我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「庭のリニューアル」

2021年08月29日 | 日記

8月の28日土曜日、

先週から取り掛かっていた
ガーデンベンチバックの
リニューアルを朝から始めました。

先週、蠟梅(ろうばい)の木を
抜いた跡に柱を立て、

今日の庭仕事は、
バックの塀の嵩(かさ)上げと、

柱に鉢を置く棚を取り付ける
作業です。

先ず、横板4枚の塀を、



横板2枚を、上にプラスして、
塀を嵩上げしたら、

立てておいた柱に、
鉢を置く棚の取り付け作業に
掛かります。

画像は、嵩上げをした後の
塗装を済ませた塀と、
棚を載せる柱です。




塀と柱の4か所に取り付けた
棚板でしたが、




取り付けてはみたものの
とりあえず鉢を置いてみると、

柱を立てた位置が、
約10cm程、左でないと
都合が悪いことに気付き、

暑いさ中の作業もあって、
作業は明日に持ち込むことにして、

本日9時に作業を開始し、
1時間後には作業終了です。





蠟梅に代わって、トネリコの木を
置いた塀の左端には、
ピカソの「花を持つ手」



性分は概ね、大雑把に見えますが、
僅か10cmの違いでも
作業は中断しますし、

垂直・水平も1度違っただけでも、
やり直します。

愛する庭です。
庭師の面子(めんつ)にかけても

手抜きはできません。


不思議なことです。

その愛する庭にいると、
私は別人のように人が変わります。

従順で、ロマンティストで、
謙虚で、素直で、無口で、
優しくなります。

庭を造るのは勿論、私ですが、
代わりに庭が
私を育んでくれます。

憎っくきコロナの所為(せい)で、
庭にゲストを迎えることも
できませんが、

季節はもう直ぐ秋、
庭を愉しむ最高の季節です。

夜は、随分と涼しくなりました。

今夜はライトアップして、
リニューアルした庭で、

従順で、ロマンティストで、
謙虚で、素直で、無口で、
優しくなりたいと思います.



映画「モダンタイム」主題曲

「スマイル」

作:チャーリー・チャップリン
唄:細野晴臣

 

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「お疲れ様でした、チャーリー」

2021年08月25日 | 日記

今朝、起き抜けのことです。

いつもの様に布団の中で
テレビを点けると、

ローリング・ストーンズのドラマー、
チャーリー・ワッツの訃報が
いきなり飛び込んできたのです。

テレビの中の、
生前のチャーリーの
顔を見て
感じた思いは、


好きだったミュージシャンを
亡くした悲しみよりも、

「永い間、お疲れさんでした」と、
労をねぎらう思いでした。


ローリング・ストーンズのメンバー、
キース・リチャードは
現在、77歳。

ミック・ジャガー、78歳。
ロン・ウッド、74歳。

そして、亡くなったチャーリーは、
体調を崩して、まじかに控えた
ツァーを辞退するまでは、

バリバリの現役ドラマーで、
80歳でした。


誰もが敬服する世界最強の
ロックバンド、ストーンズは、

バンドを支えてきた
チャーリーを失いましたが、

悲しみを越えて、
これからも世界中のステージを
走り続けます。


三人の " やんちゃ坊主 " の
メンバーの中にいて
いつも寡黙だったチャーリーへ

お疲れ様でした
心からご冥福を祈ります。


曲は、5年前、
チャーリーの75歳の

2016年3月25日キューバ
ハバナムーンでのライブより

ミック・ジャガー:作詞
キース・リチャード:作曲

「Gimme Shelter」

ギミー・シェルター

 

