テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 樹と山の、カフェガイド ~

2018-08-31 22:15:19 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どんがらッがッしゃんッ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!ゴロゴロ!)

 こんにちは、ネーさです。
 平成最後の8月の日が、ドンガラガッシャン、ゴロゴロン、という
 雷の音とともに暮れてゆきました……
 明日からは秋の気配も濃くなる(はずの)季節に合わせて、
 本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♫
 
  



         ―― 東京の森のカフェ ――



 著者は棚沢永子(たなさわ・えいこ)さん、2017年7月に発行されました。
 東京都内のお店を持つカフェ36軒を紹介するカフェガイド
 ……ではあるのですが、
 表紙を含め、写真がすばらしい!
 カフェについて書かれた文章も爽快!なので、
 写真集/読み物としてもおすすめの御本です。

「もりとォ、やまッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:緑がきれい!)

 本屋さんに立ち寄った活字マニアさんたちの眼を、
 パァッと惹きつけるのが、
 御本表紙の、したたるような緑――

 本文21ページに掲載されているここは、
 西多摩郡奥多摩町の《絶景カフェ ぽっぽ》さん。

 渓谷に半ば一体化したお店の、
 窓際の席に座れば……

「ひゃッふゥ!」
「がるるぐる~!」(←訳:深山の趣き~!)

 お写真では、
 もっのすごい山の中、に見えますが、
 実際には、都心から電車で2時間弱、
 駅から歩いて7、8分ほどの距離、なんですって。

 《ぽっぽ》さんの前後のページに載っている、

   あきる野市の、
   《野外テラス 水の音(みずのね)》さんと
   《茶房 糸屋(いとや)》さん、

   西多摩郡奥多摩町の
   《木古里(きこり)COFFEE&ギャラリー》さん、

   青梅市の《TEA ROOM》さん、

 といったお店も、
 駅やバス停の近くに位置しています。

「はちおうじのォ、かふぇもッ!」
「ぐっるる~る!」(←訳:のってま~す!)

   高尾山の麓の、
   《TAKAO 599 MUSEUM 599 CAFE》さん、

   山頂も間近のロープウェー終点より徒歩3分の
   《十一丁目茶屋》さん。

 登山客さんにはお馴染みのお店ですね。

 と、御本の前半には
 多摩を中心とするエリアのカフェが、
 後半には武蔵野エリアや
 都心部のカフェが案内されていますけれども、
 とにかく今年は
 “災害級”の猛暑に見舞われましたから、
 野外でのんびりランチタイム&ティータイム、
 どころじゃなかったでしょ?

「たおれちゃうゥでス!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:熱中症になるぅ!)

 ですから、
 森のカフェめぐりをするのにベストな季節は、
 むしろこれから、と申せましょうか。

 花粉の心配がなくて
 (秋の花粉に弱い御方はご注意ください)、
 屋外でお茶をしても健康に問題のない秋。

 ゆったりした心地で
 飲みもの食べ物を美味しくいただける
 9月中旬~10月あたり。

 そうだ、カフェに行こう、と
 思い立ったら。

「おでかけしましょゥ!」
「ぐるるがる!」(←訳:東京の森へ!)

 カフェマニアさんはもちろん、
 お散歩好きな方々にもおすすめです。
 ぜひ、一読を♪
 
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(今週も)チャレ~ンジ!を。

2018-08-30 21:14:10 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでッス!
 きょうはァ、つぶやきィ~ましたでス!」
「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!新作で~す!)
   
  

 こんにちは、ネーさです。
 はい、本日は読書タイムをサボり、
 Twitterのコミックを

  こちら

 から御覧くださいませ。

 我ながら呆れるほど
 描くのが本っ当に遅いので、
 週に一度くらいの更新になってしまうんですけれども、
 今回もよろしくお願いいたします。

「わうゥッ! 
 あしたでェ、はちがつもォおわりィ~…!」
「ぐるがるるるるぅ~…?」(←訳:夏も終わりかなぁ~…?)

