我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「良好な関係」

2019年02月27日 | 日記

一昨年、ニトリで
蚊取り線香スタンドを買った。

その夏に使う筈の蚊取り線香
スタンドを
二年後の冬に、

バード・フィーダーとして
使うことになった。

それは、庭主が
メジロが誰にも邪魔されず、
好物のミカンを啄むことのできる

快適な空間を作ってあげる
試(こころ)みのためだったが、

試みは成して、メジロがやってきた。


メジロにとっては、その空間が
本来は蚊取り線香スタンド
であることなど、どうでも良いことで、

関心があるのは、
美味しいミカンを誰にも邪魔されずに、
頂けることだけ。

そして庭主は、メジロに気付かれず、
メジロの満足な様子を
そっと写すことだけ。


誰にも邪魔されず
ミカンを啄(ついば)んでは微笑み、

メジロに気付かれず、
メジロを撮れては微笑む。


邪魔されない幸せと、

気付かれない幸せ。


これが庭主とメジロの、
極めて良好な関係。

チャーリー・チャップリン作

「スマイル」

唄:小野リサ

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「転用と再生」

2019年02月24日 | 日記

世の中には
情報と物が溢れていて、

お金さえあれば
何でも手に入る。

じゃ、欲しい物があって
お金がなければどうやって
欲求を満たすのか?

その答えは、

欲しい物は
自分で作れる以外になし。


西村さんが、
メジロのバード・フィーダーを作ったが、
ヒヨドリ対策に困っていた。

木製の取っ手が朽ちて
使えなくなったステンレス製の
バスケット2個を

バード・フィーダーに作り替えた
小生の自作を参考に、
自分で作りたいとのことだった。

もともとは、キッチンで使う
半径のお洒落なバスケット、
今はバード・フィーダー。



西村さんの自作の画像。





身の回りの材料を利用して
工夫して作った楽しさがある。

自分で作るのは楽しいし、
目的を達成できればもっと楽しい。


西村さんとバード・フィダーについて
やり取りをしていた後で、

確か2年前、
ニトリで買って使わず仕舞いの
(確か、500円もしなかった)
蚊取り線香スタンドを眺めていると、

これが、バード・フィーダーに
使えることに気付いた。



これを塔の台に乗せ、メジロを待つことにした。

知らないうちに、ミカンは見事に
メジロが啄(ついば)んでいる。

デザインが気に入って買って、
使わず仕舞いの蚊取り線香スタンドに、
こんな使い道があるとは!

壊れて使えなくなって、
再生したのが、もう一つ。

外部の動きを感知し、
身体を動かせ鳴き声を発する
電池で動くウグイス。

装置から壊れないように外して、
枝に乗せて固定し、

小物として使えるようにするのに
2時間近くかかった。


蚊取り線香スタンドを、
バード・フィダーとして使うのは、
「転用」、

使えなくなったものを
本来の用途とは別の
用途に使えるようにするのは、
「再生」。

自分で作るのは楽しい、
再生もこれまた、楽しい。

さて、使えなくなった小生自信を
これから先、どうやって再生させるか。

只今、思案中!


今日の曲、転用と再生には
ちょっと、ニュアンスが違うが、


「One more time, One more chance」

山崎まさよし

 

コメント (7)
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「されど、別れは辛い」

2019年02月22日 | 日記

昨年の暮れ、
ケンタのプレゼントを買うために
訪れたゼビオスポーツで、

一目で惹かれた商品は、
モスグリーンカラーの
シンプルなデザインで、

何よりも魅力は
クリアランス・セールの
大幅な値引き額のニット帽。

購入以来、外出の際は
常に身に着け続けるほどの
お気に入りとなっている。


風邪が完治し、
随分と寒さも和らいだのを機に、
ウォーキングを再開して暫くなるが、

今や、このニット帽は
ウォーキングの友。

もう一人の友、 
鈴鹿の同級生にも触発されて
再開したウォーキング

帰宅して外へ出るのは
夕刻五時半近く。

随分と陽も永くなり、
家の周辺を気の向くままに、
日替わりコースを歩き始める。

先日、住宅街を歩いていると、
何処からともなく、

儚(はかな)げながらも甘く、
気品さえ感じる柔らかな香りに
足を止めた。

「何だろう? 何処だろう?」

と、一段上にある住宅を見上げると、
そこには身の丈ほどの梅の木に
満開の白い花

花と香りに足を留められて、
冬の風情は歩きながらでも楽しめる。

また、歩き始めると暫くして
今度は大きな枝垂れの梅の木が、
ピンクの花を咲かせている。

なんと、見事な枝垂(しだ)れ梅だ。

木の下には、落ち始めた花びら。



此処でも足を留めて
香りを楽しもうとしたが、

木も花も見事なのに、
香りは白の梅の木のほうが
芳(かぐは)しく感じられる。

菅原道真公の

東風吹かば
匂ひおこせよ梅の花
あるじなしとて
春な忘れそ

飛梅の大宰府天満宮が近いせいか、
此処、春日村にも梅の木が
多いことに、今更ながら気づく。

2月も半ばを過ぎて、春が近いことを
教えてくれる梅の花姿と香りを
ウォキングで楽しみ、

冬の寒さが少しずつ遠のき、
春の訪れを少しずつ感じとれる季節の
はざまを歩くのは、

毎年のことながらも、
つくづくと有難みを想う今日は、

空一面グレー一色の
2月の22日。


この先暫くは、
お気に入りのニット帽に
お付き合いを願うことになりそうだが、

心は春よ来い、

されど別れは辛い。


端唄(はうた)
「梅は咲いたか」

 ♪

梅は咲いたか 桜はまだかいな 
柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり  
しょんがいな~


