テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《ファニーフェイス》じゃありません!

2016-09-30 22:08:10 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃデスゥ!
 ふわわわァ~! くがつゥがッ!」
「がるる!ぐるっるぅる~!」(←訳:虎です!終わっちゃう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 9月最後の読書タイムとなる本日は、
 このところ重めのノンフィクションが続きましたから、
 ふわっと後光が射してみえるような
 美しい御方の写真集を御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



     ―― 永遠のオードリー・ファッション ――



 著者はテレンス・ペッパーさん、ヘレン・トロンペテラーさん、
 原著は2015年に、日本語版は2016年8月に発行されました。
 英語原題は『Audrey Hepburn:Portraits of an Icon』、
 英国ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された
 オードリーさんの回顧展の、
 いわば“図録的”書籍がこの御本、と
 申し上げたらいいのかしら。

「わだいにィ、なりましたでスッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:珍しいんだよね!)

 世界最大の、肖像画専門のミュージアム。
 それだけでも、なかなかに珍しいと言える
 ナショナル・ポートレート・ギャラリーですが、
 ひとりの人物に焦点を当て、
 回顧展を催すことはあまりありません。

 しかも、その人物が、
 《偉人》よりも
 《スター!》の呼び名がぴったりの、
 オードリー・ヘップバーンさん!

 というニュースを聞いたときは
 驚きましたが……

「でもォ、なッとくゥ、なのでスゥ!」
「がるるぐるがるるぐる!」(←訳:すごい写真ばかりだもん!)

 著者のペッパーさんとトロンペテラーさんは
 ナショナル・ポートレート・ギャラリーの回顧展で
 キュレーターを務めた方々です。

 そのおふたりがチョイスしたオードリーさんのお写真の、
 なんと生き生きとしていること!

 古臭さ、などは微塵もない。
 濁りもない、
 劣化もない、
 本当に美しい!

「ただもうゥ、ためいきィ~…!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:色褪せないんだ!)

 この御本には、
 少女時代からバレエを習い、
 舞台・演劇の世界に近しかったオードリーさんの、
 1949年頃の舞台衣裳姿から、
 ユニセフ対しとして活動していた1992年までのお写真が
 多数収録されています。

 撮影者も、
 セシル・ビートンさん、
 リチャード・アヴェドンさん、
 アーヴィング・ペンさん、
 デニス・ストックさん、
 サム・ショーさん……と、
 こちらも大御所さんばかり。

「ふぃるむのォ、しゃしんッてェ~…」
「がるぐるぅ!」(←訳:綺麗だなぁ!)

 映画『パリの恋人(1957年制作)』では、
 フレッド・アステアさんに
 ♪ファニー・フェイス♪
 なぁんて歌われてましたけど、
 ファニーじゃないわね、
 実に実に美人さんです、オードリーさん!

 顔の造作はもちろんのこと、
 手足のバランス、
 顎と首筋のライン、
 バレエ仕込みの姿勢の良さと、
 何よりも目の力がすごい!

 大勢の中に混じっていても、
 視線は自然とオードリーさんへ……

「これがァ、すたーでス!」
「ぐるがる!」(←訳:星の輝き!)

 『ローマの休日』のアン王女さまか、
 豪華なドレスをまとった『サブリナ』さんか、
 サスペンス香る『シャレード』か。

 貴方の好きなオードリーさんは、
 さて、どのお写真でしょうか。

 写真好きな御方、
 ファッソン好きな御方、
 ひとりの女性の笑顔に20世紀の歴史を読み取りたい
 活字マニアさんにもおすすめのこの御本、
 書店さんのアート本&写真集のコーナーで
 探してみてくださいな♪
 
  
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~ 風の音楽 ~

2016-09-29 22:18:27 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでッス!
 むッ? きょうはァ、みなさまもォ、ごぞんじのォ~…」
「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!招きネコの日~!)
 
 こんにちは、ネーさです。
 はい! 今日9月29日は《招き猫の日》だとか♪
 ならばネコパンチ、いえ、招きポーズを決めながら、
 本日も楽しく読書タ~イム!
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



          ―― 音楽する日乗 ――



 著者は久石譲(ひさいし・じょう)さん、2016年8月に発行されました。
 前々回記事では、
 スタジオジブリの鈴木敏夫さん著『ジブリの仲間たち』を御紹介しましたが、
 こちらは、いわば“ジブリつながり”!
 宮崎駿さん、高畑勲さんの映画音楽といえば
 この御方ですよね♪

「ふァいッ! ひさいしィさんでスゥ!」
「ぐるる~!」(←訳:大好き~!)

