送りしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  



          ―― ジャパン・ビューティー  描かれた日本美人 ――



 会場は埼玉県川越市の川越市立美術館にて、
 会期は2013年10月19日~12月8日(月曜休館)。
 『Japan Beauty : enchanting bijin-ga paintings treasured in a private collection』と英題が、
 『知られざるプライベートコレクション』と日本語副題が付されています。

  

「うえむらァしょうえんさんッ!」

  

「ぐるぐるるがる!」(←訳:夢二さんの画も!)

 明治・大正・昭和初期にかけて、
 画家さんたちが心血を注いで描いた《美女》たち……
 美人画の三大巨匠といわれる上村松園さん、鏑木清方さん、伊藤深水さん、
 それに、竹久夢二さん、栗原玉葉さん、
 池田蕉園さん、中村大三郎さん、と
 人気画家さんによる日本美人が揃い踏みです♪

 日本画は、
 印刷やPCモニター上の図像で見るより
 ぜ~ったい肉眼で鑑賞するのがおすすめです!
 色!
 質感!
 筆使い!
 もう全然ちがうんですよ!

「びじんにィ~よわいィ~おかたはァ~」
「がるるぅるがるぐる!」(←訳:惚れちゃうこと確実!)

 美人に弱くないニンゲンなんているのかしら~?とニヤつきつつ、
 さて、ここで――


   本日のオマケ画像は、こちらのクマちゃん♪
  
  「あッ! ちーきーちゃんッ!」
  「ぐるるがるっ!」(←訳:稀少種かもっ!)
  『アフタヌーンティー』さんで11月21日に発売されたのは、
  ハリスツイードの生地を使った1000体限定のチーキーベアちゃんです。
  可愛い!と声を上げたクマ好きさんも、
  いや、クマは別に……という御方も、
  「ぶゥー!」(←テディちゃ抗議のブー)
  えへん、どうか穏やかな休日を!
  
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突如、天井から降ってくるのは……!

2013-11-22 21:38:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れェ~んきゅゥッ♪」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!感謝の祝日です!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日11月23日は勤労感謝の日!
 イチョウの黄色が眩しい週末&祝日の読書タイムは、
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― 宮部みゆきの江戸怪談散歩 ――



 責任編集者は宮部みゆきさん、2013年8月に発行されました。
 前回記事で御紹介した『モンスターズ ユニバーシティ』は
 “怖くない怪談”といった趣きの作品でしたが、
 こちらは、ふっふっふっ、
 現代日本で会談を語らせたら第一人者でベストセラー連発!な人気作家、
 宮部みゆきさんによる《怖いもの》ガイド本です♪

「あううッ~…ほんきィのォ、かいだんッ!」
「ぐるぐるるぅ!」(←訳:逃げなくちゃ!)

 逃げても逃げても頭上にくっついてくるお月さまのように、
 人間の在るところ、怪談有り。

 この御本では、
 近年、宮部さんが発表している《三島屋変調百物語》の
 背景となっている江戸の町のガイドと、
 お江戸の怖いもんといえばコレだ!な《本所深川七不思議》案内、
 怪談だ~い好きな作家・北村薫さんと宮部さんの対談、
 そして、そして後半部分には……

  (お? どこからかヒュ~ドロドロと効果音が?)

「ぎゃわわわァ~ッ!」
「がるぅ!」(←訳:出たぁ!)

 ええ、収録されているんですよ、
 怖さはじける怪談が4編も。

   宮部みゆきさん著『曼珠沙華』(《おそろし 三島屋変調百物語事始》より)

   宮部みゆきさん著『だるま猫』(《幻色江戸ごよみ》より)

   岡本綺堂さん著『指輪一つ』

   福澤徹三さん著『怪の再生』

 以上の4作品、
 いやー、怖いです。
 読んでいる最中、読了後、
 どちらも怖いです。

 
 怖くて、おそろしくて、
 けれど、憎んだり、嫌ったりする気持ちとは、ちょっと違う……
 しみじみと考えさせられる、
 それが《怪談》の本領、真骨頂でしょうか。

「でもォ、こまりまスゥ!」
「ぐるるるるがるるるぐるぅ~!」(←訳:夜トイレに行けなくなるぅ~!)

 困る?
 困るっていったら、それはもう!
 《本所深川七不思議》の中にひとつ、
 『屋敷』ですよ!

