ウォーキングの途中で
リサイクルショップを覗いた時、
高価で手の出なかったランプシェードが
天井から下がっているのを目に留め、
直ぐにお店の人を呼んで
下ろして貰い、仕様と価格を
確かめることにした。
人間とは不思議なもので、
森羅万象、興味のないことには全く無関心で、
目も、耳も、頭にも一切、入らぬが、
こと、自分に関心のあるものに対しては
たちまちに反応し、ありったけの
情報を得ようとする。
7、8年ほど前に、ぶどう棚に
ランプシェードを取り付けたが、
シェードの位置がスペースの
中央になく、全体を照らせないことと、
雨風にさらされ古くなっていたのが
気になっていた。
されど、買い替える余裕もなく、
鉄製のシェードのさびを落とし、
再塗装で当面を凌ぐつもりでいたが、
そこに好みの形状と色で、
しかも耐久性に優れたホーロー仕上げの
新品同様のランプシェードが現れ、
しかも、ネット価格の
80%OFF。
これを買い逃すのは、罪。
次の日、シェードが我が家にやってきて、
土曜日、9時に作業開始、
翌日、午後4時に取り付けを終えた。
先ずは、屋内用の吊り下げ仕様を
屋外用に改造。
この作業で一番、頭を使い、苦労したのが
どうやって見た目良く、
シェードを取り付けるか?
2本の脚を組み立て、テーブルと固定させ
そのトップに屋根を付け
シェードを取り付けることにして、
いよいよ、苦労の作業が始まった。
残念ながら、苦労の現場画像なし。
ぶどう棚に取り付けていたシェードと
同じ高さで取り付けるために、
長さ2mの2本の脚を
テーブルの鉢置台支柱の両サイドに
取り付けたが、
地面からの高さ総3m50になるため
脚の強度に苦心した。
週末から東京に行った
スージィー留守の間の作業は
すべて、一人。
そして、待ちに待った夜がきて
スウィッチをONにする。
それは、
ランプシェードとの出会いに感謝する
グラス片手の「点灯式」
そこで、一句
「ほろ酔いで 灯り親しむ 秋の夜」
作業を始める土曜日の朝、
YouTubeで初めて耳にし、
その質の良さにたちまち反応し、
一人作業の一苦労を軽快に
背中を押ししてくれたのが、
優れたトランペッター、
ロイ・ハーブローグ。
早速、ウィキペディアで
彼のことを調べると、
残念なことに昨年11月、
49歳の若さで亡くなっていたが、
彼の音楽との出会いには、
心から感謝したい。
始めだしたら止まらない
ランプシェードの作業と一緒で、
余りにも心地良すぎて、
勝手に動く身体を止められないほどの
今日の曲、
「Strasbourg Saint Denis」
ロイ・ハーブローグ・クインテット