 この御本は、久石さんが
 雑誌『クラシック・プレミアム』に
 隔週で連載した2年間分の文章をもとに再構成したもので、
 以下のような五つのパートから成っています。

  Ⅰ……振る

  Ⅱ……伝える

  Ⅲ……知る

  Ⅳ……考える

  Ⅴ……創る

 ジブリ好きな私たちにとって、
 久石さん=映画音楽の作り手さん
 という認識が先行しがちなんですけれど、
 御本冒頭の『はじめに』で、
 久石さん、はっきりと宣言しています。

  《僕は作曲家である》。

 そして、
 
  《もう一度生まれ変わっても作曲家になりたい》

 とも、述べておられます。

「てんしょくゥ、なのでスねッ!」
「がるぐる!」(←訳:天命かも!)

 作曲家であることを強く意識している久石さん、
 近年は指揮者としても活躍していて、
 御自身の曲、
 さらにはクラシック音楽の指揮にも挑んでいて
 考えさせられることは――

   音楽を成立させるには、
   強い意志がなければならない。
   これを作りたい、作らねばならぬという強い思い、
   インテンシティ(意志、決意、専心)が必要だ。

 そうすれば、
 音楽が音楽になる瞬間がやって来る、
 というのです。

「しゅうちゅうゥりょくゥ?」
「ぐるる?」(←訳:やる気?)

 演奏するたびに新しい発見がある、クラシック音楽。

 台湾で『第9』のコンサートをしたときのこと、
 久石さんは体験します。

 《神が降りてきた》

 そんな特別な時間を。

 演奏を始める直前、
 指揮台で瞑目し目を開けたとき、
 そこには特別な時間が流れていて
 僕はただ静かに
 小さく振り出せばよかった――

 読んでいる私たちも鳥肌が立つような、
 祝福と羨望のひととき。

「かんきゃくさんがァ、うらやましィでスゥ!」
「がるるぐるるるっる!」(←訳:その曲聴きたかった!)

 音楽を伝える方法には何があるだろう?

 音楽と聴覚と視覚のバランス、ズレ。

 音楽の始まり、進化、
 譜面の発達、
 商業化された大量生産の音楽の台頭する現代に、
 ひとりの作曲家として
 自分に何ができるのだろう?

 日々の、身近なものごとと寄り添うように、
 しかし真摯に、
 久石さんは問いかけます。

 作品(曲)に完成はあるのか?

「むゥ~んッ、それはァ~…」
「ぐるる!」(←訳:超難問!)
 
 いや、作曲(創作)に終わりはない。
 永遠に完成しないものなのだ――

 そう呟きながら、
 今日も指揮台に向かう久石さん。

 《創るひと》のこころの動き、
 思考と試行の記録は、
 ジブリファンの活字マニアさんに
 久石さんのファンの方々におすすめです。
 ぜひ、一読を~!
 

 
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― 20世紀の、黄金クチュール ―

2016-09-28 22:08:30 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みゃッほうゥ! かちてんッげッとォ、なのでス!」
「がるるっ!ぐるーるがるっ!」(←訳:虎です!グループ首位っ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ユヴェントスはCLグループリーグ第2節で勝利し、
 グループHの首位に立ちました♪
 おかげで今日は一日気分よろしく過ごせましたが、
 ここでちょこっと前回記事の追加情報です。
 映画『君の名は。』の興収が、なんと、
 111億円を超えたとか!!

「ひょえッ!」
「ぐるるるるっ!」(←訳:ワンダフルっ!)

 もっとか?まだまだ伸びるのか?
 期待をもっうて見守りつつ、
 さあ、本日は読書をサボり、
 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♫

  



      ―― モードとインテリアの20世紀展 ――



 東京都港区東新橋のパナソニック汐留ミュージアムにて、
 会期は2016年9月17日~11月23日(水曜休館、ただし11/23は開館)、
 『FASHION AND INTERIOR DECORATION in the 20th Century』と英語題名が、
 『ポワレからシャネル、サンローランまで』と日本語副題が付されています。

「ごうかァでス~!」
「がーるぐるぅーる!」(←訳:オートクチュール!)

  

 島根県立石見美術館には
 《ファッション》をテーマとする服飾作品、
 絵画、版画、写真、工芸作品が多数収蔵されています。

 この展覧会では、
 日本国内でも屈指とされる
 石見美術館のモードコレクションから、
 ガブリエル・シャネルさん作のイブニングドレス、
 ヴィオネさんのイブニングドレスとストール、
 森英恵さんのジャンプスーツ、
 バッグやケープ、パンプス、
 ファッション誌を飾った版画、
 同時代のインテリアなどなど、
 20世紀の美を象徴する造形作品が展示されます。

「おしゃれのォ、きわみィでスッ!」
「ぐるるーがるるる!」(←訳:オンリーワンの美!)

