我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「スージィーのチャレンジ」

2021年01月25日 | 日記

 

知り合いに牡蠣が大好きな
女性がいて、

正月にスージィーが作った
牡蠣のグラタンが美味しくて、
そのことを女性に話すと、

「牡蠣のグラタンを一度も、
食べたことがない」
と言うので、

料理の苦手な彼女のために、
スージィーはグラタンを
作ってあげることにした。

むき身の生牡蠣を買いに
スーパーに行くと、
殻付きも売っていたので、

むき身を一袋と、
10個ほど箱に入った
殻つきを買ってきた。


早速、スージィーは
キッチンでグラタン作りに
取り掛かり、

オヤジは七輪に火を起こし、
喜多里亭で牡蠣を焼く準備に
取り掛かる。


暖かな日曜日の午後4時半、
グレーチング(側溝などの蓋)を
火の起きた七輪の上に置き、



牡蠣を並べ、火が通るのを、
ウィスキーを飲みながら
待つこと暫くして、

グツグツと
牡蠣が騒ぎ始めたら、



左手に軍手、右手にナイフで蓋を開け、
そのナイフで殻に付いた牡蠣を外し、
この日はレモンとケチャップで、

殻で口をケガや火傷せぬように、
白い汁と身を口にする。


何故、グレーチングが牡蠣を焼くのに
都合が良いかといえば、

フラットで不安定な網と違って
牡蠣から汁がこぼれないように
溝で牡蠣を固定できるから。

また、この位サイズの方が、
「一人牡蠣焼き」には丁度良い。


暫くして、オヤジのために
作って貰った牡蠣のグラタンが
出来上がったが、

スージィーは牡蠣にあたる体質で
一口も食べられず、

牡蠣焼とグラタンの牡蠣づくしは、
オヤジの独り占め。



皮肉なもので、
食べるのは好きだけど、
料理が苦手の人もいれば、

料理は好きだけど、
食べられないものがある
人もいる。


確かに、牡蠣のグラタンも
美味しいに違いないが、

個人的な好みから察するに、
牡蠣は生か火を通して、

レモンなどの好みの
食材を添えて食べるのが一番で、

グラタンは、ホワイトソースや
生クリームにチーズなど、
他の食材の個性に埋もれて、

牡蠣本来の素材の美味さが
引き出されていないように
感じてしまう。

これをスージィーに言うと、
「少し、工夫してみる」と言う。


「せっかく作るなら、
美味しいものを届けたい」
と思うのは、誰しも共通の心理。

味見もできず、永年の感と
塩梅(あんばい)だけで作り、
オヤジの舌が唯一の頼りとなる。


さて、喜んでもらえるグラタンが
出来上がりますやら。

スージィーのチャレンジは、
これからも続きます。


「チャタヌ-ガ チュー チュー」

唄:細野晴臣

の最初の動画が削除されましたので、
206年4月、西南学院大学の

細野晴臣 & 東京シャイネス
 福岡公演の同曲にチェンジします。

このコンサートには、
オヤジとスージーも観客の二人。

オヤジの声は、のちに収録した
DVDに収められています。

「チャタヌガ チュー チュー」

細野晴臣 & 東京シャイネス 
福岡公演より


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昨日、出会った女性の話」

2021年01月18日 | 日記

日曜日、見かけない同世代の女性が、
「少し、お話がしたいのですが、
宜しいでしょうか?」と、

ラティスを取り付けている
フェンスの所まで近づいてきた。

女性は開口一番、
「このお店が気になって、
いつも前を通るんですけど、

いつもCloese(閉店)ばかりで、
お店は何時に営業するんですか?」
