テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ そのミュージアムは、本館11階。~

2023-08-31 22:07:58 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うううゥ、がんばりィ~ましたでスゥ!」

「がるる!ぐるるっる~…!」(←訳:虎です!乗り切った~…!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 酷暑の7月を耐え、猛暑の8月もどうにか踏ん張って、

 明日からは9月……!

 よくやったぞ!と自分を誉めてあげながら、

 さあ、8月を締めくくる読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 小田急百貨店の展覧会 ――

 

 

 著者は志賀健二郎(しが・けんじろう)さん、

 2022年9月に発行されました。

 『新宿西口の戦後50年』と副題が付されています。

 

「ひゃッかてんのォ、てんらんかいィ!」

「ぐるるっるるる!」(←訳:楽しかったよね!)

 

 お買い物をするオマケにアートを観賞しよう。

 あるいは、

 アート観賞をして、その後はランチやお買い物も。

 

 百貨店でこういった休日の過ごし方ができたのは、

 1980~90年代の頃だったでしょうか。

 

 伊勢丹さん、三越さん、セゾン(旧西武)さん、東武さん、

 そして小田急さんも、

 以前は美術館を運営していて、

 数多くの企画展示が行われていたのです。

 

「ああァ、でもォ~…」

「がるるぐる……」(←訳:景気が減速……)

 

 1991年をピークに、

 百貨店、いえ、日本経済全体に冬の風が吹きつけました。

 経営が厳しくなると、

 真っ先に切り捨てられがちなのは、文化事業です。

 

 小田急百貨店さんでも、2001年秋、

 新宿本館11階の美術館は、静かにその扉を閉じました。

 

「さみしいィでスゥ……」

「ぐるるぅ~…」(←訳:つらいよぅ~…)

 

 著者・志賀さんは、1974年に小田急百貨店さんに入社、

 小田急グランドギャラリーなどを担当されて、

 小田急美術館の館長さんも務め、2006年に退社、

 2006年から2011年は川崎市民ミュージアム館長さん、

 という経歴をお持ちの、

 美術館館長さんの道を歩んできた御方です。

 

 志賀さんはこの御本で、

 新宿の西口で成長と拡大を遂げてきた百貨店が、

 文化事業に意義を見出し、

 美術館を整備していったこと、

 御自身が手掛けた数多の企画展について

 詳細に記してゆきます。

 

 この、展覧会のラインアップというのが、

 小田急さんの場合、とてもユニークで!

 

「いろいろォ、あるのでス!」

「がる~る!」(←訳:幅広~い!)

 

 幻想絵画、報道写真、鉄道、

 超絶技巧の名工さん、インカ帝国、

 高村光太郎さん&智恵子さん、斎藤茂吉さん、

 弘法大師さん、こどもSF、絵本、

 いまではNGに違いない刺青(ほりもの)展なんていう

 アウトサイダーな展示もあったんです。

 

 私ネーさが拝見したのは、

 美術館がクローズする少し前の、

 絵本やイラストレーションの展覧会でした。

 展示内容が充実ぶりが嬉しくて、

 ミュージアムショップで関連書籍を買いまくりましたっけ。

 

「おきにいりィ、だッたのにィ~…」

「ぐるがるるるる……」(←訳:もう無いんだね……)

 

 国立や都立の美術館では創れない、

 エッジの効いた展示。

 美術史の狭間に埋もれてしまった作家さんを発掘し、

 日本ではまだ知られていない作家さんを紹介する、

 挑戦的な企画。

 

 美術館も、小田急百貨店本館さんも(一時的に?)

 新宿の西口から姿を消してしまいましたけれど、

 いまも懐かしく思い出しますよ。

 

 また、読んでいるうちに、

 東京、横浜、名古屋、大阪や京都他、

 日本各地の百貨店さんに幸あれ!

 とエールを送りたくなるノンフィクション作品でもあります。

 百貨店好きな皆さま、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

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~ ちいさなハナちゃん、海へ行く! ~

2023-08-30 22:07:43 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あしたはァ、すぺしゃるゥ~まんげつゥ!」

「がるる!ぐーるーがーるる!」(←訳:虎です!スーパームーンだ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 明日9月31日の満月は、

 2023年最大サイズのお月さま……!