  

 関連イベントは、はい、↑こちら!

 山田五郎さんによる講演会
 『山田五郎アートトーク』は10月14日
 (午後2時~3時、要予約)、

 ワークショップ『ポピーブーケのコサージュ制作』は
 11月3日(午後1時~3時30分、参加費¥3.000、要予約)、

 と、ファッションの展覧会らしい企画が
 予定されていますよ。
 申し込み方法の詳細は美術館HPを御覧くださいね。

「きらきらァ~どれすッ♪」
「がるぐる!」(←訳:夢の世界!)

 オートクチュールのドレスの展覧会って、
 肉眼で本物を目にすると、
 もうね、圧倒されるんですよ。

 蜘蛛の糸で織ったようなシフォンのドレス、
 薄い絹のローブ……
 これはミシンで縫えないでしょ?
 まさか全部手でかがったの?!?
 超人技だわ!
 という超一流職人さんたちの至高の芸術を、
 皆さまも、ぜひ!




   さて、ここで9月最後のオマケ画像も、どうぞ~♪
   
   『シャトレーゼ』さんの
   《ふんわりハロウィンロール》は
   パンプキンクリームをくるりん!
   
   「おおッ!おれんじィいろッ!」
   「ぐるるぅる!」(←訳:カボチャだ!)
   ハロウィンまであと一ヶ月、
   カボチャ大王の魔の手は日本中に……!



   
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長い、長い、道のり。

2016-09-27 22:14:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 てえええいィやァ~ッ!!」
「がるる!ぐる~るっ!」(←訳:虎です!きえ~いっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 はいっ!CLです!グループリーグ戦です!
 クロアチアに遠征中のユヴェントスへ、
 届け、我が元気玉~!!
 ……と、全力で投げ遂げたなら(ふぅ~)、
 必勝祈願の読書タイムに参りましょう。
 本日は、こちらの新書を、どうぞ~♪
 
  



          ―― ジブリの仲間たち ――



 著者は鈴木敏夫(すずき・としお)さん、2016年6月に発行されました。
 映画好きさん・アニメ好きさん、
 そして活字マニアの方々にも、
 今さら説明の必要はありませんでしょうが、
 著者・鈴木さんといえば、あの御方――

「じぶりのォ、せいさくしゃさんッ!」
「ぐるるがるるるるー!」(←訳:下駄のおじさんだー!)

 元々は徳間書店社員さんとして
 雑誌『アニメージュ』の編集長さんだった鈴木さん、
 宮崎駿さんの映画『風の谷のナウシカ』の宣伝に係ったことを機に、
 スタジオジブリに移籍し、
 映画プロデュサーとなって……というお話は、
 広く知られていますね。

「もはやァ、でんせつゥなのでス!」
「がるぐる!」(←訳:有名だよ!)

 『風の谷のナウシカ』が制作されたのは、1984年。

 以来、今日に至るまでの、
 映画製作に於ける苦闘とエピソード、
 制作から公開までのさまざまな宣伝活動が
 この御本には記されています。

 ですから、
 “これは広報や宣伝方法を指南するビジネス書なのだ!”的な
 読み方をすることも可能なんですけど。

 2016年9月末現在の、
 ごく平凡なアニメ作品ファン(つまり私ネーさ)にとっては、
 まったく別種の物語が見えてきます――

 『風の谷のナウシカ』の
 最終的な観客数は92万人、
 配給収入が7億4000万円。

 比べて、ほんの数日前にニュースになったばかりですね、
 映画『君の名は。』が
 興収100億円を突破したこと、
 ジブリ作品以外での100億超えは初であること。

「ふァいッ! だいにゅーすゥでしたでス!」
「ぐるるがるっ!」(←訳:スゴイよねっ!)

 ジブリ作品以外で云々っていう部分は、
 この際、措いておくとして。

 『ナウシカ』の7億4000万から、
 『君の名は。』の100億へ。

 その間の路程がいかに険しいものであったか、
 危ういものであったか、
 読むうちに慄然とされられます。

 『風の谷のナウシカ』という題名を
 変更させようと制作者たちは考えていた?
 
 ポスターの色合い、
 宣伝時のコピー、
 あらゆる点に口を挟み、
 『となりのトトロ』は『ラピュタ』よりも
 興行成績がよくなかったからと
 宮崎さんを『終わったもの』扱い?

「えええッ? しんじられないィッ!」
「がるるぐるー!」(←訳:見る目なしー!)

 ホントにね、
 なんて見る目のない人たち、いえ、狼たちに囲まれて、
 よくぞジブリはここまで……と、
 ため息せざるを得ません。

 よくぞ、潰されず、生き延びて、
 ふつうにアニメを見られる環境を作り上げてくださった――

 これは、まぎれもなく、
 宮崎駿さんとスタジオジブリの功績であり殊勲でしょう。

「かんしゃッ、でスねッ!」
「ぐるるるる!」(←訳:ありがたや!)

