我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「人生と花吹雪」

2021年03月31日 | 日記

今年も春の空を埋め尽くした
桜の花を、連日、
有難く鑑賞させて頂きました.

しかし、咲き誇った花は暫くして
花吹雪となって散り始め、

今では花に代わって
新緑に包まれようとしています。


土曜日、セリ摘みに出かけた際、
摘んだセリを洗う小川の上には、
小さな公園の3本の桜の木。

満開の役目を終えた桜の花達が
花吹雪となって小川に落ち、

花は川面一面(かわもいちめん)を
底が見えないほど覆いつくし、

次々と下流へ流がされいくのを
眺めていると、

美しくもあり、
また、哀しくもあります。


明治の作家、林芙美子さんの短歌

「花の命は短くて 
苦しきことのみ 多かりき」

この歌はあまりに有名ですが、
桜の花の命は本当に短いものです、

それは人の命とて同じです。


桜の花吹雪を見ると、
20年前に亡くなった親父のことを
思い出します。

親父の葬儀が終った後、
近くの公園の桜の木の下を
車で通り掛かった時、

桜の花吹雪が見事だったことを、
今でも忘れずにいます。

スージィーは今でも、
桜の季節は勿論のこと、

公園の桜の木の横を通る度に、
親父が旅立った空に

見事な花吹雪が舞ったことを
私に話します。

「花の命は短くて
 苦しきことのみ 多かりき」

我が家に、親父の七五三の
写真があります。

信じられないことに、
写真の親父はスーツを着て、
革靴を履いています。


裕福な家に何があったのか
知ることはできませんが、

長男として家を継ぐために、
苦労を余儀なくされた、
親父の短い人生に、花吹雪を重ね、

散りゆく桜を眺めながら、
人生の儚(はかな)さと悲哀を
感じる自分が、今、ここにいます。



親父の命日は、4月8日。

この日はお釈迦様の誕生日に
あたります。


「桜吹雪」

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「セリとノビルに感謝です」

2021年03月29日 | 日記

3月の14日の日曜日に続いて、
同月20日には。スージィー一人で、

そして、27日には
いつもの棚田に再び、

二人でセリとノビルを採りに、
今春、3度も田んぼに
行くことになりました。


日毎に暖かくなり、お陰で
前回以上にセリとノビルを
収穫できましたが

収穫した半分以上は
二人で食べて仕舞うのではなく、

親しい方達に、普段は口にできない
春の味覚を堪能して頂くためですが、

採るのも一苦労ですが、
採る時間の倍以上に
時間をかける下処理や、

届け先によっては
生のままま差し上げるのではなく、
調理まで済ませて届けます。

これが喜ばれる
所以(ゆえん)の一つでも
ありますが、

食べ慣れないばかりに
折角の春の味覚を、調理できず
口にできないよりは、

「作ってあげてでも届けたい」が
届ける側スージィーの
ポリシーです。


昨日、届け先の方から
セリとノビルのお礼にと、

私たち、滅多に口にできない
有難き品が送られてきました。

届いたら、早速のお礼の電話です、

「こちから届けた物は、田んぼで
タダで採れた自然の物なのに、
御免ね、沢山お金を使わせて」


お陰さまでセリとノビルが
互いの心を更に深める
役目を果たしてくれたのです。

ひたすらセリとノビルに感謝です。


もし、来年も二人が生きていたら
早良区一番奥の奥の棚田で、

無心でセリとのビルを採る
二人の姿を見つけることでしょう。

生きてさえいれば、きっとです。


曲は、記憶によると
有難い品を届けて頂いた方が
好きだったはずの曲

「BE  MY  BABY」

唄:ザ・ロネッツ

 

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天からバンクが落ちてきた」

2021年03月26日 | 日記

昨日、仰向けに寝てると
天井から胸元へドスンと、

5年前の春に亡くなった
愛犬バンクが落ちてくる
夢を見た。

バンクは人の言葉で
スージィーと私の今の二人の
暮らしぶりを尋ね始めたが、

夢の中とは言え、
目の前にバンクがいることに興奮し、
残念なことにそこで目が覚めた。

バンクが夢に現れたことを
スージィーに話し、

「もう一度、バンクのような賢くて
可愛い犬を飼いたくなった」と
スージィーに告げると、

返ってきた言葉は、

「ペットは、みっちゃんだけで
結構です」


ほんの僅かな時間だったが、
バンクに会えて本当に嬉しかった。

もう一度、夢の中でバンクが現れたら
朝が来るまで抱きしめていたい。

画像は、
7歳の頃の若かりしバンク。



曲は1961年4月から1964年4月まで
放送されていたNHKのバラエティ番組
「夢であいましょう」のテーマ曲、

「夢であいましょう」

作詞:永六輔 作曲:中村八大
唄:井上陽水  

 

