テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ のんびり、を探し求めて? ~

2023-03-31 22:09:24 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふゥ~…これがァ、ねんどまつゥ~…」

「がるる!ぐるるるがるるる~…」(←訳:虎です!いろいろ寂しいね~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 念怒魔Ⅱ! いえ、年度末とあって、

 箱根の『星の王子さまミュージアム』閉園や、

 TV番組は最終回を迎えたりリニューアルしたり……と

 しょんぼり落ち込みそうになるこころを、

 さあ、読書タイムで引っ張り上げましょう。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― とりどりみどり ――

 

 

 著者は西條奈加(さいじょう・なか)さん、

 2023年3月に発行されました。

 木内達朗さんによる

 新緑の頃を想わせる装画の表紙をゆっくり開くと……

 

 そこは、日本橋。

 

 数ある江戸の町々の中でも、

 最も賑わい、最も富裕で、最も人が集い、

 経済の中枢でもある大繁華街です。

 

「にッ、にぎやかァすぎてェ~」

「ぐるがる~!」(←訳:目が回る~!)

 

 目が回りそうな人混みも、

 ここ日本橋で生まれ育った者にとっては

 見慣れた日常に過ぎません。

 

 鷺之介(さぎのすけ)くんも、

 そんな“日本橋っ子“のひとりです。

 

 生家は、廻船問屋『飛鷹家(ひだかや)』。

 世間では、

 土地・家屋敷・金子など動産不動産をひっくるめて

 千両以上の財産がある店を千両店、

 万両以上の財があるなら万両店、

 と呼ぶそうですが、

 鷺之介くんのお家『飛鷹屋』も、

 江戸で三指に入る大店ですから、

 立派な万両店、ですね。

 

「ふァ~…おかねもちィ、なのでスゥ!」

「がるるるるぐる!」(←訳:大富豪さんだね!)

 

 富豪の家の子なら、

 毎日のんびり♪遊び放題♫……だったらいいのですが。

 

 十一歳の鷺之介くん、

 のんびり、には程遠い状態です。

 

 長兄の鵜之介(うのすけ)、二十三歳。

 長姉の、お瀬己(せき)、二十歳。

 次姉の、お日和(ひわ)、十七歳。

 三姉の、お喜路(きじ)、十五歳。

 

 この三人の姉たちが、

 今日は買い物よ!お芝居見物よ!

 お寺社さんへ参詣にゆきましょ!

 と鷺之介くんを連れ回すので、

 イヤだぁ~もう勘弁してくれよう~というのが、

 偽らざる気持ちなんです。

 

「はわわァ~…おそろしやァ~…」

「ぐるる~…」(←訳:災難だ~…)

 

 お瀬己ねえさんは、去年お嫁に行った……と思ったら、

 あららら、今日も里帰り?

 しかも、厄介事と一緒に?

 

 母さんの形見の櫛が、無くなった!

 婚家の誰かに盗まれた!

 と、プンプン怒ってお瀬己姉さんは言うんです。

 

「とうなんじけんッ?」

「がるるぐるる?」(←訳:形見のお品を?)

 

 もう婚家には戻らないと宣言する長姉、

 話を聞いて眉をひそめる次姉と三姉。

 そんな姉たちの横で、

 ああ、と頭を抱える鷺之介くん。

 

 の~んびり、おだやかな暮らしは、

 やはり遠のいてゆくばかり……。

 

「うむむッ、とりあえずゥ~」

「ぐるがるるぐるる!」(←訳:盗難事件の解決を!)

 

 元気も意気もありあまる姉たちと、

 優しい兄と、

 江戸の町と、人びとと。

 

 鷺之介くんを軸に描かれる短編7作品は、

 ちょっと切なくて、

 大いにコミカルで、

 春休みの読書におすすめの一冊ですよ。

 本屋さんの新刊コーナーで、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

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~ 本の窓、千の窓 ~

2023-03-30 22:06:36 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はわわァ~ッ! きれいィ~なのでス!」

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!女王さまだね!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 満開になった京都・円山公園のシダレザクラが、

 ちょうどライトアップされる瞬間をニュース映像で拝見しました。

 いやもう……“夢のような”、非日常の景色ですね……!