 日本の映画全体が、
 アニメーション映画が、
 たかが、と蔑まれていた時代から、
 首相が堂々とマリオになってしまう“現在”へと流れを変えてゆく
 ジブリの戦い。

 いや、これはビジネス新書だぞ!と
 怒る御方もいるやもしれませんが、
 映画&アニメ好きな御方は
 ぜひ、一読くださいな。

 キキちゃんやパズーくん、千尋ちゃんの涙に、
 笑顔の向こうに、
 新たな光が射し込んでくるはず、ですから。
 
 
 
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新世界へ、踏み行けば?

2016-09-26 22:11:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 くんかくんかッ! うむッ、このォ、かほりィはァ!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!金木犀だぁ!)

 こんにちは、ネーさです。
 銀木犀に津吹いて、秋の使者・金木犀も
 淡いオレンジ色の可憐なお花を咲かせました♪
 佳き香りに包まれて、
 さあ、本日の読書タイムは、
 あの人気シリーズの最新巻を、どうぞ~!

  



       ―― 玉依姫(たまよりひめ) ――



 著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2016年7月に発行されました。
 『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』
 『黄金の烏』『空棺の烏』と続く異世界ファンタジー
 《八咫烏(やたがらす)》シリーズの第五作は、
 えっ?そっちなのぉ?
 と読み手の私たちも驚く意外な展開です!

「まさかのォ?」
「ぐぅーるがっる!」(←訳:フィードバック!)

 この《八咫烏》シリーズ、
 異世界ファンタジーであると、
 つまり完全に次元の異なる宇宙で起こっている物語であると
 思っておりました。

 ええ、前巻までは、
 そうとしか考えられない書き方がされていた訳ですが、
 ここに来て、大転回!

   八咫烏たちの世界《山内》と、
   こちら――私たちが暮らしているこの世界は、
   実は、つながっていた!!

 というんですから、
 第一作刊行直後からシリーズ作品を愛読している私たち、
 もうホントに……

「ぽかーんッ、でしたでスッ!」
「がるるぅ!」(←訳:呆然だよぅ!)

 御本の冒頭場面は、
 既にして“現代”です。
 1995年5月、と
 しっかり明記されています。

 21世紀を迎えようとする時代のどこに
 異世界と通じる扉が開くのかといえば。

「やまァ、でスねッ?」
「がるぐる?」(←訳:森と湖も?)

 高校生の志帆(しほ)さんは、
 或る村を訪ねようとしているところです。

 山内村(さんだいむら)のお祭りを見るために、
 龍ヶ沼(りゅうがぬま)のほとりにあるという村を目指し、
 バスを乗り継いでやってきました。

「もしやッ、いえでッ??」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:それは危険だよ!)

 いえ、家出をしたのではありません。
 伯父の修一さんに招かれ、
 母の故郷でもあるという
 山内村に来た、のですけれど。

 そして、遠縁にあたるという
 村の人たちから大歓迎を受けたのですけれど。

「ごちそうゥ、いィ~ッぱいィ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:食べきれないほど!)

 うーん、どうでしょう、これ。
 あんまりにも御馳走が過ぎていやしませんか。
 伯父さん伯母さんの温かな笑顔も、
 温か過ぎやしませんか。

 ここは、いったいどういう村なのか。
 この人たちは……何をしようとしているのか。

 志帆さんの心に、
 ちらりと、猜疑心と後悔が生じます。

 ここに……来ない方がよかった……?

「でもォ、もうゥ?」
「ぐーるっ!」(←訳:遅ーいっ!)

 志帆さんを待ち受ける変化と変容とは?

 第一作『烏に単は似合わない』は
 舞台こそ異世界なれど本格ミステリ作品でもありました。
 この『玉依姫』でも随所に
 ミステリの気配と仕掛けが明滅しています。
 SFやファンタジーが好き&ミステリも好き!
 という活字マニアさんは、
 ぜひ、シリーズ一作目から
 “先の読めない”ドラマを読み通してくださいね。
 秋の読書タイムに、おすすめです!

 
 
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よろず商い、《柳屋》さん!

2016-09-25 21:56:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うゥ~ッ、かゆかゆゥ!」
「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!痒い~!)