 スマホで撮影できるかなぁ?と思ったりしながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

       ―― うちのちいさな女中さん ④ ――

 

 

 著者は長田佳奈(おさだ・かな)さん、

 2023年8月に発行されました。

 『うちのちいさな女中さん』シリーズ最新作となる第4巻です。

 

 昭和9年の春、

 野中ハナ(のなか・はな)さんが、

 山梨から東京へとやって来たのは、

 翻訳家・蓮見令子(はすみ・れいこ)さんのお家で

 女中として働くためでした。

 

 そう、かつて“女中さん”は

 日本女性の一大職業であって、

 さほど裕福でない家庭でも

 “女中さん”を雇うことは珍しくなかった、んですね。

 

「はなちゃんッ、ぷろふぇッしょなるゥ~でス!」

「ぐるがるぐるるがる!」(←訳:掃除洗濯料理もOK!)

 

 14歳、と年齢は若くとも、

 ハナちゃんのお仕事っぷりは全方位万全です。

 

 ……いえその、実を言いますと。

 

 ひとつ、

 ハナちゃんにも出来ないことが……。

 

「えッ?」

「がるっ?」

 

 ハナちゃんに出来ないこと、

 それは水泳。

 

 山梨育ちのハナちゃん、

 そもそも、海辺で水遊びどころか、

 海をみたことが無いんです。

 

 そんなハナちゃんに、とうとう機会が……!

 海水浴場へ行きましょう、というお誘いが……!

 

「ひゃわわわッ! うみィ?」

「ぐるる!」(←訳:海だよ!)

 

 この頃、既に江ノ電は営業していて、

 夏季には『納涼電車』が運行されていました。

 蓮見さん引率のもと、

 ハナちゃんも、いざ、海へ、海岸へ――

 

「がんばれェ~!」

「がるるぐっるる~!」(←訳:焦らずゆっくり~!)

 

 はたしてハナちゃん、

 華麗な泳ぎを披露できる、んでしょうか……?

 

 今日8月30日は、朝から

 『ゴールデンカムイ』実写化のニュースで沸いておりますが、

 (玉木宏さんの鶴見中尉に大拍手しました!)、

 この『うちのちいさな女中さん』も

 いつか実写化……していただきたい快作です。

 著者・長田さんが丁寧に描く、

 昭和初期の日本の暮らしの中の、“ちいさなハナちゃん”。

 映像になったら、どんな感じかなぁ……?

 

 という訳で、歴史好きな方々だけでなく、

 映画好きな方々にもおすすめのコミック作品ですよ。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 

 

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~ BOOKが魅せる、150年 ~

2023-08-29 22:10:04 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 これもォ、なつのォおはなァでスねェ~♫」

「がるる!ぐるがーるるぐる!!」(←訳:虎です!今がシーズンだよ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 各地の水生植物園からは、

 スイレンのお花が見ごろ、というニュースが聞こえてきますね。

 蓮とは違う美しさだなぁ~と見入りながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、花々にも負けぬ美を誇る、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

     ―― 別冊太陽 日本のブックデザイン一五〇年 ――

 

 

 編者は『別冊太陽』編集部の皆さん、2023年7月に発行されました。

 『装丁とその時代』と副題が付されています。

 書籍の装丁――言い換えれば、“本のルックス“。

 私たち活字マニアにとっては、

 眼福であり、アキレス腱でもありますね。

 

「ひとめぼれッ!」

「ぐるがるぐっるぅる!」(←訳:つい手に取っちゃう!)

 

 書店さんの棚に、平台に、

 並べられている新刊、復刊、ベストセラーにロングセラー……

 洋書売場の書物と比べると、

 日本の書籍の美しさと多彩ぶりは明らかです。

 

 紙質の高さ、印刷の精度、インクの純度、

 細部まで工夫された製本、

 そして、

 画家さんイラストレーターさんたちの仕事っぷりの素晴らしさは、

 申すまでもありません。

 

「うんうんッ!」

「がるるるぐっるがる~!」(←訳:控えめに言って最高~!)

 

 『別冊太陽』装丁特集号は、

 まず冒頭で、

 横尾忠則さんがどーんと12ページ分を占拠しちゃってます。

 横尾さんへのインタビューを中心に、

 アトリエを撮影した写真、

 装丁を担当した書籍の写真も掲載されていますよ。

 

 一方、本文32ページから始まる

 『日本近現代装丁史をひもとく100冊』では、

 日本の印刷美術史を体現するかのような

 名品や逸品が紹介されています。

 

「そうせきィさんッ!」

「ぐるるがるぐる!」(←訳:与謝野晶子さん!)