と尋ねられたので、

こんなお店があったら
楽しいだろうとなと言う

遊び心と洒落で
やっていることを説明すると、

「この辺りは住宅街で、
レストランもカフェも無いから、

是非、お店をやって下さいよ」
と話し始めた。

今までにもいろんな方から、
同じ趣旨の言葉を頂いたが、

こちらが遊び心なら、
向こうも遊び心。

しかし、この女性は違った。

違うのはその顔、
正真正銘の真顔。



女性はネットが開け放された
フェンス越しに庭を眺め、

「このお庭なら今、直ぐにでも、
OPENできるじゃないですか」
と言った後で更に、

「奥さんは、自分でコーヒーを
ドリップされますか?」
と聞かれたので、

「ミル付きのコーヒーメーカーで、
豆から抽出しています」
と答えると、

「充分ですよ。だったら、
コーヒーだけでも始めません!」

と言った後、
二人の齢を聞かれたので答え、

仕事をしているかと聞かれたので
「はい、二人とも」と答えたら、
少しがっかりされた様子。

思い通じずと、観念したのか
「もし、お店を始める時は、
必ず、知らせて下さいね」と、

自分の住まいを、こと細かく説明し、
我が家を離れようとした時に、
彼女に声を掛けた。

いろんな話を暫らくしたが、
この寒空の下を軽装でいるのが
妙に気になって尋ねたら、

「私、出来るだけ
薄着でいることにしています」。

この言葉でやっぱりかと
直ぐに、気が付いた。

彼女との会話の中で随所に、
普通の女性とは違う独特の
人生観を感じていたからだった。


今にして思えば、彼女の
「お店を始めませんか」は、
個人的趣向や、お節介ではなく、

私たち二人へのメッセージでは
なかったのではないかと
感じることもできる。


昨日、初めて会った彼女の
三つの顔を思い出す、

希望(夢)を語る時の真顔と
がっかりした時の顔、そして、
住まいを説明する時の真剣な顔。


もし今度、彼女に会ったら、

「三人で一緒に、庭で
 コーヒーでも、飲みませんか」
と必ず、言おう。



今日の日記には不似合いな曲で、
聴いていてむずかゆい気分だが、
選曲したのは、スージィー。

どうか、最後まで。

「夢をあきらめないで」

唄:岡村孝子




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「どうかご容赦願います」

2021年01月17日 | 日記



枕木ステージのラティスの素材が
劣化していながら、
何年も交換できなかったのは、

ラティスの後ろにあるフェンスが
取り換え作業を難しくしている
からだったが、

憎っくきフェンス眺めていたら、
ある案が閃いた、

どうして今まで、こんなことに
気が付かかったろうかと思いながら、
案を実践すると、

フェンスのネットを移動することができ、
永年のフェンスの呪縛から
一気に解放された気分。



今までのW120×H60のラティスが
ホームセンターになく、
自分で作ることにして、出来上がり。



ネットを元に戻して、作業は終了。



元通りになったフェンス。



枕木ステージにラティス取り付けた時は、
空地でフェンスはなく、
地主が駐車場にしたと時に工事したもの。

朝10時半から取り掛かり、
午後3時に作業終了。


ネットを動かすときは確かに、
罪悪感がありましたが、
何一つ傷つけることなく済みました。

大家と言えば親も同然、

店子(たなこ)と言えば子も同然。

駐車場の大家様、寛大な心で
どうかご容赦も程、願い存じます。

大家様には関係ないことですが、
費用は板6枚に消費税込みで、

2000円以内で済みました。

 