 あと少し、まだ散らないでおくれと願いつつ、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 真鍋博 本の本 ――

 

 

 編著者は五昧俊晶(ごみ・としあき)さん、

 2022年12月に発行されました。

 『Hiroshi Manabe Book of Books』と英語題名が付されています。

 

 イラストレーター、またエッセイストとしても活躍した

 真鍋博(まなべ・ひろし)さん(1932~2000)。

 

 この御本には、

 真鍋さんが手掛けた書籍の装丁や、

 雑誌の表紙デザインなど、

 974点の《本のしごと》が収録されています。

 

「これッ、しッてるのでスゥ!」

「ぐるがるぐるる~!」(←訳:見たことあるよ~!)

 

 ええ、そうですね、

 多くの“本好き“さんが私たちと同様に

 叫ぶのではないでしょうか。

 

 これ知ってる!見たことある!持ってる!と。

 

 私ネーさも、持っております。

 早川書房さん刊行の、アガサ・クリスティーさんの文庫本。

 その表紙を飾っていたのが

 真鍋さんの作品でした……

 

 シュールで、でも親しみやすくて、

 物語の内容をうっすら示唆しながらも、

 決してネタバレには繋がらない《名作》の数々は、

 第1章の冒頭部分という、

 最上の位置で紹介されています。

 

「だれもォ、いなくなッたッ……!」

「がるるるぐる!」(←訳:ナイルに死す……!)

 

 現在、カバーは別デザインに、

 本文部分もより読みやすくするために

 変更が施された版になっていますが、

 やはり真鍋さん版には独特の味わいがある、と思うのです。

 できれば復刻してほしいなあ。

 

 そして、

 新潮社さん、東京創元社さん、

 中央公論新社さん、河出書房新社さん……と、

 出版社さんごとに、

 真鍋さんの作品が掲載されてゆき、

 第5章に到ると。

 

 業界紙・広報誌などの、

 企業が発行する定期刊行物のデザインも!

 

「ええッ? ぎょうかいィしィ??」

「ぐるるがるる~!」(←訳:初めて聞いた~!)

 

 日本科学技術連盟、

 愛媛新聞社、

 松下電器産業の『松風』、

 通称産業調査会の『通産ジャーナル』、

 といった業界誌の表紙では、

 童話や絵本、SF映画のエッセンスが

 前面に滲み出ています。

 

「むむゥ! おもしろいィ~!」

「がるるぐるるがる!」(←訳:どれも愉快で爽快!)

 

 本の“顔“となる、

 表紙のデザインを担当し、

 ときには自ら筆を執って描き上げる

 真鍋さんの手法。

 

 これは読んだ!

 そっちのも知ってる!

 え? これも真鍋さんの作品なの?

 と歓声があがること度々の、

 『本の本』を追いかけてゆく長い旅。

 

 思い出深い一冊を探して、

 あるいは、

 未知なる一冊を追いかけて、

 皆さま、真鍋さんのお仕事を実感するためにも、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

 

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~ 霧のはての地平へ ~

2023-03-29 22:07:09 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 かんさいィもォ、おはなみィびよりィ~!」

「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!美景だよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 知人さんが関西方面を旅行していて、

 今日3月29日の吉野山はそれはもう美しかったとか。

 義経さんも観たかもしれない吉野のサクラに思い馳せつつ、

 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― 名探偵のままでいて ――

 

 

 著者は小西マサテル(こにし・まさてる)さん、

 2023年1月に発行されました。

 『Stay being the great private detective』と英語題名が付されています。

 第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作ですよ。

 

「ぜんりょくでェ、はくしゅゥ~!」

「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:おめでとうございます!)

 

 Re°(RED FLAGSHIP)さんによる印象的な装画に

 一段と期待を高めて、

 さあ、物語の扉を叩いてみましょう。

 

 季節は、秋。

 祖父の家を訪問中の楓(かえで)さんは、

 笑顔で過ごすよう、心掛けていました。

 

 ここでは、怒ったり、眉をしかめたりせず、

 いつも笑顔で。

 

 なぜなら……

 認知症の祖父を、

 不安な気持ちにさせないため。

 

「うむゥ~…ごびょうきィ、でスかァ~…」

「がるるるる……」(←訳:つらいねえ……)

 

 楓さんのお祖父さんは、

 レピー小体型認知症、という病気なのですが、

 もしや……?