 

 橋口五葉さん装丁による『吾輩は猫である』と『草合(くさあわせ)』、

 藤島武二さん装丁の『みだれ髪』、

 小村雪岱さんによる鏡花さんの『日本橋』……!

 

 あら?

 岸田劉生さんによる室生犀星さんの『庭を造る人』、

 岡鹿之助さんによる林芙美子さんの『放浪記』

 ですって?

 これはレアですね!

 

「なんたるゥ~せいたくゥ!」

「がるるぐる!」(←訳:贅沢の極み!)

 

 御本後半で目を惹きつけられるのは、本文94ページの

 『巨匠たちのブックデザイン』。

 

 原弘さん、

 田中一光さん、

 仲條正義さん、

 和田誠さん、

 平野甲賀さん、

 菊地信義さん、

 という偉大なデザイナーさんたちのお仕事が

 紙面を席捲していて、カッコいいなあ~♫♪

 

「ここもォ、みてみてッ!」

「ぐるるがるる!」(←訳:可愛い古書が!)

 

 本文のほぼ最後尾部分では、

 『世界が愛する和本たち』

 という、木版絵本が取り上げられています。

 米国スミソニアン協会国立アジア美術館所蔵品、とあるので、

 これは実質的に“美術品“でしょうか。

 

「せかいにィはばたくゥ~」

「がるるるぐる!」(←訳:ぼくらの書物!)

 

 映画と同様に、

 《総合芸術》と呼びたくなる

 日本のブックデザイン――その歴史。

 

 書物好きさん必見!な一冊です。

 憧れのデザイナーさんを思い浮かべながら、

 全活字マニアの皆さま、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ ちいさなお家に、夏が来る ~

2023-08-28 22:09:48 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!

 うわあああッ! しょうりィ~でスよゥ!」

「がるる!ぐるがるるる~!」(←訳:虎です!もう泣きそう~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 バスケットボール男子W杯で、

 日本代表はフィンランドに逆転勝利……!

 諦めたらそこで終わり、という安西先生の言葉を実感し、

 次戦の勝利を全力で祈願しながら、

 さあ、週明けの読書タイムですよ。

 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― うちのちいさな女中さん ③ ――

 

 

 著者は長田佳奈(おさだ・かな)さん、

 2022年10月に発行されました。

 『My Little Girl』と英語題名が付されています。

 

 昭和9年の東京を舞台に、

 《ちいさな女中さん》こと

 野中ハナ(のなか・はな)さんと

 雇い主さんの生活を描く物語の第3巻は――

 

「なつゥ~!」

「ぐるる~!」(←訳:夏だぞ~!)

 

 翻訳家・蓮見令子(はすみ・れいこ)さんのお家に、

 新しい女中さんとして

 ハナちゃんがやって来たのは、

 風薫る5月。

 

 14歳? 若い!と最初は驚かれたものの、

 炊事・洗濯・掃除のスキルをしっかり体得しているハナちゃん、

 とんでもない大ポカをすることもなく、

 家中の調度を入れ替える衣替えも乗り越えて、

 季節は、夏に。

 

「きをォつけてねッ、はなちゃんッ!」

「がるるぐるがるるるるる~…」(←訳:東京の夏は暑いんだよね~…)

 

 お江戸の昔から、

 関東平野の夏の暑さは有名ですね。

 しかし、ご心配なく。

 

 ハナちゃんは、東京生まれの山梨育ち。

 山梨も夏は暑い土地柄ですから、

 ハナちゃんは毎日元気で……

 代わりに、蓮見さんがバテちゃった?

 

「しつどのォせいィ、なのでス!」

「ぐるるるるがるるる~」(←訳:高温多湿はツライよ~)

 

 蒸し暑さで眠れず、食欲もない……

 そんな蓮見さんのために何ができる?

 歩きながら考えていたハナちゃんは、

 近所のおばさま方のお喋りにハッとします。

 

 よく眠れる服……?

 すごく楽で涼しい……?

 アッパッパ……?

 それは、いったい??

 

「ろんよりィ、しょうこッ!」

「がるる~!」(←訳:これだ~!)