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「正月に思うこと」

2021年01月13日 | 日記

今日は、すっかり正月気分も抜けた
1月も早、中旬だが、

いまだに、正月の名残があるとすれば、
正月の食卓に上がった
残り物の食材を
今も口にしていること。

餅が大の好物で、正月に関係なく、
焼いた餅を醬油に絡め、

あぶった海苔を巻いた磯辺餅にして、
年中、いただいているが、

正月雑煮の味が忘れられず、
あり合わせの具材を使い
今でも作って貰っている。


毎年暮れには、糸島へ正月用の
魚介類の買い出しが通例で、

昨年も29日の早朝に出かけたが、
喪中の正月でもあり、

買ってきたのは、
好物のナマコ、牡蠣、サザエに、
魚を少しほど。


今年は初めて、我が家は
たった二人だけの正月。

囲む食卓には、おせち料理もなく、
質素で静かな喪中の正月だったが、

喪中の正月も、一度経験してみれば、
何の不足も不平もなく、
昔のことを思えば、これで充分だと、

来年も ” 喪中の正月スタイル ” で
新しい年を迎えることにした。





正月特番で観たのは、
江戸時代の画家、伊藤若冲の
二つの番組ぐらいなものだった。

各局、芸人、タレントを総動員し、
高額のギャラと製作費を投入し、

似たり寄ったりの番組を一日中、
放映し続けることに
毎年のことながら、辟易(うんざり)。

いったい、どれだけの人が
喜んで観ているのか、

開いた口が塞がらないのは、
私、一人だけだろうかと。




コロナで子や孫のいない正月、
寂しい思いをしたスージィー。

どちらのお家も、
来年の正月にはコロナも終息し、
子や孫、家族みんなが一同に集い、

おせち料理を囲み、酒を酌み交わし、
笑いの絶えない賑やかな正月を
迎えたいと願っている。

しかし、我が家は違う。

今年、コロナ禍で経験した
質素で静かな、おせち料理もない
” 喪中の正月スタイル ” でも、

お金が
暮らしを豊かに、心を幸せに
するのではなく、

もっと大事なものがある
ということを、

ひしひしと感じられる
新らしい年にしたいと
願うのです。

「You Raise me Up」
貴方が私を元気にしてくれる

唄:
マーティン・ハーケンス

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「ショックな出来事」

2021年01月11日 | 日記

九州中央部の山に囲まれた
小さな町に生まれ育った
音楽大好き少年は

小学高学年になると、親から
SONYのポータブルラジオを
買って貰い、


当時は山に囲まれた環境ゆえに、
放送局から発信されたの電波は
テレビもラジオも受信し難く、

そこで少年は、テレビの
フィーダー線を
庭中に張り巡らせ

集めた電波をラジオのアンテナに
フィダー線を接続し、

当時はヘッドホーンなどなく、
夜更かしが親に気付かれないように

布団の中で夜遅くまで
海の向こうの音楽を夢中で
聴いていた。

そんな時代を過ごした少年は、
時代は変わっても毎日、
音楽を愛し続けている。


時代は変わり、
ラジオからステレオになり、

更に時代は変わり、
スピーカーと周辺機器は画期的に
進化を遂げ、

食べるだけのお金しかないのに、
「どうしてもこれだけは、お願い」
と、スージィーに頭を下げ、

SONYのポータブルラジオに替わって
今、我が家には4種の
BOSEの機器に囲まれ、

お陰様で、素晴らしい環境で
音楽を愉しませて頂いている。


今日、昔を懐かしむ
日記となった
契機は、

あるショックな出来事。

そのBOSEが15日に、
欧米や日本、オーストラリアにある
計119の直営店を

今後数カ月で全店閉鎖し、
今後はインターネットでの販売に
シフトすると発表すると知ったこと。


昨日、ブルートゥース
ポータブルスピーカー
SoundLink Miniのペアリングが不調で

鳥栖店に電話したら、
正月売り出しが今日までにも関わらず
通話ができず、それで気が付いた。


BOSEファンとっては、
これからどうしたものか
不安でならないが、

時代が変わり、60年の時を経て
SONYのポータブルラジオが
BOSEに替わったように

メンテナンスをはじめとして、
顧客対応がスムーズに運営できる
BOSEの新しい時代がくるのを

今はただ、待つしかない。


「The Times They Are A-Changin' 」
時代は変わる

ボブ・ディラン

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「また、雪が降りだした」

2021年01月09日 | 日記

8日金曜日の早朝、
糸島に住まいのある社長と
飯塚のカトウさんから、

「今日は、雪で動けないので
会社は臨時休業にします」
との電話があった。

朝起きて、窓越しに外を眺めると、
昨夜から本格的に積もりだした雪が、

屋根のとっぺんから、
道路、車、樹木に至るまで、

街中を覆っているので
、多分、
そうなるだろうと思っていた。


強い寒波による、久しぶりの大雪に
心がざわつき始めた、

善し、朝から一日、家で好きなだけ
雪を堪能出来るぞ!

