テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

世田谷文学館・訪問おまけ編♪

2009-08-31 22:00:41 | ミュゼ
「むッ! 
 ネーさ! なにかがァ、うじゃうじゃッいるでスよゥ!」
 
 テディちゃ、あれはね、錦鯉くんたちです。
 世田谷文学館の敷地にはお堀のような池?があって、
 鯉くんたちが元気に泳ぎまくってますね。

「ふァ~、こいィかァ……」

 という訳で?
 本日は『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』展レポのおまけ編、
 

     ―― 世田谷文学館《常設展》訪問記 ――


 をお送りいたしま~す♪
 はい、皆さま、
 常設展の入場料は一般¥200、大・高校生¥150、中・小学生が¥100、
 チケットを購入しましたら
 1階の展示室入り口に集合しましょう。

「ふァいッ!
 くまッ、いちまいィ、ぷり~ずゥ!」

 リニューアルして2階から1階に移設された常設展示、
 入ってすぐのエリアは、
 おお、なんと!
 ムットーニさんこと武藤政彦さんの
 《ムットーニのからくり劇場》コーナーです!
 以前は3台だった作品が、
 4台増えて計7台に!!
 ムットーニさんファンの方々には夢のような空間です♪

「ぶらぼォ~でスッ!
 たのしィでスよッ」

 《からくり劇場》奥のエリアは、
 《文学に描かれた世田谷100年の物語》の展示室です。
 徳富蘆花さん、林芙美子さん、横溝正史さんの原稿や初版本、
 先日ご紹介しました北杜夫さんのコーナーには
 『楡家の人びと』第一回の原稿もあります!
 ……あら?
 以前は楡病院の模型が展示されていたのですが、
 見当たりませんね……?
 スペースの関係で倉庫入りしちゃったのかしら……?

「ざんねんでスゥ!」

 ど-ん!と目立ちまくっていた
 『ゴジラ』ちゃんもいないわ……。
 映画の撮影で使用されたという本物のきぐるみ、
 いえ失礼、本物のゴジラちゃん……
 存在感抜群で可愛かったのに……。

「ぐすんッ、ますますゥざんねんでスゥ~!」

 代わりに、と言っては申し訳ないのですけれど、
 スッと、目に飛び込んできたのが
 大藪春彦さんのコーナーでした。
 原稿と、大藪さんご自身が愛用しておられた
 レイバンのサングラス……
 大藪さんはこのサングラスをかけ、
 『蘇る金狼』『野獣死すべし』『汚れた英雄』
 といった作品の取材をされたのでしょうか……
 作家さんと作品が急に身近に感じられてきましたよ。

「はーどぼいるどォ、でスねッ」

 企画展示の
 『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』展は9月6日まで、
 その後は9月19日~11月29日まで
 『久世光彦』展が予定されている世田谷文学館、
 常設展示も見どころいっぱいです!
 活字マニアさん、一度はぜひ~!

「いけのォ、こいィもォ、まッてまァ~ス!」 
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御本の中の『堀内さん』。

2009-08-30 22:25:48 | ブックス
 選挙、台風による風雨、イモトさんのマラソンと忙しい週末でしたね。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃもォ、まらそんッ!」

 ええっ??!!

「をォ、いつかはァ、してみたいィなァ~ッとォ~」

 ……えーと、おほん、敢えてノーコメントということにして、
 本日ご紹介いたしますのは、はい、こちらです~!


 
        ―― 堀内誠一 旅と絵本とデザインと ――



 編者はコロナ・ブックス編集部の皆さん、’09年6月に発行されました。
 前回の記事でお伝えしました世田谷文学館で開催中の同名企画展
 『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』展の図録でもある御本です。

「ひょうしのォ、おかたがァ、ほりうちさんッ!」

 ええ、そうですね。
 帽子を被ったモノクロ写真……
 堀内さん、たいそうな帽子愛好家であったようです。
 冬用の生地で作られた帽子を、
 夏を除き、春も秋も手放すことはなかった、とか。

 この御本には、
 雑誌やウィンドウ・ディスプレイ、絵本といった
 デザイナー・堀内誠一氏としての作品の他に、
 堀内さんの生い立ち、
 日常の写真なども掲載されています。
 
 驚かされるのは、
 なんと!
 14歳で新宿伊勢丹百貨店の宣伝課に入社、ですって?
 ええ~っ? 14歳!

