テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

探せ!我がBEST!!

2015-11-30 21:49:57 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 みずきィせんせいィ~ッ!!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!寂しいよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 水木しげるさんの訃報に、なんというか、
 混乱しております……
 ただ、これだけは言っておきたい。
 水木さん、貴方は近代日本文化史の巨星です。
 この先も、ずっと輝き続ける巨星です。
 変わらぬ星の光に頭を垂れつつ、
 さあ、本日も読書タ~イム!
 
  



           ―― よりぬき陰陽師 ――



 著者は夢枕獏(ゆめまくら・ばく)さん、2015年10月に発行されました。
 《陰陽師》シリーズといえば、
 説明するまでもありません、
 著者・夢枕さんの代表作にして
 ロング&ベストセラーの人気作品!

「ふァいッ! テディちゃ、えいがもォ、みましたでス!」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:舞台にもなったし!)

 活字マニア諸氏から、
 映像マニア諸氏からも愛される《陰陽師》シリーズ、
 それがなんと!
 100話を達成しました!

 正確には、この御本が編集されていた2015年8月で、
 シリーズ作品数は102話に達しています。

 これが“百物語”だったなら、
 もれなくヒュ~ドロドロ~…と。

「うきゃッ! でないでェ!」
「がるるぐる!」(←訳:お化けはパス!)

 はい、お化けの代わりに、
 記念の文庫オリジナル傑作選が出てくれました♪

 シリーズ第一作『玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること』が
 雑誌『オール読物』1986年9月号に発表され、
 単行本『陰陽師』が刊行されたのは1988年。
 
 以来、短編作品、長編作品、絵物語作品と
 のびのび形態を変えながら語られ続ける、
 安倍清明(あべのせいめい)さんと
 源博雅(みなもとのひろまさ)さんの怪異冒険譚から、
 短編5作品を精選!

 作品の推薦者である
 画家の村上豊さん、
 アナウンサーの渡辺真理さん、
 女優の白石加代子さん、
 評論家の東雅夫さんの談話とエッセイ、
 さらに池井戸潤さんとの対談も収録されて――

「とッてもォ、ぜいたくゥ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:綺羅星大集合です!)

 では、激戦?を勝ち抜いて選ばれた5作品とは、と
 申しますと……
 
 う~ん、ここに書いてしまっていいものか、
 悩んだのですが、書いちゃいましょう。
 ただし!
 選ばれた理由は、
 推薦者さんが著した文章を読んで、
 な~るほど!と膝を打ってくださいね。

「それではァ、じゃじゃァ~んッ♪」
「がるぐるがる!」(←訳:傑作5選発表!)

  『瘤取り清明』
  『月突法師』
  『首』
  『桃園の柱の穴より
   児の手の人を招くこと』
  『銅酒を飲む女』

 いかがでしたでしょうか、
 あなたの心の中の《陰陽師》ベスト作品は
 ここにありましたでしょうか?

 私ネーさのベストは、
 『青猿ノ巻』の『月の路』と、
 蝉丸法師さまが登場する『玄象の~』、
 それに……あ、危険です、
 止まらなくなってきました。

「みなさまがたのォ、それぞれのォ~べすとわんッ!」
「ぐるがるるぐるるるる!」(←訳:この御本を手掛かりに!)
「さがしてみてェくださァ~いィ!」
 


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いままた、楽の音のしあわせを。

2015-11-29 21:59:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、おにくのひィ、なのでス!」
「がるる!ぐるるがるるるるぐるぅ!」(←訳:虎です!今日は三の酉の日だよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日11月29日は、いい肉の日であり、三の酉でもあり、
 ユヴェントスがパレルモを叩き潰す(予定)日でもありますが、
 ↓こちらの!
 最高にキュートな一冊を御紹介できる日でもありますよ♪
 さあ、読書タイムの始まり始まり~!

  



             ―― 惑星カロン ――



 著者は初野晴(はつの・せい)さん、2015年9月に発行されました。
 《ハルチカ》シリーズ待望の新作ですっ!

「おおォ! ちかちゃんとォ、はるたくんッ!」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:来たね来たねぇ!)

 第一作『退出ゲーム』から
 『初恋ソムリエ』、『空想オルガン』、『千年ジュリエット』、
 そしてこの第五作『惑星カロン』で
 主役をつとめるのは、
 穂村千夏(ほむら・ちか)さんことチカちゃん、
 上条春太(かみじょう・はるた)くんことハルタくん。

 県立南高の吹奏楽部で、
 チカちゃんはフルートを、
 ハルタくんはホルンを担当し、
 全国大会へ行くぞー!
 吹奏楽部顧問の草壁(くさかべ)先生に
 花の大舞台に立ってもらうんだー!
 と、日夜気炎を上げております。

「えいえいおォーッ!」
「がるぐるるっ!」(←訳:勝ち抜こうっ!)