 こんにちは、ネーさです。
 雨雲が去ったわ~♪と喜んだのも束の間、
 秋の花粉のせいなのか、
 お肌がヒリヒリいたします。
 アレルギー持ちの方々は気を付けてくださいね。
 では、マスクの準備などしながら、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

  



         ―― 柳屋商店開店中 ――



 著者は柳広司(やなぎ・こうじ)さん、2016年8月に発行されました。
 《ジョーカ・ゲーム》シリーズ他、
 ミステリ色の濃い作品で人気の著者・柳さんによる新作は、
 古今東西の名作のパロディやパスティーシュ、
 ショートショート、エッセイ……と、
 なんでもござれ!な作品集です。

「いきなりィ、きましたでスゥ!」
「ぐるるがるぐるるるるる!」(←訳:アタマから飛ばしてます!)

 そうね、御本の冒頭から驚かされましたよ。

 単行本未収録の作品集って、
 どんな感じかなぁ、と読み始めたら、
 いきなり当たってしまったのが――

 『バスカヴィルの犬(分家編)』。

 ……分家? 分家、って!!

「ぶんけがァ、あッたとはッ!」
「がるるるぅるるる!」(←訳:バスカヴィル家に!)

 ホームズさんとワトスン博士が見事に解決してみせた
 バスカヴィル家の犬事件。

 魔犬の呪いが解け、
 由緒ある家系から憂いは取り除かれたもの、と思いきや……

 バスカヴィル本家と同様、
 分家さんにも魔犬の伝説があったとは!

「どッ、どうゥしまスかッ、ほーむずさんッ!」
「ぐるがるるる??」(←訳:また魔犬退治??)

 事件の依頼人である執事さんとともに、
 バスカヴィル分家に赴いたホームズさんとワトスン博士が
 見出したものとは――

 短いお話でありながら、
 ホームズさんのファン諸氏は拍手喝采(たぶん)な作品、
 とっても楽しゅうございます♪

「ぱちぱちぱちィ!」
「がるるーる!」(←訳:アンコール!)

 また、
 《芥川特集を組むので一作お願いします》
 《太宰特集を組むのでパロディを一作》
 という、命知らずな編集者さんからの依頼に応じ、
 あの名作と同じタイトルで書き上げたパロディ作品
 『鼻』、
 『走れメロス』は……

 えーと、ネタバレはいけませんので、
 詳しくは説明できませんけど、
 両作品ともそれぞれにファンタスティック!

「テディちゃ、めろすがァ、すきでスゥ~!」
「ぐるるがるるぅ~!」(←訳:ボクは鼻だなぁ~!)

 『メロス』だけではありません。
 『司馬遷』&『史記』に挑戦した『策士二人』、
 ちょいとシュールな『竹取物語』も、
 《ジョーカー・ゲーム》のプチ番外編といえる
 『シガレット・コード』も、
 著者・柳さんのキャパシティの広大さが見えるようで、
 読み手は大船に乗せられた気分になります。

「どれをォよんでもォ~」
「がるるぐる!」(←訳:ハズレなし!)

 御本の後半部分は、
 受賞の言葉、映画評論、書籍の巻末に収める解説、
 文庫版あとがき、エッセイなどが収録されていて、
 柳さんの素顔がチラホラと見え隠れしていますよ。
 青春時代の記憶とリンクする映画評にも
 大拍手を!

「ゆにーくなァ、えいがろんッ!」
「ぐっるがるるる~!」(←訳:もっと読みたい~!)

 《ジョーカ・ゲーム》を読んだことがない方々も、
 この御本から始めれば、
 あら、柳屋商店のご主人さんステキじゃないの♪
 次もここでお買い物しようかしら、と
 お店の常連さんになってくださることでしょう。

 古典への愛と、
 機智に富んだスペクタクルな一冊、
 皆さまも、ぜひ、ごひいきに。
 
 
 
 
 
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色と形の、モダンなオランダ!

2016-09-24 22:13:14 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むきゅゥ! どんぐりィ、はッけん!」
「がるる!ぐるるがるぐるるる?」(←訳:虎です!なぜか道の真ん中に?)

 こんにちは、ネーさです。
 ドングリもころころ転がる9月最後の週末は、
 さあ、読書タイム……をサボって、
 展覧会情報をお送りいたしますよ。
 こちらを、どうぞ~♪

  



 ―― オランダのモダン・デザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO ――



 東京都新宿区の東京オペラシティ アートギャラリーにて、
 会期は2016年9月17日~11月23日(月曜休館、祝日の場合は翌火曜が休館)、
 『Dutch Modern Design Bruna Rietveld ADO』と英語題名が付されています。

「わあォ! みッふぃちゃんッ!」
「がるーるぐるるるるぅ!」(←訳:ブルーナおじさんだぁ!)

 北欧のデザインって
 欧米やアジアはもちろん、
 世界的に人気だと思われますが、
 この展覧会のテーマとなっているのは
 オランダが生んだデザイナーさんたちの
 アート世界です。

  

「おほッ♪ からふるゥ!」
「ぐるがるるぅ?」(←訳:これオモチャ?)