「わォ!
 ちゅうがくせいィでスよゥッ??」

 ちょうど戦後の学校制切り替えの混乱で手違いがあり、
 若くして社会人になった堀内さん……
 しかし、伊勢丹の資料倉庫は
 堀内さんにとって学校以上の学び舎となったようです。
 戦前の『ヴォーグ』など洋雑誌、美術書、たくさんの図案集が
 誰かに見てもらうのを待っていたのでした。
 そう、誰かとは、もちろん堀内さん!
 
「しゅッぱつてんッ、でスねッ!」

 広告デザインから、
 出版デザインの領域へ。
 堀内さんの《美》が変遷してゆくさまが
 各章で解説されています。
 
 でも、絵本がいちばん!

「いちばんッ?」

 こどものための本作りを、
 堀内さんはいちばん愛していたのではないでしょうか。
 この御本で紹介されている堀内さんの『絵本の仕事』は
 ほんの一部で、
 現在は入手困難になってしまっている作品も
 数多くあるのです。
 
 ネーさがおすすめしたい今も入手可能な堀内さんの作品は、
 堀内さんが挿絵を担当された
 『銀のほのおの国』!
 神沢利子さんによる児童文学の名作を、
 まだ読んでいない御方はぜひ!
 文庫版も出ていますが、
 全体の装丁が優れているのはやはり単行本です!

「ほんやさんでェ、としょかんでェ、
 さがしてくださァいィ~♪」

 この『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』は
 展覧会の図録ではありますが、
 書店さんに並ぶ一般の書籍でもあります。
 お家が東京近郊ではないので
 展覧会には行きたくても行けないわ……という御方は
 この御本で堀内さんの創造力、
 陽光と色彩のパワーに触れてみてください!
 近代&現代のデザイン史に興味がある御方は、
 必読!の一冊です。

「かわいいィがァ、い~ッぱいィ、つまッてまスよゥ♪」 
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てくてくと……《堀内誠一》展へ。

2009-08-29 21:52:20 | ミュゼ
 8月最後の土曜日は灼熱の真夏日だった東京地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ~、テディちゃでスゥ~!」

 こ~んなにアチチなお天気にもかかわらず、
 テディちゃ&ネーさ、実に、実に久しぶりに
 地元からちょいっと離れ、お出かけしてまいりました♪
 はい、↑の画像、左端のポスターを御覧下さいませ~!


 
         ―― 堀内誠一 旅と絵本とデザインと ――



 世田谷文学館にて開催中の夏季企画展示、
 会期は’09年7月4日(土)~9月6日(日)まで。
 毎週月曜日が休館日……なのですが、
 8月31日(月)は開館、8月30日(日)は休館となるそうです。
 ご注意下さいね!

「ふァ~、なかはァ、すずしィッ♪」

 炎天下をよろめき歩いて文学館に辿り着けば……おお!
 堀内誠一さんワールドがさっそく広がります!

「くんくんッ!
 えほんのォにおいィがァ、するでスゥ~!」

 堀内誠一さんといえば、
 雑誌『アンアン』『平凡パンチ』『ポパイ』『ブルータス』等の
 アートデザインやエディトリアルデザインが
 よく知られていますね。
 また、広告デザイン、書籍の装丁、挿絵、
 そして絵本に関しても、
 堀内さんはマエストロさんだったのでした。

 ロングセラー絵本となっている
 『ぐるんぱのようちえん』、
 表紙のスズメさんがなんとも可愛らしい
 『こすずめのぼうけん』、
 世界中の名作絵本と絵本作家さんを紹介する
 『絵本の世界 110人のイラストレーター』……

「まざーぐーすのォ、えほんもォわすれないでッ!」

 展示室には、
 『ぐるんぱ』の原画が!
 堀内さんが使っていた画材も!
 ふむふむ、これが愛用なさっていたカメラ、なんですね。
 このカメラと一緒に、
 堀内さんはパリ、メキシコ、ロシア、イタリア、モロッコ他、
 何千キロと旅をしたのでしょう。
 その記録と思い出は、
 『パリからの旅』、
 『堀内誠一の空飛ぶ絨緞』
 といった御本に詳しく記されています。
 今回の企画展ではシチリアやギリシャ、
 南仏の風景を描いた原画なども展示されていて、
 ファンには嬉しいですね!