 が、今は2学期。

 ということは、日本で高校生活を過ごした方々には
 状況がお分かりでしょう。

 夏の大会が終わって、
 さしせまった闘い、いえ、コンペティションの予定はなし。
 スケジュール的には、やや余裕のある毎日――

「あまいィ! あまいィでス!」
「ぐるるがるるぐぅるるる!」(←訳:来年に向けてファイトだ!)

 そ、そうね。
 2学期って、大概の部活では3年生が引退しちゃって、
 あとを託された2年生はアタフタ、ドタバタ、の時期なのよね。

 ドタバタの時期でも、
 さらにさらにスキルアップ!
 朝練、午後錬、自主練。
 毎日猛練習中のチカちゃんは、
 或る誘惑に足元をふらつかせています。

  新しいフルート、欲しい。
  初心者用のじゃなくて、
  デキる奏者のための
  いいフルートを我が手に!

「そのきもちィ~!」
「がるる~!」(←訳:わかる~!!)

 いいフルートで演奏したら、
 いい音が出る(出そう)!

 とは思えど、楽器というのは
 お安くない物、です。

 市内の楽器店を彷徨い
 値札を目にしては失望していたチカちゃんが
 とうとう出会ったのは……

 呪いのフルート?!?

「ののッ、のろいィ~??」
「ぐるがるー!」(←訳:それヤダー!)

 呪いのフルートなんてあるの?な
 『チェリーニの祝宴』。

 トリッキーな『ヴァルプルギスの夜』。

 アンソロジー作品集『ベスト本格ミステリ2015』収録版とは
 まったく別の作品へえと変貌した
 『理由(わけ)ありの旧校舎』。

 表題作品『惑星カロン』。

 四つの作品が織り成すのは、
 謎の不可思議さよりも、
 ミステリを解く醍醐味よりも、
 《よろこび》と《たのしさ》です。

 中学生や高校生の時代の、
 部活の楽しさ、
 苦難や苦痛、
 全部ひっくるめての、あの空気。

 あの空気の中の、数多の感情。
 
「とくべつなァ、くうかんッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:特別なお年頃!)

 体育会系だった御方も
 文科系だった御方も、
 チカちゃんの苦悩と歓喜を
 ぜひ、体験してみてください♪

「ぜんこくのォ、げんえきィこうこうせいさんにもォ!」
「ぐるるるる!」(←訳:激おすすめ!)

 シリーズ未読の方々は、
 第一作『退出ゲーム』から
 発刊順にお読みくださいね。

 ミステリの枠にとらわれない快作フィクション、
 必読です!!



 
 
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~ 魅惑の《瞳》 ~

2015-11-28 21:46:50 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うぎぎィ、さみゅいィ~ッ!」
「がるる!ぐっるるがる!」(←訳:虎です!シッポが凍る!)
「まつげもッ!」

 こんにちは、ネーさです。
 と~っても冷え込んでいる11月最後の週末は、
 はい、読書をサボって展覧会情報をお送りしますよ♪
 こちらを、どうぞ~! 

  



           ―― 高橋真琴の原画展 ――



 千葉県佐倉市の佐倉市美術館にて、
 会期は2015年11月14日~12月23日(月曜休館)、
 『佐倉で描かれた少女たち』と副題が付されています。

「ふわわわァッ、なんたるゥ~めぢからッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:瞳キラキラです!)

  

 そう! 瞳キラキラ!
 巻き毛くるくる!
 首筋はほっそりと、唇はサクラ色!
 そこがいいのよ!

 と、高橋真琴さんの画を御存知の方々は
 全力で頷かれることでしょう。

 1950年代~60年代、
 漫画作品、雑誌のカラー口絵や付録、
 ノートや鉛筆といったステーショナリー、
 ハンカチなどの日用品に描かれた
 キラキラ瞳のこの女の子たちは
 絶大な人気を博していたのです。

「まんがッぽいィでスゥ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:少女マンガの世界!)

 昔むかしの少女マンガ風……ではありません。

 近年、書籍の装丁に高橋さんの画が使用されることが増え、
 キラキラ瞳の少女たちは
 “現代(いま)”に生きる新たな偶像として
 大歓迎されています♪

  

「↑こちらはァ、えはがきィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:古びてないね!)