 と、楓さんは疑っています。

 

 祖父は――

 かつては小学校の校長を勤め、

 子ども時代の私に

 優れた観察力と知性で接してくれた祖父は、

 認知症であるにもかかわらず、

 知性も知力も失っていないのではないか。

 

 その証拠に、ほら、

 体調の良い日は、

 脳を覆う白い霧の向こうから

 《名探偵》の祖父が顔を覗かせる。

 

「なんもんもォ、ずばりィ!」

「ぐるがるぅる!」(←訳:解決しちゃう!)

 

 楓さんが持ち込む

 解けそうで解けない《謎》を、

 するすると解き明かしてゆく祖父。

 

 第一章に始まり終章まで、

 6つの物語から成る連作ミステリは、

 見方を変えれば、

 医療ミステリの変形版でもありましょうか。

 

 脳という、

 人類の、生命史上の、最大の《謎》。

 

 ヒトの証(あかし)でもある脳という存在に、

 私たちはどう対峙すべきか。

 

「さぐりィましょうゥ!」

「がるるるぐるるる!」(←訳:あらゆる可能性を!)

 

 脳をめぐる、

 楓さんとお祖父さんの冒険が

 切り拓いてゆく“未知の地平“とは。

 

 エンターテインメントであると同時に

 荘厳なテーマを内包したミステリ作品は、

 全活字マニアさんにおすすめですよ。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

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~ 今日もまた動物の森で ~

2023-03-28 22:06:55 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふァ~! きれいィ~でスゥ!」

「がるる!ぐるがるるぐるっるる!」(←訳:虎です!ほぼ満開の咲きっぷり!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ここ八王子市内のソメイヨシノは、

 場所にもよりますが、殆ど満開となりました♪

 雨が上がるまで散らないでおくれと願いつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

  

 

 

  ―― 先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません! ――

 

 

 著者は小林朋道(こばやし・ともみち)さん、

 2023年1月に発行されました。

 『[鳥取環境大学]の森の人間行動学』と副題が付されています。

 

「せんせいィ、おひさしぶりィでス~!」

「ぐるるがるるぐるる?」(←訳:今回はどんな騒動が?)

 

 ヤギ、シマリス、モモンガ、フクロウ、

 サンショウウオ、コウモリ……

 様々な動物たちが《先生!》シリーズの表題に

 名を連ねてきました。

 

 シリーズ最新刊となるこの御本では、

 ヒキガエルと、ダンゴムシ。

 正確を期すならば、

 二ホンヒキガエルが登場するのは、

 本文59ページの

 『ヒキガエルで新しい対ヘビ威嚇行動を見つけた』の章です。

 

 ヘビに睨まれたカエル――

 とは、昔むかしから伝えられる

 “カエルはヘビの前では無力“で、

 ビビッて何も出来やしない、というような状況のことですね。

 

 でも、それ……ホントなの?

 

「せッ、せんせいィ、まさかッ?」

「がるぐるぅ?」(←訳:直接対決ぅ?)

 

 ヘビ対カエル。

 実は、その命題に挑んだ先駆者さんがいます。

 

 ドイツの神経行動学者エワート氏は、

 ヨーロッパヒキガエルが

 ヘビに対して威嚇行動をとったことを研究し、発表しました。

 そう、ヒキガエルはただのビビりではない!

 

 では、

 同じヒキガエルでも

 二ホンヒキガエルの場合は……どういう結果になるだろう?

 

「ええとォ~??」

「ぐるるるる?」(←訳:どうなるの?)

 

 小林先生の研究によると。

 

 二ホンヒキガエルくんも、

 威嚇行動をとりました!

 

    相撲の仕切りのような姿勢で、

    身体を左右、上下に揺らす。

    シュー、シュー、シュー、という音を出す。

 

 感銘を受けた小林先生は

 さらに研究を進めてゆきます。

 脱皮するヒキガエル。

 その直後の肌の状態をじ~っと観察。

 ヒキガエルを飼育する水槽に

 1匹のダンゴムシを入れてみたら……あ!

 電光石火で、パクリ!

 

 うん、じゃあ……

 ダンゴムシを2匹にしたら……?

