KizuNa+α vol.3
「Human 立ち止まる前にあの曲がり角までいこう」
6月13日~15日(草月ホール)
観に行ってきました。
もう一週間経ってしまいますが・・
以前ダンスをやった頃の仲間 と一緒に
15日(日)の千秋楽の公演を観てきました。
音楽と歌とダンスとお芝居と・・たくさんのメッセージと想いがこめられた
素晴らしい舞台でした。
KizuNa+αは3作目。前回も前々回も観て
毎回、たくさんの感動をもらってました。
そして今回も。
観に来られてよかった。
今回は、私が以前習っていたダンスの先生を題材にしたお話・・・。
先生の妹さんと、繋がったたくさんの人たちが作り上げた舞台でした。
先生が作った歌、
振付したダンス、
音楽が聴こえてきた瞬間、
あ、これ・・・・!って当時の映像が浮かんだ。
いろいろ思い出される曲・・
懐かしく思い出してた。
踊ってる人は、もう知ってる人はいないけど
ダンスはちゃんと受け継がれていて、作品はちゃんと残っていくんだな・・って
何だか嬉しかった。
先生の歌がお芝居の中で流れて、
役者さんが歌って、いろんなアレンジで
何度も流れて・・
当時のイメージとちょっと違うけど
こんな形で、先生の歌が
たくさんの人の心に届いたのかなと思ったら
嬉しかった。
ストーリーはお芝居なんだけど
何だかホントにそうなんじゃないかと思ってしまう場面もあって
不思議な気持ちになりました。
今回の公演で、先生が書き残していた言葉が
1冊の詩集「立ち止まる前にあの曲がり角までいこう」というタイトルの本になっていました。
妹さんの撮った写真も素敵なのです。
公演のタイトルの「Human」
先生の作った曲の「Human」の歌詞の中にも出てくる
「立ち止まる前にあの曲がり角までいこう」という言葉は
私もときどき、辛い時に思い出す言葉です。
いつも、マラソンでしんどくなってきたとき・・
この言葉を思い出すと、また走れる。
あの曲がり角まで・・
もうちょっとがんばってみよう。
この繰り返しで、いつもなんとかゴールしてる。
誰でも、壁にぶつかったり、乗り越えても
また凹んだり、弱気になったり・・そんな時がある。
”苦しい時は未来から今を見よう”
この言葉も好き。
辛い時は、先の自分なんて考えられないんだけど・・
こんな風に思えたら・・きっと救われる。
今は苦しいけど、そんな”今”を穏やかに思いだせる日が来る・・・って信じられたらいいね。
あの頃、ダンスを始めたばかりの私は
毎日が楽しくて、
朝が来るのが待ち遠しくて眠れない日もあったくらいでした。
先生のダンススクールに通っていたのは、多分3年くらい・・
短い時間だったけど、ホントに濃い時間でした。
ダンスは、ホントに初心者組だったけど
自分なりにたくさんチャレンジしたり、
今までやったことないトレーニングで自分の限界を超える?練習も参加して
キツイときもあったけど、楽しい思い出もいっぱい。。
今思えば貴重な時間でした。
ダンス以外にも、音楽や絵もチャレンジさせてもらったり・・
本当にいろんなことが詰まった濃い3年間でした。
そのあと、私は地元に帰り、先生とは離れてしまったけれど・・
先生の言葉は、いろんな場面で時々思い出されて、いつも励まされてました。
あの頃・・
いつかお互いに40才くらいになったら、
今自分がやってることや、やろうとしてることについてとか、
自分が歩いて来た道について、語り合えたらいいな・・・なんて夢みていました。
40代になった今、
先生は34才で旅立ってしまい
その夢は叶わなくなってしまったけれど・・
いつか会える日が来たら
私がみて来た世界を伝えたいな・・
先生が作った作品、想いは、
受け継がれて、広がって
たくさんの人の心に届いていますよ・・って。
「生きている意味」について
考えさせられる場面があったけど
私は・・
それは
”想いを伝えるため”かなと思う。
自分の想いを誰かに。
誰かの想いを 誰かに伝えるために。
そうやって人は繋がって
心の絆で結ばれていく・・。
たくさんの出会いで成長してく。
先生に出会えたことで、たくさんの大切な仲間にも出会えて
繋がりは、今でも続いています。
あの頃・・何をやっても自信がなかった私が
先生の言葉に励まされて、背中を押してもらって
少しずつ自信を持てるようになって
いろんなことにチャレンジできるようになって
今に繋がっているんです。
そんな話もいつかできるといいな。
先生がいなくなってしまって7年になりますが
この舞台を観られてよかったです。
私もここからまた人生のターニングポイント。
一歩踏み出す前に、また出会えてよかった。
大丈夫だよって背中を押してもらった気がします。
ケージ先生、みなさん、ありがとう~
みなさんの絆がこれからも続いていきますように。