 この展覧会は、
 高橋真琴さんが1963年に千葉県佐倉市にアトリエを構え、
 現在も同地で制作に取り組んでいる縁から、
 佐倉市美術館で開催される運びとなったもので、
 初期の原画から、
 今年制作された作品(↑いちばん上の画像です!)まで
 高橋さん御自身のもとに蔵されている作品を
 幅広く展示&紹介するものです。

 ただただ可愛い、
 ひたすら美しい――
 唯美主義の理想のかたちのひとつ、とも言える
 キラキラ乙女たち。

 60年代アートとファッション好きな御方に
 おすすめですよ♪

「ちばけんまでェ、ぜひィ~」
「がっるるるる!」(←訳:行ってみよう!)





    そして、今回のオマケ画像は、千葉のお隣りの……
   
   茨城県は水戸市のマスコットキャラクター
   『みとちゃん』で!
   「こッこんにちわわッ!」
   「ぐるがるぐるるっ」(←訳:ミトさまですかっ)
   JR八王子駅でキャンペーン活動中のお姿です。
   印籠がシュールでグッジョブ!
   来年のゆるキャラグランプリでは
   高順位を狙っていただきたいわね。
   「そそそッそうでスねッ!」
   「がるるぅるぐるる!」(←訳:ミトちゃん頑張れ!)

   では皆さま、穏やかな休日を♪

   

   
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《舞台》――その顔。

2015-11-27 21:55:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 だうんじゃけッとォ、じゅんびィおッけいィ!」
「がるる!ぐーるるがるぐる!」(←訳:虎です!ブーツも準備OK!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、急な寒さが到来してもね、
 ダウンジャケとブーツは準備できてますが
 ……手袋が行方不明です。
 困ったな~?どこだぁ~?と首をヒネりつつ、
 本日の読書タイムは、
 初見の印象は少々カタそうな、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
            ―― ロンドンの劇場文化 ――



 編者は英米文化学会の皆さん、監修は藤岡阿由未さん、
 著者は門野泉さん・藤野早苗さん・赤井朋子さん・蒔田裕美さん・西尾洋子さん、
 2015年5月に発行されました。
 『英国近代演劇史』と副題が付されています。

「ふァいッ、テディちゃ、しッてまス!
 えいこくはァ、えんげきぶんかァのォくにィ!」
「ぐるるる!」(←訳:昔からね!)

 そうですね、
 なんといってもウィリアム・シェイクスピアさんのお国ですから、
 演劇に対する熱意は並みではないようです。

 この御本では、
 劇場名をタイトルとする七つの章によって構成されています。

 1章では
 シェイクスピアさんの作品が多く上演される『ライシアム劇場』。

 2章では
 オスカー・ワイルドさんやヘンリー・ジェイムズさんの作品など
 伝統作や喜劇、ウェルメイド・プレイが上演された
 『セント・ジェイムズ劇場』。

 3章では
 パントマイム他、エンターテイメント作品の上演で知られる
 『ドゥルリー・レイン劇場』――

 といった具合に、
 《演劇都市ロンドン》の屋台骨を担う七つの劇場の歴史が
 語られてゆきます。

「げきじょうゥごとにィ~」
「がるるぐるぅ!」(←訳:個性があるぅ!)

 ひとくちに《演劇》といっても、
 色々ありますものね。

 現代の私たちにとって最も親しみを感じられるのは
 『ロンドン・コリシーアム』でしょうか。
 
 1904年にオープンした『ロンドン・コリシーアム』の本質は、
 ミュージック・ホール。

 ただし、下品で俗悪なものはダメ!
 乱暴な言葉も使っちゃダメ!と
 出演者たちに促した上で、
 クラシック音楽、
 曲芸の綱渡り、
 腹話術、
 演劇、ワーグナーの序曲、
 宮廷仮面劇、映画、と
 詰め込めるだけ詰め込んだ上演プログラムは、
 20世紀後半~21世紀のTVみたいな?

「なんでもォありィ??」
「ぐるがる!」(←訳:元気だあ!)

 一方、『ロイヤル・オペラ・ハウス』は
 ロイヤル・オペラとロイヤル・バレエの殿堂です。

 現在のバレエに大きな影響を与えたバレエ・リュスを
 一挙にブレイクさせたのはパリでの公演だったけれど、
 一般の観客さんたちにその存在を認めさせ、
 英国のバレエ文化を向上させた“出発点”は、
 ここ=『ロイヤル・オペラ・ハウス』だった――

「おおきなァ、えいきょうゥでス!」
「がるるぐる!」(←訳:世界に波及!)