 だって、想像してみてくださいな、
 天井から巨大な足が降ってくるんですよ!
 ドーン!
 どかーん!って。

 こんな不条理あります?
 こんな理不尽あっていいの?

 
「あるからァ、こわいィ~!」
「がるっるぐるるるがる~!」(←訳:怪談って不条理の塊だ~!)

 理不尽なんだけど、
 何故か、怖い話に耳を澄ませてしまうのが私たち人間。

 怖~いモノ、
 鳥肌が立っちゃうような小説作品をお求めの活字マニアさんは、
 宮部さんの《三島屋変調百物語》シリーズとともに
 ぜひ、こちらの『江戸怪談散歩』も
 お楽しみくださいね♪

「よなかにィ~よむとォ~…」
「ぐるがるっ!」(←訳:怖さ百万倍っ!)


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迷路の先のモンスターズ♪

2013-11-21 21:42:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むははッ♪ きょうゥはァ~」
「がるる!ぐるぅるるがる~!」(←訳:虎です!本じゃないです~!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日の読書タイムは久しぶりにDVD作品を御紹介いたしますよ。
 こちらを、どうぞ~!

  



 
         ―― モンスターズ ユニバーシティ ――



 制作はPIXER社の皆さん、2013年に公開、
 画像のDVD+ブルーレイ作品は2013年11月に発行されました。
 今夏、ジブリさん制作『風立ちぬ』と動員数&興行ランキングを競い合ったあの作品が
 もうDVDになっちゃうとは!

「もんすたーがァ、ぞろぞろッ♪」
「ぐるるがる!」(←訳:みんな派手!)

 画面を占拠する派手っコなモンスターさん、正体不明の生物たち……

 実をいいますと、このところ私ネーさ、
 ちょっとDVDに凝ってます。
 きっかけとなったのはTV放送された或る作品で、つまり――

  『ステキな金縛り』(TV放送版。小日向文世さんにうっとり!)
      ↓
  『ステキな金縛り』(DVD版。法廷の駆け引きにドキドキ!)
      ↓
  『十二人の優しい日本人』(DVD版。三谷さん版法廷バックヤード劇!)
      ↓
  『十二人の怒れる男』(シドニー・ルメットさんによる本家本元法廷劇!完璧だわ!)

 と、分かりやすいルート遍歴の結果、辿り着いたのがこちらの
 『モンスターズ ユニバーシティ』でした!

「……ネーさァ、るーとがァ、へんてこゥ!」
「がるるるぐるる~?」(←訳:法廷劇が大学劇~?)

 『十二人の怒れる男』と『モンスターズユニバーシティ』の共通項は、
 そうですね、
 どうにもこうにもアメリカっぽい、という点でしょうか。

 ヘンリー・フォンダさん演じる《意志を曲げない男》、
 そして片や、
 《初志貫徹》のモンスター、マイクくん!

 陪審員による裁判が人ひとりの将来を決し、
 大学学寮での決断がモンスターの一生を左右する……

 大きな何ものかに屈するか、
 屈せずに踏ん張るか、
 マイクくん、そしてサリーくんも、
 ここがド根性の見せどころです!

「おッしゃッ! ふんばれェ、まいくくんッ!」
「ぐるるるるるがるがる!」(←訳:怖がらせ屋になるんだ!)

 とはいえ、
 理屈は抜きにして楽しみたいのがこの『ユニバーシティ』です。
 チビチビな幼少マイクくんの、なんと可愛らしいこと!
 怖がらせ屋のおにいさんの、粋でいなせなこと!

 ぼく、怖がらせ屋になるんだ!
 大きくなったらモンスターズインクに入る!

 そう! 夢はでっかく!
 身長は小っちゃく!

「ちッちゃくてもォ、いいんだッ!」
「がるぐるるがるるる!」(←訳:やり遂げてみせるぜ!)

 さあ、皆さま、
 マイクくんとサリーくんの賑やか過ぎる学寮生活MOIVE、
 ポップコーンやポテチを手に
 のんびり御鑑賞くださいね~♪

  

 あ、でもですね
 『十二人の怒れる男』を観たことがないという御方は、
 ぜひともこの機会にレンタル屋さんへ走ってくださいな!!



 
 
 
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