 

 おばさま方が話題にしていたのは、

 1920年代後半に登場し、

 昭和初期の頃から普及していったという

 『簡単服』でした。

 

 清涼服、アッパッパ、とも呼ばれる『簡単服』は、

 なるほど、涼し気な家庭着です。

 そうか、これなら、蓮見先生もよく眠れる、かもしれない……?

 

「めいあんッ、でスよゥ!」

「ぐっるるるるるがるるぅる!」(←訳:縫ってみようよハナちゃん!)

 

 盛夏へと向かう、

 ハナちゃんと蓮見先生の暮らし。

 

 地味といえば地味、なんですけど、

 知っているようで知らない昭和初期の文化や、

 文物・風俗・流行の数々を描いた物語には、

 なんとも言えぬ魅力があります。

 私ネーさ、すっかりハマってしまいました♫

 

 歴史好きな活字マニアさんに、

 大正ロマン好きな方々にもおすすめですよ。

 ぜひ、本屋さんのコミックコーナーで

 探してみてくださいね~♪

 

 

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~ 闇に浮かぶ小道 ~

2023-08-27 22:09:40 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 じぇらァ~とォ、ぱくぱくゥ!」

「がるる!ぐるるがぅるーるるる!」(←訳:虎です!今日はジェラートの日!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 映画『ローマの休日』が1953年に8月27日に公開されたことにちなんで、

 《ジェラートの日》は制定されました。

 私たちも美味しい冷菓をぺろりと平らげたあとは、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― からだの美 ――

 

 

 著者は小川洋子(おがわ・ようこ)さん、

 2023年3月に発行されました。

 雑誌『文藝春秋』2020年9月号から2021年12月号に

 連載された作品を書籍化したものです。

 

「せなかァ、つまさきィ、あしのォうらァ~…」

「ぐるるがーるるる!」(←訳:身体がテーマです!)

 

 ええ、そうなんです。

 収録されている16篇それぞれで

 主題になっているのは、身体の“どこか“の部分です。

 

 それは例えば、

 『外野手の肩』であったり、

 『バレリーナの爪先』であったり、

 『フィギュアスケーターの首』であったりするので、

 おお、そうか、

 スポーツ選手の身体能力についてのお話なのかな?

 と思い込みそうになりますが。

 

 或る1篇が、とても鮮やかに

 安易な思い込みを打ち壊してくれますよ。

 それは、本文20ページの、

 

 『棋士の中指』。

 

「あッ! それはッ」

「がるるるるる!」(←訳:羽生さんだね!)

 

 実は近年、

 将棋、チェス、囲碁、eスポーツなどは、

 水泳やマラソン、野球、テニスといった五輪種目“スポーツ“と同等の

 “競技“なのである、

 という考え方が世界的に主流になっています。

 

 その意味では、羽生善治さんも

 れっきとした“競技者“であり、

 “アスリート“なのであって。

 

「しィッ! しずかにィ!」

「ぐるるがる!」(←訳:お喋り禁止!)

 

 チェスの、そして将棋の世界には、

 音がない。

 

 チェス好きさんが集まるチェス喫茶が、

 タイトルが懸かった対戦の場が、

 非常に静かであることに

 著者・小川さんは感動します。

 

 そんな無音の空間で、

 未知の一点を目指す挑戦者。

 

    一手のミスも許されない終盤、

    ぎりぎりの道筋が見えた時、

    羽生の手が震えるのは有名な話である。

 

 と、小川さんは書きます。

 

 かすかに震える彼の右手中指の先にあるのは、

 羽生さんが進もうとしているのは、

 どんな未来、どんな闇、

 どんな摂理だろうか――

 

 僅か7ページの、短い文章ではありますけれど、

 羽生さんの掲げる灯が闇の道を照らすように、

 小川さんの持つペンの切っ先も

 盤面の宇宙を深々と彫りあらわしてゆきます。

 

「これはッ、もうっ!」

「がるぐる!」(←訳:必読です!)