 この御本は、
 学術書、専門書、の分野に属するものではあれど、
 そう専門的ではない演劇ノンフィクションでもあります。

 興味をそそられた章から目を通してみれば、
 意外につるつる~っとテンポも良くて
 敷居は高くありません。

 また、アガサ・クリスティさんのミステリには
 演劇やバレエに関する会話がよく出てきたことを
 記憶している活字マニアさんは、
 なるほどね、こういう背景があったんだな!
 ミス・マープルやポワロさんも
 この劇場街を歩いたんだろうなぁ、と
 空想力が刺激されるでしょう。

「えんげきィまにあァさんにもォ~」
「ぐるるるがるる!」(←訳:おすすめしたい!)

 この冬はロンドン旅行をして劇場巡りをします!
 という御方は、
 予習気分で、ぜひ♪
 
 
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秋から、春の向こうへ。

2015-11-26 21:46:53 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
 うれしいィ~しょうりィ!」
「がるる!ぐーるぅがるがる!」(←訳:虎です!ユーヴェまた一勝!!)

 こんにちは、ネーさです。
 やったわ!
 CLグループ戦でマンCを下し、ユヴェントス勝利!
 奮闘してくれた選手さんスタッフさんたちに
 元気玉ならぬ感謝玉を、
 そりゃあぁーっ!
 と、投げた後は、
 さあ、本日の読書タイムをば、どうぞ~♪♪

  



          ―― 出張料理 おりおり堂 ――



 著者は安田依央(やすだ・いお)さん、2015年9月に発行されました。
 『神無月~弥生』と副題が付されています。

 以前に御紹介しました『卯月~長月』に次ぐ、
 《おりおり堂》ものがたりの第二作は、
 ピカピカの秋刀魚が美味しい季節から始まりますよ♪

「ふァ~♪ さんまッ♪♪」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:大根おろし必須です!)

 読み手の私たちと同じく、
 焼き上がったばかりの秋刀魚、
 炊きたてのごはんにウットリしているのは、
 主人公の山田澄香(やまだ・すみか)さん。

 新米のご飯に、秋刀魚に、なす……
 澄香さんが秋の実りを堪能している、ということは、
 彼女が、
 《出張料理 おりおり堂》
 で働き始めてから、
 ほぼ六か月が過ぎたのですねえ。

「さくらのォきせつゥ、でしたでス!」
「がるぐるるるるるがるる?」(←訳:つい昨日のことのような?)

 友人の結婚式からの帰途、
 澄香さんがふらりと足を踏み入れたのは
 骨董のお店《おりおり堂》。

 《おりおり堂》は、
 カフェスペースがあり、
 また、出張料理の依頼も受け付けている、
 ちょっと変わったお店なのですけれども……

 澄香さん、ここへ転職!

「いきなりィ、でスかッ!」
「ぐるるる!」(←訳:気合いだ!)

 気合いとインスピレーションが転職の決め手?

 いえいえ、もっと深遠荘厳な理由がありました。
 それは――

 恋!!

「ひとめでェ~…」
「がるるぅっる!」(←訳:惚れちゃった!)

 とっても寡黙な、
 料理人の橘仁(たちばな・じん)さん。

 ああ、恋のパワーや畏るべし。
 プロの料理人さんの、
 その助手になるなんてことを想像もしていなかった澄香さんが、
 彼の傍にいられるならと
 日本料理に必要な基礎知識を学び、
 四季の風物や文化に思い馳せ……るんですけど。

 恋路ってヤツは、平らじゃないのよねえ。

「ふぁァ~…」(←ため息)
「ぐる~…」(←こちらも溜め息)

 『卯月~長月』では、
 もしや順風満帆に進むかも?と見えた澄香さんの恋路を塞ぐ
 野暮なオジャマムシが現れました。

 そして、こちらの『神無月~弥生』では、
 《おりおり堂》の行く手を邪魔する
 凶悪な“敵”までが現れます。

「えええッ? てきィッ??」
「がるぐるるるがぅるるっるる?」(←訳:これ恋愛小説じゃなかったの?)

 ええ、てっきり恋愛モノかと考えていたら、
 事態は群像小説へ、
 アグレッシヴな文芸作品へと
 様相を変えてゆきます。

 澄香さんの身の上に、
 仁さんのこころに、
 どんな進展が、
 どんな荒波が押し寄せようとしているのか――

 章ごと、奥行きを増してゆく物語は
 読み応えもあり、
 新たに登場したキャラクターさんが引き起こす
 奇怪な化学反応も実に楽し~い!

