テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 魅せる《恐龍》冒険譚 ~

2014-02-28 21:41:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 やッとォ、そろいィぶみィ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!完結だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日2月28日は2月最後の日ですが、
 あの!話題のシリーズも先ごろ最終巻が刊行されました♪
 本日の読書タイムは、さあ、こちらの大作を、どうぞ~っ!

  


   
         ―― 大江戸恐龍伝 第三巻 ――


  


         ―― 大江戸恐龍伝 第四巻 ――


  


         ―― 大江戸恐龍伝 第五巻 ――


 著者は夢枕獏さん、第三巻は2013年11月に、第四巻は2014年12月に、
 そして第五巻は2014年2月に発行されました。
 2013年12月の拙ブログで御紹介いたしました『大江戸恐龍伝』第一巻と第二巻に続く、
 第三巻と第四巻、完結編となる第五巻が、ようやくここに!

「ずすーんッ!」
「ぐるーる!」(←訳:どすーん!)

 どっかーん!と
 重量級スモウレスラーのごとく活字マニア諸氏ににじり寄るのは、
 お江戸の時代の不思議千万なる物語全五巻。

 巷でウワサの天才発明家・平賀源内さんが
 《龍》に魅せられちゃったから、
 大変です。おおごとです。

    この世に《龍》は実在する!

 って知ったら、好奇心旺盛な源内さんは――

「じッとォ、してられないィでス!」
「がるぐるる!」(←訳:行動開始さ!)

 《龍》にまつわる伝説や遺物に触れ、
 いざ龍に会わん!
 と《龍探し》に乗り出すまでの序章が、
 第一巻、第二巻であるとするなら、
 第三巻からは、源内さん、突っ走ります。

   《龍》は、どこだ~っ!

「ふふゥ~、そうかんたんにはァ~…」
「ぐるるるるるる~!」(←訳:見つからないよ~!)

 第一巻の巻頭の献辞で、この長大な作品が

   メリアン・C・クーパーさん(『キング・コング』の監督さんのひとり!)

   円谷英二さん(言うまでもなく特撮映画の巨匠!)

 という御二方に捧げられている点は
 前回の御紹介時に述べましたけれど、
 物語の前半――第二巻あたりまでは、
 『キングコング』や『ゴジラ』よりも、
 コナン・ドイルさん著『失われた世界』を想わせる調査&探検行が展開します。

 源内さんはまさしく、
 世間から浮きがちの天才科学者チャレンジャー博士の役どころ!

 しかし、第三巻あたりからは……おややっ♪

「ううむッ、これはァたしかにィ!」
「がるるぐるる?!?」(←訳:キングコング?!?)

 
 何がどうして、
 どこがどんな風に『キングコング』なのか、
 えーと、申し訳ありませんが、
 そこらへんは明かせません。
 ネタばらしは禁じ手でございますからね。

「そうでス! ひみつゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:絶対の秘密!)

 源内さんの《龍》をめぐる大冒険譚が
 どのような“着地”を見せるのか、
 活字マニアの皆さま、
 恐龍好きな皆さま、
 ぜひ御自身で読破のほどを!

 なお、御本各巻の表紙画・扉画も
 どうぞじ~っくり御覧になってくださいね。
 立原位貫(たちはら・いぬき)さんによる画は、
 なんとすべて木版画!
 絵を描いたのも版木を彫ったのも刷ったのも立原さん!という
 スーパーアートなんです♪

「すばらしィおしごとにィ~!」
「がるるる!」(←訳:大拍手を!)
 


 
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はらはらドキドキの秘話、追加です!

2014-02-27 21:32:08 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ……よゥ~いッ!」
「がるる!ぐるーるっ!」(←訳:虎です!スタートっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日の読書タイムは、
 前回記事で御紹介しました映画ネタに続いて、
 映画関連のノンフィクション本を、さあ、どうぞ~!