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「愉しみはこれからも続く」

2021年08月22日 | 日記

今日、.買取屋さんに来てもらい、
CD・DVDを処分しました。

これで永年集めてきた
音源を処分したのは、今度で
2度目です。


折角、好きで収集してきた音源を
手放すのには、訳があります。

五年前に
熊本地震が起きました、

あの夜、地震に因る
あまりの家屋の揺れに衝撃を受け、

以後、家屋に負担のかかる重量物は
2階には置かないことにしたのです。

2階には大量の
CD・DVDを収めた書棚があり、

家屋の重量負担を軽減するために、
収めていたCDを
処分することにしたのですが、

それから五年後の今日、
再び、CDとDVDを
手放すことになりました。

手放したは前回の
四分の一ですがその数、

CD(二枚組・BOXモノを含め)148、
DVD(映画・音楽・落語など)41です、

後悔は、一切ありません。



梱包作業




最初の処分の契機は、
地震に因るものでしたが、
今回の契機は、

ひとつに、先行きの見えない
コロナ感染拡大による
心境の変化です。


永年にわたる音楽好きが高じて
収集してきた音源を手放すのは
辛いものがありますが、

齢七十を迎え、
更にコロナの感染拡大が、
次第に、

自身の
「死」に対する覚悟を
鮮明に意識させます。

だからと言って、
決して「悲観的」ではありません。

最近、身辺に少し整理が必要かと
考えるようになりましたが、
音源の整理もその一環です。

昨日、庭の蠟梅(ろうばい)の
木を一本、
抜くことにしました。

残した一本の蠟梅を移動させ、
生まれた空間に
鉢を置く棚を取り付けました。

それは、更にもっと
人生を、庭を、愉しむための、
未来志向の作業です。

今日、北海道のトウモロコシ
3種が入った箱が
送られてきました。

久しく、札幌に赴任していた
かつてのアウトドアの仲間が、
福岡に越してくる前に、

生産農家に手配してくれた
新鮮で美味しい
トウモロコシです。

早速、お礼の電話のついでに、
我が家への招待を約束しましたが、

再会を機に、これからも
愉しいことが待ち受けている
予感が心を走ります。


今日一日に、焦点を絞って言えば、
先行きの不透明な中にいて、

もう手放さないことにした
600枚の音源と、

再び戻ってきた友情を
これからも
大切にしたいと思います。


曲は、
勿論、残しておいた一枚から、
”北海道”を意識して

「Girl from the North Country」
北国の少女

作:ボブ・ディラン

唄:ディラン

ジョニー・キャッシュ

 

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七十のおさらい」

2021年08月17日 | 日記

15日の日曜日、
止むことを知らぬ大雨に
家にじっとしているのが退屈で、

DVDを2作借りて
映画を観ることにしました。


一作が、中国・上海から、
借りたお金を返すために、

北欧・フィンランドに
恩人を探しにやって来た
料理人親子が、

一人で食堂を切り盛りする
フィンランド人女性との
出会いを描いた

フィンランド映画
「世界で一番しあわせな食堂」
(今年2月公開)



もう一作が、昨年、映画化された
1969年5月に、東京大学
駒場キャンパスで行われた

作家・故三島由紀夫氏と
東大全共闘との

伝説の
討論会の様子を軸に、
三島氏の 生き様を映した

極右と極左の
「三島由紀夫vs東大全共闘
50年目の真実」
です。




「・・しあわせな食堂」は、
「食堂」のタイトルに釣られたのが
借りてきた動機ですが、

一方で「・・50年目の真実」は、
「どうしても一度は、観ておきたい」と
心待ちにしていた作品でした。


確かに、
タイトルには釣られはしましたが、

「・・しあわせな食堂」は、
中国料理を通して

食の大切さを改めて学ぶ
機会を得たばかりでなく、
作品自体が佳作でしたし、

この映画には、
スージィーにも
一料理人として共感を得るものが

幾らでもあった筈です。


方や、全共闘と三島氏の
ドキュメンタリーは、

「三島を論破(ろんぱ)させて、
壇上で切腹させる」

と意気込む全共闘に、

「もし、暴力を振るわれて
男子たるもの辱(はずかし)めを
受けることがあれば、

その場で自刃(じじん)する覚悟で
短刀を持って行く」
と三島氏に言わしめた

殺伐とした荒々しい気風の中で
行われた討論会は、

私が18歳の血気盛んな時期の
その時代に、はたして、

あの場で、
一体何が討論されたかを
正しく知ることが、


あの時代を改めて学ぶための
ドキュメンタリーでした。


「・・しあわせな食堂」は、
新作でしたから、昨日、返却。

「・・50年目の真実」は、
日曜と月曜日の2度、学習する
ことが出来ましたが、

返却日まで、もう少し、
時間がありますので、

もう一度、” おさらい ”をしようと
思っています。

それは、「五十の手習い」、
「七十のおさらい」
と言うことなのしょうか。

 