 明日は8月の31日……
 猛暑の夏もそろそろ終わりでしょうか。
 皆さま、どうか穏やかな日を過ごされますよう――
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ SFアニメのマイルストーン ~

2018-08-29 21:50:23 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 やまみちィ、なのでェ~スゥ!」
「がるる!ぐるがーる!」(←訳:虎です!山頂ゴール!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ2018第4ステージは
 アンダルシアの海岸線から内陸の高原へ、と
 スペインらしい景色のレースになりました。
 今日の第5ステージも峠また峠の山岳コース!
 勝利をもぎ取る選手さんは誰だ?と熱い視線を送りつつ、
 さあ、本日は読書……をサボり、
 ↓こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
  
  



      ―― 王立宇宙軍 オネアミスの翼 展 ――



 東京・八王子市の八王子市夢美術館にて、
 会期は2018年9月14日~11月11日
 (月曜休館、ただし祝日、振替休日の場合は開館し、翌平日休館)、
 『Royal Space Force:Wings of Honneamise A Creative Path to the SF Animation Film』
 と英語題名が、
 『SFアニメが出来るまで』と日本語副題が付されています。

「おおッ! てがきィでスねッ!」
「ぐるがぅるるるー!」(←訳:CGじゃないぞー!)

  

 1987年に劇場公開された長編アニメ映画
 『王立宇宙軍 オネアミスの翼』――

 えーと、正直に申します。
 私ネーさ、
 『オネアミス』についてはよく知らないんですけれど、
 アニメ好きな方々の間では
 高く評価されている作品なんですね。

 先日も『オール讀物 9月号』の
 《お勧めの80年代アニメ映画》というコーナーで
 作家の万城目学さんが
 『AKIRA』や『劇場版あしたのジョー2』他とともに
 『オネアミスの翼』を推していたほどです。

「かくれたァ~めいさくゥ?」
「がるぐるるるがる!」(←訳:いや堂々たる名作!)
 
  

 この展覧会は、
 『オネアミスの翼』制作過程の素材資料を
 国内で初めて展示するもので、
 監督を務めた山賀博之さんによる制作メモ、
 イメージイラストや、
 オネアミス王国の文字の設定図など、
 貴重な図版が一堂に会します。

 また、展示室での上映
 (10時頃~/12時頃~/14時頃~/16時頃、約120分)や、
 
 10月27日には、
 山賀監督と
 映画のオープニング・エンディング・タイトルロールを担当した
 画家・大西信之さんの対談講演会も予定されています。
 この講演会(有料¥600)は、
 往復ハガキでの事前申込が必要となりますので、
 詳しくは美術館HPをご参照くださいね。
 応募〆切は10月2日(当日消印有効)です。

「えすえふゥあにめッ、おすきなァかたがたはァ~」
「ぐる~!!」(←訳:ぜひ~!!)



    では、ここでオヤツなオマケ画像も♪
   
   『シャトレーゼ』さんでは、
    早くも秋モードな洋菓子
    《マロンシュー》が発売となりました。
   「あきィ~でスけどッ!」
   「がっるるぐるるる!」(←訳:やっぱり冷やそう!)
   冷蔵庫で充分に冷やしてから、
   パクリ!してくださいね♫

  

  ★ここでちょこっと追記を★

  八王子市夢美術館では現在
  『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』展が開催中です。
  ゴーリーさんのファンの方々、
  素晴らしすぎる原画は必見ですよ!
  印刷とは比較しようもない繊細なペンの線、
  インクの冴えた黒を
  どうかぜひ、肉眼で、御自身の眼で!
  会期は9月2日までとなっています。
  お急ぎください!


    
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― 書物の旅路 ―

2018-08-28 22:11:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうもォ、せんせんきょうきょゥッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!雷に大雨~!)

 こんにちは、ネーさです。
 えーと、こうしてキーボードを打っている瞬間にも、
 遠くの方でゴロゴロという音が聴こえるような……
 いえ、気のせい、きっと気のせいですわね。
 戸締まりを確かめたら、
 さあ、ココロを落ち着かせて読書タイムですよ♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



  ―― モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 ――



 著者は内田洋子(うちだ・ようこ)さん、2018年4月に発行されました。
 いかがです、この題名は?
 活字マニアを自認なさる方々の頭脳が
 ぐぐ~んと活性化しそうなワードがみっしり!じゃありませんか♪

「ちいさなァ、むらのォ??」
「ぐるるがるるる?」(←訳:旅する本屋さん?)

 しかも、そこはトスカーナ――
 美しい国イタリアの、美しい田園地帯が舞台、
 そう聞かされると期待はいやが上にも高まります。

 おっと、いけない、
 お話は順序良く進めましょう。
 “本屋さんの物語”を
 著者・内田さんが最初に耳にしたのは、
 ヴェネツィアの古書店さんで、でした。

「みずのォみやこォ~♪」
「がるるぐるるるるがる!」(←訳:運河とゴンドラの都市!)