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「花が教えてくれる日」

2021年03月18日 | 日記

 

先週の土曜日、
雨でセリ摘みに行くことが出来ず
買い物に出かけると、

新しい小さな花屋さんを見つけ、
早速、お店に入ることにした。

床はウッドのフローリング、
ウッドの壁には花の絵が掛けられ、
天井にはアンティークな照明。

店内には、鉢植え・地植えの植物、
観葉植物、切り花に至るまで、

若いご夫婦さんのセンスの良さを
感じさせる品ばかり。

その花の中からお気に入りを
一つ見つけ、

初めて入ったお店で
初めて買った植物は、

「二色風鈴おだまき」

画像は、借り物。



鉢に植え直し「二色風鈴おだまき」を
そのまま、テーブルに置くことにした。

月曜日、急用ができて2日ほど
リトルに帰ることになった。

水曜日、一日遅れで家に帰ってきた
スージィーが親戚から頂いたものは、
新漬けの「高菜漬け」

大好物の「高菜漬」が
昨夜の晩酌の肴だった。

 



花を眺めながら晩酌を始めるも、
心は花に有らず、故郷に有り。

高菜漬けを頂きながら
思いを故郷に馳(は)せると、

お世話になった方達、
親戚縁者皆様、そして、友人の顔が
次から次々と浮かんでくる。

そのお顔の中には、ご先祖さんや
亡くなった方もいらっしゃり、

その方達が自分にとって、いかに
有難い方達なのかを改めて知らされる。


来年も必ず、この季節が
やって来る。

その時に、丁度一年前に
亡くなった方のことを、

この花が教えてくれるように、
大事に育てなくてはと心した。

「'Non Ti Scordar Di Me'」
忘れな草

唄:ルチアーノ・パヴァロッティ

 

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「棚田に向かって頭を下げる」

2021年03月15日 | 日記

昨日、春恒例のセリ摘みに
何時もお世話になっている棚田へ
2人は出かけました。

出かける前はセリの成長具合を
心配していたのですが、

田んぼの畔(あぜ)には、
びっしり根を張ったセリの群生。

殆ど場所を移動することもなく
同じ場所で摘み続ける有難さ。


例年より暖かいせいか、
丁度10時から摘みだして
約一時間半ほどで、

一人、レジ袋二つ分、
計4袋のセリを摘み、

摘み終えたら小川で
セリの土を落とす最初の作業が
待っています。







大変なのは家に帰ってからの、
本格的な下処理です。

セリの根に残った土や砂を
ブラシで丁寧に落とします。


毎年、ご近所のセリの大好きな方に
お裾分けをするのに、

土や砂利が残ったものを
差し上げるのが、
失礼だからです。

一時間半近く屈みっぱなしで、
時に腰を伸ばしてセリを摘むのも
一苦労ですが、

この下処理はそれ以上に
大変です。

スージィーは、
差し上げた方が喜んでくれるのが
楽しみで、

摘んだ時間の倍ほどの時間を
下処理に費やします。


摘むのも下処理も大変ですが、
足腰がちゃんと動いてくれる間は、

きっと二人は
爺様と婆様になっても、
セリ摘みを続けることでしょう。


いつものように新しい春が来て、
いつものように感謝を込めて、

棚田に頭を下げて帰る日が
何時までも続くことを願いながら、

今春にもう一度行きたいと、
スージィーは言っています。


あとがき

セリ以外にも、
立派な野蒜(のびる)が沢山、
採れました。


昨夜の晩酌は、
ウィスキーのロックとセリの白和え



曲は、セリ摘みには必ず流れる

 「Come Next Spring」
春来たりなば

唄:スコット・ウォーカー

 