  



             ―― もう一度 天気待ち ――



 著者は野上照代さん、2014年1月に発行されました。
 『監督・黒澤明とともに』と副題が付されたこの御本は、
 2001年に刊行された野上さん著『天気待ち――監督黒澤明とともに』に
 新たな書き下ろし稿を加えた《決定版!》です。

 著者・野上さんは黒澤明さんが
 国際的な映画監督として一挙に名を高めた作品『羅生門』(1950)の制作現場に参加し、
 以来、黒澤さんの映画作りには欠かせないスタッフとして
 数々の名作が生まれる場に立ち会ってきた!という、
 映画好きさんにとっては、

「いいなァ~♪♪」
「ぐる!」(←訳:羨望!)

 な御方なんですよ。

 ノンちゃん、と
 黒澤監督から呼ばれていた野上さんのお仕事は、
 『記録係』、
 近年は『スクリプター』と称される専門的なものでした。

 その内容は……

 何を撮ったのか、とにかく把握する!といったらよいでしょうか。

 映画は、ストーリー順に撮影する訳にはゆきません。
 どのシーンをどこでどう撮ったか、
 どのテイクに監督はOKを出し、
 どのテイクはNGだったか、
 俳優さんが喋る台詞の変更、
 カットとカットのつなぎにズレが生じていないか――
 例えば衣装や小道具、
 撮影が長期間に及んだので背景の季節が変わっちゃってないか、
 とにかくチェックしてチェックして
 チェックしまくります。

「まちがえたらァ~…?」
「がるぐるっ??」(←訳:撮り直しっ??)
「こわっ!」

 そんなお仕事ですから、
 記録係の野上さんは常に現場に張り付き、
 監督さんのすぐ横に控え、
 撮影状況のすべてを見守っているんですね。

 そうして、見届けてきた中、
 この御本で詳しく記されているのは
 『用心棒』(1961)
 『椿三十郎』(1962)
 『天国と地獄』(1963)
 『七人の侍』(1954)
 などの撮影現場。

「ふァ~、それはァ~くろさわさんのッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:代表作ばかり!)

 デジタルではなく“フィルム”の、
 日本映画の最盛期を
 稀代の名監督とともに過ごした野上さんだからこそ知り得た
 《映画》の裏側は、
 現代だったら、

「ひゃァ~ッ!」
「がるるっ!」(←訳:マジでっ!)

 なエピソードがひしめいています。
 『蜘蛛巣城』(1957)の
 矢の雨シーン撮影のお話なんて、もう~!

「ぞォッとしたりィ!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:はらはらしたり!)

 旧版『天気待ち』を既読した御方も、
 新章が追加されたこちらの『もう一度天気待ち』を、
 ぜひ手に取ってみてくださいな♪
 読了後は、きっと……

「くろさわさんのォ、えいがをォ~」
「がるるぐるるるるぅ!」(←訳:観たくなりますよぅ!)




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修復前→後で、こんなに?

2014-02-26 21:37:21 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くんくんッ! よいィ~かおりィ~♪」
「がるる!ぐるる~…」(←訳:虎です!これは~…?)

 こんにちは、ネーさです。
 ご近所の紅梅がきれいに咲いて、夢見心地の良い香り~♪
 香りに誘われ、
 本日は春のアート情報を、さあ、どうぞ~!

  


          ―― よみがえる日本映画 vol.7 [松竹篇] ――


 東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区京橋)にて開催中の企画上映展は
 『映画保存のための特別事業費による』と副題が付されています。
 2月19日~3月16日の間、
 フィルムセンター地下一階の小ホールで上映されるのは、
 松竹蒲田、松竹大船などで撮影された1930年代から40年代の
 クラシックな作品、なのですが……

「ここがァ、かんじんッ!」
「ぐるるる!」(←訳:新装です!)

  

 2月前半に開催された上映会

 
 『デジタル復元で甦る 小津・政岡・大藤』では、

 9.5mmフィルムをデジタル修復した結果に、
 観客さんから驚きの声が上がったそうですよ。

「ふァいッ! こうなりましたァ!」

  

 チラシに掲載されている画像でお分かりですね!
 向かって左側が修復前、
 右側が修復後の、
 大藤信郎さんが監督したアニメーション作品『くじら(KUJIRA)』(1953)です。

「がっるるる!」(←訳:こっちもね!)

  

 ↑上は、小津安二郎さん監督作品『秋刀魚の味』(1962)の
 修復前(左)と、修復後(右)!