 《ミッフィー(うさこちゃん)》シリーズの作者のして
 グラフィックデザイナーのディック・ブルーナさん(1927~)。

 ブルーナさんと同じくオランダの都市ユトレヒトに生まれ、
 家具職人から出発して著名な建築家になった
 ヘリット・リートフェルトさん(1888~1964)。

 そして、リートフェルトさんの影響を受けた
 コー・フェルズーさん(1901~1971)の指導のもと、
 サナトリウムの患者さんたちのよって制作された
 玩具シリーズ《ADO(アド)》。

 この三者のオランダ・モダン・デザインが
 今回の展覧会の主役なんですよ。

  

 リートフェルトさんの家具や邸宅、
 ブルーナさんのキュートなグラフィックデザインが好きな御方は、
 展覧会の関連イベントにも注目してくださいな。

 10月1日(14:00~15:00)には
 武蔵野美術大学教授・大分県立美術館館長の新見隆さんによる
 《リートフェルトからモダン空間を見る》、

 そして10月9日(14:00~15:00)には、
 グラフィックデザイナー祖父江慎さんによる
 《ブルーナと本のデザイン》、

 という、ゲスト・ギャラリー・トークが予定されています。

「ごうかァでスッ!」
「がるるるっ!」(←訳:見逃すなっ!)

 ギャラリー・トークは申し込み不要ですが、
 参加には当日入場券が必要です。
 参加状況により
 入場制限を行うこともあるとのことですので、
 参加希望の皆さまはご注意を。

 なお、オペラシティの至近駅は
 京王新線の初台駅となります
 (JRの新宿駅から歩くとけっこう時間がかかります)。
 その点もご注意の上、
 お出掛けくださいね~♪




    で、オマケ画像も、ここらでどうぞっ!
   
    『ナビスコ』さんの
    《Slim 薄焼きビスケット&宇治抹茶クリーム》、
    軽~い食感のビスケットと
    濃厚抹茶クリームの相性がお見事です!
    「おきにいりィ、でスッ!ぱくぱくッ!」
    「ぐるるるる~がるがる!」(←訳:止まらない~ぱくぱく!)
    美味しいおやつを独り占め、
    いえ、仲良くシェアしながら、
    皆さま、穏やかな休日を。
    
    
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~ 《アトランティス》に続く道 ~

2016-09-23 22:14:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しつどォ、ひゃくぱーせんとッ!」
「がるる!ぐるがるぅるる!」(←訳:虎です!髪もぺしゃんこ!)

 こんにちは、ネーさです。
 湿度100%な雨また雨の荒天9月ですけれど、
 穏やかな室内での読書タイムには
 想像力の翼をグンと広げてみましょう。
 本日は、さあ、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪
 
  



        ―― アトランティスへの旅 ――



 著者はマーク・アダムスさん、原著は2015年に、
 日本語版は2015年12月に発行されました。
 英語原題は『Meet me in Atlantis; My obsessive Quest to Find the Sunken City』、
 『失われた大陸を求めて』と日本語副題が付されています。

「わおゥ! あとらんてぃすッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:あの有名な!)

 先日は、ダニエル・ロクストンさん著
 『未確認動物UMAを科学する』を御紹介いたしました。
 対してこちらは、
 未確認不動産もしくは
 未確認建築物件と呼ぶべきでしょうか、
 海に沈んだ伝説の都市《アトランティス》をテーマにした
 ノンフィクション作品です。
 ただし――

「ただしィ~??」
「がるがるっ?」(←訳:なになにっ?)

 ただし、この御本、
 《アトランティス》探求記、ではないんです。

 著者アダムスさんが追いかけるのは、
 《アトランティス》という伝説に
 すっぽりハマってしまった“人間”たち。

「ふァ~、にんげんッ!」
「ぐっるるぅ~!」(←訳:そっちかぁ~!)

 ライターのお仕事をしている著者・アダムスさんのもとに、
 或る時、女性誌編集部で働いている友人から
 風変わりな依頼がありました。

 歴史上もっとも偉大な哲学者たちのリストを作り、
 彼らの著作がアメリカで働く女性たちと関係があるのか、
 その点を分かりやすく説明してほしい、と。

「ふあァ~? てつがくゥとォ??」
「がるぐる??」(←訳:働く女性??)
「なんのォこッちゃッ??」

 そうね、何のことやら
 いまひとつもふたつも分かりかねます。
 されど、とりあえず仕事に取り掛かったアダムスさん、
 大学の教授さんたちに質問をしました。

   哲学史上、トップテンに入る哲学者の名は?