補足

討論会を終えた後、

「この討論会の訪問は
概して、
愉快な経験だった」
と語った三島氏はその一年後、

自衛隊市ヶ谷駐屯地で
割腹自殺します。

享年45歳でした。





(曲のコーラス・パート)

そして季節は何度も
めぐっていきます

ペンキで塗られた子馬は
上がったり下がったり

私たちは時という
回転木馬に乗った捕われ人
戻ることなどできません

ただ、私たちが通ってきた足跡から、
後ろを振り返るだけ

季節はめぐりめぐっては
回り続けるのです
サークルゲームの中で



「The Circle Game」

ジョニ・ミッチェル


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「2脚の願い」

2021年08月15日 | 日記

先日、知人から
ステンレスのチェアーを2脚
頂きました。

なんでも、親戚の引っ越しを
手伝った際に、

「もう使わないから、
要るならやるよ」と言われ、

私なら喜んで
使ってくれるだろうと思い、
貰って来たとのこと。


ウッドの腰掛と背もたれは
色が褪せ、

ステンレスは錆垢(さびあか)
にまみれてはいるものの、

デザインは、
ウッドとステンレスの
モダンでシンプルだし、

奇麗にすれば十分に使えると思い、
金たわしとクレンザーで
汚れと垢を落とし、

昨日、仕上げにウッドを
塗装することにしました。

塗装前のチェアー。



塗装後のチェアー。



貰った時は埃と錆垢にまみれた
チェアーが、見違えるように
きれいになりました。



今日は、昨日までの大雨もなく、
チェアーは気持ちよさそうに

テーブルの上で日光浴がてらに
塗料を乾かしています。

ウッドが乾いたら、
透明のラッカースプレーで
再塗装したら完成です。

 

捨てられる運命を免れて
我が家にやって来たチェアーが
輝きを取り戻した様に、

再び、世界が輝きと
安息の日々を取り戻し、

誰もが安心して集える時が、
一日も早く、訪れることを
願います。

その願いは、再び、
活躍の場に巡り合え
廃棄させられる筈だった

2脚のチェアーの
願いでもあります。


訂正

ステンレスではなく、
正しくは「アルミ製」でした。


「小さな願い」

北川恭子 

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「昨日の料理」

2021年08月10日 | 日記

生活の愉しみの中で
変化したものの一つに、
YouTubeの愉しみ方があります。

YouTubeをパソコンの
ディスクトップサイズから、

TVの大型画面で
見れるようになり、

音楽や動画の愉しみ方が
画期的に変わったことが
挙げられます。


リモコンのYouTubeスイッチを
ONにするだけで

あらゆるライブラリーを
愉しむことが出来ますが、

中でも好んで視聴するのが
音楽に次いで、料理番組です。


例えば、和食なら
道場六三郎さんだとか、

洋食は、フランス料理の
三國清三シェフだとか、

家庭料理は、
コウケンテツさんとか、

料理のジャンルも
料理家も様々ですが、

食材や調味料の調達が容易で
美味しそうな料理を
見つければ、

必ず、スージィーに
視聴してもらいます。


有難いことです。

スージィーは嫌がるどころか、
むしろ自ら進んで、

レシピを参考に
料理にチャレンジします。

更に、有難いことです。

そのお陰で、我が家は随分と
メニューの幅が広がります。


昨日、
好く視聴させて頂く料理家の
「茄子のフライ」を見て、

早速、スージィーに
リクエストしましたら、

これが目茶苦茶に
美味しいのです。



「茄子のフライ」、

表面のカリカリ感と
茄子のしっとり感。

今までに、
とっくに食べていそうで
まったく初めての味覚です。


私は、グルメでも
美食家でもありません。

贅沢で美味いものばかりを
好んで食べるほど、

お金に恵まれたことは
こん日まで、金輪際ありません。

海の幸、山の幸を中心に
スーパーに並ぶ食材で作る
田舎料理を、

ひたすら愛する
ただの食いしん坊です。

我が家は「茄子のフライ」
のお陰で、

料理のメニューが
また一つ、広がりました。

是非、「茄子のフライ」を
ご試食下さい。

病みつきになること、
請け合うます。



曲は、料理に無縁(?)な
ただ食いたいだけの
いや、ただ聴きたいだけの

田舎料理同様に、わが愛する
ロウエル・ジョージの

「What Do You Want the Girl To Do」

あなたは女の子に
何をして貰いたいですか?



