安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ボビー・ハケット STRIKE UP THE BAND

2017-10-04 20:00:37 | トランペット・トロンボーン

テナー・サックスのズート・シムズのファンクラブが日本で誕生して、レコードコンサートなどが開催されています。現在、クラブの会報誌を編集中ということで、どんなものができるか楽しみです。表紙は、「ジャズ喫茶 マシュマロ」オーナーの上不三雄さんの秘蔵写真が使われるようです。ズート・シムズが参加したレコードが手元にあったので聴いてみました。

BOBBY HACKETT (ボビー・ハケット)
STRIKE UP THE BAND (Flying Dutchman 1974年録音)

   

ボビー・ハケット(1915~1976年)は、トランペット、ギター奏者で、グレン・ミラーやベニー・グッドマン楽団で1930~40年代半ばに演奏し、50年代はジャッキー・グリースン楽団の録音でソロをとっています。自分自身のリーダー作も多く、このアルバムでは、ズート・シムズなど豪華なメンバーを迎えて録音を行っています。レコードで聴いていますが、CDが出ていました。

メンバーは、ボビー・ハケット(tp)、ズート・シムズ(ts,ss)、バッキー・ピザレリ(g)、ハンク・ジョーンズ(p)、リチャード・デイヴィス(b)、メル・ルイス(ds)。編曲は、グレン・オッサーが行っています。ズート・シムズのプレイを聴きたくて、購入した方もいるのではないでしょうか。ピザレリのリズム・ギターも効いています。

曲は、スタンダードが「Strike Up The Band」、「Embraceable You」、「These Foolish Things」、「What is This Things Called Love」、ボブ・シール(レーベルのオーナー)とグレン・オッサーの共作で「Blue Moment」、「Full Circle」、「Zoot's Toot」、「Ken's Song」、「Teresa Be」、「Bobby's Tune」の6曲で、あわせて10曲。シールとオッサーの曲も意外にセッションに馴染んで、悪くありません。

スイングして寛いだ演奏が聴ける極上のアルバム。ズート・シムズ(ts,ss)が絶好調で、ハケット(tp)も上品なフレーズを繰り出しています。編曲も気がきいていて、「Strike Up The Band」では、はじめディキシー風にテーマが奏でられ、そこからズートのこれでもかのスイングしたソロが続き、ハンク(p)を挟んで、快活なハケットのソロと楽しい。「Blue Moment」はスローなブルースで、ピザレリ(g)のソロも聴けます。スローテンポの「Embraceable You」やズートがソプラノサックスを吹く「These Foolish Things」では、ズートやハケットがゆとりをもってよく歌っています。

【ズート・シムズ・ファンクラブ・ブログより】

   

編集中ですが、表紙に使われる予定の写真ということです。

「ボビー・ハケットの名伴奏が聴けるリー・ワイリー「Night in Manhattan」】

   

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