「たのしィとォ、いうよりィ~…」
「ぐるっ!」(←訳:こわっ!)

 秋から、新年、そしてその先へ。

 澄香さんを取り巻く《恋》と《食》の東京歳時記は、
 美味しいもの大好きな活字マニアさんに、
 ほんのり渋味を忍ばせた恋愛小説好きな御方に
 おすすめの作品です。
 ぜひ、一読を♪
 

 
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宝物、魅せます!

2015-11-25 21:44:36 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むむゥ! つよすぎるゥでス!」
「がるる!ぐるるがる?」(←訳:虎です!今年も優勝?)

 こんにちは、ネーさです。
 強い!強過ぎるぞCLグループ戦のバルセロナ!
 メッシさんの動きひとつひとつが神憑って見える……!
 あまりの強さに呆然としつつ、
 本日は読書をサボっての展覧会情報を、どうぞ~♪

  



         ―― 三井家 伝世の家宝 ――



 東京都中央区日本橋の三井記念美術館にて、
 会期は2015年11月14日~2016年1月23日
 (月曜休館、年末年始の12/28~1/4は休館、1/11は開館して1/12が休館)、
 『Generations of Mitsui Family Treasures』と英語題名が、
 『三井文庫開設50周年 三井記念美術館開館10周年 記念特別展Ⅱ』と
 副題が付されています。

「なんだかァ、ごーじゃすゥ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:綺羅綺羅しい!)

  

 ↑画像いちばん上の、
 フライヤー(チラシ)前面には、
 国宝に指定されている
 円山応挙さんの『雪松図屏風』(部分)と、
 重要文化財に指定されている
 仁清さん作『色絵鱗波紋茶碗』。

 ↑2番目の画像は、
 フライヤー内側の
 桃山時代に描かれた『聚楽第図屏風』(部分)。

「ふわァ~、こくほうゥ…!」
「がるぐるる…!」(←訳:重要文化財!)
 
  

 三井家といえば、
 いま評判になっているのは、朝の連続ドラマですね。
 ドラマのヒロインのモデルとされている
 広岡浅子さんは小石川三井家に生を享けた御方でした。
 
 藤原道長さんの時代に始まったとされる、
 長い歴史を有する三井家には、
 日本美術好きな方々が
 溜め息しちゃうような《家宝》が、
 文字通り“数知れず”!

 この展覧会では、
 現在は三井家から離れ、
 他の美術館・個人等の所蔵となっている名品も
 併せて展示されます。

 会期中、展示替えが行われる予定ですが、
 12月13日~2016年1月23日にかけては
 本阿弥光悦さんの黒楽茶碗『時雨』も出展されますよ!

「びゅうてぃふるゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:黒の美です!)

 美術館の最寄駅はメトロの銀座線三越前、ですね。
 今日から関東地方も一気に冬らしい気温になりましたので、
 お出掛けの皆さまは
 あったかくムクムク着込んで、日本橋へ~♪
 
 


    ではここで、美味しいオマケ画像も、せーのっ!
   
    「らすくゥ??」
    「がるがる!」(←訳:かりかり!)
   
    『和楽紅屋』さんの
    《和ラスク》は、
    稀少糖が使われた未来志向の和風洋菓子です。
    熱々のコーヒー、カフェオレかココア、
    緑茶、ほうじ茶……
    お好みの飲みものと一緒に、
    「ぱくりィ!」
    「ぐるっ!」(←訳:がぷっ!)
    と、どうぞ♪



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光る、原石。

2015-11-24 21:56:40 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 またまたァ、げんきだまァ、しゅつどうゥじゅんびィ!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!忙しいよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ユヴェントスにまたまた試練の時がやってまいりました。
 現地時間25日に行われるのは
 チャンピオンズ・リーグのグループ戦、
 相手は強豪マンチェスター・シティ!
 今回も、飛ばしますわよ元気玉!
 せーのっ……
 とりゃあぁーっ!!
 
「とどけェ~!」
「ぐるぐる!」(←訳:行け行け!)