 返ってきた答えには意外にも共通していて、
 ナンバーワンは古代ギリシャの哲学者プラトンさん。
 ナンバーツーはプラトンさんの弟子の、アリストテレスさん。

「いだいなるゥ、おししょうさんとォ、おでしさんッ!」
「ぐるるがーるっる!」(←訳:不動のツートップ!)

 なるほどと思いつつ、
 プラトン哲学入門書を読んだアダムスさんは
 次の一説に行き当たりました。

   きわめて多くの人に影響を及ぼしたという点で、
   おそらくプラトンが書いたものの中で一番重要なのは、
   最後まで書かれることのなかった
   アトランティスの物語だろう――

「むゥ? かかれてェいないィのにッ?」
「がるる?」(←訳:影響大?)

 古代から現代まで、
 連綿と続く《アトランティス》ハンターたちの存在を
 アダムスさんは辿ります。

 一流の学者さん、研究者さん、
 自称超能力者たち、一般の歴史愛好家たち。

「みんなァ、むちゅうゥでスねッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:海洋ロマンだ!)

 いや違う、と或る研究家さんは言います。
 プラトンさんは『大洋(オーシャン)』という言葉は使わなかった、
 『パンペラゴス(無限の海)』と呼んだのだ、と。

 では、《アトランティス》は
 海に浮かぶ島や都市ではなかった?
 砂漠の海の下に眠っているとかってことも、有り得る?

「ええッ? うみじゃァないィのッ??」
「がるぐるる!」(←訳:複雑だよう!)

 それぞれの理論を打ち立て、
 それぞれの《アトランティス》像を作ってゆく
 世界中のプラトンフォロワーさんたち。

 彼らとの対話から
 著者アダムスさんは《アトランティス》の在処を
 見定めることは出来るのでしょうか。

「いつかァ、みつかるゥかなッ?」
「ぐるるがる!」(←訳:哲学の夢殿!)

 いつの日か、
 《アトランティス》は発見されるのか……?

 ヒマな時にはグーグルアースの画像に見惚れてます♪
 という御方におすすめしたい
 哲学&地理の探訪記です。
 宝探し好きな御方も、ぜひ、一読を!
 
 
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coffee & books♪

2016-09-22 22:07:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、しゅうぶんのォひィでスゥ~!」
「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!でも大雨です~!)

 こんにちは、ネーさです。
 あいにくの雨模様となった祝休日ですが、
 ユヴェントスは手堅く勝ったことですし、
 さあ、気分を切り替えて読書タ~イム!
 本日は、活字マニアさんには嬉しいこちらの御本を、どうぞ~♪

  



   ―― 本好きさんのための コーヒーのお店 東京 ――



 編者はダ・ヴィンチ編集部の皆さん、2016年3月に発行されました。
 本とコーヒー……うんうん、いい組み合わせですねえ。
 ええ、もちろん、
 コーヒーじゃなくて、
 紅茶やハーブティー、ココア、緑茶、ほうじ茶もいいんですけど、
 街歩きをしている時に見つけやすいのは――

「ふァいッ! こーひーなのでスゥ♪」
「ぐるるがるぐるるがるる!」(←訳:ボクは砂糖ミルク入りで!)

 この御本は、
 『東京カフェマニア』主宰・川口葉子さんと、
 古書店主さん、本作りのプロさん、個性派書店主さんたちが
 本好きさんおために選んだコーヒーのお店ガイドです。

 紹介されているのは、
 “コーヒーと読書”をコンセプトに作られたカフェ、
 書店兼カフェ、
 《本の町》である神保町の喫茶店、
 書籍の校閲をする会社さんが運営するカフェギャラリー、
 はてはメイド喫茶まで、
 都内のお店20軒!

「えッ? かいしゃがァ、かふぇッ?」
「がるるー!」(←訳:珍しいー!)

 神楽坂の『かもめブックス』さんは、
 校閲会社『鷗来堂』さんが手掛ける
 書店で・カフェで・ギャラリーで、という
 ユニークなカフェです。

 お店が誕生した経緯もちょっと変わっていて、
 『鷗来堂』さん近くにあった書店さんが閉店し、
 “毎日通う街から本屋が消える”ことにショックを受け、
 その跡地に“本と出会える新たな場所を作る”べく、
 『かもめブックス』を立ち上げたんですって。

「むむゥ! ほんのためにィ、そこまでもッ!」
「ぐるるぅ!」(←訳:やるなぁ!)

 斯様に、
 先ず書物ありき――のカフェがあれば、
 こちらもいいわね♪

 スペシャルティコーヒーとスイーツが自慢の
 三軒茶屋の『Cafe Obscura(カフェ・オブスキュラ)』さん、
 メニューはネルドリップのコーヒーと
 2種類のケーキのみという
 三鷹市の『トムネコゴ』さん!