 全体の色彩のトーンに変化が見られますし、
 フィルムの傷、歪み、焼けが消えて……多くの点で
 “まるで別物”だわ!

「ぜェ~んぜんッちがうゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:これが修復力!)

 上映は有料(一般¥500/各回入替制)ですが、
 映画マニアさん、
 映画研究家さんは必見の企画です。
 NFCのHPで上映スケジュールを調べたら、はい!

「おでかけェしようッ♪」
「がるる!」(←訳:京橋へ!)




   では、ここでオマケ画像も!
  
   サクラのチョコレートをいただいちゃったのですが――
  
   5秒後には、こうなりました。
  「てへへッ♪おめかしィ~♪」
  「がるっ♪」




  
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愛しの茶トラと。

2014-02-25 21:32:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 とうとうッ、はじまりィ、なのでスよゥ!」
「がるる!ぐるがーるる!」(←訳:虎です!花粉シーズン!)

 こんにちは、ネーさです。
 つい昨日のこと、
 眼鏡屋さんで花粉対策メガネなるものを試してみましたら
 あ?ウルトラマン?ええっ?みたいな顔でガックリ……
 いや!気を取り直して、さあ、読書タイムと参りましょう、
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



        ―― ボブという名のストリート・キャット ――



 著者はジェームズ・ボーエンさん、原著は2012年に、日本語版は2013年12月に発行されました。
 英語原題は『 A STREET CAT NAMED BOB 』、
 先日はミュージシャン山下洋輔さん著『猫返し神社』を御紹介いたしましたが、
 ふっふっふっふ♪
 今日もニャンコBOOKがやって来ちゃいましたよ~♪♪

「これなるゥ~にゃんこちゃんはァ~」
「ぐるがる!」(←訳:ボブくん!)

 ニャンコ好きさんは、
 『猫返し神社』と同じく、とうに御存知かもしれませんね。
 ロンドン在住のトラ猫・ボブくん!

 あ、TV好きな方々も知ってるかも!
 実は最近、ボブくんのミニドキュメントというか、
 ボブくんと著者・ボーエンさんの出会いを描いた再現ドラマが
 日本のTVでも放送されたんですよ。

「テディちゃ、みましたでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:ボクも見たよ!)

 さかのぼれば、2007年の3月、
 木曜日の夜のことでした――著者のジェームズ・ボーエンさんが
 或るネコと巡り会ったのは。

 アパートの玄関ホールの暗がりに、
 光る一対の眼、
 小さくミャーと鳴く声。

 これは、もう……!

「にゃんこォ、だねッ!」
「ぐぅるるる!」(←訳:にゃんこだ!)

 少年時代は猫に囲まれて育ったジェームズさん、
 すぐにその、
 茶トラの猫に心惹かれるのですけれど……

 家に連れ帰って飼おう!
 とはゆかぬ事情がありました。

 ホームレス。
 そして麻薬中毒患者。

 それが、ジェームズさんの実情でした。
 政府にホームレスと認定されて住居を斡旋してもらい、
 ストリートミュージシャンとして
 日々の暮らしに足りるか足りないかのお金を稼ぐのがやっと……。

「うううむゥ!」
「がるる!」(←訳:キツい!)

 猫を飼えば、それだけお金がかかります。
 そんな余裕、ぼくにはないし。
 あの猫にはきちんとした飼い主がいるのかもしれないし。

 でも――

 あの茶トラ、ケガしてるみたいだ……。

「むむむむゥ!」
「ぐるるるぅ!」

 ジェームズさんは黙って見ていられませんでした。

   痩せ細った茶トラ猫くんにごはんを与え、
   そして、病院へ連れてゆく!
   たとえ一文無しになってもいい!と。

 振り返れば、その決断は、
 ジェームズさんの世界を変える決断となりました。
 猫と一緒に暮らすために、

   麻薬中毒患者です。

 から、

   中毒患者だった。

 へ。

「げんざいけいィからァ~」
「がるるる!」(←訳:過去形へ!)

 この御本は、
 ボブと名付けられた茶トラ猫とジェームズさんの、
 二人三脚で歩む花と嵐の記録です。

 親切なひと、意地悪なひと、
 優しいひとや理解のないひと、
 世の中にはいろいろな人間がいますけれど、
 ボブくんとジェームズくんを取り巻く世界には?