「いいなァ~、
 すてきィなァ、たびびとさんでスよゥ~♪」

 20世紀後半の日本のデザイン界に
 大きな大きな足跡を遺した堀内誠一さんのお仕事の一端を、
 アート好きさんはぜひ御覧になられますよう!
 
 ネーさ的には、
 ペーター佐藤さんによる堀内さんのポ-トレート画に
 ぐぐっと来ちゃいました。
 パステルで描かれた堀内さんの笑顔……
 いつかこの作品の原画を目に出来たら、と願っております。

「みなさまッ、ぶんがくかんへェ、ゆきましょうッ!」

 世田谷文学館の最寄り駅は
 京王線の芦花公園駅です。
 南口から、徒歩で約5分!
 てくてくっと、向かってくださ~い!
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浪華の研修医さんは巻き込まれ型?

2009-08-28 21:57:16 | ブックス
「おぽッ♪
 きょうのォごほんはァ、じだいげきィ!でスねッ、ネーさ?」

 そうなんですよ、テディちゃ。
 本日ご紹介いたしますのは、久しぶりの時代もの!
 さあ、こちらを、どうぞ~!



                ―― 禁書売り ――



 著者は築山桂さん、単行本は’01年に、
 画像の加筆訂正された文庫版は’08年12月に発行されました。
 副題に『緒方洪庵 浪華(なにわ)の事件帳』とあります。
 
「おがたァ、こゥあんさんッ?? 
 どこかァでェ、きいたことあるでスよゥ~?」

 緒方洪庵(おがた・こうあん)さんは、
 日本医学史上のビッグネームさんです。
 洪庵さんが主宰した蘭学の私塾『適塾(てきじゅく)』には
 大村益次郎さんや福沢諭吉さんら
 綺羅星のごとき人材が集っておりましたそうな。

 とはいっても、
 それは後々のできごと、です。
 この物語の中の洪庵さんは、
 『思々斎塾(ししさいじゅく)』なる私塾で勉学に励む学生さん。
 お名前も、緒方章(おがた・あきら)さん、であった若き頃の、
 青春の日々~♪

「せいしゅんッ?
 じけんちょうゥなのにィ、せいしゅんッ??
 むすびつかないィでスよゥ??」

 章さん、塾の先生から、
 ちょくちょくお使いごとを依頼されるのです。
 尊敬する先生に
 なあ、章、頼むわ~と言われると、
 どうにも断れません。
 そのおかげで、事件に巻き込まれちゃったり、
 思いもよらない出逢いがあったり……。

「であいィ!
 なるほどォ、せいしゅんでス!」

 今日もまた、先生は言い出しました。
 出版はまかりならぬぞ!と奉行所に処断された書物、
 つまり『禁書』が、闇で流通していると聞き、
 なんとしても入手せよと
 章くんを走らせたのです。
 数ヶ月に及ぶ苦労の末、
 ああやっと!『禁書』をゲット!

「おめでとゥございまスゥ!」

 と安心したのも束の間、肝心の書物は行方不明に?
 先生に合わせる顔がない! どうしよう?
 『禁書』につながる手掛かりを
 必死にたぐる章くんは
 美しい《楽人》さんがキーパーソンであると
 推測するのですが……。

 奉行所に勤める役人ではない緒方章くんの事件は、
 『捕物帖』ではありません。
 医学生の卵の目線でつづる、
 心優しい『事件帳』です。 
 数々の出逢いは、いったい何処へ彼を導いてゆくのか……?

 商都・大阪を細やかに、ダイナミックに描いた
 個性的な時代ミステリです。
 ’09年春にはTVドラマ化もされましたから、
 ご存知の御方も多いことでしょうね。
 ドラマを見た御方も、見そびれちゃった御方も、
 原作のこの御本をぜひ~!

「こうあんさんのォ、せいしゅんをォ、
 みんなでェ、おうえんッ!」

 ドラマのエンディング曲となっていた
 『くるり』さんの《三日月》も、おすすめですよ~♪
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森の向こうに不思議な国が……?

2009-08-27 22:21:19 | ブックス
 夏と秋がバトル中の東京・多摩地方から、
 こんにちは~、日焼けが怖いネーさです。

「こんにちわゥ~、テディちゃでスッ!」

 ではまたもクマ一族の御話を……ではなくて、
 本日はウシさんの物語を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!