 かつてヴェネツィア共和国の首都であった、
 アドリア海に面した都市ヴェネツィア。

 お仕事に都合がよいから、と
 著者・内田さんは北イタリアの大都市ミラノに
 暮らしていたのですが、
 縁あってヴェネツィアに住むことになりました。

 水の都に於ける移動手段は、
 車が使えませんからね、
 水上バスか徒歩しかありません。
 となれば、重い荷物を持ち歩くのは
 どうもちょっと、と尻込みしたくなりますが。

 ここに、重いモノでも
 さくさくっと売り捌けてしまうお店がある……?

「まさかァ、それがァ??」
「ぐるがる??」(←訳:本屋さん??)

 《ベルトーニ書店》さんで扱うのは、
 すべて、ヴェネツィア関連か美術の古書。

 その素晴らしい品揃えにすっかり魅せられ、
 足繁く通ううち、
 内田さんは店主のアルベルトさん、
 アルベルトさんのお父さんとも
 言葉を交わすようになり、知ったのです。

 店主さんの先祖は皆、
 古本を売りに歩いて生計を立てていたのだ、と。

 父祖の出処は、
 モンテレッジォ村――

 紙の産地ではなく、
 印刷所もないけれど、
 でも、村の稼業は本を売ること。

「むむむゥ! しんじがたいィのでス!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:不思議な村だねえ!)

 謎かけのような
 “本売り村”の存在は、
 内田さんの好奇心を掻き立てます。

 その村は、トスカーナのどこにあるのだろう?
 どうやって行けばいい?

「あわわゥ、それがァなかなかァ~」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:タイヘンなんだよう!)

 本の村を探しに、
 本を売る旅人を探しに、
 内田さんもまた旅に出発しますが、
 その旅の、ゆくすえは……?

「しィーッ! ひみつゥでスよゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:読んでのお楽しみ!)

 ええ、この御本はノンフィクション作品です。
 けれど、一級のミステリにも負けないミステリアスな旅路は、
 どうか読み手の皆さまが
 御自身で辿ってみてくださいね。

 活字マニアさんに、
 愛書家さんに、
 激おすすめの一冊です。
 ぜひ!!
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ながい絵巻の、一片を。

2018-08-27 22:08:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでッス!
 あれれッ? もうゥしんがッきィ~でスかァ??」
「がるる!ぐつがるぐる?」(←訳:虎です!まだ8月だよ?)

 こんにちは、ネーさです。
 新学期は9月から……とは限らなくて、
 関東圏でも神奈川などでは今日が新学期の初日!
 という小学校も多いみたいですね。
 チビッ子ちゃんたち熱中症に気を付けるんだよ~!とお節介を焼きつつ、
 さあ、今日も読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



       ―― 烏百花(からすひゃっか) ――



 著者は阿部智里(あべ・ちさと)さん、2018年5月に発行されました。
 『八咫烏外伝 蛍の章』と副題……いえ、巻題名が付されています。

 著者・阿部さんのデビュー作『烏に単は似合わない』(2012年刊)に始まる
 《八咫烏》シリーズは、現在、
 第一部全6作品が刊行されていますが、
 次の第二部が発表される前に、
 外伝作品の登場となりました。

「たんぺんッ、でスねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:6篇収録!)

 ええ、この御本には、
 
 『しのぶひと』
 『すみのさくら』
 『まつばちりて』
 『ふゆきにおもう』
 『ゆきやのせみ』
 『わらうひと』

 の短編6作品が収録されていて、
 そのうちの『ゆきやのせみ』と『わらうひと』の2作品は
 単行本のための書下ろし作品です。

 シリーズ本編の方は、
 6作すべて長編となっているのに対して、
 こちらは短編――
 なんだか新鮮でステキですねえ♪

「しりたかッたえぴそーどもォ~」
「がるるぐるる!」(←訳:ここで読める!)

 《八咫烏》シリーズ愛読者さんが
 ずっと読んでみたかったんだ!と笑顔になるのは、
 『ふゆきにおもう』
 でしょうか。

 シリーズを通しての重要なキャラクター、
 雪哉(ゆきや)くんの“家庭の事情”が
 この作品では描かれています。

 でも、私ネーさのおすすめは、
 なんといっても
 『ゆきやのせみ』!

「ぷふふッ♪」
「ぐるるっ♫」

 この作品についてお喋りしちゃうのは、
 どうやってもネタバレになってしまいそうなので
 詳述は避けますけれども、
 シリーズ初期の頃の、
 のほほん♫としたコミカルな空気が感じられて
 懐かしさを覚えましたよ。

「もッとォ、よみたいィでス!」
「がるるぐるるるがる!」(←訳:あれやこれやの秘話!)