「ふたりにィ、こううんをッ!」
「ぐっるーる!」(←訳:ハッピーを!)

 ボブくんとジェームズさんのその後は……
 ふっふっふっふ♪
 おふたりはツイッターやHPをお持ちらしいわ!
 皆さま、この御本を読んだら検索してみてくださいね、
 ふたりの“現在(いま)”を!



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ひととき、こころの洗濯。

2014-02-24 21:34:46 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 わォ! きょうはァ、おいしィ~おはなしィでスかッ?」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!美味しそうな表紙!)

 こんにちは、ネーさです。
 前回記事ではシュッポシュッポと
 蒸気機関の音が聞こえてきそうな鉄道BOOKを御紹介しましたが、
 本日の読書タイムで聞こえてくるのは……
 静寂の音、でしょうか?
 では、一緒に耳を澄ませてみましょう~!

  



 
           ―― 修道院のお菓子と手仕事 ――



 著者は柊(ひいらぎ)こずえさん、早川茉莉(はやかわ・まり)さん、
 2013年11月に発行されました。
 『Confectionery and Handicrafts of Convent and Monasteries』と英語題名が付されています。

「ほほゥッ♪
 しゅうどういんのォ、おかしィ~♪」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:保証付き美味だ!)

 以前に御紹介しましたニコラス・ファンさんの写真集
 『ル・コルビュジエ 最後の風景』では、
 20世紀建築界の巨匠ル・コルビュジエさん設計による
 ラ・トゥーレット修道院の“風景”が切り取られていました。
 それは、《容器(うつわ)》としては、
 他に類を見ない、
 素晴らしい建築ではありましたが……

 修道士さんたちの日々の暮らしについては、
 いまひとつ、判然としませんでした……。

「けんちくのォ、しゃしんしゅゥ、でスからねッ!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:主役は建物でした!)

 では修道院の本当の内側はどうなっているのかしら?

 巨匠の名建築ではなくて、
 ミステリや中世歴史ドラマの舞台ではなくて、
 日本の、
 私たちが訪ねてゆけるような修道院は?

 そんなことをぼんやり考えておりましたら、
 この御本と出会いましたよ!

「しゅうどういんのォ~…」
「ぐるるるる?」(←訳:お菓子の本?)

 この御本は、単純なお菓子レシピブックではありません。

   なぜ、修道院ではお菓子が作られているのか?

 という疑問から、
 
 お菓子製作の過程と
 修道院の日々、
 修道女さんたちの暮らしの様子をも(少しだけ)明かしてくれる、
 ドキュメント作品――

 といったらよいでしょうか。

 そもそも、
 修道院でお菓子を作るようになったきっかけは、
 修道女さんたち自身の健康のためでした。

「けんこうッ??」
「がるるる?」(←訳:お菓子が?)

 修道院での生活は、労働(力仕事)も多く、
 体力が必要です。
 けれど、宗教者である修道女さんたちは
 お肉を食べません。

 野菜と果実類の食事では摂取すべきカロリーに足りなくて、
 栄養不良で病気になってしまう――

 そこで、お菓子の登場です。
 お菓子って、栄養価の高い食品ですものね。

「まかろんッ!」
「ぐるる!」(←訳:カヌレ!)
「じゃむゥ!」

 修道院を起点にたくさんのお菓子が広まり、
 或いは生まれ、成長して、
 欧州の《食》の歴史にも影響を与えたのでした。

 著者の柊さんと早川さんは、
 日本の修道院で作られている様々なお菓子、
 お菓子を製作している場や、
 修道院で行われている手仕事を
 丹念に、丁寧に取材してゆきます。

 保存料や添加物を使わないお菓子。
 混ぜ物なしの、清々しい味。
 お菓子の包装紙や、パッケージも。

「あんしんしてェ~」
「がるるるるぅ!」(←訳:食べられるぅ!)

 “礼節”という言葉が読み手の心を過ぎる
 春風のようなこの御本、
 お菓子マニアさんのみならず、
 すべての活字マニアさんにおすすめです。
 ぜひ!
 
  
 
 
 
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読めば“ 鉄道時間旅行 ”!

