ひょうきちの疑問

新聞・テレビ報道はおかしい。
2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

報道されない中南米新組織「中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)」 米・カナダ排除

2011-12-04 10:37:45 | マスコミ操作

朝日新聞 より
http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY201112030131.html


2011.12.3
中南米・カリブ海33カ国首脳が新組織 米・カナダ排除

 中南米・カリブ海地域33カ国の首脳による新たな組織
「中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)」
が2日発足した。
米国主導の米州機構(OAS)に対抗した組織で、
米国とカナダを排除し、
この地域の諸国の自決権を促し、経済、政治、社会の結束を図る。

 地元メディアやAFP通信などによると、共同体発足のための会議がベネズエラの首都カラカスで2日開幕した。
反米左派の同国のチャベス大統領は演説で
「(植民地化され)500年以上、搾取され耐えてきた。
我々で団結し、貧困や格差を無くし、平和と民主主義を守るために協力しあおう」
などと語った。
また、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は
「うまくいけば(ラテンアメリカ諸国の)独立後200年で、最も大切で歴史的な出来事だ」
と語った。

 近年、反米左派政権が次々と誕生した同地域は、原油や天然ガスなどの豊富な資源で経済成長し自信をつけ、米国の干渉を脱する新たな枠組みを考えていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【私のコメント】

同じ日にアメリカのクリントン国務長官はミャンマーに出向き、釈放されたばかりのアウンサン・スー・チー女史と会談し、協力体制を表明した。

この二つの出来事のうち、日本でもっぱら報道されたのは、クリントンとスーチー女史との会談である。

しかし「中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)」の発足のほうが重要である。
アメリカは南北アメリカ大陸で孤立している。
このことを日本のマスコミはほとんど報道しない。
新聞の隅っこに載っているだけだ。

アメリカの主導するAPECとは別の動きが南北アメリカ大陸には存在する。
中南米諸国のほとんどはアメリカの動きとは距離を置いている。

しかし日本ではアメリカ主導のAPECとTPPの動きだけが報じられる。
このようにアメリカ寄りの報道が日本では今も続いている。


金融危機の問題もそれと同じで、アメリカに好意的な報道ばかりが目立つ。
ドイツのメルケル首相は『マダムNO』などと日経新聞は揶揄している。
ドイツはアメリカのツケを払わされようとしている。ドイツはそれに抵抗しているだけだ。
今回のユーロ危機の原因はアメリカにある。
悪いのはアメリカであってドイツではない。
そのことが報じられていない。

日本の報道では、リーマンショックとユーロ危機の関係が切り離されようとしているが、それは副島隆彦氏の言うようにたんなる目くらましである。


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
世界の本当が見えてくる (松本 新治)
2011-12-05 15:26:19
アメリカ本国でも資本主義は一部の人間たちに誤った運用で国民からそして外国からも搾取してきた。本当の民主主義を求める動きが強くなってきた。日本人はもっと世界に目をむけるべき。あなたの情報は
Gmail<hectorandes69@gmail.com>
返信する

コメントを投稿