「アメリカン・コッカー・スパニエル」は、
我が家の愛犬の犬種です。
小学生の頃、
故郷リトル・カントリーの中心街
アロー・フィールドのアップタウンに
「油屋」という金物屋さんがあり、
そのお店で飼っていた、
今までに見たこともない犬が、
「アメリカン・コッカー・スパニエル」でした。
あまりにも可愛らしいその犬に
出会って以来、私にとって、
この犬種が“犬の全て”となりました。
「三つ子の魂百まで」、
「幼い頃の性格や気性は、年をとっても変わらない」
の意味の諺がありますが、
性格と同じように「好き、嫌い」の嗜好も、
子供時代に起因したものがそのまま
確立してしまうことが多いように思われます。
それは人に限らず、犬も同じの様です。
甘やかして育て、そのまま大きくなった二匹は、
いつまでたっても自分が家族の中心と勘違いし、
飼われてる立場を忘れた振る舞いを
している節が多々あります。
特に訪問客に対する二匹の態度は、
「ピンポーン」と同時に、吠え始めるだけでなく、
お客様が近くに寄ってこようものなら
噛みつく勢いです。
「俺達がこの家の主人だ!」と言ワンばかり。
ひょっとしたら、訪問客は彼らにとって、
不法侵入者に見え、懸命に私達を
守ろうとしているのかも知れませんが、
訪問客への私たちの態度が
「ウエルカム」なのに対し、
彼らの態度は
「ホエルカム(吠える、噛む)」。
スージィーは、そんな2匹を
甘やかし育てたのを悔みますが、
実はもう1匹、甘やかしている
“頭の黒い犬”がいます。
「愛犬と旦那は、愛情を持って、
時には厳しく育てましょう」。
飴と鞭。