日本でも「面子を立てる」とか「面子を失った」と言うことがありますので、それなりに面子という言葉は知られていますが、一般人の生活の中では「面子」という言葉を意識することは少ないと思います。
自分の面子にかかわるので絶対に譲れないとか、面子を失ってしまったことが許せないというような激しい感情を表す場面も現代の日本ではあまりありません。
ところが、中国の人たちは「面子」を非常に重んじているので、うっかり相手の面子を考えない行動や発言をすると大きな問題になります。
それが仮に善意であっても面子を失わせると大変です。
百年前までの日本人も面子を重んじていたはずですから、私たちには「面子とは何か」が分かるDNAを持っているはずですが、中国の人がなぜ怒っているのかが理解できずに立ち往生している日本人を時々見かけます。
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