日本の企業の中には、従来は日本のお客様だけを対象にしてきたという企業が少なくないと思います。
ところが昨今の情勢から海外市場も視野に入れた活動を迫られているのだが、さてどのような道筋をたどって海外市場を開拓すれば良いのかを悩んでいるケースがあるはずです。
海外市場を目指すなら、まずは自社のあらゆる情報をとりあえず英文にするという最初のステップが必要になりますが、英文化には翻訳が必要になりそれには費用がかかるのが一番のハードルになっています。
しかし海外市場を本気で開拓しようとするなら、自分たちの商品情報や会社情報などを出来る限り英文化して、将来の顧客に対して圧倒的な分量の情報を提供するという姿勢をつくることが大切だと思います。
そのためには、ある意味での割り切りをする必要があります。
たぶん海外の顧客はこの資料が必要だろうという判断で、自分たちの情報の中から選んで翻訳をするのが普通なのですが(翻訳には費用がかかるので限定する)、これは情報の発信者の都合であって、必ずしも情報の受け手(将来の顧客)にとって興味のある情報とは限らない場合がありますので、なるべく大量の情報を提供するという姿勢に変える必要があります。
これは通常の考え方を根本的に変えるようなものですので、会社内で賛同を受けることが難しいかも知れませんが、それでもやる価値は充分あると思います。
この問題を解決する為には機械翻訳を有効に活用する形になるのですが、機械翻訳は残念ながら完璧な翻訳というものは期待できませんので、翻訳の質にはある程度目をつぶる覚悟が必要です。
もちろん世の中には無料のグーグル翻訳のようなものがあり使っている人も多いのですが、自社の情報流出というリスクを避けるためには有料の機械翻訳を活用する方が良いと思っています。
当然のことですが、海外市場を開拓しようとするなら情報の翻訳だけでは足りませんので、英文ホームページの作成から海外市場での販売におけるトラブル回避や商品照会などへの対応などの体制も整える必要があります。
このような対策はステップ バイ ステップで進めれば良いのですが、どのようなことを用意しなければならないのかを知らなければ、海図のない航海になってしまいますので、適切なアドバイザーを身近に置いていた方が良いと思います。
アラヤは機械翻訳の挿入からホームページ制作、商品照会の対応、海外のレギュレーション調査などまで一貫したお手伝いをさせていただいています。