梅にしようか 桜にしよかいな  
色も緑の松ヶ枝に
梅と桜を 咲かせたい  
しょんがいな~




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「おもいの丈」

2019年02月15日 | 日記

あるところに、
マーロン・ブンドという名の
1匹のウサギがいました。

ある日、マーロンは
ウェスリーというオスのウサギに
出会います。
 

「しなやかな長い耳に、
ふさふさしたしっぽ、

なんて素敵なウサギなんだろう」と、

マーロン出会った瞬間から、
彼に惹かれてい
きます

2匹はすぐに意気投合し、
庭やお屋敷のなかを一緒に、
元気に駆け回ります。 

そうして楽しい時間を
過ごしていくうちに、

2匹はお互いへの想いを
募らせていったのです。
 

ある日、マーロンは、

「ウェスリー、もう君なしで 
跳(は)ね回りたくないよ」

と言いました。

すると、ウェスリーも

「不思議だね、
僕もそう思ってたんだ。

マーロン、もう君なしじゃ
跳ね回りたくないよ」


マーロン、

「だったら、結婚して
ずっと一緒に跳ね回まわろうよ」

しかし、
ここで問題が起こります。

ウェスリーはオス、実はマーロンも
オスだったのです。


みんなのリーダーである
カメムシが言いました

「「オスのウサギは、メスのウサギと
結婚することになっている。

おまえ達は普通と違う。

普通と違うことをするのは、
いけないことだ」

と、猛反対したのです。

この「にじいろのしあわせ」の
主人公、マーロンという
オスのウサギ
は、

両性愛者政策・権利拡大に対し
反対姿勢をとっている
米国副大統領ペンス氏の家族が、

ワシントン公邸で
実際に飼っているウサギで、

ペンス氏の妻と娘が
マーロンをモデルにした絵本を
風刺したものです。

既に、全米で80万部を売った
ヒット作です。


ところ変わって、舞台は日本。


14日、国が同性同士の
結婚を認めないのは、

憲法が保障する婚姻の自由を侵害し、
法の下の平等にも反するとして、

同性13組のカップルが
国に損害賠償を求めて
札幌、東京、名古屋、大阪の
4地裁に、国内で初めて
同性婚の合憲性を問う提訴しました。


カップルはそれぞれ手を取り合い、
プラカードを掲げ、東京地裁の前を
堂々と歩く姿を親父は見ました。

誰もが、幸せになる権利を
持っています。

もう直ぐ、彼らに明るい未来が
待っています。

必ずやって来るその日まで
私は彼らを応援します

堂々と!

もし君が落ち込んで混乱していたら

誰と話しているかも思い出せず

集中できなくなってしまったら

それは君の愛しい人が

遠くにいるからだろう


握られたグローブにバラが咲き

鷲が鳩と一緒に飛ぶ

もし君が愛しい人と一緒にいられないのなら

Love the one you're with

君のそばにいる人を愛せばいいんだよ

Love the one you're with,

Love the one you're with

「Love the one you're with」

ステファン・スティルス

 