 

「もしやッ??」

「がるるっ」(←訳:ぷふふっ)

 

 はい、この実験の結果が、

 御本の題名になったのでした。

 つまり、

 あっちのダンゴムシか、こっちのダンゴムシか、

 迷えるヒキガエルくんは判断不能に陥り、

 お食事は中断?

 

「あちゃちゃッ!」

「ぐるるる~!」(←訳:なんたる~!)

 

 ヒキガエルくんのエピソードの他にも、

 ジネズミ、ゴジュウカラ、ヤマネ、

 ヒメネズミ、ハリセンボン、子モモンガたち、

 そして研究室の愉快な学生さんたちも

 小林先生が広げたアミに引っかかり、

 もれなく話のネタに。

 

 今頃は鳥取の大学周辺でも

 サクラが咲いているのかなぁ、

 花の下で先生と生徒さんはお花見……

 いや脱走ヤギを追いかけているのかも?

 

 などと想像してはニヤけてしまう怪作を、

 動物好き&ノンフィクション好きな皆さま、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 霧の都の、人物&知識図鑑 ~

2023-03-27 22:09:06 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 そらみみィ、せんしゅうらくゥ~?」

「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!万雷の拍手を!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『タモリ倶楽部』の最終回が近付き、

 《空耳アワー》も先週末が聞き納めとなりました。

 ステキな笑いを贈ってくれたタモリさん&スタッフさんに

 盛大な拍手を送り返しつつ、

 さあ、週明けの読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

  ―― シャーロック・ホームズ 人物解剖図鑑 ――

 

 

 絵と文は えのころ工房(えのころ・こうぼう) さん、

 2023年2月に発行されました。

 

 日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞した

 『シャーロック・ホームズ語辞典』他の作品で

 日本のホームズさんファン諸氏に広く知られるようになった

 2人組の漫画絵描き えのころ工房 さんによる

 ヴィジュアルな《聖典》ガイド本です。

 

「しゅやくはァ、もッちろォ~んッ!」

「ぐーるるがる!」(←訳:ホームズさん!)

 

 アーサー・コナン・ドイル卿の筆によって世に出、

 今も世界中で大人気の

 シャーロック・ホームズさんの物語――

 

 ファン諸氏が《聖典》もしくは《正典》と称える

 ホームズさんの探偵譚は、

 長短編あわせて60編、となっています。

 

 この御本では、《聖典》60編の中から

 20編を選り抜き、

 登場人物、小道具、地図、衣服、

 ヴィクトリア朝の当時に実在した人物などが

 分かりやすく愉快なイラストとともに紹介&解説されていて、

 と~っても刺激的でした……!

 

「べんきょうゥにィ、なりまァ~スゥ!」

「がるるるっるぐるるがっるる!」(←訳:知らなかったことがいっぱい!)

 

 ホームズさんに限らず、

 19~20世紀の紳士たちが身に着けていた物といえば、

 懐中時計、があります。

 

 本文107ページの

 『ホームズの世界を彩るアイテム』では、

 《アルバート・チェーン》という、

 懐中時計用の鎖の図解が載っているのですが……

 ふうむ、なるほど、こうなっているんですね、

 時計のチェーンって。

 

 近年、懐中時計を見かけることは滅多にありませんから、

 本当に感心させられましたよ。

 

「こッちもォ、めずらしィ~!」

「ぐるるーる??」(←訳:ガソジーン??)

 

 ガソジーンとは、家庭用の炭酸製造機のこと。

 221Bの居間のテーブルに置かれているこの機械は、

 『ボヘミアの醜聞』『マザリンの宝石』に登場します。

 

 ホームズさん愛用のヴァイオリンに関する記述もあって、

 購入価格の55シリングは、

 現在の価格に換算すると……え?

 約6万6千円?

 ストラディヴァリウスが?!?

 

「おやすいィ!!」

「がるる!!」(←訳:安過ぎ!!)

 

 ひたすら《聖典》を愛する方々にとって嬉しいのは、

 各事件の発生・依頼・捜査・解決を時間順に並べた

 『時間の流れ』表、でしょうか。

 

 それに、英国内のどの地域で

 どんな事件が起きたのかを表示する

 グレートブリテン島MAPも、

 私たち異国人にはありがたいものです♪

 

「じけんだッ、わとすんくんッ!」

「ぐるるがるぐるる!」(←訳:馬車で駅へ急ごう!)