木曜日夜の、庭景色。



灯篭とその周辺に、降り積もった雪。



金曜日8日、更に雪は降り続き、
餌を求めて鳥たちがやって来た。

雪の中、ミカンを啄むヒヨドリ。



毎年、ミカンを目当てに
ヒヨドリがやってくるが、

今迄、ミカンを食べつくした後で、
蠟梅(ろうばい)の花を食べるのを
見たことがなかったが、

それは雀も同じだった。

蠟梅の木にとまり、
花(実?)を食べるヒヨドリ。



その雀だが、雪で餌がないのか、
庭中を飛び回るのが見ていて辛くなり、

ヒヨドリやメジロには
ミカンを与えて、

雀だけ餌をあげないのは不公平で、
鳥を愛する者の
することいではないと、

観るに見かけて、
やらないことにした餌を
とうとう、

1階の乾いたコンクリートの上に
まくとにした。


そして、メジロだが、
ある驚きが待っていた。


今年もミカンを喜多里亭の
テーブルに置くことにしたら、
期待に応えてメジロがやって来た。

「へぇー、ここが喜多里亭かい」



ガラス越しの至近距離1mでの撮影画像



拡大画像



出来ればもっと、近くで見たいと、
亭に出て椅子に腰かけて待っていると、
暫くして、近くに2羽がやってきた。

驚いたのは、椅子とテーブル間の
僅か至近距離1m以内のすぐそばで、
ミカンを啄み始めたこと。

小さな声でささやくように、
「腹一杯、食べて行けよ」
と言っても

離れる気配もなく食べ続けるので、
この機会をカメラに収めようと、
ほんの少しだけ身体が動いた瞬間、

メジロは飛び去った・・


鳥たちには鳥たちの営みがあり、
その営みを愉しむ人間の営みもある。


もう直ぐ、9日午後3時。

メジロがテーブルでミカンを啄み、
雀がまた、大勢でやって来た。

スージィーが、
「どうしよう、雀に餌あげようか」
と言うので、

「うん、あげたら」と言うと、

急に空が暗くなり、
また、雪が降りだした。



追加画像

先ほど、午後六時に撮ったのは、
雪の解けだした庭と、
雪に埋もれた鶏の画像。

雪が解ける前の鶏は、
トサカだけしか見えなかったので、

雪は二日間で
約10cm近く降ったことになる。






曲は、ビートルズでも
ポールでもなく、

Crosby, Stills & Nash
クロスビー・スティルス&ナッシュ

「Blackbird 」

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「喜多里亭で雪見酒」

2021年01月07日 | 日記

7日~9日の掛けて、
九州に強い寒波がやってくる。

平地でも大雪が降るらしく、
既に朝から、横殴りの風に
雪が舞っている。

九州に暮らす者にとって
雪は格別のものだが、

過去にその雪の性で、
泣きたいほどの
辛い思いをした女がいる。

丹精込めて育てた花を、
雪でダメにしてしまった
スージィーだ。

雪の報せを聞くたびに、
同じ轍は二度踏んではならぬと

スージィーは、
外に置いてある
雪に弱い鉢を真っ先に室内に
移動させるのだが、

予報だけで降雪のないことが多く、
移動が徒労に終わるのは
昨年の暮れも同じことだが、

それでも万が一に備え、
外から室内へ、室内からの外への
往復を何度も繰り返す。

しかし、今回は
どうやら本物の大雪のようだ。


画像は昨日、移動した後の、
殺風景な花台と周辺。



左の雪除けのパネルの下には、
移動不可の大きな鉢の
ボンザ・マーガレット。

玄関と、上のフロアーに移動した花。



昨日、移動を終わらせ、
どうやら今回の移動だけは
骨折り損で終わりそうになく、

現在、午後4時半過ぎ。
雪は強い風に煽あお)られながらも、
街は次第に雪に包まれていく。


今夜、スージィーは
何の心配もなく、安心して
庭に降り積もった雪を眺め、

あたしゃ喜多里亭で、
日本酒の熱燗一本抱え、

「雪の降る夜(よ)の雪見酒」
と洒落込みたい。

「雪見酒 」

遠藤賢司

 

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「そんな予感に満ちている」

2021年01月06日 | 日記

三が日も明けた4日の午後から、
愈々、庭師は始動開始。

先ずは、年越しになって仕舞った
枕木ステージのリニューアルを
始めることにして、

リュウノヒゲとガーデニング用の
敷石を買ってきて作業開始。



枕木を水で洗い流し、出来上がり。



と思っていたら、何か様子が違う?