 グループDでの首位突破、成るか?
 はらはらしながらの本日の読書タイムは、
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



            ―― 文士の好物 ――



 著者は阿川弘之(あがわ・ひろゆき)さん、2015年8月に発行されました。
 『座談集』と冠されておりますように、
 今年2015年8月、惜しくも鬼籍に入られた著者・阿川さんの
 《対談》ならぬ八つの《座談》が収録されています。

《座談》のお相手は、
 収録順に

 沢木耕太郎さんとの『贅沢な旅』、
 《日本鉄道旅行地図帳》編集部の編集者さんとの『鉄道閑話』、
 齋藤孝さんとの『“やさしい”国語教科書が日本語を滅ぼす』、
 開高健さんとの『ああ 好食大論争』、
 向田邦子さんとの『ひじきの二度めし』、
 高松宮喜久子妃殿下との『《高松宮日記》あの日あの時』、
 井上ひさしさん・小森陽一さんとの『志賀直哉』、
 阿川佐和子さんとの『擱筆の弁』――

 阿川さんは、作家さんとして、
 また大の乗り物マニアさんとしても
 広く知られていましたから、
 御本冒頭の、沢木耕太郎さんとのお話は
 ポンポン!と実にテンポよく弾みます。

「れッしゃもォ、ひこうきもォ、だァ~いすきィ!」
「がるるる!」(←訳:船旅もね!)

 大陸横断の大旅行を遂げた沢木さんも
 贅沢な旅、のんびりした船旅はしたことがない、のだそうです。
 そして、現代とは旅事情が異なる時代、
 阿川さんはどうやってものすごい遠地へ旅をしたのか、
 旅仲間のお話、
 豪華な船旅のコツなども
 沢木さんに伝授いたします。

「せかいじゅうゥ、たびしてまスゥ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:物識りなのです!)

 開高健さん、向田邦子さんとは
 “食”について語り合います。

 ゲテモノ系も、
 美味珍味も、
 日常のちょっとした御馳走、ダシの取り方まで、
 バラエティゆたかに。

「むむゥ! おなかがァ~すいちゃうゥ!」
「がるるぐるる~!」(←訳:美食家なんだ~!)

 旅のお話、食のお話もさりながら。

 この御本の、ひとつの大きな、
 確固とした柱になっているのは、
 高松宮喜久子妃殿下とのお話でしょうか。

 妃殿下の意向により
 『高松宮日記』の出版に携わった阿川さんと
 妃殿下が回想するのは
 第二次世界大戦の開戦時や、
 戦時下、戦後のさまざまな出来事――

 読みながら、
 現在の世界情勢を思わずにはいられなくなるこの《座談》からは、
 異様な緊張さえ感じられる……というのは
 私ネーさの気のせいでしょうか。

「しずかなのにィ~…」
「ぐるるるるがる!」(←訳:胸にせまる語り!)

 御本の巻末には、
 阿川佐和子さんとの活き活きとしたお喋り。
 ええ、お喋り、ですよ。
 お別れの弁だとは考えたくない、
 楽しい一席です。

 本屋さんの、
 派手派手しいフィクション作品が並ぶ平台では
 ちょっと見つけにくい作品かもしれません。
 けれど、ダイヤモンドの原石のように
 美しく、意味深い御本です。

 活字マニアの皆さま、ぜひ、一読を。 

 
  
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宵闇に、鐘の音色が…!

2015-11-23 21:54:14 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 すぺいんではァ、おおさわぎィ!」
「がるる!ぐるるるがるる?」(←訳:虎です!どうなるレアル?)

 こんにちは、ネーさです。
 バルセロナに大敗しちゃったレアルマドリッド…… 
 監督更迭か?エース移籍か?会長の責任論も沸騰?
 いやー、怖いわね、クラシコって。
 本日の読書タイムでも、
 怖さは乱歩さんの保証付き!な作品を登場していただきましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  



             ―― 灰色の女 ――



 著者はA・M・ウィリアムスンさん、
 原著は1898年に、日本語版は2008年2月に発行されました。
 英語原題は『A WOMAN IN GREY』、
 先日ご紹介しました江戸川乱歩さん『幽霊塔』の
 原作となった作品です。

「みやざきはやおさんもォ、だいのォおきにいりィ、でスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:カリ城のモデル!)

 ええ、そうなんです、
 今年2015年6月に再刊行された乱歩さん著『幽霊塔』は
 宮崎駿さんの表紙画と巻頭を飾っている口絵が
 なんとも妖しく、また美しく、
 読み手の溜め息を誘いました。

 これが、宮崎さんの『カリオストロの城』の原点なんだー!!と。

 では、宮崎さんが影響された乱歩さん著の『幽霊塔』、
 その乱歩さんが少年時代に夢中になった
 黒岩涙香さん翻案の『幽霊塔』、
 と、一歩ずつ(一冊ずつ?)
 遡ってゆくと……

「げんてんはァ、このォさくひんッ!」
「がるるぐるぅ!」(←訳:大発見だよぅ!)