2014-02-23 21:17:12 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はるのォ、はじまりィはッ?」
「がるる!ぐるぐるるがるるるる!」(←訳:虎です!春は黄色から始まります!)

 こんにちは、ネーさです。
 春は黄色から始まる、というのは
 “お花”のことだそうですよ。
 新年の福寿草、そして蠟梅の黄色、菜の花……と続くんですって。
 では、文化や文明は?
 その答えは、本日の読書タイムで、さあ、どうぞ~!

  



           ―― 図説 世界史を変えた50の鉄道 ――



 著者はビル・ローズさん、原著は2013年に、日本語版は2014年2月に発行されました。
 英語原題は『Fifty Railways that changed the course of History』。

「あはァ! てつどうゥ!」
「ぐるるがっるる!」(←訳:列車がいっぱい!)

 この御本は、
 英国を中心に活躍するジャーナリストである著者・ローズさんによる
 鉄道の歴史……
 というよりは、
 近代史を新たな視点から見つめ直した作品、と御紹介すべきでしょうか。

 ですから、
 いわゆる《鉄道図鑑》を期待する方々は
 ちょっと拍子抜けしちゃうかもしれませんが、

 力作です!

「ぶあついィ!」
「がるっ!」(←訳:大判っ!)

 鉄道の歴史は、近代の歴史そのものです。

 著者・ローズさんは
 『世界史を変えた50の鉄道』の最初の鉄道として
 英国ウェールズの
 マーサーティドフィル鉄道を選びました。

 時代は、1804年!
 鉱山エンジニアのリチャード・トレヴィシックさんが開発した蒸気機関車
 ペニダレン号は、
 その後に続く機関車たちの先駆けとなりました。

「にひゃくねんもォ、まえッ!」
「ぐるぐるがる!」(←訳:産業革命開幕!)

 乗合馬車に変わる鉄の馬車として、
 鉱山や田園地帯から物資を運ぶ輸送手段として、
 英国で生まれた鉄道は
 たちまち世界へと羽ばたきます。

 ベルギーへ!
 バイエルン(現ドイツ)へ!
 フランスはパリへ!
 ロシアへ!
 キューバへ!

「きゅーばッ??」
「がるぐる!」(←訳:意外だあ!)

 カマグエイ=ヌエビタス鉄道がキューバの地を走ったのは1837年のこと。
 これが、
 “ラテンアメリカでの大量高速輸送機関の第一号”ですって!

 そうして、
 1863年には英国の首都ロンドンの地面の下を
 メトロポリタン鉄道が走り始めます。

「ちかてつゥ、でスねッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:150年も前に!)

 鉄道網によって切り拓かれてゆく広大な平原、山々。
 喜ばしい開拓もあれば、
 危険と背中合わせの鉄路、
 絶望に直結する線路もありました。

 ポーランドのアウシュビッツ分岐線が何を意味したか、
 ビルマ(タイ)のビルマ=シャム鉄道がもたらした悲しみ……
 著者・ローズさんは、ときに重くしんみりと
 筆を進めます。

「どうかァ、これからはァ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:善きものだけを!)

 20世紀後半に入れば、
 蒸気機関車から超特急の時代へ。
 東海道新幹線(1964年)や
 フランスのTGV(1981年)も産声を上げてますよ♪
 
 御本のラスト、50番目に登場するのは……
 欧州人が何百年も前から夢見た、
 英国と大陸をつなげる、あの――

「あれでスかッ♪」 
「ぐっるるぅ~!」(←訳:やっぱりぃ~!)

 伝えること、運ぶこと、届けることが文化の始まりの一面であるなら、
 鉄道はその大きな担い手でした。

 鉄道ファンさんにも
 歴史マニアさんにもおすすめのこの御本、
 図版も豊富に掲載されています。
 ぜひ一読を~!



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眼力最強なのは、この入道さん!