 

 あたかも短編SF作品であるような『棋士の中指』、

 そして、

 『文楽人形遣いの腕』、

 『カタツムリの殻』、

 掉尾を飾る

 『赤ん坊の握りこぶし』。

 

 ささやかで、ごく小さな身体のパーツ。

 けれど、なくてはならぬ、大切なものを語る16篇。

 

 読み手のこころにずしりと染み入る一冊を、

 小川さんのファンの方々はもちろん、

 全活字マニアの皆さまも、どうか、ぜひ~

 

 

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~ アニメーションの父と、現在と。 ~

2023-08-26 22:09:02 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 はちがつゥ~さいごのォしゅうまつゥ、なのでスゥ!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!来週は9月!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ちょっぴり寂しさ漂う8月ラストの週末は、

 読書をサボって、展覧会情報をお送りいたしますよ。

 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

 

 

  ―― 《日本アニメーションの父》政岡憲三とアニメーションの現在 ――

 

 

 東京・八王子市の帝京大学総合博物館(ソラティオスクエア地下1階)にて、

 会期は2023年7月29日~10月15日

 (日曜・祝日と10/7は閉館、ただし8/6、8/20、9/17、10/15は臨時開館)、

 入場無料の企画展です。

 

 欧米から日本へ、

 アニメーション映画が伝わったのは1912年のことでした。

 ほどなく、日本でもアニメーション映画の

 制作が開始されます。

 

「だッてェ、だいにんきィ~!」

「ぐるるがるる!」(←訳:大評判だもん!)

  

 政岡憲三(まさおか・けんぞう)さん(1898~1988)は、

 日本のアニメ草創期に活躍し、

 《日本アニメーションの父》と呼ばれるアーティストさんです。

 代表作として、

 『くもとちゅうりっぷ』(1943)、

 『すて猫トラちゃん』(1947)が知られていますね。

 

 また、政岡さんは後年、

 児童向けの雑誌や絵本の挿絵のお仕事や、

 アニメーターさんの育成にも携わり、

 映画館からTVへと移行してゆく

 日本のアニメ界を支えました。

  

 この展覧会では、

 アニメーションの起源から、

 政岡憲三さんが活躍した時代、

 政岡さんの後を継ぐ新世代の時代、

 そして現在――と、

 政岡さんの功績とともに、

 日本のアニメーションが辿った道筋を紹介してゆきます。

 

「いだいなるゥ~おとうさんッ!」

「がるるぐるるるる!」(←訳:今こそリスペクト!)

 

 やや地味め?かもしれませんが、

 貴重な資料や機材が展示される企画展は、

 アニメーション好きな方々におすすめですよ。

 博物館HPで詳細を確認してから、

 ぜひ、お出かけしてみてくださいね~♪

 

 

 

   では、ここで美味しいオマケ画像も!

   

   『ローソン』さんで入手したのは、

   《麦チョコミント》……!

   「むむゥ!たしかにィ~みんとォ!」

   「ぐるるるがる~!」(←訳:ひんやり風味~!)

   お菓子のチカラで残暑を乗り切って、

   どうか皆さま、穏やかな休日を♪

 

 

 

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~ 博物館の、お父さん。 ~

2023-08-25 22:08:55 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 むむゥ! ななおくえんッ!」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!すごいね科博~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 国立科学博物館を応援するクラファンは目標額を達成し、

 総額7億円を超えてなおも拡大の途上、だそうですね。

 とりあえずホッと胸をなでおろしながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 日本史の裏側 ―― 

 

 

 著者は河合敦(かわい・あつし)さん、

 2023年4月に発行されました。

 教科書には載っていないような、

 《歴史の裏側》に光を当てるノンフィクション作品です。

 

「あはァ! わだいにィ~なッてまスゥ!」

「ぐるがる!」(←訳:ど家ネタ!)

 

 ええ、本文は、

 『ど家』こと『どうする家康』、

 今年の大河ドラマがさっそく取り上げられている

 第一章『あの歴史人物の驚くべき真実』

 に始まって、

 第二章『江戸時代に、現代に勝る技術を生み出した天才たち』

 第三章『ある意味幸せな人生か…?世にも奇妙な生き様』

 第四章『科学調査が歴史を塗り替える。イメージが変わる市井生活』

 第五章『現代人が学びたい、江戸から明治の偉人の志』

 と続きます。

 

 ここで、

 文系さんにも理系さんにも

 注目していただきたいのは、119ページの……

 

 『日本で初めて昆虫標本をつくった博物館の父・田中芳男とは?』。

 

「おッ? はくぶつかんッ??」

「がるる?」(←訳:その父?)