 夕闇の中、
 或る“発見”に身を震わせたのは、
 物語の主人公テレンス・ダークモアさん。

 村人たちが《恐怖の館》と呼ぶ
 ローン・アベイ館の時計塔を仰ぐ彼の眼が捉えたのは……

 なんと!
 ずっと止まったままになっていたはずの塔の大時計の、
 大きな二本の針が
 文字盤の上をするすると動いている!

 幽霊が出ると噂される、
 無人の館なのに?

「うきゃッ! おとがッ!」
「ぐるるるがる?」(←訳:鐘の音が五つ?)

 あたりに響くのは、五時を報せる鐘の音。

 ならば、時計の針が動いているのは
 幻や見間違えではないのです。

 ローン・アベイ館を購入しようとしている叔父のため、
 この《恐怖の館》を訪ねてきたテレンスさん、
 粛然と館の内部へ踏み込みます。

 いったいここで何が起こっている?
 時計を動かしたのは、
 塔の暗がりにひそんでいるのは、何者だ――?

「けはいがァ、しまスッ!」
「がるぐぅるるる??」(←訳:幽霊じゃなくて??)

 読んでいて、やはり、較べてしまいます。

 全体の流れは、
 乱歩さんの『幽霊塔』と合致しているものの、
 文章の細部から受ける印象が異なるゆえか、
 読後感は……

「しッ! そこはァ~」
「ぐるる!」(←訳:秘密に!)

 宮崎さんの『カリオストロの城』ファンさんは、
 さぁて、どうしましょう?

 こちらの『灰色の女』から読むか、
 乱歩さんの『幽霊塔』を先に読むか?

 もちろん、『カリ城』を知らない御方にも
 おすすめできる正統派ゴシックロマンです♪
 巻末の訳者・中島賢二さんによる『あとがき』、
 小森健太郎さんの解説も
 読み逃がしなく~!

「かねのォ、ねいろにィ~…」
「がるぐるるる!」(←訳:耳を澄まそう!) 
 
 
 
 
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古書と楽器の街歩き?

2015-11-22 21:50:07 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 きゃぽぽゥ! かちてんッ、げッとォ~♪」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!一歩上昇!)

 こんにちは、ネーさです。
 ふふふっ、ユーヴェ勝ちましたわ~♪♪
 勝って兜の緒をさらにキリリと締めつつ、
 今日も読書タイムです。
 本日は、こちらのフィクション作品を、さあ、どうぞ~!
 
  



            ―― 夏の雷音 ――



 著者は堂場瞬一(どうば・しゅんいち)さん、2015年4月に発行されました。
 『雷音』は『らいおん』とお読みくださいね。
 でも、この『らいおん』っていうのは、
 百獣の王さま=獅子の暗喩(メタファー)というよりは……

「うむッ! ぎたーでスねッ!」
「ぐるるがるるるるー!」(←訳:表紙に描いてあるー!)

 ギター、
 つまり楽器。

 では、楽器の街、と耳にして、
 活字マニアの皆さまが想いうかべるのは、
 どこでしょう?

 答えは、もちろん決まってますよね。

「ふァいッ! それはァ、かんだのォ~」
「がるるぐるぅ!」(←訳:神保町ですぅ!)

 古書の街として世界にその名を轟かせている、
 東京の神保町。

 神保町はまた、楽器店とスポーツ用品店が
 多く集まる街でもあります。

 有名な楽器店さんのウィンドウには、
 日本はもとより、
 米国、ヨーロッパなど、
 生産国いろいろ・音色もいろいろな製品の数々が、
 誰かに買ってもらうのを待っている、んですが。

 この楽器店さんのギターは、
 お年玉を貯めたお金や
 ポケットマネーでは買えそうにないわね。

「わわッ、たかッ!!」
「がるるぐるるる!」(←訳:ゼロがたくさん!)

 顧客さんはたぶんお金持ちなんでしょう、
 値札には“0”がぞろぞろ並んでいたりする、
 そういう楽器店の店主さんから、

   たすけてください先輩!
 
   一億円のギターが盗まれてしまったんです!

 と、泣きつかれたら、どうしますか?

「いッちおくえんッ??」
「ぐるーるがる?!?」(←訳:ギターが一億?!?)