2014-02-22 21:04:31 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 よんじゅうきゅうてんッ!」
「がるる!ぐるるぅるるがる!」(←訳:虎です!いちきゅうごキロ!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日2月23日は東京マラソンの開催日ですね。
 ランナーの皆さん、健闘を祈ってますよ。
 運動オンチの私ネーさはTVで観戦いたします♪
 さあ、週末は読書タイムをお休みして、
 注目の展覧会情報を、どうぞ~♪♪

  



    ―― 辻村寿三郎人形展 平家物語縁起 ~清盛、その絆と夢~ ――



 会場は静岡県三島市の佐野美術館にて、
 会期は2月16日~3月30日(木曜休館)。
 美術館リニューアルオープンを記念する企画展の第7弾は
 人形師・辻村寿三郎(つじむら・じゅさぶろう)さんの作品展です~!

「へいけェものがたりィ?」
「ぐるる!」(←訳:大河だ!)

 NHK大河ドラマの主人公にもなった平清盛さんが、
 今回の辻村さんの作品展でもタイトルロールとなりました♪

  

「がるがるるぐるる~!」(←訳:祇園精舎の鐘の声~!)

  

「しょぎょうむじょうのォ、ひびきィありィ~!」

 会場には、『平家物語縁起』に題材をとった人形作品をはじめ、
 仏像作品も展示されるそうです。
 いちばん上の画像↑(チラシのオモテ面ですね)が、
 作品『入道平清盛』なのですけれど、
 これは……
 ド迫力の清盛像ですね!

「こッ、このひととはァ~…」
「ぐるがるるぐるるぅ!」(←訳:喧嘩したくないよぅ!)

 敵に回すと危険極まりない日本史上の最強剛力辣腕家・入道清盛さん。
 会場は静岡県三島市ですから
 首都圏からはちょっと距離がありますが、
 『平家物語』ファンの方々は、ぜひ~!

 なお、3月1日と2日には
 辻村さんのサイン会!も予定されています。
 詳細については佐野美術館のHPを御覧くださいね。



  さてここで、オマケ画像もどうぞ~!
  
  バレンタイン期にはこんなお菓子もいただいちゃいましたよ♪
  ふわっサクっのおせんべいお菓子は……
  「おいしィねッ!」
  「がぅ~る!」(←訳:軽ぅ~い!)
  なのでした♪


 では皆さま、穏やかな休日を! 

「かぜなどォ~ひかずにィ!」
「がるるるる!」(←訳:のんびりと!)





 
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豊かな《闇》へ、まず一歩♪

2014-02-21 21:20:07 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ……あッちでェ、ぼこぼこッ!」
「がるる!ぐっるるがるがる!」(←訳:虎です!こっちでぼこぼこ!)

 こんにちは、ネーさです。
 まだ大きな雪の塊があちこちに残っている、ここ八王子。
 足元を注意しながら歩かねばなりません。
 本日の読書タイムでも、
 “足下要注意!”な一冊を御紹介いたします。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― 『闇学』入門 ――



 著者は中野純(なかの・じゅん)さん、2014年1月に発行されました。
 『闇を歩く』『東京《夜》散歩』など、
 《闇》をテーマとした著作で知られる中野さんの最新作は新書!
 ええ、この御本でも語っていただきましょう、《闇》について!

「くァらいぞォ~ッ!」
「ぐるるぅ~!」(←訳:怖いぞぉ~!)

 暗くて、足元も見えなくて、
 恐怖が背中を這い登ってくる《闇》の世界。

 いえ、ですが、皆が皆、
 怖~い!と震えている訳ではなさそうです。

 著者・中野さんは、
 『闇を歩く』が評判になってのち、
 《闇歩きガイド》として有料の闇歩きツアーも開始、
 気が付けばお仕事の九割以上が
 《闇》関連のものになっていた……というのですから、
 実は、

 《闇》って人気がある!
 多くの人からとても注目されている!

 のですね。

「くらァ~いィなかをォ、あるくゥ!」
「がっるぐるるがるる!」(←訳:ミッドナイトハイク!)

 ほのかな灯火さえ無いような闇の山野を、
 しのびやかに、ひっそりと歩く。

 ただそれだけのことが、
 こんなにも心地よいのは何故だろうか。

 中野さんは、日本人を取り囲む《闇》の歴史から
 考察を始めます。
 
 《闇》が忌避されるようになったのは、
 ごく最近のことじゃないか?
 半生記かそこら前には、
 ナイトハイクは珍しくなんかなかった。

 『月待(つきまち)』という言葉があり、行事がある。

 志賀直哉さんには『暗夜行路』という名著がある。

 宮沢賢治さんの詩にも、
 生徒たちとナイトハイクした様子が描かれている。

 比叡山の千日回峰行だって、
 夜に行われる修行だ!