 
         ―― COW HOUSE  カウハウス ――


 
 著者は小路幸也さん、’09年6月に発行されました。
 『東京バンドワゴン』シリーズや『うた魂♪』を著した小路さんらしく、
 読み手を《音楽》の魔法にかけちゃう御本です。

「おんがくゥ?
 うしさんのォ、おはなしィでしょッ?」

 牛さんと音楽――
 何の関係もなさそうなこのふたつの間に橋をかけるのが、
 主人公の畔木(くろき)くん。

 ことの始まりは、初夏の或る日の、昼下がりでした。
 鎌倉にある古い邸宅を訪れた畔木くんは驚きます。

 あれ?
 敷地の内に人がいる?

「ふァ~?
 ひとがァいちゃいけないィのでスかァ?」

 邸内には誰もいないはず、だったのです。
 この古~い豪邸は、
 畔木くんの勤める会社が所有する物件。
 管理人として今日から赴任してきた彼以外、
 出入りする者もない、
 無人の建物だと聞いていたのに……。

「うッ! まさきゃッ??
 それッてェ、お、おばけッ!!」

 オバケが昼間にテニスコートでテニスをするものでしょうか?
 楽しそうで、しかも、
 ボールを追いかけている御老人は
 プロはだしの腕前のようです。

 いったい、あの人物は何者?
 いえ、いったいこれはどういうこと?

 新米管理人の畔木くんは、
 ボールを打ち合う二人――御老人と中学生ぐらいの女の子を目にし、
 脳みそを『?』でいっぱいにしながら
 邸内に踏み入りますが……
  
「わきゃッたでスよッ!
 そこはァ、なるにあ、なのでス!」

 いえいえ、鎌倉の御屋敷にナルニアへの扉はありません。
 けれど、畔木くんが出逢うのは、
 不思議とお伽話めいた人びとです。

 この物語自体も、一種のファンタジーなのでしょうか?
 現実には有り得ない、夢ものがたり?
 畔木くんが見る、ひとときのまぼろし?
 世界はこう在って欲しいと願う彼の、
 理想郷がここ、この御屋敷であるのかも……?

 テニス御老人と女の子は、
 どんな理想郷へ畔木くんを導いてくれるのか――
 静かな、
 しかし、冒険としか言いようのない日々が、
 古い御屋敷の中で彼を待っています。

「むゥ! やぱりィ、なるにあ、でスよゥ!」

 『東京バンドワゴン』ファンの御方はもちろん、
 音楽好きの御方にぜひ!の御本です。
 『のだめ』好きな御方にも、おすすめですよ~♪

「なつやすみのォどくしょにィ、おにあいィでス!」 
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ごゆるりクマ展~♪

2009-08-26 22:21:55 | くま
 きゃ~~っ! テディちゃ、見てっ!

「きゃわきゃきゃ~~ッ!
 ネーさッ、みてみてェ!」

 きゃ~……っと、失礼いたしました。
 本日はテディちゃとネーさ、
 Booksの御紹介をちょこっとひと休みして、
 私どもの地元、そごう八王子店のフェア会場にやって参りました。
 何故と申しますなら、

 
        ―― リラックマ展 ごゆるりマ~ケット ――


 
 に参戦するためでございます!
 会期は8月26日(水)~8月31日(月)まで、
 そごう八王子店8階にて開催されているんですよ~♪

「わほほッ♪
 りらくまちゃんのォ、ぐッずがァ、いぱァーいッ!
 おきゃくさんもォ、いィッぱァーいッ!!」

 フェア初日であるからでしょうか、
 会場はお客さまで混雑しています。
 いえ、ちょっと待って下さい!
 この混雑ぶりは……んまっ!
 リラックマちゃんとの写真撮影会があるんですね!
 時刻は、ちょうど3時!
 リラックマちゃんの登場のお時間です!

「きゃぽ~~ッ!!
 りらくまちゃん~ッ!!」 (←熱烈歓迎!大拍手!)

 リラックマちゃん、貫禄充分の、
 いえ、ごゆるり~とした足取りで撮影スポットに到着です!
 さすがはキャラ界のキング、
 クマ一族の希望の星!
 家族連れさん、ちびっ子ちゃんとお母さん、
 小学生に女子高生、カップルさん、
 ミセスの方々に、お孫さんの手をひく祖父母さん、と
 大勢のお客さんたちがケータイとデジカメで
 リラックマちゃんを撮りまくってますね。

「きゃわゆいィ~♪
 きゃッこいィ~♪……」(←うっとり~です)

 撮影会も楽しいけれど、
 グッズ売場を周遊するのも良いものです。
 おお、もう2010年のカレンダーがありますよ!
 あちらには限定のヌイグルミも!
 レジには行列~!