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「昔8月6日の涙」

2021年08月06日 | 日記

止むこと知らない黒雨は
昔8月6日の涙
繰り返すことはもうなしと
誓い空に手をかざしてた

あの日 空飛んでた鳥も
活気溢れていたこの街も
笑顔がつくる最高の時を過ごしてきた
いつものように皆

罪の無い沢山の命
消えてゆくよ幼いその瞳
知る事の無い history
頬を伝う涙がいつの間に

DON'T CRY HIROSHIMA
俺が育った最高のこの街よ
DON'T CRY HIROSHIMA
俺が派手に盛り上げてやるから
DON'T CRY HIROSHIMA
この広い空の下で声上げて
思いを詩にのせて

この広い世界の中で
誰もが幸せであるように

「DON'T CRY HIROSHIMA」

作詞・作曲:TEE

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「皿に盛られた 小さな故郷」

2021年08月03日 | 日記

一月、福岡県が緊急事態地域に
指定され、同月、母の一周忌を
控えていましたが、

お寺の意向もあり、
延期になっていた母の一周忌を、

遅ればせながら、
先週の土曜日に
執り行うことが出来ました。


私にとって故郷リトルは、昨年の秋と、
スージィーの母の葬儀以来の
訪問となりましたが、

「ふるさとは  遠きにありて 思うもの」

とは言え、

車で約2時間で帰れる故郷も
ここ数年は移動が自粛され、

本当に遠きに感じるように
なりました。


一周忌を終えると親戚の家を訪ね、
久方振りにお互いの近況を
語り合いましたが、

どちらのお宅でも、
話題はコロナだけでなく、

家族や自身の
健康や病気の話が必ず、

話題に上がります。

ほんの数年前の、目を細めて語る
孫の自慢話しも今はなく、

時の経過とともに、
日々の関心ごとや、心の持ち様が、

少し、外から内へと
向けられている気がします。


宿に入るまでには
まだまだ、

時間がありましたので、

3年ぶりで
阿蘇山を眺めることにしました。

8月1日、午後3時過ぎの
阿蘇山です。



展望台を下りて、
産山(うぶやま)の「ヒゴタイ公園」に
向かったのですが、

残念ながら工事中で入れず、
「池山水源」に足を延ばして、
ひと時、木漏れ日の下で涼をとり、



それから、瀬の本を経由して
いつもの宿に着き、
さぁ、待ちに待った温泉です。

画像は翌日、JA阿蘇小国郷で買った
阿蘇の夏の野山を飾る
草花の中の「ヒゴタイ」。



翌日、宿を出てスージィーの叔母と
姉の家を訪問したのですが、

有難いことです。
行く先々で、
沢山の夏野菜や
手料理を頂きます。

その中には私の好物で、
故郷の夏・お盆には欠かせない

「盆タラと干しタケノコの甘辛煮」
も頂戴しました。


久しぶりに、阿蘇の自然と
かけ流しの温泉で心と身体を洗い、
故郷の夏を満喫しましたが

幾つになっても故郷は、
気軽に帰れる処であればと、

故郷から離れて暮らす二人は
いつも、そう願っています。

私のことを、
「年齢よりも、若く見える」

と言って下さる宿の女将さんが、

「今の人の年齢は、昔の七掛け。
だから喜多里さんは今、四十九歳ですよ」
と仰いました。

そうです、仰る通りです。

私の心は何時までも、
内から外へと向かっています!


風呂上がりの昨日のあては、



スージィーの叔母さんから頂いた
「盆タラと干しタケノコの甘辛煮」



ベランダの小さなテーブルの、
小さな皿に盛られた
小さな故郷です。


今日の曲は、夏にも、故郷も、
「盆タラと干しタケノコの甘辛煮」
にも無縁な、

「若い心を持ち続けよう」の
思いで選んだ曲




Ah, but I was so much older then

I’m younger than that now

ああ、あの時の私は

とても年を老いていた

そして今、あの頃のぼくよりも

今の方がずっと若い



1964年のリリース
「アナザーサイド・オブ・ボブ・ディラン」
に収録された

「My Back Pages」

作:ディラン

唄:ザ・バーズ

 

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