 

 田中芳男(たなか・よしお)さんは、

 天保九年(1838年)、

 飯田城下(現在の長野県飯田市)に生まれました。

 父・隆三さんは陣屋で働く漢方医さんで、

 芳男少年は父に薬学を学び、

 父の蔵書を読み漁っては独学を深めてゆきます。

 

 のちに、芳男さんは

 “シーボルトの弟子“として知られる伊藤圭介さんに弟子入りし、

 その縁から江戸幕府開成所物産方で働くこととなりました

 (ここらへん、ものすごいあれやこれやがあるのですが……涙の省略)。

 

「わわわッ、たいへんッ!」

「がるるぐるがるる!」(←訳:世界中から種子が!)

 

 米国、フランス、ロシア、オランダ、英国から

 物産方に送られてくるさまざまな種子を育て、

 有用か否かを確認し、

 育てては食べ(キャベツ、白菜、玉ねぎ他)、

 食べては広め、

 リンゴの接ぎ木にもチャレンジ。

 

 さらに芳男さん、

 『虫取り御用』にも任じられました。

 

 慶応三年(1867年)のパリ万博に出品展示する

 《日本に生息する昆虫標本》作製の責任者です。

 

 ……といっても、

 昆虫標本の作り方なんて、日本人の誰も、

 芳男さん自身も知らないんですけど?

 必要な道具もないし?

 

「どうしようッ??」

「ぐるがるる!」(←訳:もうヤケだ!)

 

 西洋のピンを横浜の仕立屋さんから取り寄せて、

 桐の箱に絹を敷き、

 採取した昆虫を並べて……えいやっ!

 ふう、全56箱の標本、完成です!

 

 いえ、ここで終わりじゃありません。

 芳男さんってば、

 パリ万博で展示品の陳列手伝いをするように、と

 渡仏を命じられちゃいましたよ。

 

「ひゃあァ!」

「がるるぐるる!」(←訳:まるでドラマ!)

 

 嬉しいことに、芳男さんの標本は絶賛され、

 ナポレオン三世とパリの殖産協会から

 賞状と銀メダルを贈呈されました。

 そうして、誇らかな想いに満たされつつ、

 7ヶ月間のパリ万博開催期間中に

 芳男さんが何をしていたかというと……

 

 博物館見物。

 

「むちゅうゥ、なのでス!」

「ぐるるがるるる!」(←訳:自然史博物館に!)

 

  ―― 私がやりたいことは、、これだ……! ――

 

 パリの街角でひっそりと、

 しかし力強く誕生した、

 日本の“博物館の父”。

 

 芳男さんについての文章はあまり長くないのですが

 (119~128ページ)、

 博物館好きな方々は必読ですよ。

 また、全体に、文化や美術に関して言及されている箇所も多いので、

 アート好きな方々にもおすすめなノンフィクション作品です。

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

 

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~ ポアロさん、ヘラクレスに化ける? ~

2023-08-24 22:07:05 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あれれッ? あさのォくうきィがァ~…?」

「がるる!ぐぅっるがっるる?」(←訳:虎です!ちょっと秋っぽい?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 早朝の空気がちょっぴり秋めいていて、

 ラジオからフジファブリックさんの『若者のすべて』が流れてきたら、

 いやホントに夏が終わりつつあるのかも?

 ということで、ウキウキしながらの読書タイムは、

 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ヘラクレスの冒険 ――

 

 

 著者はアガサ・クリスティーさん、

 原著は1947年に、日本語版は1976年に発行されました。

 英語原題は『THE LABOURS OF HERCULES』、

 クリスティーさんの著作ではお馴染みの

 名探偵ポアロさんが活躍する短篇集です。

 

「おひげのォ、たんていィさんッ!」

「ぐるるがるる……?」(←訳:何やら思案中……?)

 

 ええ、探偵ポアロさんは思案の真っ最中です。

 

   そろそろ引退しよう。

   いつにしようかな~?

 

「ほへッ??」

「がるぅ??」(←訳:引退ぃ??)

 

 ポアロさんは本気……たぶん本気、のようですが、

 友人は首を振って、

 

   引退できるわけがないよ、

   きみは自分の仕事にあまりにも興味を持ってるんだから、

   あと一つ二つだけ、もう一つ、

   なんてやってるうちに、ずるずる長引いてしまう。

   きみの仕事はヘラクレスの難業ではない、

   愛の難業なのだ。

 

 と笑うのでした。

 

 そして、友人が帰った後、

 ポアロさんの灰色の脳細胞にピカリと閃きが。

 

「へらくれすゥ!」

「ぐるる!」(←訳:そこだ!)