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「春の気配に気付くから」

2021年03月07日 | 日記

高温・好天気に恵まれた2月4週の、
一足飛びに春が来たかと思わせる
満開のサクランボの木。



その木の下では、3年前、
リトルの義兄さんから貰った
肥後椿の盆栽がつぼみを付け始めた。
(白い丸い球がつぼみ)



2月下旬から、気候は一転し、
気温は下がり曇りと雨が連日、続き、

先週には、サクランボの花も散り始め、
花に交じって若葉が覆い始めた。




サクランボの木の下では
肥後椿の盆栽に、二輪の花を付け



庭では開花の季節を
待ちわびた椿の木が、
次から次へと花を咲かせ始め、

「どうか、咲かせた花を見てくれ」
と言わんばかりに、

惜しむことなく花を、
咲かせては落とし、落としては咲かすを
繰り返す。



椿の下では、コデマリの木が
少しずつだが、新緑に覆われ始めた。

その様子を
眺めているだけで、
何故か心が騒ぎ出すのは、

庭中に、ほんのりと
春の気配が漂うことに気付くから。


「春よ、来い」

作曲 松任谷由実

ピアノ:辻井伸行

 

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「末永く、お幸せに!」

2021年03月04日 | 日記

今日3月4日は、
愛する妻スージィーの
49回目の誕生日です。

せめてものお祝いに、
8貫入りの上寿司を1パック
買ってきました。

普段は互いに、好きなネタを
4貫ずつ仲良く分け合って
頂くのですが、

今夜はスージィーが主役です。
私は3貫だけ頂くことにしました。

49歳はまだまだ、人生道半ばです。
これらからも幸せな人生を
送れますようにの願いと共に、

この曲に私の想いを込めて
誕生日のお祝いとして
届けさせて頂くことにしました。

「ハッピーバースデー・スージィー」

改めて、49回目の誕生日、
おめでとうございます。

末永く、お幸せに!

お詫び

少しでも齢を若く見せるために
年齢詐称をしておりました。

正しい年齢、49歳に
訂正しております。

「Without You」

作・唄:ニルソン

 

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「このまま死んでも構わない」

2021年03月02日 | 日記

考えてみれば、
いや、考えなくても、

日常の関心ごとは
庭のことばかりで、

「他にすることは無いのか」
と聞かれたら、

素直に「ハイ」と答えるほど、
他に用事がない限り、毎週のように
庭仕事に没頭している。


・「これをやろう」と思い付き、
出来上がりをイメージして、
出来上がるまでの工程を考える。

・必要な材料を集めて作業にかかる。

・徐々に、イメージしたものが
らしき形を成していく途中で、
新たな問題が生じ、頭を悩ませる。

・毎度のことながら
そういった過程を何度も経て
イメージしたモノが出来上がる。

工具不足に材料調達や予算など、
苦労は多々あるが、

作業を終えてみれば、
この一連の流れが愉しくて仕方ないし、

時の経過を忘れるほど
物事に没頭できる物があることは、
ただただ幸せであり、

素人大工の手慰みを越えた
道楽の醍醐味でもある。


スージィーが用で
リトルに出掛ける前に
板を買ってきた。

スージィーが用を済まして
帰ってきたころには
板を張り終えていた。



外はまだ明るいが、少し早めに
ぽかぽか陽気の庭で

晩酌を始めることにした。


チャーリーから頂いた宝物のグラスに、
ウィスキー+氷+ソーダを加えて、

肴はスージィーが
リトルから買ってきた

「大豆工房小国のゆめ」の揚げ豆腐を
炙って生姜醤油でからめたもの。







テーブルコーナーの
ビオラの鉢が見事に収まった
” こんなもの ” と、


張り終えた4段の塀を背中に、
晩酌が進む内に、

このまま死んでしまっても
構わないと思うほど、

幸せな気分に包まれた。 




あとがき

・塀の目的は、生活感が漂う空間と
庭独特の佇まいを、幾らかでも
隔てようと考えたもの

・「大豆工房 小国のゆめ」の揚げ豆腐を
初めて頂いたが本当に美味しく
次の機会には是非、豆腐を食べていたい

・材料費:板6枚で税込み1830円


曲は
1972年にリリースされた
「庭はぽかぽか」

小坂忠と
フォージョーハーフ 
(林立夫・松任谷正隆・後藤次利・駒沢結城)

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