等間隔で敷き詰めていた
枕木の間隔をよく見ると、

特に一番前の枕木が前に出され
間隔が広くなっていることに
気が付いた。

隙間にバールを差し込み
間隔を調整しようとしたが、
びくともしない・・

その日は諦めて翌朝から、
枕木を掘り起し

敷き詰め直しが始まった。



驚いた。枕木を掘り起こすと
ステージの柱を這うツタの根っこが、
何本もびっしり重なりあい、

枕木の隙間に伸び、
その先端はリュウノヒゲを
植えたところまで達していた。


根っ子の成長の勢いで、
前から1番目と二2番目の枕木を外に
押し出している。

専門家じゃないから判らないが、
等間隔に狂いが出たのは、
そうとしか考えられない。

根っ子の一部。



再発防止に、コの字型の杭を
打ち込むことにした。



性格は大雑把で、気分次第で
手抜きもするくせに、
こと、大工仕事に庭仕事となると、

水平・垂直、等間隔等、
見た目のバランスだけは決して
妥協しない徹底ぶり。

ほんの少しの狂いなど
誰も気にもしない筈なのに、

「枕木を掘り起こすほどの情熱は、
ほかに使い道はないの」かと
誰からか言われそうだが、

「自分の庭だ、好きにやろう」と、
自分の作法を崩さない。



枕木に接した
リュウノヒゲを植え直し、

苦労の甲斐あって
等間隔を見事に取り戻した
ステージの枕木。

努力は、自分を裏切らない。

春になる頃には、
リュウノヒゲが根付き、枕木ステージが
違う顔を見せてくれる。

正月5日目の
土にまみれた初の庭仕事、

我が家の庭には今年も、

愉しみが溢れる
そんな予感に満ちている。


「Carolina In My Mind」

ジェームス・ティラー



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「アンタもな!」

2021年01月02日 | 日記

切っ掛けは、確か15年前のこと。

餌(え)付けした野生の雀が
人になつく動画を見て、動画のように
なついてくれたらと、

庭に餌付け用のバード・フィーダーを
置くことにした。

しかし、雀は警戒心が強く、
何時になっても
なついてくれる気配はなく、


それでも毎朝、50羽を超える雀が
餌を求めてやって来るが、

それはそれで可愛くもあるし

あてにもしているだろうと、
相変わらず餌を与え続けている。

雀のバード・フィーダー。



2年前、駐車場向こうの、
空き家だった土地に新築の家が建ち、

7歳を筆頭に3人の女の子のいる
そのご家族とは、以来、
親しくさせて頂いている。

暮れも押し詰まった30日、
スージィーが、

「ワタヌキさんの家の左の屋根に、
少し雀のフンが目立たない」
と、突然、言い出した。

「いくら親しくても、餌の性で
屋根が雀のフンだらけになり、
逆の立場だったらどう思う・・」

「そうだよな」

苦渋の決断だったが、
意を決し、
31日の朝をもって、
餌を与えないことにした。


正月の朝が来た。

いつものように雀が、

ワタヌキさんの屋根にとまっている。

何時もなら、バード・フィーダーの器に
餌を入れると、雀は一斉に

降りてくるのに、

降りては来ても、そこには餌がない・・


雀たちは「ねぇ、今日はどうして
餌をくれないの」と、

庭中を飛びまわって
アピールを繰り返す。

観ていて辛かった。

永年、一緒に朝を迎えた雀たちとの
別れの時がが来たようで、
本当に寂しかった。

でも、仕方ない。

そして2日目の今日、雀は諦めたのか
ワタヌキさんの屋根にも、家の庭にも、
一度も姿を見せなかった。


「一年の計は、元旦にあり」

この先、一年。

食うに困らぬ暮らしができるように、
しっかりとした計画を立てることを
雀たちに願っている。


もしかして、雀からも言われそう

「アンタもな!」と。


ピーター・ポール&マリーに
しようと思ったが、この曲にした。

「Tiny Sparrow」

ちっちゃな雀

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