「わほゥ! しんぷるゥ!」
「がる!」(←訳:明快!)

 いつも神保町に行ってます♪という御方にはお馴染みでしょう、
 『エリカ』さん、
 『さぼうる』さん、
 『蔵』さん。

 台東区や文京区の、
 風情あるエリアにお店を構える
 『HAGI CAFE』さん、
 『ケープルヴィル』さん、
 『つむぐカフェ』さん。

「さむいィひにはァ、あッたかァ~いィのみものがッ♪」
「ぐるるる!」(←訳:いいよね!)

 そして御本の巻末には
 《読んで味わう、コーヒーブックガイド》も掲載されています。
 コーヒーが重要な役割をはたしている小説やエッセイって、
 けっこうあるんだなぁと、
 あらためて感心させられますので、
 コーヒーも本も大好きな方々は
 このパート、必読ですよ!

「あはァ! そういえばァ、もうすぐゥ!」
「がるぐるっ!」(←訳:読書週間っ!)

 う~ん、実はコーヒーは苦手で……という御方も、
 近年はカフェインレスコーヒーを扱うお店も増えていますし、
 気後れせずに、ぜひ一読を!
 インテリアや照明に凝っているカフェのお写真を眺めるだけでも
 活字マニアの血が騒ぎます~♪
 
 
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原画展で、《光》を。

2016-09-21 22:12:14 | ミュゼ
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!
 ふゥ~、たいふうゥはァ、きえたけどォ~…」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!河川は増水中!)

 こんにちは、ネーさです。
 台風と前線による大雨は一段落しましたが、
 ここ東京・多摩地域の河川は濁った激流と化しています。
 全国の大人さんチビっ子さん、
 しばらくは川に近付いちゃダメですよ~!
 なので、今日はお家で安全に読書……じゃなくて、
 展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  



       ―― 山岸涼子 展  光(てらす) ――



 東京都文京区の弥生美術館にて、
 会期は2016年9月30日~12月25日
 (月曜休館、ただし10/10は開館し翌10/11が休館)、
 『メタモルフォーゼの世界』と副題が付されています。

「ふァ~…!
 きれいィでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:幻想的!)

 『アラベスク』『日出処の天子』他の作品で
 マンガ好きさんに大人気の山岸涼子さん。

 私ネーさは『テレプシコーラ―舞姫―』が大好きなんですけれど、
 その山岸さんの原画展が開催されます。

「いんさつゥじゃなくてッ、げんがァでス!」
「がるるぅ!」(←訳:本物だぁ!)

 この展覧会には、
 初展示となる作品を含め、
 約200点の原画作品が展示されます。

 なお、学芸員さんによるギャラリートークが
 10月15日、
 11月13日、
 12月17日の各14時から予定されています。
 
 我こそ熱烈ファン!と自認する方々は、
 解説付きの鑑賞にぜひトライを!

 おっと、書きそびれるところでした、
 作品保護のため、
 カラー原画と一部作品の展示替えがあり、
 前期:9月30日~10月30日、
 中期:11月1日~11月27日、
 後期:11月29日~12月25日
 の期間ごとに展示内容が変わります。
 お出掛けの際は、皆さま、ご注意くださいね。

「はァ~いッ!」
「ぐるっ!」(←訳;はいっ!)

 でね、チラシ(フライヤー)裏面には
 ↓こちらの展覧会の御案内が!
 
  


    ―― 竹久夢二 本から始まるメッセージ展 ――


 文京区弥生の竹久夢二美術館にて
 会期は2016年9月30日~12月25日(月曜休館、10/10は開館し10/11は休館)、
 『ブックデザイナー&詩人の顔に迫る』と副題が付されています。

 自身の著書をはじめ、
 ブックデザインにも才能を発揮した竹久夢二さん――

 この展覧会では、
 夢二さんが表現した《本の美》が
 大きく取り上げられます。
 弥生美術館の入場券で
 こちらの竹久夢二美術館にも入館できますので、
 ぜひ、2館とも堪能してみてくださいな。

「もよりのォ、えきはッ」
「がるるるぐるるるがるるる!」(←訳:メトロの根津駅か東大前駅!)
「なのでェ~スッ♪」
 

 

   では、ここで恒例オマケ画像も!
   
   『アサヒ』の
   《バランスアップ クリーム玄米ブラン 甘夏チーズタルト》!
   おやつ、というより
   機能性食品になるのかしらん?
   「でもォ、おいしィ~のでスよッ!」
   「ぐるるがる!」(←訳:お腹も満足!)
   ビタミンも食物繊維も足りないわ……と思った時は、
   この《バランスアップ》シリーズ、
   おすすめで~す♪


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