「おかいものォ、しようッ!」

 文具類の品揃えは充実していますが、
 残念ながら一部のグッズやお菓子、
 コスメ、特大ヌイグルミなどは見当たりません……
 ガチャポンは6種類ほど置かれていたものの、
 ゲームセンター専門?のリラックマちゃんやキイロイトリさん、
 コリラックマちゃんの人形も……ないようです。
 もっと会場が広ければ……。
 
「むゥ~、ちょッとォ、かなしィ~でスゥ……」

 でも、多摩地域にお住まいのリラックマちゃんファンの御方は、
 ぜひ『ごゆるりマ~ケット』へ!
 リラックマちゃんとの撮影会は、
 29日(土)と30日(日)の午後1時&午後3時にも
 行われる予定だそうです♪
 整理券をゲットしたら、
 はいっ、夏の思い出にパチリ!

「かめらをォ、おわすれなくゥ~、でスよッ!」
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笑とツイストの?日本文学史・新論!

2009-08-25 20:33:06 | ブックス
 朝方、とても涼しい風が吹いた東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 みなさまッ、かぜにィ、ちゅういィでスよッ!」

 風邪の危険は増しましたが、
 頭脳が明晰になる季節を祝して、
 はい、本日ご紹介いたしますのは、こちらです~!


 
           ―― 見もフタもない日本文学史 ――


 
 著者は清水義範さん、’09年7月に発行されました。
 新書らしい、ちょっと素っ気ない表紙……
 それに、文学史、とくれば……

「むむゥ~?
 むずかしィそゥでスゥ~……」

 と思いがち、ですね。
 でも! それは誤解です!
 ユーモアもパスティーシュも時代物の領域も
 変幻自在に飛翔する著者・清水さんの眼力で
 日本の名作文学を検索&検証すると、
 なんだかメッチャ楽しい御本が出来ちゃいました♪
 例えば……

 日本の文学史に、
 いえ、世界の文学史に屹立する名作――
 『源氏物語』。

 そう、『源氏』はすごい!
 『源氏』は素晴らしい!
 ……でも、どこがどう、すごいのでしょう?
 何ゆえに、世界から高く評価されているのか?

「ふむふむッ?
 そのこたえはァ?」

 その答えを、清水さんは実にわかりやすく解析し、
 解説してくださいます。
 専門用語を使わず、ごく平明な言葉を用いて。
 
 読み手の私たちは、うむ!と膝を打ちます。
 なーるほど、言い得て妙とは、このことね!
 おかげで、あらためて見直し、
 読み直したい気持ちが湧いてくるのです。
 あの壮大な『源氏』全巻を――

「おおしごとォにィ、なりそゥでスゥ!」

 『源氏物語』の他に、
 見もフタもなく解剖されちゃう名作文学は、
 『枕草子』や『方丈記』、
 『平家物語』に『太平記』、
 西鶴さん、近松さん、
 夏目漱石さんに、
 川端さん……

 とりわけ目を瞠らされるのは
 《紀行文学は悪口文学》の章です。
 『土佐日記』も『奥の細道』も、
 その基幹は『悪口』にあり?
 上から目線の描写が紀行文の隠し味?!?
 さらには、
 あの『坊っちゃん』も紀行文学であるとすっぱ抜きます!
 
「だいたんふてきィ!」

 ところが、よく考えてみると
 清水さんの新説、すとーんと腑に落ちます!
 坊ちゃんの生い立ち、環境、未来……
 そうでしたか、坊っちゃん!
 貴方は旅人さんだったのですね!

「かれはァ、にほんのォ、すなふきんッ!」

 平安の奇跡的名作文学から
 現代のSFまで、
 清水さん独特の切り崩し方法は
 ユーモアと愛情に溢れています。
 この視点、
 ものの観方に触れることもまた、
 《旅》であるのかもしれません。

 古典をこよなく愛する方々に、
 どんなジャンルも来い!の活字マニアさんに、
 おすすめの一冊です。
 ぜひ~!

「すなふきんのォようにィ、
 ぶんがくをォ、たびィしましょゥ!」
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詠んで。並べて。取って!