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「妙薬と妙案」

2019年02月11日 | 日記

暖かな日差しに包まれた
庭を眺める心には、

まるで長い間の呪縛から解かれ、
自由を取り戻したかのような
安堵感がある。

「春来たりなば」

その安堵とは、
暖かな日差しが
待ち焦がれる春が近いことを
想わせることもあるだろう、

しかし、実はやっと、いつもの体調を
取り戻したことによるもの。


「元気が一番」

を提唱する親父も近年、
風邪をひき易くなった。

一冬に二度は、必ず風邪をひくし、
一度ひけば、治り難くなってきた・・


一月末の、今年〝最初の風邪〝は、
例年の症状にはない、

昼夜、お構いなしの咳と喉の痛みに、
所構わずの、フラワーウォーターに
悩まされ続けた。

風邪が長引くにつれ、
これから先のことが思いやられ、
悲観的な思いが心を支配していく。

それが、冒頭の「呪縛」


正直、もう若くない。

しかし「若い時は」などと、
間違っても書きたくないが、

昔は、サウナに行って汗を流したり、
病院に行って薬を頂いても、
半分は飲まずに治っていたものを、

今回は五日分の薬を
〝お替り〝する始末。


心配のあまり、2度目の受診で

「先生、風邪の長引く原因は、
何処か別に悪いところがあるのですか?」
と尋ねた。

正直、
67。
しかし「歳が歳ですから」などと
間違っても聞きたくないし、

そこいらの年寄りとは、一緒くたには
して欲しくない。


先生、曰く
「お歳の方は、長引きます。

しょんべんが少し甘い以外は、
至って健康です」

と言われても、
当人にとっては慰みにも
なりゃしない・・


庭のバード・フィダーに、
メジロではなく
百舌鳥(もず)が一羽やってきて、

いつの間にか、
明るい空がグレーに染まっていた。

寒と暖を繰り返し、もう直ぐ、
冬から春への本格的な季節の
変わり目がやってくる。

季節の変わり目に、
二度目の風邪を迎えるやも・・


「来た時は来た時、
先のことなど心配しない」。

これも正直、強がりだが、
憂いだところで仕方ないと
諦(あきら)める。


ディランの曲に
Don't Think Twice, It's All Right
がある。

直訳は
「同じことを
2度、考えるな。
それでいいんだ」

だが、解釈は

「くよくよするなよ、
それでよかったんだよ」


金曜日の夕刻、パソコンから、
落語の長尺ものの人情噺(ばなし)

ブルートゥースで風呂に置いた
スピーカーに飛ばし、
温(ぬる)目のお湯に一時間ほど浸かり、

涙と汗をたっぷりと流したせいか
随分と体調が良くなり、

やっと、風邪のことを
日記に記す気分になってきた。


小生、くよくよはしませんが、

どなたか、風邪をひき難くい体にする

妙薬と妙案を
ご存じありませんでしょうか?


♪ 

座りながら考え込んだって
どうにもなりゃしないよ、ベイビー
今でもわからないんならね
座りながら考え込んだって
どうにもなりゃしないよ、ベイビー
どうしようもない事さ 

雄鶏が夜明けを告げる頃
窓の外を見なよ、俺はもういないのさ
旅をするのは君が原因さ
だけどくよくよするなよ、
これでよかったのさ

Don't Think Twice, It's All Right

コメント (3)
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「 目を閉じた冬の午後」

2019年02月02日 | 日記

「モンローが死んだ日」の感想文的な、
「許されるなら、もう一度」の
アップする曲に、

大作曲家、故ミシェル・ルグラン氏が
映画のために書いた
「夏の思い出」を選曲した後で、

「恋」にまつわるルグラン氏の曲なら、
ずばり、映画のタイトルが「恋」の
テーマ曲があったことを思い出した。


物心が付いたころから
聴き続けた曲の数々は、今も脳の何処かに
万の単位で眠っていても、

旋律はしっかり、憶えていても
曲名を思い出せなかったり、

最初に曲を聴いた時の印象も、
何十年もの時を経れば、最初に感じた
印象や評価が変わるものがある。

時を経て、数多くの経験を重ね、
環境も変わり、つられて嗜好も異なれば、
おのずと、モノの価値観も変遷するもの。


同級生や同世代の多くが、
ポップスやロックに夢中になっている頃、

並行してスタンダードやジャズに
興味を抱いた時代があった。

丁度、そんな時代に、
人気絶頂のアイドルを返上し、

たとえ売れなくても
自身の目指した音楽に勇往邁進する
一人のミュージシャンがイギリスにいた。

電気楽器のバンドのバックを、
オーケストラに代えて、

自作の曲を中心にアルバムを作ると、
自信作は発売と同時に大ヒットとなり、
最優秀アルバムに選ばれるなど、

当時、イギリスではビートルズを
凌ぐほどの人気を博していたが、

アルバムをリリースするごとに、
曲は個人的で内省的な作品が多くなり、

彼の変貌にファンは戸惑い
次第に人気は失墜してしまう。


果たして彼は、イギリスの
アンディ・ウィリアムスや、
フランク・シナトラに
なれたのか、なれなかったのか・・


そのミュージシャンとは、
ソロになる以前は
ウォーカー・ブラザースに在籍した、
スコット・ウォーカー。


音楽が好きなだけで評論家ではなく、
彼に対する、シンガーとして、
また、ソング・ライターとしての
世間の真の評価は解らないが、

彼のCDは、コレクション数の多い
好きなミュージシャンの一人。


前述の映画「恋」のテーマ曲を
歌っていたのがスコットで、

彼を思い出したのを機に、
当時の彼の作品を聴きあさったが、

最初に聴いた時の印象を一新する
素晴らしい作品に再び出会え、
今、至極、感激している。


誰かさんが言った
「今と比べて、
昔の歌はいい歌ばかりだったよ」

と嘆く。

それを聞いて、達郎が言った
「何十年もの時のふるいに掛けられて、
いい曲だけが、今に残る」

けだし、名言!


空は雲一つない
青天井(あおてんじょう)
にもかかわらず、

風邪をこじらせたのか、
外出する気にもならず、家で一人、

偶然にも「マリリンの死んだ日」
から派生した彼の歌に、

時には目を閉じて耳を傾ける、
土曜日の午後。


動画が二つに、心に染みい佳曲が三つ。

最初の曲、二つが

ミシェル・ルグラン作曲、
「I Still She You」

続いて、
スコット・ウォーカー作曲の

「My Way Home」

最後の動画が、同じく、
スコット・ウォーカー作曲

「コペンハーゲン」

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