 

 ちょうど今、

 NHKのBSプレミアムでは毎週土曜日の夕方に

 グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』

 が放送されています。

 

 最高の“副読本“といっても過言ではない『人物解剖図鑑』は、

 原作小説の愛読者さん、

 ドラマ版愛聴者さんにもおすすめですよ。

 ヨーロッパ近代史好きな活字マニアさんも、

 ぜひ、ホームズさんの物語世界を覗いてみてくださいね~♪

 

 

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~ 《流浪の歌》は今も ~ ~

2023-03-26 22:08:48 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こッ、こごえるゥ~ッ!」

「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!寒いよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ああ、今日も、お花見日和の青空はどきに行っちゃったの?

 と嘆きたくなる寒の戻りになりました……

 仕方ありません、とにかく着込む!

 むくむく着込んで寒さをシャットアウトしたら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― ロマニ・コード ――

 

 

 著者は角悠介(すみ・ゆうすけ)さん、

 2022年9月に発行されました。

 『謎の民族《ロマ》をめぐる冒険』と副題が付されています。

 

「ぼうけんッ?」

「ぐるるがる~!」(←訳:武勇伝かも~!)

 

 《ロマ》――

 以前は、ジプシー、ジタン、ツィガン、

 などの名で呼ばれていた“彼/彼女たち“は、

 現在、《ロマ》と総称されています。

 

 そして、著者・角さんは、

 ルーマニア国立バベシュ・ボヨイ大学『日本文化センター』所長、

 神戸市外国語大学客員研究員、

 という長い肩書をお持ちの、

 世界有数の《ロマ》語研究者さん。

 

 日々、《ロマ》の言葉=ロマニ語とその文化について

 知識と理解を深めようと

 奮戦しているのです、が。

 

「ところォ、かわればァ~」

「がるるぐるるるる!」(←訳:常識も変わるんだ!)

 

 単語ひとつを知るために、

 読み方や意味、由来、使い方を知るために。

 

 角さんは飛び込んでゆきます。

 異国の街角のおしゃれなカフェ……なんてもんじゃなくて、

 ひなびたアパートの一室や、

 荒れ放題のゴミ捨て場や、

 騒々し過ぎるリゾート地や、

 硝煙ただよう射撃訓練場へ。

 

「しんぱいにィ~なるでスよゥ!」

「ぐるるがっるる?」(←訳:危険がいっぱい?)

 

 角さんが活動のベースとしているのは、

 ルーマニア、ハンガリーなど

 東欧の国々……ということが、

 先ず私たち読み手に数々の驚きをもたらします。

 

 英国、フランス、ドイツといった西欧諸国の常識、

 もちろん日本の常識も、

 東欧では通用しない。

 そんな場所で、徹底的に“異邦人“でしかないジャパンの青年が、

 どういう手練手管で、いえ失礼、果敢な手段で

 ロマニ語を習得してゆくのか、というと。

 

 吸血鬼の“本場“トランシルバニアに佇み、

 森に棲む悪い魔女と良い魔女の伝承を考察し、

 民話に登場するカエルは何語を喋っているのか突き止め、

 謎の棒術使いに会うべく

 テクテク歩いて遠地の村へ……

 

「てあたりィしだいィ~!」

「がるるぐるる!」(←訳:くらいつこう!)

 

 どんな小さなことでも、

 アンテナにピン!と引っかかったら、

 何度も訊き返し、

 詳しく教えてもらう。

 

 そうしてようやく、

 《ロマ》の一面が見えてくる……ような?

 

「がくもんのォ、ながァ~いィみちのりィ!」

「ぐるがるるるぐる!」(←訳:まだ続きそうだね!)

 

 全章全ページから滲み、あふれ出るのは、

 言語学者・角さんから放たれる

 膨大な熱量と好奇心。

 

 爆笑したりハラハラしたり、

 感心したり。

 ついでに、

 今後もご無事で頑張ってー!