 あら、ギターもお高いものはお高いんですよ。
 つい先日はジョン・レノンさんが使っていたというギターが
 競売にかけられて、えーと、
 40万ドルくらい?(ということは4200万円くらい?)で落札したとか
 ニュースになっていたようですから、
 珍しい貴重なギターだったら、
 100万ドル超えもするのでしょう。

 後輩にすがりつかれて困ったのは、
 神保町生まれの神保町育ち、
 現在も神保町で暮らしている上に、
 勤め先も神保町内の大学の法学部の准教授、
 頭のてっぺんからつま先まで神保町っ子の、
 吾妻幹(あずま・かん)さん。

 大学が忙しい時季でしたら、
 吾妻さんも、後輩からの依頼とはいえ、
 断ったのかもしれませんが、

「いまはァちょうどォ、なつやすみィ、でスゥ!」
「がるぐるるがる~?」(←訳:断る理由がない~?)

 やむなく、ギター探しを請け負った吾妻さん、
 我が街神保町は楽器の街、
 昔からの友人知人を当たってゆけば何とかなるさ!
 のノリで、ギター探しを始めてみれば。

 闇が、どんどん深くなる……。

「ふァ~、がッきのォせかいィはァ~…」
「ぐるがるるる!」(←訳:先が見えない!)

 後輩を放っておけない、
 お人好しの法学者さんが
 ギターを探して見出したものとは――

 ちょっとハードボイルド、
 ちょっとスリルでちょっとサスペンス、
 謎が絡まり合うミステリ作品は
 神保町を御存知の活字マニアさんには、
 ああ、あの通りね!
 うん、そこの交差点よく通るし!
 この雰囲気わかる~!
 等々の視覚イメージも楽しめるミステリです。
 にやにやしながら、ぜひ、一読を♪


 
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~ UNDERCOVERの迷路へ ~

2015-11-21 21:45:03 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まけないィぞォ~!」
「がるる!ぐっるがる!」(←訳:虎です!勝って上昇!)

 こんにちは、ネーさです。
 渾身の力でブン投げた私ネーさの元気玉は
 ユヴェントススタジアムに届いたでしょうか。
 なんせ遠いですもんね、イタリアは。
 祈りががっちり届くことを信じつつ、
 さあ、本日は、読書をサボって展覧会情報を、どうぞ~♪

  



         ―― LABYRINTH OF UNDERCOVER ――



 東京都新宿区西新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにて、
 会期は2015年10月10日~12月23日(月曜休館、ただし祝日の場合は翌火曜が休)、
 『25year retrospective』と副題が付されたこの展覧会は、
 ファッションブランド《UNDERCOVER》さんの
 25周年を記念する特別展です。

「あはァ! おようふくゥ!」
「ぐるるがぅるるる!」(←訳:服だけじゃないよ)

  

 1990年に誕生した《UNEDERCOVER》は、
 1994年に東京コレクションデビュー、
 2003年以降はパリコレクションで発表を続け、
 国内外で注目されているブランドです。

「せかいじゅうにィ、たァ~くさんのォ~!」
「がぅるるぐるる!」(←訳:ファンがいます!)

 そうなのよねえ、
 あのトンがった感じ、私ネーさも大好きなのです♪
 欧州でもね、とても高く評価されているんですって♪♪

 でも、ファッションだけではないんです。

  

 25年間のコレクションアーカイヴの他に、
 ショー映像、ドール、絵画など、
 多面的なクリエイションで表現されているのが、
 この『LABYRINTH(迷路、迷宮)』展。

 デザイナー高橋盾さんの世界を、
 オシャレ好きさんたちは、ぜひ御覧あれ!

「えッとォ、もよりのォ、えきはァ~…」
「ぐるがぅるるるる!」(←訳:新宿じゃないです!)

 東京オペラシティって、
 住所こそ新宿なのですけれど、
 最寄りの駅は京王線の初台駅になります
 (初台というと渋谷のイメージがありますが)。
 新宿駅の南口か西口から徒歩、となると
 けっこうな距離になりますので、
 お出掛けの際は御注意くださいね♪
 



    さて、ここでオマケ画像も……はい、どうぞっ!
   
    「きゃほうゥ!これはッ♪」
    「がっるるる!」(←訳:かっこいい!)
   
    現在、都下の公共施設(区役所や市役所など)で
    無料配布されている『パラリンピックガイド』は
    写真がなんとも格好いいのです!
    都庁舎などで見かけたら、
    ぜひ(すかさず!)いただいちゃってくださいな。
    
    では皆さま、穏やかな連休を♪



    
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