14日早朝午前3時台のNHKラジオ深夜便のコーナー昭和歌年鑑で32年の流行歌を紹介していた。このコーナーも最近、アンカーが若返り、それに伴って選択される歌も”ジャパニ―ズ.ポップス”など80老にはなじみの薄いものが多かったが、久しぶりに58年前の歌を聞き、昔の青春時代に帰り、懐かしかった。その中の一曲、フランク永井が歌ってヒットした「13,800円」が当時の世相を見事に反映してるので、紹介してみる。
♯ 13,800円 (作詞 井田誠一 作曲 利根一郎)
一、モッコかつげや つるはしふるえ 歌え陽気に炭坑節
黒いダイヤに惚れたのさ 樂じゃないけど13,800円
たまにゃ一杯呑めるじゃないか
ニ、カラのトラック思い切りとばしゃ ビルの谷間に灯がともる
今日もとにかく無事だった 嫁をもらおか13,800円
ぜいたくいわなけりゃ 食えるじゃないか
昭和32年、僕はすでに結婚、子供も1人いた。当時給料をいくら貰っていたか忘れたが、歌の13,800円前後だった。両親と同居していたので、多少、生活にゆとりはあったが、それをよいことに仲間とよく外で飲み歩き、借金ばかりしていた。高度成長前で、石炭が”黒いダイヤ”と言われ、炭鉱が景気の良かった時代だ。39年の東京五輪景気前で、東京都の失業対策事業の日雇い手当が一日、240円で、二コヨンと呼ばれていた時代である。
若者世代の結婚離れが進んでいるという。これは経済的理由によるものだろうか。それとも”草食系”の男性が増えてきているのであろうか。13,800円の歌の三番、四番は、こう結んでいる。
三、明日は日曜お弁当持って 坊や行こうぜ動物園
ママもお猿をみたいという 一家団欒 13,800円
笑って暮らせばなんとかなるさ
四、クイズ解こうかラジオを聞こうか 親子三人手をつなぎ
夢も結構わいてくる これが浮世だ 13,800円
泣き言いうのは、泣き言いうのは止めよう
♯ 13,800円 (作詞 井田誠一 作曲 利根一郎)
一、モッコかつげや つるはしふるえ 歌え陽気に炭坑節
黒いダイヤに惚れたのさ 樂じゃないけど13,800円
たまにゃ一杯呑めるじゃないか
ニ、カラのトラック思い切りとばしゃ ビルの谷間に灯がともる
今日もとにかく無事だった 嫁をもらおか13,800円
ぜいたくいわなけりゃ 食えるじゃないか
昭和32年、僕はすでに結婚、子供も1人いた。当時給料をいくら貰っていたか忘れたが、歌の13,800円前後だった。両親と同居していたので、多少、生活にゆとりはあったが、それをよいことに仲間とよく外で飲み歩き、借金ばかりしていた。高度成長前で、石炭が”黒いダイヤ”と言われ、炭鉱が景気の良かった時代だ。39年の東京五輪景気前で、東京都の失業対策事業の日雇い手当が一日、240円で、二コヨンと呼ばれていた時代である。
若者世代の結婚離れが進んでいるという。これは経済的理由によるものだろうか。それとも”草食系”の男性が増えてきているのであろうか。13,800円の歌の三番、四番は、こう結んでいる。
三、明日は日曜お弁当持って 坊や行こうぜ動物園
ママもお猿をみたいという 一家団欒 13,800円
笑って暮らせばなんとかなるさ
四、クイズ解こうかラジオを聞こうか 親子三人手をつなぎ
夢も結構わいてくる これが浮世だ 13,800円
泣き言いうのは、泣き言いうのは止めよう
昔の歌謡曲は、わりと世相を反映したような曲が多いですが、今の歌謡曲はどうなんでしょう?
今の若者は、草食系とかいいますが、無気力なだけのような気がします。
先進国の病とでもいうのでしょうか?
満たされ過ぎも、満たされなさ過ぎも、日とを無気力にするような気がします。
忘れてしまっていましたが、まだテレビではなくてラジオです。そういえば、新聞、週刊誌でもクイズが人気でした。13800円の給料でしたが、いろいろと引かれ(多分年金も)薄い給料袋(まだ銀行経由ではなかった)を家に持ち帰りましたが、その途中でも飲み屋で消えていました。ほろ苦い想い出ばかりです。