 と本気で応援したくなる快作は、

 ノンフィクション好きな活字マニアさんにおすすめですよ。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 今年もヤツらがやって来た? ~

2023-03-25 22:08:58 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あうゥ~…おてんきィがァ~…」

「がるる!ぐるるがるぅ~…」(←訳:虎です!無情の雨だぁ~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 サクラが咲いたというのに、

 関東地方は雨模様となってしまいました……。

 今年はお花見できないのかな?とションボリしつつも、

 さあ、週末が読書をサボって、

 ↓こちらの楽しい展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 恐竜博 2023 ――

 

 

 東京・上野の国立科学博物館にて、

 会期は2023年3月14日~6月18日(月曜休館)、

 『THE DINOSAUR EXPO 2023』と英語題名が付されています。

 

 はい! 今年も科博の《恐竜》展が始まりましたよ。

 2023年のテーマは――

 

「とげとげッ!」

「ぐるが~る!」(←訳:トゲで~す!)

  

 トゲ。

 それは、すなわち防御のツールとしての“鎧“。

 

 この展覧会では、

 究極の防御のために全身を覆う鎧を持った

 『鎧竜類』の進化と、

 彼らの『敵』をクローズアップしてゆきます。

  

「てきはァ、こいつゥなのでス!」

「がるるぐるる!」(←訳:最強のメンツ!)

 

 トゲトゲ鎧の植物食恐竜たちの天敵は、

 肉食恐竜たち。

 そう、ヤツらです。

 ティラノサウルス類、メガラプトル類などの、

 いかにも“恐竜!“なアイツら。

  

 鎧竜屈指の完成度を誇る

 『ズール・クルリヴァスタトル』の化石(白亜紀後期)は、

 日本初上陸。

 対して、

 “南半球の王者“と呼ばれる

 新種の肉食恐竜『マイプ・マクロソラックス』(白亜紀後期)は、

 日本初公開。

 

「しんしゅッ!?!」

「ぐるるがるぐる!」(←訳:たぶんそこ大事!)

 

 トゲトゲ鎧派vs.ティラノ系肉食派。

 はたして、勝利の盃はどちらに?

 

 古生物マニアさん垂涎の化石展示と、

 恐竜絶滅の謎に関する最新研究なども紹介される企画展へ、

 皆さま、ぜひ~♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も、じゃ~ん!と。

   

   『カルディコーヒーファーム』さんのオリジナル、

   《豆乳ビスケット プリン》。

    新種、じゃなくて春の新作ですね。

   「いらすとォ、かわいいィ~!」

   「がるるぐる~!」(←訳:お味も良し~!)

   週明けには綺麗なサクラが見られるよう願いつつ、

   皆さま、どうか穏やかな休日を♪

 

  

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~ 《人間》か、《人形》か。 ~

2023-03-24 22:08:31 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 そろそろォ~はるやすみィ!」

「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!のんびりしよう~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 卒業式シーズンも終わりに近付き、

 春休み入りした学生さんも多いのでしょうか。

 そこで本日は、

 春の読書タイムにぴったり?かもしれない

 ↓こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― ドールハウスの惨劇 ――

 

 

 著者は遠坂八重(とおさか・やえ)さん、

 2023年1月に発行されました。

 第25回ボイルドエッグス新人賞受賞作品には

 『THE TEAGEDY OF D』と英語題名が付されています。

 

「ぱちぱちぱちィ~!」

「ぐるがるるるるぐるるるる!」(←訳:受賞おめでとうございます!)

 

 御本の帯には、

 『高2の夏、ぼくらは途轍もない惨劇に遭う。』

 と記されているように、

 物語の主人公は、

 毎日を謳歌している高校の2年生さんたち。

 

 滝蓮司(たき・れんじ)くんと、

 卯月麗一(うづき・れいいち)くんは、

 鎌倉にある名門校・冬汪(とうおう)高校の生徒です。

 

 小柄で童顔の蓮司くん、

 すらりと背が高くて眉目秀麗な麗一くんは、

 『たこ糸研究会』という、

 各種たこ糸の収集と研究にいそしむ部に所属していて……

 

「ぷふふッ! じつはァ~」

「がるるるぐる!」(←訳:タテマエです!)