 

 ギリシャ神話の英雄ヘラクレスに課せられた12の難業。

 

 ヘラクレスをフランス語読みにすると、

 ポアロさんの名前『エルキュール』になります。

 それなら私エルキュールも、

 引退前にかっきり12の難事件を引き受けて

 解決してみせようじゃないか!

 

「あううゥ? だいじょうぶゥかなァ??」

「がるるるぐる?」(←訳:怪物退治だよ?)

 

 英雄ヘラクレスさんの難業は、

 ネメアの谷のライオン退治や、

 王さまの汚れきった牛舎の大掃除や、

 魔犬ケルベロスの捕獲……なんですけど、

 はたしてポアロさんにライオンが退治できるのか、

 そもそもロンドンの街角を

 ライオンがうろうろしているのか。

 

 いえ、心配は無用です。

 依頼人さんがやって来ましたよ、

 ライオンならぬ

 狆(ちん)誘拐事件の謎を抱えて。

 

「ちッちゃいィ!」

「ぐるるるがるる~」(←訳:モフモフだねえ~)

 

 ポアロさんが挑む、

 20世紀版《ヘラクレスの難業》は、

 意外や、ユーモラスな笑いに満ちています。

 長編作品で描かれているような、

 深刻で、悲観的な面持ちのポアロさんではなく、

 ここにいるのは、楽しそうに謎を分解してゆく

 理知型のヘラクレスさん。

 

 短篇集ですから、

 長編は苦手なんだよう~という方々に、

 また、クリスティーさんの作品の入門編としても、

 おすすめの一冊です。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 (付記:画像はネーさ所蔵の旧版です。

  現在は新訳新装版が刊行されていますので、

  読みやすい新版をどうぞ~)

  

 

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~ ちいさなハナちゃん、奮闘す。 ~

2023-08-23 22:10:23 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あわわわッ! りんじィきゅうこうゥ~??」

「がるる!ぐっるがるるるる……!」(←訳:虎です!だってエアコンが……!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 富良野で36℃、北見で35℃など、

 猛暑となった北海道では、小学校や幼稚園が臨時休校に。

 北国のチビッ子諸氏の無事を祈り、

 早いところ秋になっておくれと切望しながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~!

  

 

 

       ―― うちのちいさな女中さん ② ――

 

 

 著者は長田佳奈(おさだ・かな)さん、

 2022年3月に発行されました。

 『My Little Girl』と英語題名が付されています。

 

 前々回記事でご紹介しました

 『うちのちいさな女中さん』の第2巻ですよ。

 

「はなァちゃァ~んッ!」

「ぐるるるるがっるる!」(←訳:元気そうで良かった!)

 

 野中ハナ(のなか・はな)さん、14歳。

 

 それまで働いていた山梨県内の或るお屋敷から、

 荷物を背負って、東京へ出てきたのは、

 昭和9年の春のこと。

 新しい勤め先は、

 翻訳家・蓮見令子(はすみ・れいこ)さんのお家です。

 

「がんばりィまス!」

「がるるぐる!」(←訳:女中として!)

 

 かつては日本女性の一大職業であり、

 とても身近な存在であった

 “女中さん”。

 

 ハナちゃんも、14歳の若さではありますが、

 掃除、洗濯に炊事はもちろん、

 買い物、それにお裁縫も、大人顔負けの腕前の

 立派な“女中さん”です!

 

 あ、いえ、その、実は、

 山梨と東京ではいささか勝手が違うようで、

 蓮見さんのお家には、

 ハナちゃんを困惑させるモノがいろいろと……?

 

「こッ、これはァ~…」

「ぐるるがるぅ??」(←訳:初めて見るぅ??)

 

 文化住宅の、洋間や、西洋の家具。

 お台所には、瓦斯(ガス)のコンロと、冷蔵庫。

 

 幸いにも、雇い主の蓮見さんは、

 ガスの使い方を丁寧に教えてくれて、

 ハナちゃんの衣服は足りているだろうか、

 などと心配してくれる優しい人柄の御婦人でしたから、

 ハナちゃんは順調に

 “新しい職場“になじんでゆき……

 

 というのが、第1巻のストーリーで。

 

「もうすぐゥ~なつゥ!」

「がるるぐるるる!」(←訳:季節が変わるよ!)