「そういわれるとォ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:そうだよね!)

 《闇》が、
 私たちに与えてくれる感覚。
 キツい西洋の闇と、
 やわらかな日本の闇の対比。
 障子紙越しの、淡い光とおぼろな影。

 《闇》の恵みを受け取るために、
 私たちのご先祖さまたちは
 どんな工夫を凝らしたのだろう?

 《闇》とは、私たちにとって何なのか?

「ひかりはァ、きれいィだけれどォ~」
「がるぐるる!」(←訳:闇も美しい!)

 蛍光灯の眩しい光に疲れちゃったら、
 この御本をぜひ!
 名ガイド・中野さんに導かれ、
 ほっと心安らぐ《闇》の郷(さと)へ
 活字マニアの皆さまもお出掛けくださいな~♪



 
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― どこまでも猫を探して ―

2014-02-20 21:36:30 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ひッさつゥ、つばめがえしィ!」
「がるる!ぐるるるっ!」(←訳:虎です!八艘飛びっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、今日もちゃんばらタイム!……なワケはなくて、
 読書タイムですよ~♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



               ―― 猫返し神社 ――



 著者は山下洋輔さん、2013年12月に発行されました。
 この御本は、音楽家の山下さんが
 2009年11月24日から約4年間にわたって連載したブログ
 『山下洋輔の猫ラシドレミファ♪』を書籍化したものです。

「やましたさんはァ、じゃず・ぴあにすとォさんッ!」
「ぐるがるぅ~…」(←訳:でも実はぁ~…)
「にゃんこまにあァだッたのでスゥ!」

 ジャズを中心とする音楽活動で、
 日本はもとより、海外でも知られる山下洋輔さん。

 しかし、その実態は……
 “超”がつく愛猫家さんなのである!

 ということが、
 この御本を読んでよぉ~く分かりました。
 “超”をふたつ、いえ、みっつ付けちゃってもいいくらいの、大の猫好き。
 それも、御家族そろっての、猫好きさんです。

「まいごのォねこをォ、さがしてェ~」
「がるがるがる!」(←訳:歩く歩く歩く!)

 ブログを始める以前から、
 山下さんは猫派の猫好きさんでした。

 東京都・立川市へ引っ越ししたときも、
 愛猫たちが新居に落ち着くよう、
 それはそれは心を配ったのですが。

 或る日、
 山下家のミオちゃんは行方不明になってしまったのです。

「おさんぽォ、でスかッ?」
「ぐるがる?」(←訳:庭で昼寝?)

 一日経ち、二日経ち……
 17日が過ぎても
 ミオちゃんは帰ってきません。
 何日も探し続けて、
 それでもミオちゃんの姿はどこにもなく……

 夜、ミオちゃんの名を呼びながら
 初めて見る神社に迷い込んだ山下さんは
 御社(おやしろ)の前で頭(こうべ)を垂れました。

   どうかミオをお返しください
   お願いします――

 すると、翌日の夕方!

「にゃァ~ッ!」
「ぐぅる~!」(←訳:みゃあ~!)

 帰ってきた!
 ミオちゃんが帰ってきました!
 痩せて汚れきっているけれど、
 ミオちゃんが台所のドア外に!

「よかッたァ!」
「がっる!」(←訳:やった!)

 ミオちゃん失踪事件だけではありません。
 ピロちゃん失踪事件でも、
 神社でお祈りした後に
 山下さんはピロちゃんをみごと発見したのでした。

 事来、感銘した山下さんによって
 その神社――
 『立川水天宮 阿豆佐味天神社(あずさみてんじんじゃ)』さまは
 《猫返し神社》として世に識られ、
 愛猫家諸氏の崇敬を集めているのです。

「めでたしィめでたしィ~♪」
「ぐっるー!」(←訳:ハッピー!)

 と、以上のような
 《猫返し神社》縁起物語を軸に、
 山下さん&友人さんたちのニャンコへの愛が怒涛のごとく溢れるこの御本、
 愛猫家さんは必読です!!
 ニャンズのお写真、
 猫アートや猫グッズも紹介されているので、
 アート好きさんも楽しめますよ♪

 
「ひょうしもォ、かわいいッ!」
「がるるぅるる!」(←訳:三毛ちゃんだ!)