2009-08-24 22:08:32 | ブックス
 窓を開けたらトノサマバッタの直撃パンチ!を喰らい、
 ひゃ~っと驚いたネーさです、こんにちは。

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 おッきなァ、ばッたちゃんでしたッ!」

 バッタちゃんは無事に逃がしたことですし、
 さあ、本日は、こちらを、どうぞ~!
 前回の記事に続き、なんと今回もコミックスの御紹介ですよ~!


 
             ―― ちはやふる 第一巻 ――


 
 著者は末次由紀さん、画像の第一巻は’08年5月に発行されました。
 全国の書店員さんたちによって選ばれる『マンガ大賞』を受賞し、
 現在話題になっている作品です。

「てーまはァ、かるたッ!!」

 あらっ、テディちゃも『かるた』をするんですか?

「うッ……いえッ、あのゥ、そのゥ~……」

 そうね、知っているようで知らないのが
 『かるた』――この作品でクローズアップされる
 『競技かるた』の世界です。
 
 上の句が読み上げられたら、
 そのお歌の下の句が書かれている札を取る――
 一秒でも、一瞬でも早く!
 
 簡単なようで、
 鋭敏な反射神経を要する競技であり、
 暗記力、集中力を試される心理戦でもあります。
 ……とてもじゃないけれど、運動音痴のネーさには無理ね。

「……テディちゃもォ、たぶんむりィ~」

 この『競技かるた』にハマってしまったのが、
 小学校6年生の千早(ちはや)ちゃん。
 福井からの転校生、綿谷新(わたや・あらた)くんに影響され、
 友人の太一(たいち)くんを引っ張り込み、
 『かるた』の世界へ深く深く潜ってゆきます。
 その海底がどれだけ遠いかも知らずに……。

「あすりーとォ、みたいィでスよゥ!」

 ほとんどスポーツ!なのが『競技かるた』ですから、
 『百人一首』のミステリアスな側面や日本史的要素を期待する御方は、
 あれッ?と思っちゃうかもしれません。
 けれど、スピーディな展開は
 少女マンガよりも少年マンガを想わせ、
 読後感は爽快です!

 ミステリ好きさんにとって
 百人一首がテーマの傑作といえば
 高田崇史さんの『QED 百人一首の呪』でしょうか。
 『QED』ファンの方々は、
 ぜひ、この『ちはやふる』を!
 そして『ちはやふる』ファンの方々は
 ぜひ『QED 百人一首の呪』で
 百人一首の隠された秘密に迫りましょう!

「かるたのォ、おうざもォ、めざしましょゥッ!」

 『ちはやふる』は、現在、第5巻までが発行され、
 9月には第6巻が刊行予定だそうです。
 発売日には、本屋さんへ! 
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謎と笑いのスパイコミック♪

2009-08-23 22:04:15 | ブックス
「あッ、しょうさッ!
 ネーさ、しょうさでスよゥ!!」

 ええ、そうなんですよ、テディちゃ。
 発売からちょっと間が空いてしまいましたけれど、
 本日は、

「どろぼーのォおにィさんもォ、いまスゥ~!」

 ……しっ!
 大きな声で言ってはいけません。出来るだけ小さ~な声で、
 はい、本日ご紹介いたしますドロボーさんとスパイさんの御話は、
 こちらを、どうぞ~!


 
         ―― エロイカより愛をこめて 第35巻 ――


 
 著者は青池保子さん、’09年6月に発行されました。
 少佐とドロボーさんに出会えるのは2年半ぶり!
 御二方と、それぞれの部下さんたちもお元気そうで何よりですね♪

「しょうさァ~、おひさしぶりィ~でスゥ!」

 《エロイカ》をまだ読んだことがない、という御方のために
 説明いたしますと……
 
 英国人の《エロイカ(英雄)》こと
 ドリアン・レッド・グローリア伯爵は美術品を専門に狙う
 大泥棒さん。
 そして、少佐こと
 クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハさんは
 NATO情報部に所属する将校さん。
 泥棒さんと情報将校(スパイ)さんという、
 まったく異業種である筈の二人の針路がクロスすると、
 そこに生まれるのは
 ワンダフルなスパイアクションコメディ!

「ふァいッ!
 おおまじめにィ、ふざけてまスッ!」

 大泥棒さんとNATOの少佐、
 さらに敵対関係にある東側のスパイさんたちも参加しての
 抜きつ抜かれつの闘いは、
 ベルリンに壁があった以前から続いています。
 
 壁が撤去され、
 世界陸上なんてものが行われている現在のドイツで、
 またも事件は起きました。
 第35巻目となるこの御本の幕開けを飾るエピソードは……

 大変!
 少佐のパパがスイスの別荘から帰ってくる~!