 

 ハナちゃんが東京に来て、

 そろそろ一ヶ月……になる前に。

 

 蓮見さんは考えました。

 

 ハナちゃんに必要なのは休日だわ!

 ん? 休日に何をすべきかわからない?

 だったら、一緒にお出かけしましょう~♪

 

「わほッ、ゆきまスかッ♫」

「ぐるるがる!」(←訳:市電でGO!)

 

 お出かけした先で、

 ハナちゃんを待ち受ける、

 数々の驚きと、衝撃……!

 こんなの、見たことない。

 こんなの、食べたことない。

 これが、東京、なのか……!

 

 読み手の私たちも、おお!と驚いたり感心したりの、

 人気作品の第2巻は、

 ただ楽しいだけではなく、

 画の完成度もすばらしくて、

 全活字マニアさんに激おすすめですよ。

 

 なお、『うちのちいさな女中さん』は

 現在、第4巻まで刊行されていますが、

 電子書籍や、

 Webで無料公開されている御話もありますので、

 皆さま、お好きな方法で、ぜひ~♪

 

 

 

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~ ドニさん、イタリアをゆく。 ~

2023-08-22 22:09:22 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きゃゥほうゥ! めぐみのォ、あめェ~ッ♪」

「がるる!ぐっるがっる~!」(←訳:虎です!もっと降って~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今日はちょっと雨模様な東京エリア……

 いや、いやいや、水不足解消には足りないぞ?

 もっと降っておくれ、と祈りながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  

 

 

          ―― イタリア絵画巡礼 ――

 

 

 著者はモーリス・ドニさん、

 原著は1933年に、日本語版は2023年7月に発行されました。

 仏語原題は『Charmes et leçons de l'Italie』、

 『芸術の主題をもとめて』と日本語副題が付されています。

 

 著者・ドニさん(1870~1943)は、

 19世紀末に結成されたナビ派の

 中心的な人物として知られる画家さんです。

 

 『ナビ』とは、ヘブライ語で『予言者』という意味があり、

 “印象派とピカソの間で、静かな革命を試みた”

 などとも評される画家グループでした。

 ナビ派の色調、画面構成からは、

 日本美術の影響も感じられますね。

 

「にんきィ、なのでス!」

「ぐるるがる!」(←訳:展覧会多し!)

 

 近代絵画を初めて理論的に定義した画家、

 ともいわれるモーリス・ドニさんは、

 画家さんであると同時に”筆記者“でもあったのでしょう、

 紀行文や、

 亡くなった後にはドニさんの『日記』が

 全3巻で刊行されています。

 

 この御本『イタリア絵画巡礼』の原題は、

 『イタリアの魅力と教訓』といった意味合いで、

 ドニさん、まさにイタリアの魅力を求めて

 都市から都市へと馬車を走らせます。

 

 1921年。まずはシチリアを目指して、

 北アフリカのチュニスを発って海を渡り。

 

 ナポリでは……あまり良いことがなかったらしく、

 さっさと北上して、永遠の都ローマへ。

 

 もっともっと、とシエナとフィレンツェへ向かい、

 騒々しいヴェネツィアや、パドヴァ。

 

 1928~1931年には、またもローマへ。

 フィレンツェへも。

 

「くりかえしィ~だいりょこうゥ!」

「がるぐるるるがるるる!」(←訳:好きなんだねイタリア!)

 

 ラファエロさん、ティントレットさん、

 ティツィアーノさん、アンジェリコさん――

 巨匠さんたちの作品に時を忘れ、

 19世紀のイタリア人はアカデミズムの犠牲者となった、

 なんて嘆いたりしながら、

 ドニさんが手にするのは、絵筆。

 

 御本の表紙になっているのは、

 ドニさんの『フィエーゾレの受胎告知』(1928年)。

 まぎれもなく、

 ドニさんがイタリア旅行で得た主題から

 誕生した作品ですね。

 

「たびのォ、おもいでッ?」

「ぐるるるるがるる!」(←訳:イタリアの丘の光!)

 

 ドニさんが旅した、

 100年前のイタリア。

 

 100年前の画家さんの息遣いが

 文章の中から聴こえてきそうな、

 色彩ゆたかな旅を記録した一冊は、

 アート好きな活字マニアさんにおすすめですよ。

 また、巻末の、

 福島勲さんによる訳者あとがきも必読ですので、

 ぜひ~!

 

 

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