 

 『たこ糸研究会』とは、仮の姿。

 研究会の実態は、ほぼ『便利屋さん』であって、

 学生さんから依頼されたさまざまな厄介事を

 解決するのが目的なんです。

 たとえば。

 

 千羽鶴作りを請け負ったり。

 

 四葉のクローバーを探し出したり。

 

「ううゥ、おりがみィ~?」

「ぐるるがるるるぅ~…」(←訳:千羽も折るのかぁ~…)

 

 せっせせっせと鶴を折っているくらいなら、

 何の問題もありませんが。

 

 或る日、

 学校きっての美少女からの依頼を

 蓮司くんが受けてしまったことが

 潮の変わり目になりました。

 

 その依頼自体は、

 お年頃の学生さんには珍しくもない、

 他愛なくもささやかな依頼だったのに。

 

 満水になっていたダムが崩壊してゆくように、

 次々と、不穏な、

 予想もしていなかった事柄がドミノ倒しのようになって。

 

「たたたッ、たいへんッ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:時ならぬ大騒動!)

 

 美少女さんのお家は、

 鎌倉でも珍しいような

 白亜の邸宅。

 

 そこへ押し寄せる緊急車両の大群と、

 センセーショナルなニュース、

 はてしなく広がる町の噂に、

 蓮司くんは戦慄します。

 

 いったい、あの家で何があった……?

 

「じけんッ、でスかッ?」

「ぐるるがるるる?」(←訳:事故の可能性も?)

 

 便利屋の域を越え、

 探偵へ。

 

 逡巡しつつも、

 調査に取り掛かる蓮司くんと麗一くんは、

 “惨劇“の構造を看破できるのか。

 

 青春学園モノ、な開幕から、

 ミステリに、サスペンスに、追跡劇も、

 と幾つもの顔を持つエンタ作品は、

 映画好きな方々にもおすすめですよ。

 続編がありますように!と期待したくなる

 蓮司くんと麗一くんの物語を、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 《!》と《?》の、ふしぎ生物列伝 ~

2023-03-23 22:07:04 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ながたびィ、おつかれさまァなのでスゥ!」

「がるる!ぐるるがる~る!」(←訳:虎です!お帰りなさ~い!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 帰国した侍JAPAN戦士さんたちに拍手を送り、

 ああ、この光景を野球マニアの正岡子規さんに

 見せてあげたいわ~などと思ったりしながら、

 さあ、WBCロスを克服すべく読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― 絶滅生物驚愕研究所 ――

 

 

 研究所所長・監修は今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん、

 2022年12月に発行されました。

 『これがホントにいたんです!』と副題が付されています。

 

「いまァ、ちゅうもくゥ~されてまス!」

「ぐるがるぐるがる!」(←訳:恐竜より前の時代!)

 

 この御本で紹介されているのは、

 既に絶滅してしまって

 現在では生きた姿を見ることができない“古生物“たち。

 

 というと、

 恐竜やマンモスなどの生物を思い浮かべがちです、が。

 

「ほかにもォ、いまスよゥ!」

「がるぐるがるるる!」(←訳:恐竜よりさらに昔!)

 

 恐竜が地上を闊歩したのは、中生代の

 ジュラ紀(約2億130万年前)と

 白亜紀(約1億4500万年前)。

 

 それ以前の古生代――

 カンブリア紀(約5億3880万年前)から

 ペルム紀(約2億9890万年前)までの

 古生代の生物がけっこう数多く解説されていて、

 これはなかなか嬉しいことですね。

 

 有名なカンブリア紀の『アノマロカリス』に始まり、

 長~い三角帽子の巨大イカ『カメロケラス』、

 地球史上最大のサソリ?『ブロントスコルピオ』、

 クモそっくり?でも昆虫じゃない『パレオカリヌス』、

 頭が矢印型の両生類ディプロカウルス……

 

「みんなァ、ぜつめつゥしちゃッたァ~…」

「ぐるるるっるがるるるぐるる~…」(←訳:生き残るってタイヘンなんだ~…)

 

 そして、中生代。

 恐竜好きな方々にはお馴染みの生きものたちが

 わらわらわらと登場しますが、

 驚かされたのは

 ヴェロキラプトルです。

 

 映画『ジュラシックパーク』で

 すっかりメジャーになったヴェロキラプトルくん、

 実は……映画の中のヴェロキラプトルくんは、

 フェイクだった……?

 

 最新の研究によると、

 ヴェロキラプトルくんには

 モフモフっとした羽毛があった?

 前脚には翼がくっついていて?