 御本の巻頭には、
 用語解説のページ、
 人物紹介のページが設けられていて、
 シリーズ未読の方々にも
 分かりやすく読めるよう、配慮がされています。

 この外伝をきっかけに本編を読むか、
 本編を読んでからこの御本を読むか――

「どッちもォ、ありィ!でス!」
「ぐるがるるるぐるるる!」(←訳:でも出来れば刊行順に!)

 山神さまによって開かれたとされる、
 山内(やまうち)という世界。

 その世界をつかさどる金烏(きんう)と、
 八咫烏たちの長大な物語を、
 夏の終わりの読書タイムに、
 皆さま、ぜひ♪ 


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽園を探して。

2018-08-26 22:00:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いッきにィ~やまッ?」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!急坂だよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ2018は、
 第1ステージの平坦なコースから、
 登りと下りが重なる難しいコースへと変化します。
 これはちょっと誰が上位になるのか予想できませんね。
 では、レース結果がスペインから届くまでの間は、
 読書タイムと参りましょう♫
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



        ―― “世界の果て”の物語 ――



 著者はドミニク・ラニさん、絵はキャサリン・ドゥリング=フロジェさん、
 原著は2015年に、日本語版は2018年7月に発行されました。
 英語題名は『ATLAS OF IMAGINARY LANS』、
 『地上の楽園をめざした34の冒険譚』と日本語副題が付されています。

 世界の果てに在る地上の楽園――

 って、私たち日本人にとっては、
 なんていうか、思わず苦笑いしちゃいそうなフレーズ、ですけど……。

「それはァ、じぱんぐゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:極東の夢の島!)

 かつて、地図が空白だらけだった頃。

 冒険家さんと、
 冒険家さんのスポンサーたる王族や富豪を動かしたのは、
 まさにそんな“世界の果て”にあると伝えられる理想郷や、
 黄金の国でした。

 この御本では、
 ヨーロッパ、
 アジア、
 アフリカ、
 アメリカ、
 南極地方、
 辺境の地、
 と、エリアごとに分けて
 冒険者たちの心を捉えてやまなかった
 《伝説の地》34ヶ所が紹介されています。

「じつざいのォ、ばしょもォ~」
「がるぐるるがるる!」(←訳:幻の場所もあるよ!)

 地球上にちゃんと存在はしていても、
 遠い都会の人々へは
 誇張され、誤解されて伝わってしまったのは、
 例えば、
 ムガール帝国。

 東方の三博士はムガール王国から来たとされ、
 宝石があふれる素晴らしい土地には
 フェニックスやユニコーンが住んでいる――

「すんでェないィでス!」
「ぐるるがるるるぐるるる!」(←訳:宝石は出なくもないけど!)

 逆に、伝説だと思われていたのが、
 あったじゃないの、ここに!
 というパターンは、トロイ、ですね。

 1870年、ドイツ人実業家ハインリヒ・シュリーマンさんは、
 ダーダネルス海峡西端の丘で遺跡を発見し、
 確信します。

 こここそ、神話の地……!

「だいィはッけんッ!」
「がるるぐっる!」(←訳:苦労が実った!)

 そして、いまだ人々を惹きつける謎の王国――
 
 エル・ドラド。

 本文106ページで解説されている
 黄金の国の伝説は、
 まだ終息してはいないんですね。
 
 広大な南アメリカ大陸の密林、
 その樹々と泥の下に、
 《金箔の男=エル・ドラド》の都市が
 誰かに見つけ出されるのを
 待っているのかもしれない……?

「ろまんッ、なのでス~!」
「ぐるるるがる!」(←訳:全探検家の野望!)

 どこかにあるはずの、
 地上の楽園。

 楽園の幻影に振り回される者と、
 幻影を信じて船出する者と、
 幻影の真実――

 ノンフィクション作品ではありますが、
 フィクション好きな方々も
 きっと楽しめる一冊です。
 地図好きな御方にもおすすめですので、
 本屋さんで見かけたら、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 星の入り口 ~

2018-08-25 22:09:15 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すぺいんでェ~かいまくゥ~!」
「がるる!ぐるるるr-るるがる!」(←訳:虎です!グランツールのトリ!)

