我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「短気は、損気」

2018年03月07日 | 日記

 待望の山女魚の解禁を
迎えたにもかかわらず、

釣り師として
漁場に忠義を重んじる小僧は、
訳あって
時期尚早と

行先を川から海に替え、
誰もいない海で一人、
マテ貝掘りに勤(いそ)しんだとか。


無学な親父は、マテ貝の旬の季節は
初夏から始まるものと思っていたが、

あにはからんや、一昨年の暮れに
正月用の食材を調達に
とある市場に出掛けた折、
大分産のマテ貝を見つけ、

冬のマテ貝が美味いことを
その時に知った。


価格は覚えてはいないが、
それは見事な代物。

それで、大分産とは
大分の何処なのかを調べたら、

豊後高田は真玉海岸のお店を見つけ、
主人にお尋ねしたところ、
やっぱり冬でも採れるのだと仰る。


また、検索した別のページでは、
焼き、酒蒸し、みそ汁、ぬた、
天ぷら以外に、スペインではマテ貝を
「ナバハス」と言い、

比較的ポピュラーな食材で、
フライ、マリネ、ジェノベーゼ他で
美味しく戴くのだそうな。

ただ、マテにも種類があり、
マテ、オオ(大)マテ、アカ(赤)マテ、
チョットマテと、4種類があるそうで、

どうやら、スペインでは
オオマテを使っいるようだが、

それで再び、前述の主人に尋ねたら、
真玉海岸で採れるのはマテだそうで、
山口ではオオマテも採れるのだとか。


と、此処まで書いたところで、
もう頭中はマテ貝だらけ、
口の中は涎(よだれ)だらけ。

直ぐにでも周防灘を飛び越し
スペインに出掛けてみたい気分になるのは、
食い意地の張った人間の宿命。


人に好物のマテを振っておいて、
このまま、知らんふりじゃ
「無責任の極まり」と言うもの。

この落とし前をどう付けるか、
同じ嗜好を有する者への
忠義に背くケジメを
「きっちりと、付けて貰おうじゃないの!」

と、こめかみに筋を立てる。


否、止めておこう。ここで怒って
小僧の気分を損ねさせたら、

マテ貝はおろか、山女魚さえも
生涯、食えなくなる。

マテよ、マテマテ、
チョットマテ


短気は、損気と

周防灘で若きゃねぇちゃんと
前後に座って楽しむマテ貝掘りの
お誘いを待つことにした。

「スパニッシュ・ハーレム」

ママス&パパス

 

コメント
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