「ひえェェッ!」

 パパと過ごす怖ろしいクリスマスを想い、
 エーベルバッハ少佐は戦略的撤退を選択しました。
 そう! 逃げるが勝ち!
 パパのいないロンドンへ脱出です!

 ……が、そこには、
 パパの代わりに、エロイカさんがいたのでした……。

「しょうさァ、おかわいそうにィ……しくしくゥ~」(←嘘泣きです)

 平和の気配もない?クリスマスストーリーから、
 さて次のエピソードは
 怖~いパパ再び!
 とあるドイツの古城を売り捌け!と命令が下ります。
 
「えェ~? おしろをォ??」

 ここにもエロイカさんが首を突っ込み、
 お城はなぜか大お祭りイベント会場に……?
 日本からやって来たサムライ絵師イトーサンの画がいい味出してます!
 山口晃さんに通じる画風は、青池さんの新しい境地?
 イトーサンの絵をもっと見たい~♪と思わせられましたよ。

「どろぼーさんのォ、りりしィえすがたッ、でスねッ!」

 番外エピソード2編の次は、
 いよいよ本編!
 『聖ヨハネの帰還』は欧州全土を舞台とする
 最新スパイストーリー!のようですが……
 今後の展開、まったく読めません!
 聖ヨハネの謎とは、いったい……?

「わッきゃりませんッ!」

 《エロイカ》未読の方々は、
 この機会に思い切ってオトナ買いを!
 ボンドよりも100倍笑わせてくれる大河コメディコミック、
 活字マニアさんに、おすすめいたします!

「きッとォ、しょうさのォ、ふぁんにィ、なりまスゥ!」
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バラまたバラのギャラリーへ。

2009-08-22 21:52:23 | ブックス
 8月も後半となった週末、いかがお過ごしですか?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 しゅうまつはァ、はちみつゥざんまいッ!」

 ……蜂蜜三昧はクマ一族にお任せして、
 私たち人間はゴージャスな御本でリラックスタイムを!
 さあ、こちらを、どうぞ~!


      
           ―― オールド・ローズ・ブック ――



 著者は大場秀章さん&望月典子さん、’09年5月に発行されました。
 副題に『バラの美術館』とあります。

「うむッ!
 ひょうしのォ、ばらもォ、きれいィでスねッ」

 先日ご紹介しました『ヨーロッパ バラの名前をめぐる旅』では
 美しいバラを撮影した数々の写真にうっとりさせられました。
 では、描かれたバラ――絵画の世界のバラは?
 バラの花は、どのように表現されてきたのでしょう?
 バラの名画は?
 名画の中のバラは?

 御本の内容は、
 前半が大場秀章さんによる
 『オールド・ローズの肖像 バラの植物学とバラ図譜』、
 後半が望月典子さんによる
 『フローラの王国 西洋絵画に描かれたバラ』
 の二部構成となっています。
 
 つまり、前半部でバラの種類や交配の歴史を、
 後半部では肖像画や宗教画に描き込まれた
 絵画の中のバラが解説されているんですよ。

「れ、れきしィ……むずかしィそうでス……」

 いえ、これが意外な面白さ!
 近代に誕生した新種のバラと
 日本のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスとの関連が述べられ、
 ほほ~と感心させられます。
 『ハイブリット』と呼ばれる
 新しいバラたちは、
 アジアのバラなくしては生まれ得なかったと聞くと、
 ううむ、なんともドラマチックでミステリアス!

「あはッ♪
 しんせきィかんけいィ!」

 そして後半部では、はい、
 アート好きさんお待ちかねのバラ画ギャラリー!
 ベラスケスさん、
 エドゥアール・マネさん、
 ボッティチェリさん、
 ティツィアーノさん、
 ギュスターヴ・モローさん、
 アルマ=タデマさん……
 巨匠さんたちが描くバラ画の嵐に、
 バラ好きさんも大満足でしょう♪

「ふァ~、
 こんなにィ、たくさんッあるとはァ~……」

 バラの歴史もバラの絵画も、
 目に楽しく美しい、
 豊かな心地になれる一冊です。
 休日のワンデイトリップは、
 どうぞ、花香る《バラの王国》へ!

「のんびりィ、おすごしィくださァ~いッ♪」
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