 こんにちは、ネーさです。
 祝!2018ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕!
 ジロ・ディ・イタリア、ツール・ド・フランスと来て、
 3大ツールを締めくくるスペインでのツール――
 ブエルタ・ア・エスパーニャが開幕です♪
 初日はスペイン南部アンダルシア地方マラガでの
 個人タイムトライアル……
 結果を待ちわびつつ、
 さあ、本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♫
 
  



        ―― コペルニクスとガリレオ ――



 東京都日野市の明星大学MEISEI GALLERYにて、
 会期は2018年3月22日~9月29日
 (日曜・祝日・大学行事日・臨時休館日は休館)、
 『明星大学コレクション展 ――近代天文学の夜明け――』
 と副題がふされたこの展覧会は、
 入場は無料ですが、
 事前予約制となっています。

「てんもんがくのォ、まえすとろッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:科学史上の巨人!)

  

 ニコラウス・コペルニクスさん(1473~1543)は、
 ポーランド出身の天文学者さんであり、
 カトリックの司祭さんでもありました。

 ガリレオ・ガリレイさん(1564~1642)は、
 フィレンツェ公国のピサに生まれた学者さんであり、
 ピサおよびパドヴァ大学の教師にも就いています。
 専門は、幾何学、数学、天文学、物理に哲学も。

「てんさいィでスねェ~…!」
「がるるぐるがるる!」(←訳:万能の才人なんだ!)

 この展覧会では、

   コペルニクスさん著『天体の回転について』(1543年)、

   ガリレイさん著『天文対話』(1632年)、

 また、近代天文学に多大な影響を与えた名著として、

   ヨハネス・ケプラーさん著『新天文学』(1609年)、

   アイザック・ニュートンさん著『プリンキピア』(1687年)

 などの貴重な書籍が展示されます。 

  

 地動説を提唱したコペルニクスさんとガリレオさん、
 惑星運動の法則を発見したケプラーさん、
 万有引力の法則により
 正確な天体の動きを導き出したニュートンさん。

 折しも、
 夜空を見上げれば、
 そこには大接近中の火星の輝きが。

「すッごくゥ~あかるいィ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:怖いくらい赤いよ!)

 天文学大好き!な方々におすすめのこの展覧会に
 入場を希望なさる場合は、
 まず、明星大学HPの
 資料図書館予約フォームから
 入館予約申し込みをしてくださいね。
 
 なお、明星大学の最寄駅は
 多摩モノレールの
 中央大学・明星大学駅になります。

「てんもんがくのォ、いりぐちィへッ」
「がるるるぐる!」(←訳:皆さまもぜひ!)


 

    では、ここで週末のオマケ画像も~♫
   
    『セブンイレブン』さんの
    《チョコミントモコ》は……
    冷やしましょう!
    何を措いても冷やして冷して、
    凍っちゃう2歩手前あたりまで冷やします!
    「つめたいィとォ~」
    「ぐるるるがっる!」(←訳:ミント感アップ!)
    はや8月最後の週末となりました。
    まだ残暑は続くようですけれど、
    皆さま、どうか穏やかな休日を♪
    
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― 大忙しの、海洋史 ―

2018-08-24 22:08:17 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ふゥ~…たいふうゥもうけッこうゥ!なのでス!」
「がるる!ぐるがる~…!」(←訳:虎です!疲労蓄積~…!)

 こんにちは、ネーさです。
 台風による気圧の乱高下と暑さでフラフラしておりますが、
 今日はTwitterの方をお休みしまして、
 はい、↓こちらの御本で読書タイムを、どうぞ~♪
 
  



          ―― サメ帝国の逆襲 ――



 著者は土屋健(つちや・けん)さん、
 監修は田中源吾さん/冨田武照さん/小西卓哉さん/田中嘉寛さん、
 2018年7月に発行されました。
 『海洋生命5億年史』と副題が付されています。

 先日ご紹介しました沼口麻子さん著『ほぼ命がけサメ図鑑』が
 現代のサメたちの生態についての御本だったのに対して、
 こちらは地球と生物の歴史に比重を置いている
 ノンフィクション作品です。

「ごおくねんのォ、むかしィ?」
「ぐるるる~!」(←訳:遠すぎる~!)

 御本冒頭の『はじめに』には、
 著者・土屋さんによる簡明な生命史が記されています。

 最新の研究によれば
 39億5000万年前の海には
 すでに生命が存在していた――
 
 それから30億年以上の時間をかけて、
 生命はゆっくりと進化してゆく。

 その殆どの期間、生命はいわゆる
 “顕微鏡サイズ”でした。

 が、およそ5億7500万年前になると、
 ヒトの肉眼で認識できるサイズの生命が登場。

 そして、およそ5億4100万年前になって、
 古生代と言われる時代に入ると――

「いッぱいィ~うまれまスゥ!」
「がるぐるるるる!」(←訳:小型動物たちが!)