 顔と胴は映画よりもとってもサイズが小さくて?

 

「もッ、もふもふゥ??」

「がるぐる~!」(←訳:話が違う~!)

 

 中生代からググッ~と時代を降って、

 新生代の第四紀(約258万年前から現在)。

 

 ドーム型の奇妙な哺乳類、

 ドエディクルスが絶滅しました……

 

 本分144ページに載っているその図像に、

 ひゃあ!と、またもびっくりしましたよ。

 

「あるまじろッ??」

「ぐるがるるるる!」(←訳:巨大アルマジロ!)

 

 全長4メートルの、アルマジロの仲間・ドエディクルスくん。

 

 草食動物であった、ということですが、

 4メートルもの巨体を

 どうやって維持していたんでしょう?

 一日中食べ続けていたのかな?

 

「なぞォ、でスねッ」

「がっるぐるる~!」(←訳:会ってみたい~!)

 

 謎が謎を呼ぶ、

 古生物学の面白さ、奥深さ。

 

 少年少女さんはもちろん、

 大人な活字マニアさんにもおすすめの、

 楽しい科学ノンフィクション作品です。

 恐竜映画好きな方々も、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

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~ 昏い夜空に、彼の星を ~

2023-03-22 22:07:21 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おおたにィさんがッ! おおたにィ~さんがッ!!」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!ドラマだ~!)

 

 こんいちは、ネーさです。

 WBC2023,優勝はJAPAN……!

 マンガか?マンガじゃん!な胸激熱展開にもう感涙です。

 選手さんスタッフさんたちに超特大の拍手を送ったあとは、

 さあ、呼吸を整えて読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

 ―― ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック ――

 

 

 著者・訳者は村上春樹(むらかみ・はるき)さん、

 2007年7月に発行されました。

 『The Scott Fitzgerald Book』と英語題名が付されています。

 

 先日は、『グレート・ギャツビー』、

 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』と

 フィッツジェラルドさんの作品を御紹介しました。

 

 その勢いのまま、

 今回は村上春樹さんによるエッセイと、

 フィッツジェラルドさんの短編2作品へ

 突き進んでみましょう。

 

「まずはァ、たびィ~!」

「ぐるるがる!」(←訳:紀行記です!)

 

 スコット・フィッツジェラルドさん(1896~1940)。

 

 スコットさんにゆかりの土地へ、

 村上さんは思いを馳せ、

 ついには“巡礼“の旅に出立することになりました。

 

 メリーランド州、ロックヴィル。

 そこに、フィッツジェラルド家の墓所が、

 スコットさんのお墓がある。

 

 けれども、地元の人に訊いても、

 お墓の詳しい場所が分かりません。

 小さな村の墓地をさまよい、

 やがて村上さんが発見したお墓には、

 『グレート・ギャツビー』の一節が……。

 

「おしまれるゥのでスゥ……」

「がるるるる!」(←訳:短過ぎたよ!)

 

 44歳での、

 波乱と、栄光と、浮き沈みの日々。

 スコットさんがもう少し長生きできていたら?

 ハリウッドでの仕事が上手く行っていたら?

 もし、妻・ゼルダさんが……。

 

 村上さんの旅記に続く

 『ゼルダ・フィッツジェラルドの短い伝記』、

 そして、

 フィッツジェラルドさんの短編作品

 『自立する娘』

 『リッチ・ボーイ(金持ちの青年)』は、

 スコットさんが生きた“時代“を

 私たち読み手に垣間見せてくれます。

 

 音楽、照明、ドレス、宝石、ダンス、ダンス、ダンス――

 

「まばゆいィ~かがやきッ!」

「ぐるがるるぅっる……」(←訳:ああ消えちゃった……)

 

 まるで、星が、月が、山の端に沈んでゆくように。

 

 フィッツジェラルドさんのお葬式は、

 寂しいものであったようです。

 周囲からは、かつては大評判をとったものの、

 今はもう流行遅れの作家であると

 認識されていたのでしょう。

 

 けれど、星が、月が、

 ふたたび夜空に昇りくるのと同じに、

 彼の作品もまた取り戻してゆきます。

 比類なき輝きを。

 

 フィッツジェラルドさんのファンの方々、

 特に『グレート・ギャツビー』愛読者さんは必読!の一冊です。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

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