 表紙の装画は、阿部伸二さんによるもの。
 本屋さんで、この猫ちゃんを探してみてくださいね~!



 
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衝撃って、たとえばこの味です!

2014-02-19 21:32:36 | ショコラ
 こんにちは、ネーさです。
 えへん、やめようかなぁ~どうしようかなぁ~と迷いましたが……
 今日はショコラ後追い情報特別編をお送りしますよ~♪♪♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぷはァ~ッ!」
「がるる!ぐるる~る!」(←訳:虎です!ううう~む!)

  

 おっほん、
 お行儀悪くテディちゃがガッついておりますのは、

  

 雑誌『Hanako』さんのスイーツ特集号にて、

  

 《今年狙うべき、バレンタインボックス21選。》の一つとして紹介された、
 『パティシエ エス コヤマ』さんの
 《 SUSUMU KOYAMA'S CHOCOLOGY 2013  degustation №5 》!

 既に拙ブログでは何度もネタにさせていただいたこのショコラ、
 大雪のバタバタで御報告が遅れましたが、
 あらためて感想をレポートいたしますと……

 ブッ飛びです!

 
「テディちゃ、とびましたでスッ!」
「がるるっ!」(←訳:ボクもっ!)

 スモークブルーのパッケージに詰められているのは、
 №1『Rencontre & Resolution』
 №2『Yaki Mikan』
 №3『P.C.J』
 №4『 Miel a la truffe blanche』
 №5『ZEN』
 という5種類のボンボンショコラなのですが、

 №4の『Miel a la truffe blanche』が凄~い!!!

「ぶッとぶでス!」
「ぐるるる!」(←訳:仰天です!)

 シェフの小山さんによれば、
 『カカオとトリュフとはちみつの出会い』をテーマとしたこのショコラ、
 “かつて食べたことのない味”です。

 なんでしょう、これ?
 デザートやお菓子の域を超えて、
 お料理?
 フランス料理のソースですか?
 いや、それとも違うような……??
 ほぼ批評不可能な……!!

「ふしぎなァ、おあじィ!」
「がるるぅ!」(←訳:謎ですぅ!)

 いったい何に喩えてよいのやら?
 殆どの日本人が知らない味、未知の味、というんでしょうか、
 ひとくち食べた私ネーさ、
 衝撃に鳥肌がたちましたよ。

 バレンタインの折、
 同じこのショコラボックスを贈った人からも、
 ガツンと来た!
 との感想をいただきました。

 ホントにね、食べ終えて数日経った今も、
 まだ呆然としております。
 何だったんだ、あの味は……!

「わすれられませんねッ!」
「ぐぅっるがるる!」(←訳:ショックでした!)

 世のショコラマニア諸氏にも、
 ぜひこの衝撃を体験していただきたいものです。
 好みは分かれるかもしれませんけれど、
 特に、《食》を探求する御方には、
 一度は通ってほしい道!

  

 ↑上の画像は、
 『 es koyama 』さんの商品カタログに掲載されている
 《 chocology 2013 》です。

 ええ、そうなんですよ♪
 この商品、バレンタイン期間限定の御品、ではないんです!
 小山シェフのお店に行けば普通に買えちゃう!
 通販でも、買えちゃう!(エス コヤマさんのHPを御参照くださいね)

 ボンボンショコラ以外にも、
 タブレットや、
 マカロンや、
 焼き菓子や、
 ザッハトルテやプリンやコンフィチュールだって
 発送可だそうです!

「わほゥ♪ やッたァ~♪」
「がるぐるるるるぅ!」(←訳:また食べられるぅ!)

  

 ちなみに、
 №2《Yaki Mikan》は、こちらも衝撃的ながら分かりやすい美味しさの
 ミルクチョコレート系ボンボンショコラでした。
 トリュフは苦手かも…という御方には
 この《焼きみかん》がおすすめです~!!

「みなさまもォ、いざッ!」
「ぐるがぅるるがるる!」(←訳:小山シェフの世界へ!)




 


  

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