 海で誕生した生命は、
 魚類へ、次に両生類へと歩みを進めて、
 舞台は海洋から陸上へと移り、
 初期の爬虫類、単弓類(哺乳類の祖先を含むグループ)、
 そうして恐竜の時代に突入……

 ってところで、ストップ!

「えッ?」
「ぐるっ?」

 著者・土屋さんは訴えます。

   陸上で様々に進化してゆく生命たち。
 
   ええ、それはそれでいい、んですけど、
   海は?

   華々しい陸のイノチたちに目を奪われて、
   海で何が起きていたのかを見過ごしちゃっていいの?

「よくなァ~いィ!」
「がっるるぐる!」(←訳:そっちも必見!)

 そうなのよね、
 陸が忙しいのはもちろんだけど、、
 海は海で大忙しだったのよ。

 全長10センチ以下の、小動物の世界から、
 節足動物たちが生まれる――
 “生命史上最初の覇者”と呼ばれる
 アノマロカリスの大きさは、なんと、1メートル!

「でッかいィ!」
「ぐるるがある!」(←訳:巨人級だね!)

 アノマロカリスの覇権は、
 やがてウミサソリ類に、
 ウミサソリ類の覇権は
 魚の仲間に、と移り変わって。

 軟骨魚類と板皮類の生存競争から、
 板皮類の甲冑魚が台頭するも、
 軟骨魚類の中の“初期のサメ”が、
 ぐいぐいっとのし上がってきたそこへ、今度は。

 陸で進化した爬虫類が
 海へカムバ~ック!

「ふァ? もどッてきちゃッたでスかァ?」
「がるぐるるる?」(←訳:海は大荒れだ!)

 およそ1億年前には、
 海棲爬虫類の或るグループが猛威を振るいました。

 モササウルス類って、
 聞いたことあるでしょ?

「あはァ! えいがァ、でスゥ!」
「ぐぅるっるがーるる!」(←訳:ジュラシックワールド!)

 顕微鏡サイズに始まり、
 全長15メートルのモササウルス・ホフマニイの時代が終わって、
 サメの祖先、
 クジラの祖先たちが産声をあげる――

 誕生と、進化と、絶滅と、さらなる誕生の物語。

 著者・土屋さんが織り成す壮大なタペストリーを彩るのは、
 月本佳代美さん、
 服部雅人さんによるイラストレーションなのですが、
 これがもう愉快というか爽快というか♪

「かいちゅゥ~だいばとるゥ!」
「がるぐるぅるる!」(←訳:再現しちゃおう!)

 海の生きものたちの歴史は、
 恐竜マニアさんに、
 動物好きな御方に、
 サメ大好き?な方々にもおすすめです。
 本屋さんで見つけたら、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね。




 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャレンジ継続・本日も更新です♪

2018-08-23 21:30:08 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうゥもォ、しんさくゥ!」
「がるる!ぐるが~る!」(←訳:虎です!公開で~す!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 本日も読書タイムをサボって……いえ、ひと休みして、
 Twitterのコミックを更新しましたので、

   こちら

 から御覧になってくださいませ。

「でもォ、いまッ!」
「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:いちばんの注意事項は!)
「たいふうゥ!」

 
 まずは何よりも、
 台風による風雨と、
 台風通過後の猛暑にも
 警戒を怠らないでくださいね。
 (ここ東京・八王子も風が強くなってきています)
 どうか皆さま、ご無事で!
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャレンジ継続してます♪

2018-08-22 21:22:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうはァ、やッとォ~…!」
「がるる!ぐるがる~♪」(←訳:虎です!更新です~♪)

  

 こんにちは、ネーさです。
 本日は読書タイムをお休みして、
 先ほどTwitterのコミックを更新いたしました。

   こちら

 がら、どうぞ御覧くださいませ♫

 ……それにしても、えーと、
 我ながら筆が遅いというか、
 トロいというか……

「ネーさッ! もッとォ、しゃきしゃきィ~!」
「がるぐるるるがるる!」(←訳:毎日バリバリ描こう!)

 はい、明日も更新できるよう頑張りますが、
 またも台風が接近していますので、
 皆さま、くれぐれも御用心くださいね。
 残り短い今年の夏、
 どうか穏やかに過ぎてゆきますように――
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする